【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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「ゴジラ」の第3弾です。
この作品の存在を知ったのはラウレンティス版「キングコング」がやって来たころだったのですが、まだシリーズの製作順とかを知らなかったので、ゴジラは色んな怪獣と戦った上で言わば頂上決戦としてキングコングと対決したに違いないと思っていたものですが、意外にもアンギラスに続く2戦目の対戦相手でした。
その後でゴジラはモスラやラドンやキングギドラと激闘、一方のキングコングは他の対戦相手がいない(ゴロザウルスやメカニコングは除く)と知った時は驚きました。
「日米怪獣王者の激突」…というほどじゃないじゃん。
もっとも当時のキングコングの知名度とか興行価値は今とは比べ物にならないくらい凄かったんでしょうけれども。

さて、前作「ゴジラの逆襲」のラストで神子島で氷漬けにされたゴジラは北極海の氷山から復活します。
神子島って多分北方領土あたりか、さもなきゃもろにロシア領にありそうですが、辻褄があってるんだかあってないんだか。
そして「巨大なる魔神」キングコングはソロモン諸島のファロ島から日本に連れてこられます。
北から南から二大怪獣の激突!

しかし人間側のドラマが濃すぎて(そしてコメディ色が強すぎて)、映画としては面白くても怪獣映画としてはイマイチ、というのは過去にも書きましたね。昔からファンの間で評価が高いようなので、そんなことを言うのは申し訳ないんですが。
とにかく高島忠夫、藤木悠、有島一郎のトリオは濃すぎます。準主役の佐原健二も霞んじゃうくらい。

e0033570_00101724.jpgそしてヒロインの浜美枝も、川に浸かってびしょ濡れになったり、コングに浚われたりでかなりボロボロにされているので強く印象に残ります。あのスクリーミングヒロインっぷりはお見事。
もっとも個人的には友人役の若林映子の方が好み。
どちらかというと妖艶なイメージのある女優さんですが、この作品では可愛らしい女の子を好演してます。
どうせならただの友人じゃなく、高島忠夫の恋人役かなんかにして、もっと出番を上げても良かったんじゃないかなあ、なんて思ってしまうほどです。

ともあれ作品は大ヒット。
「ゴジラ」はドル箱シリーズとなるのでした。

【ひとりごと】
「巨大なる魔神」を「きょだいなるましん」と呼ぶのは「どーもピンとこねえなあ」。
「ましん」じゃなくて「まじん」でしょ、普通。
麻疹じゃないんだから…。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/8958172/


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by odin2099 | 2017-01-15 00:11 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「ゴジラ」の続編です。
前作のキーパーソン、山根恭平博士が再登場して両作品の橋渡しをしますが、ゴジラに対する打つ手なし、オキシジェンデストロイヤーはもうないよ、というだけの役回り。それ以外に連続性をうかがわせるものは特別ありません。
前作と違い、今回のゴジラは割と早めに顔を出します。

前作の「東京篇」に対して本作は「大阪篇」とされますが、クライマックスが神子島というところへ移るのであんまり大阪が舞台という感じはしませんね。
ゴジラとアンギラス(勝手にアンキロサウルスを略すなよ)の戦いのとばっちりで大阪城が破壊されちゃいますが、ミニチュアが意外にしょぼいです。
これならTV番組とはいえカラーだし、ウルトラマンとゴモラの舞台の方がしっかりと作ってるなあという気がしないでもありません。

e0033570_08045918.jpg専門家やジャーナリストがお話の中心にいた前作と違い、今回は素人というか民間人が中心で差別化を図っていますが、肝心のお話は今一歩。粗製乱造とは言いませんが、もう一つか二つ工夫が欲しかったかなあ。

小林が残した写真に写っていたのは誰だったんでしょう?
劇中に出て来ている人ならもグッと来るところですが、伏線も何もなく急に知らない人を出されましても、ねぇ?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/2890831/
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by odin2099 | 2017-01-14 08:05 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19454622.jpg「君の名は。」もそうですが、夏公開の映画をまだ劇場で観ることが出来るというのは凄いことです。
Blu-rayが出たら定期的に見直してしまいそうですが、劇場ではこれがおそらく最後の機会、都合で4回目の観賞となりました。

しかしこの映画の情報量の多さは、5回や10回見ただけでは消化しきれないんじゃないかなという気がします。
今回も新たな発見がありました。
一作目を否定しているようで、実は完全に寄り添っているこの最新作。
続編を期待する声も大きいようですが、次回作をひとまず初めてのアニメーション作品としたのはある種の先見の明だったのかも?

