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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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『仮面ライダーダブル FOREVER/A to Z 運命のガイアメモリ<ディレクターズカット版>』

昨年夏に公開された『仮面ライダーダブル FOREVER/A to Z 運命のガイアメモリ』は、TVの枠からはみ出さず、映画としての独自性をも持つ、<平成仮面ライダー>の映画としては出色の出来だと思っていましたが、この<ディレクターズカット版>の完成度の高さは何なんでしょう?

e0033570_21254225.jpg約20分もの未公開シーンを追加で編集というのは卑怯でしかないのですが、それによってフィリップとマリアの疑似母子と、マリアと大道克己の”本当の”母子との対比がより強調され、ドラマ性がグンとアップ。アクション・シーンも単なる水増しに終わらずディティールアップが図られています。
ちょっとした仕草や動作と動作の”間”が足されることで、キャラクターの幅は膨らんで行くものなんですねえ。

それにしてもマリア役の杉本彩はエロいです。
母性を強調しているキャラクターのはずなのに、何故かスカートの丈が短く、身体にフィットした衣装が殆ど。これじゃあフィリップ君を誘惑しているようにしか見えません。
まあ違う意味では”誘惑”しているのですが、どことなく”禁忌”の匂いが・・・。

NEVERの一員エリカ(ヒート・ドーパント)を演じた八代みなせも、露出度が高くアクティブなキャラクターで、これまたお色気要員ですね。
しかも彼女の場合、結構動けるのが強み。
ザッと見た感じ、大半のスタントを本人がこなしているように見えましたが、アクション映画でも活躍して欲しいものです。

お色気といえば、出番は少ないですが園崎冴子こと生井亜実。この人は表情とか佇まいが色っぽいですね。
TVシリーズの方では、日曜の朝からかなりヤバいシーンを熱演していましたが、映画ではちょっと抑え気味なのが残念。それに、番組終了後に目立った活躍がないのも勿体ない話です。

ま、それもこれも、正ヒロインの所長がお色気とは無縁なタイプだからでしょうねえ。
追加されたカットなどでも山本ひかるの芸達者ぶりは窺えますが、うーん、”女の子”キャラとしてはどうなんでしょうか。

斯様に充分満足な<ディレクターズカット版>なのですが、エンドロールの後に追加された場面、あれは蛇足かなあと。
「衝撃のラストシーンが待ち受ける!」などと宣伝されていましたが、あれは何?誰?
シュラウド?それともマリア? 何かに繋がるシーンなんでしょうか。
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by odin2099 | 2011-09-19 21:29 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
東映デジタルセンター・ツークン研究所が作ったデモムービーが公開されています。

なかなか格好良いではないですか?!

スタッフは監督とアクション監督が坂本浩一。
コンセプトデザインが木村俊幸、キャラクターデザイン韮沢靖、コスチュームデザイン竹田団吾、バイクデザイン竹内敦志。

出演は久々のハリケンブルー役で『ゴーカイジャー』にゲスト出演していた長澤奈央と、JAE期待のアクション・アイドル(?)佃井皆美、そして紗綾という強力なメンバー。

これはきちんと見たいなあ。
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by odin2099 | 2011-08-21 19:05 | 映画雑記 | Trackback | Comments(0)
仮面ライダーダブルが登場する作品としては、これが早くも3本目。一方、単独の出演作としては初めて、という劇場用新作映画。

e0033570_831580.jpg時系列上では、TVシリーズ『仮面ライダーW』の44話と45話の間、とされているエピソードで、こういった形でTVと映画がリンクするのはおそらく<平成仮面ライダー>では初めてのこと。映画を観ていなくてもTVの展開がわからなくなることはないが(多分)、映画を観ていればTVがより一層楽しめる、という趣向だ。
過去の作品では『仮面ライダー電王/俺、誕生!』『超仮面ライダー電王&ディケイド』がこれにちょっと近い形だが、ここまでTVの流れの中に劇場版がキッチリ収まるワケではない。

さて、冬の『MOVIE大戦2010』では「ビギンズ・ナイト」編で翔太郎がメイン・フューチャーされていたけれど、今回は”相棒”のフィリップに焦点を当て、彼の成長を描くストーリーになっている。
謎の女にまだ見ぬ母の姿を重ねたり、感情を露わにしたりと、日頃の”魔少年”のイメージからはかけ離れたシーンが続出。演じる菅田将暉も芝居が上手くなったなぁと感じさせられたが、まだ高校生なんだよね、彼。末恐ろしい・・・?