今回で相当ハードル上げてますので、そんじょそこらの生半可な姿勢では失笑を買うどころか炎上しかねません。
アニメでクッションを入れ、場合によっては更にレジェンダリー版の続編を挟み、改めて国産ゴジラを仕切り直しする、それが一番の得策かもしれないですね。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/24561344/
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by odin2099 | 2017-01-12 19:47 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
久しぶりにスクリーンで観直した時は「おお、面白いな」と思ったのですが、やっぱりホームシアターでは限界があるみたいですね。
というより自分がこの1作目をそんなに好きじゃないというのが原因なのかしらん。
またまた「古くて怠い映画」という印象になりました。
なまじこの1作目をトレースしてアップトゥデートされた「シン・ゴジラ」が面白かった、ということもあるんでしょうね。同じようなシーンなら現代版の方が好み、ってことみたいです。

e0033570_21210416.jpg主役のゴジラは映画が始まってもなかなか姿を見せません。姿は見せないものの存在感は発揮し、次々と怪異が起って「なんだなんだ?」と焦らし、待ってましたとばかりにようやく出てくるのは、ミステリー、サスペンス、ホラーといったジャンルのお約束。
しかしここまでの展開、結構エグイです。
立て続けに3隻の船が犠牲になり、その唯一の生存者も結局は上陸したゴジラによって絶命、と容赦ないです。
だからこそ恐怖感が余計に煽られるんでしょうけれども。

クライマックスは超兵器オキシジェンデストロイヤーによって解決しますが、途中で伏線を張るものの、些か唐突に映るのは自分が捻くれてるからでしょうかね。急に都合よく便利グッズが出て来たなあと思ってしまうのです。
そもそも芹沢博士は何のためにオキシジェンデストロイヤーなんぞ作ったんでしょうか?
なんか酸素をあらゆる角度から研究していてその副産物かなんかってことですけど、その前に山根博士と芹沢博士って師弟と言う割に専門分野違い過ぎませんかねえ。

e0033570_22243933.jpg後の「ゴジラVSデストロイア」で再登場した山根恵美子は、結局尾形とは結ばれなかったということですが、この1作目を見ていてもフラグが幾つも立ってる感じがします。何か良いムードになろうとすると妨害が入るし、尾形と山根博士の関係も何かギクシャクしてそうだし、いくら芹沢博士に「幸福に暮らせよ」と言われても「はい、わかりました」とはいかないですよねぇ。

ラストシーン、愛弟子の芹沢の死よりもゴジラの死を悼む山根博士の姿が印象的。
そして中盤以降は台詞がなくなるけれども、画面上ではしっかりと存在感を示す村上冬樹演じる田辺博士も。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22092094/


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by odin2099 | 2017-01-08 21:21 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_21372318.jpg初作「ゴジラ」から最新作「シン・ゴジラ」まで、シリーズ作品に関わった作曲家を紹介し、作品の音楽を一作ずつ語るという、これまでありそうでなかった「ゴジラ」本。

もちろん音楽解説だけでなく、ストーリー紹介にとどまらず各作品評も読むことが出来る。
従来の「ゴジラ」研究本とは一味違った着眼点、切り口が楽しめるという点でも、ファンなら一読の価値あり、だろう。

紙幅の都合上だろうが、例えば伊福部昭が手掛けた「ゴジラ」以外の作品など、シリーズを語る上では切り離せない関係にある諸作品には殆ど触れられていないのが残念で、いずれ「東宝特撮映画音楽ヒストリア」のような増補改訂版の刊行を望みたいところだが、取り上げる作品数が増えてしまうと全体像がぼやけてしまうという弊害をもたらす可能性もあるのかも知れない。


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by odin2099 | 2016-09-27 21:38 | | Trackback | Comments(0)
首都圏で活躍する10のオーケストラが川崎に集結!
…の「フェスタサマーミューザ」、今年で12年目になるそうな。
東日本大震災でホールが損傷した時は他の場所で代替開催したこともあったはず。
自分は2005年に2日間、計4公演を鑑賞して以来ですけど、そうか、この時が第1回だったか。

e0033570_23525695.jpg昨日7/30にはNHK交響楽団が登場。ミューザ川崎シンフォニーホールへ来るのも3年ぶりかな、ちょっと久しぶり。
まずは開演(16:00)に先立ち、ホルン四重奏と弦楽四重奏によるプレコンサートが併せて30分(15:00~15:30)。
贅沢ですね。

コンサートは「ヒーロー&ヒロイン大集合」と題し、テレビや映画のタイトル曲を集めた構成。
指揮は広上淳一、ピアノは小林愛実、ヴァイオリン服部百音(作曲家・服部隆之のご息女)、そしてナビゲーターは平井理央。

オープニングはジョン・ウィリアムズの「スーパーマン――スーパーマン・マーチ」。
足下からビンビン響いてくる大迫力サウンド。相変わらず素人にもわかりやすい音の良さ。だからこのホール、好きなんですよね。
ちょっと遠いし、会場内(客席間など)も移動しやすくは決してないのが玉に瑕ですが。

それに続くのは伊福部昭の「SF交響ファンタジー第1番から」。
「シン・ゴジラ」見たばかりでタイムリーだなあと思っていたのですが、抜粋版だったのが残念。
「ゴジラのテーマ」の後にいきなり「怪獣総進撃マーチ」と「宇宙大戦争マーチ」のメドレーで終わっちゃいました。

次は「サンダーバード」で、バリー・グレイ作曲の「オープニング」「トレーシー島」「サンダーバード・マーチ」のメドレー。アニバーサリーだからか、去年から「サンダーバード」の音楽をコンサートで耳にする機会が増えました。
この二作品に関しては広上さんのトークが暴走。ゴジラの恐怖について語ったかと思えば、買えなかったサンダーバード秘密基地のプラモについて滔々と。
そしてナビゲーターとの会話が噛み合わない噛み合わない。まあ世代も興味の対象も違うから仕方ないっちゃあ仕方ないですけどね。

e0033570_23524842.jpg次はガラっと変わって大河ドラマ「真田丸」のテーマ音楽。
ここでソロ・ヴァオリニストとして服部百音が登場し、お父さんの曲を娘が演奏するという趣向に。
広上さんは六文銭をあしらったジャケットを羽織り、百音ちゃんのドレスにも六文銭の意匠が。
また広上さんのトークが止まらなくなり、強引に?進行に徹する理央ちゃん。
で、前半のラストはワックスマンの「カルメン幻想曲」で、百音ちゃんのドレスに今度はおっきなバラが。
色々と拘りますねえ。
百音ちゃんは服部家の四代目。まだ17歳?末恐ろしい存在です。

後半はジブリ音楽からスタート。
ピアニスト小林愛実を迎え、久石譲作曲の「千と千尋の神隠し」から「あの夏へ」、それに「魔女の宅急便」から「海の見える街」の二曲を披露。
ナビゲーターの理央ちゃんはこのあたりが世代らしく、愛実ちゃんに色々話を振るのですが、愛実ちゃんもまだ20歳だったかな。「千と千尋~」が小学生の低学年の頃とあってはやっぱり話が噛み合いません。

次が最後の曲「ウルトラセブン」ということなんですが、実はコンサートマスターは大の「セブン」ファンらしく、理央ちゃんに促されて最終回のモロボシ・ダンの台詞を熱演。
「僕はM78星雲から来たウルトラセブンなんだ!」
これに合わせてシューマンのピアノコンチェルトの冒頭シーンを、愛実ちゃんのピアノをフューチャーして演奏、なんて贅沢なお遊びも。