お話の方も、TVシリーズ以上のカタストロフィ、という迫力とスケールはあるものの、あくまで「風都」という街レベルでの事件なのがかえって「らしい」。
仮面ライダーで、「世界の危機」「地球壊滅」とかやられるとちょいと風呂敷広げすぎじゃないの?と思ってしまうけど、この方が身近で大変なことが起こってる、直接自分の身に危険が及ぶかも、というリアルさが感じられるのでマル。
それでも超然としている園崎ファミリーというのは、ある意味頼もしく、ある意味不気味ではあるのだけれども。

フィリップに持って行かれっぱなしじゃない翔太郎の活躍、半端に”友情”という言葉では片付けられない照井竜との”絆”などなど、桐山漣も芝居どころが一杯。
元々安定感はあったけれど、一年間”主役”を張ったという実績が、更に役者としての”格”を上げさせたみたい。

e0033570_831518.jpgクライマックス、ピンチの仮面ライダーダブルに声援を送る「風都」の人々。
皆の声が力を与え、巨大な相手に勝利する。ヒーロー物ならではの燃える展開だが、この「風都」の人々というのがレギュラー・キャラクターだけでなく、TVシリーズのゲスト・キャラたちの友情出演というのも更に泣かせるね。それも一人や二人ではなく、十数人というのが凄い凄い。一体感を感じます。

クライマックスといえば、新ヒーロー、仮面ライダーオーズも特別参戦。
『仮面ライダーディケイド/オールライダー対大ショッカー』でも、TVに先駆けてのダブル初お披露目があったけれど、今度は変身後だけじゃなく変身前も登場し、劇場のスクリーンで初変身を披露してくれる。
ま、これは正直微妙だね。
『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー』でも、天装戦隊ゴセイジャーのお披露目があったけれど、きちんとストーリーの中に組み込まれ、尚且つ世界観を共有するのではない、単なるお遊びやサービスならば止めて欲しいと思う。一応次のお正月映画では、オーズとダブルが共演するらしいけど。

で、今回の映画、<平成ライダー>の中では完成度はかなり高いと思う。
TV観てないと(観ていても?)わからない作品や、どう考えてもTVとは矛盾する作品、完全に独立した外伝というかアナザーストーリー等々色々あったけれど、TVの映画化であり、TVからはみ出してもいないという点ではこれまでの中では一番と言っても良いかも知れない。
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by odin2099 | 2010-09-19 08:32 |  映画感想<カ行> | Trackback(12) | Comments(2)
DVDを買ったので、TVシリーズの総集編、OV版と続けて一気に再見。
公開時の感想はこちら

今回も初期プロットが紹介されていたけれど、それによると前作『大決戦!超ウルトラ8兄弟』の続編という位置付けで、ウルトラの星にはティガもダイナもガイアもいるということになっている。こうしておけば、以後のシリーズにティガやガイアたちを楽にゲスト出演させられるようになっていたのにね。今回、ダイナだけが出てくるのに非常に違和感があるもので。

e0033570_2391563.jpgTVシリーズの『ウルトラマンダイナ』のラストでは、ダイナことアスカ・シンは死んでしまったとも解釈出来るので、その続きだと思うと今回の作品でアスカが「救われた~」とは思いましたが、かえってM78星雲のウルトラ戦士たちとの関係が曖昧になってしまった気もします。ウルトラ兄弟たちと面識はあるのか、とか、以前にウルトラの星に行ったことがあるのか、とか、なんでZAPクルーの存在を知っていて助けたのか、とか、まぁ色々・・・。

でもそのあたりは瑣末なことで、やっぱり映画は面白い。特に第二期ウルトラシリーズ世代は感泣モノだろう。
当時『小学一年生』とか『小学二年生』などの小学館の学習雑誌や、『小学館BOOK』などを夢中になって読み漁っていた人ならば、カラー口絵や特集記事で語られるのみだった設定が、遂にビジュアル化したことに感無量なのでは。
その後の『コロコロコミック』世代だと、またちょっと受け止め方は違うかも知れないけど(その谷間が『てれびくん』世代ってことになるかな)。