その「セブン」は冬木透作曲の「交響詩ウルトラセブン」からテーマ音楽と「ウルトラ警備隊の歌」をピックアップ。
どちらもショートカットされたヴァージョンで、要するに主題歌と挿入歌のインストルメンタル版と思えばヨロシイ。
しかし両曲ともオーケストラには映えますねえ。聴いていてゾクゾクするような快感がありました。
この二曲に続けてJ.シュトラウスII世のワルツ「皇帝円舞曲」。
これ、「セブン」47話「あなたはだあれ?」の劇中使用曲ということで、ちょっと無理矢理っぽい?

アンコールはゲームの世界にもヒーローがいる、ということで すぎやまこういち作曲の「交響組曲ドラゴンクエストIV」から「そして伝説へ」。
そういえば「ドラクエ組曲」の初演ってN響でしたっけ。これは流石の盛り上がり。

ということで、一部の選曲に「?」がないでもないですが、音の良いホールでの生の迫力、十分に堪能いたしました。
休憩20分を挟んでもアンコールまで丁度2時間とコンパクト。
子どもたちにも楽しめたんじゃないかなーと思いきや、そういえば会場内に殆どお子さんの姿を見かけませんでしたね。多分70代と思われる熟年夫婦が大半で、この人たちはきっとこのホールやN響コンサートなどの常連さんなのでしょう。
知らない曲ばっかりじゃないかと思いますが(実際そういう会話をしている人を何人もお見かけしました)、コンサートに来ること自体が楽しみなのかなあ。

今日はNHKホールでおそらく同じプログラムによるコンサートが開催されます。
またその模様は9/4にテレビでも放送されるようなので、興味をお持ちになった方はどうぞ。


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by odin2099 | 2016-07-31 06:51 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
ゴジラシリーズ29作目、今日から公開なので早速見てきました。
庵野+樋口でゴジラ?と製作発表の段階で期待値は低かったのに、試写や最速上映では絶賛の嵐。
かえって不安に駆られていたのですが……。

e0033570_23085717.jpg2作め以降の「ゴジラ」は直接間接問わず1作目の続編としての位置付けでしたが、今回初めて1作目はなかったことになってます。これは大英断ですね。
そして「もし現代に怪獣が現れたら」というシミュレーション映画になっています。

怪獣のシミュレーション映画としては、1984年版「ゴジラ」を皮切りに「ガメラ/大怪獣空中決戦」「ガメラ2/レギオン襲来」といった秀作がありますが、今回はよりシミュレーション度合いが強く、怪獣を描くことよりも怪獣出現に右往左往する政府首脳を描くことに主眼が置かれてるようです。
事件発生から次々と情報が集まり、それが錯綜し誤った判断を下し、それに対してあたふたと対応する閣僚メンバーなどはポリティカル・サスペンスの趣き。
その辺りが好物の自分にとっては、正に「どストライク」な展開でした。

首都を舞台にした戦争映画の側面もあります。
これもポリティカル・フィクションの範疇かと思いますが、特に近年の作品としては「パトレイバー/首都決戦」に近いというか、同じような匂いを感じます。
庵野総監督は次に「機動警察パトレイバーREBOOT」を手掛けるそうですが、然もありなん。
日本で戦争映画をやりたければ怪獣映画にするしかない、と言っていたのは金子修介監督でしたっけ。

e0033570_23090906.jpgその怪獣が起こす災害描写は、阪神淡路や東日本、最近の熊本といった実際の災害を経てよりリアルに進化しています。もはやこれらを単なる絵空事として割り切って表現することは許されないのだろうと思います。
ここら辺もディザスター・ムービー好きの自分にとってはツボでした。

「ゴジラ」だけでなく数々の東宝特撮映画へのオマージュ、意外にも大量に流用された伊福部昭メロディー。
いや東宝特撮だけじゃないですね。多分この監督&総監督コンビと同世代で趣味趣向が近い人なら、見ていて大笑いするかもしれません。あ、こんなとこから持ってきてら~という感じに。
そして、それを知らない人には新鮮に映るんだろうと思います。
「エヴァンゲリオン」からの音楽流用は、セルフパロディとはいえやりすぎだと感じる人も少なくないでしょうが。