新ヒーロー、ウルトラマンゼロのお披露目、ウルトラマンベリアルの復活を示唆したラストシーン等々、引きもタップリなので続編希望。今のところ表立って情報は流れて来ないけれど、来年はウルトラシリーズ誕生45周年の節目の年。
この映画は思いの外興行成績が伸びなかったようだし、その後円谷プロの経営陣や資本関係が異動したりとバタバタは続いているようだけど、何とか乗り越えて欲しいもんである。

ところでDVD収録のオーディオ・コメンタリーは、プロデューサーや監督やらメインスタッフの座談会になってますが、これが何と初号試写より先に収録されているようで。
おかげで生々しい(?)撮影秘話なんかも語られているけれど、もうちょっと落ち着いて客観的に見られるようになってから、ってワケにはいかなかったのかなぁ。DVD発売の5か月も前じゃ、聴いてる方との温度差があるような。

また、一部のボイス・キャストは何度聴いても不満。
複数の日本語吹替版を搭載した洋画のDVDも珍しくなくなってきた昨今、DVDの特性を活かしたキャストを変更したヴァージョンも入れて欲しかった。
ウルトラマンキングを清川元夢に、ウルトラの母を池田昌子に、そしてついでにウルトラの父を石田太郎に・・・。
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by odin2099 | 2010-05-29 23:10 |  映画感想<ア行> | Trackback(2) | Comments(2)
TVシリーズ『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』、続編の『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に続く劇場用作品で、シリーズの主役たるZAP SPACYのメンバーはそのまま出てくるものの、地球は一切登場しないという、従来のウルトラシリーズの歴史上でも異色の作品。
また人間体で登場するウルトラ戦士もハヤタにモロボシ・ダン、ヒビノ・ミライ、それにアスカ・シンだけなので、殆ど全編が仮面劇となっている。

e0033570_23321097.jpgまたこれまでは映像化不可能、ファンの妄想の中にのみ存在していた怪獣軍団とウルトラ戦士団のバトルがM78星雲ウルトラの星を舞台に描かれるなど、かつてない物量作戦が繰り広げられ、オールウルトラマンとはいかないものの、かなりの数のウルトラ戦士が顔を揃えているのも、かつての第二期ウルトラシリーズ世代を直撃。
新体制となった円谷プロの意欲が感じられる作品となっている。

悪のウルトラマンベリアルはかなり強いのだが、新ヒーローのウルトラマンゼロの強さは半端じゃないことや、ウルトラマンキングが光の国に健在だったら今回の事件は或いは起きなかったかもと思えるなど、些か気になる点がないでもないが、かつて少年だったファンの夢が実現したという一事で、この作品を肯定したい。

ただ円谷プロの意気込みが空回りしている部分も多々見られ、例えばボイス・キャスト。
オリジナルの役者やシリーズ縁の役者を起用している反面、話題先行の起用もかなり目立ち、その中には残念ながら作品のクオリティをかなり貶めているとしか思えないレベルのものも含まれている。
音楽もハリウッド仕込みの壮大なスケールを感じさせる出来栄えだが、その中にも従来の作品でお馴染みのフレーズをもう少し混ぜてくれていれば、シリーズの集大成としてより相応しいものになっていたのではないだろうか。

<追記>

青い玉となったベムラーを、赤い玉になって追跡するメビウスは、『ウルトラマン』第1話へのオマージュ。
ザラガスと戦うゴモラは、マニアなら思わずニヤリ、のマッチメイク。
何故ならザラガスは、ゴモラの着ぐるみを改造して作ったものだったからだ。

ウインダム、ミクラス、アギラのカプセル怪獣が揃って登場し、しかも相手怪獣を粉砕してしまうのは痛快。

回想シーンに登場する角が小さく髭がなく、ベルトのバックルもないウルトラの父や、胸や腕にボタンのないゾフィーは、うっかりすると見逃してしまう注目ポイント。

そして遂にウルトラの父と母の本名が明らかに・・・!
しかしこれはちょっとね。

アクション、アクション、またアクションなので結構疲れる・・・。
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by odin2099 | 2009-12-12 23:32 |  映画感想<ア行> | Trackback(17) | Comments(4)

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