ただ、怪獣映画としては面白いと思うんですけど、ゴジラ映画としてはかなーりの疑問符。
ゴジラ映画のベストに挙げる人がいる一方で、ワースト扱いする人がいるのも頷けます。
ぶっちゃけこの映画、ゴジラそのものの描写をオミットし、人間側の受けの芝居だけでも十分に成立しちゃうんです(その方がカルト映画として後年まで残るかも)。
ゴジラが出てくるのに、ちっともゴジラ映画を見た気分にならない。
ーーそれがこの映画の最大の欠点でした。

公開初日なので、まずはこれまで。
もう一回見に行く気になったら補記するかも。

【ひとこと】
これ、政治風刺コメディにもなってるのね。


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by odin2099 | 2016-07-29 23:15 |  映画感想<カ行> | Trackback(40) | Comments(10)
コンサート会場で先行販売していたので早速購入しました。

e0033570_08421005.jpgファンの投票で選ばれたとのことですが、収録されているのは「地球防衛軍」組曲、「海底軍艦」組曲、「宇宙大戦争」組曲、「ゴジラVSメカゴジラ」組曲、「キングコング対ゴジラ」組曲(短縮版)の全5曲。
Vol.1から「地球防衛軍」と「海底軍艦」、Vol.2から「宇宙大戦争」と「ゴジラVSメカゴジラ」、Vol.3から「キングコング対ゴジラ」と満遍なく選ばれてますね。

収録時間の都合上、「キングコング対ゴジラ」が1曲カットされているのがちょっと残念ですが、このCDの売りはなんといっても「ゴジラVSメカゴジラ」組曲!
なんせVol.2のライヴ盤では丸々カットされてしまっていたものが完全復刻。
これでやっとVol.2コンサートの全貌がわかるようになります。多分皆さん、独自に編集されることと思いますが。
またVol.1収録曲は、再ミックスダウンをして迫力を増しているのだとか。

Vol.4のCD化も決定してるようですが、やっぱりVol.5、Vol.6…ともうしばらく続けて欲しいですね、このコンサート。
「大魔神」とか「わんぱく王子の大蛇退治」なんかも生で聴きたいものです。


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by odin2099 | 2016-05-08 08:44 | 音楽 | Trackback | Comments(2)
e0033570_19520434.jpgVol.3で終了かと思っていた伊福部昭コンサート、その4回目があるということで渋谷区総合文化センターの、今日はさくらホールではなく伝承ホールというところへ行ってきました。
客席数は多分300席ちょっとなので、さくらホールの半分くらいでしょうか。こじんまりした会場でした。

いつも伊福部昭コンサートはチケットを取るのがギリギリになってしまうのですが、今回は当初行くつもりがありませんでした。
過去3回はいずれも「重厚な映画音楽を大迫力の生演奏で味わえる」という魅力がありましたが、今回は小品ばかりだし、そもそも聞いたことのない曲ばかり。
なので「今回はいいかな」と見送るつもりだったのですが、せっかくVol.3まで皆勤だったから、ということで結局聞きに行くことに。
それでも前から5列目の真ん中、なんていう席が取れちゃったりしたんですがね。

演奏曲目は一部が「二十五絃筝曲『胡哦』」、「九人の門弟が贈る伊福部昭のモチーフによる讃」(「ゴジラの主題によせるバラード(芥川也寸志)」「Omaggio a maestro A.Ifukube(池野成)」「幻の曲(石井眞木)」「狂想的変容(今井重幸)」「Felicidades El Maestro!(原田甫)」「Homage to Akira Ifukube(松村禎三)」「Omaggio al maestro Ifukube(真鍋理一郎)」「Gozilla is dancing(三木稔)」「Hommage a A.I.(黛敏郎)」)、それに「子供のためのリズム遊び」(全曲)。
二部は「組曲『イワンと子馬』(藤城清治の影絵劇用音楽より)」と「『セロ弾きのゴーシュ』より」が演奏されました。

最初に演奏された「胡哦」は原曲が「モスラ対ゴジラ」の「聖なる泉」で、十年祭で奉納演奏されたものの完全版とのこと(二十五絃箏:佐藤康子)。
そして「九人の門弟が贈る伊福部モチーフによる讃」と「子供のためのリズム遊び」が続くわけですが、初めて聴く楽曲ばかり。
確かに流れてくるモチーフはお馴染みのものが多いのですが、それでもなかなかキツイものがありました。何度か危うく沈没しかけたり…。

休憩挟んで後半は「イワンと子馬」組曲からスタートですが、もちろんこの映画を見たこともなければ、存在すら知りません。続く「セロ弾きのゴーシュ」(チェロSolo:ドミトリー・フェイギン)も然り。
知る人ぞ知る、という作品なんでしょうね。
ただメロディはやはりどこかで聴いたようなフレーズが連発されるので、それはそれで不思議な感じがしますが。

それにしても今回はプログラムの入れ替わりが色々あって、二部は「イワンと子馬」と「セロ弾きのゴーシュ」の順番が逆に。当初は「セロ弾きのゴーシュ」を先に演奏する予定だったようです。
また一部で「九人の門弟が贈る伊福部モチーフによる讃」と「子供のためのリズム遊び」の間に演奏される筈だった永瀬博彦の編曲による「聖なる泉/伊福部昭十年祭のための」は、なんとアンコールへと持ち越し!

ということで、なし崩しにアンコールに突入しての1曲目は、「九人の門弟が贈る伊福部昭のモチーフによる讃」から黛敏郎の「Hommage a A.I.」を唄いましょう、という無茶ぶり。
歌詞カードもありませんし、また今日初めて聴いた曲なんですけどぉ…。でも客席の(一部の)皆さん、結構歌ってらっしゃりましたねえ。
そしてオーラスが「聖なる泉」と相成りました。

今回は小編成で10数名の出演でしたが、相変わらずオーケストラ・トリプティークの皆さんの演奏は素晴らしいものでした(指揮:水戸博之)。
しかし今回は完全にアウェー感が漂い、自分的には完敗でしたね。やはり知っている曲の殆どないコンサートは無謀でした。

それと今回はちょっと不手際が目立ったのが残念。
プログラムがゴチャゴチャになったのもそうなんですが、開場が13:20、開演が13:50とアナウンスされていたにも関わらず、詳しい説明なしで開場が13:40、開演が14:00へ延期されてしまい(とりあえずロビーまでへの入場は13:30に始まりましたが)、狭いホールがかなり混雑状態に。
それと毎度のことですが、MCがグダグダになるのはどうも…。
e0033570_19521973.jpg
【ひとこと】
会場へのエレベーターで、中野昭慶特技監督とご一緒に!
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by odin2099 | 2016-05-07 19:56 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
e0033570_23214003.jpg東宝創立30周年記念作品、その後編を鑑賞。

実際は二本立ての前後編というより、長い映画に途中休憩を入れたというところだろう。
江戸に在住の赤穂浪士たちは様々な手段で吉良側の動向を調べ、いよいよ内蔵助も江戸へ下ってき、着々と「その時」は近づいてゆく。

その中には恋愛模様も色々。
じっくりと描けばそれぞれが一本の主役ともなり得るエピソード揃いだがそれらはさらっと流し、それでも大事を控えた浪士たちの苦悩、葛藤を盛り込みながら討ち入りを迎えるという手堅い演出。
人によっては盛り上がりに欠けると思うかもしれないが、微妙な匙加減の中、辛うじてまとめ上げた稀有な作品との印象だ。

討ち入りのシーンで流れる音楽はまるで「ゴジラ」のようだ、と表されることも多いが、重厚且つ躍動感あふれる伊福部節が愉しめるのは悪くない。

先ごろ訃報が伝えられた原節子、その遺作は本作ということになるのか。


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by odin2099 | 2015-12-21 20:24 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

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