【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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e0033570_23214003.jpg東宝創立30周年記念作品、その後編を鑑賞。

実際は二本立ての前後編というより、長い映画に途中休憩を入れたというところだろう。
江戸に在住の赤穂浪士たちは様々な手段で吉良側の動向を調べ、いよいよ内蔵助も江戸へ下ってき、着々と「その時」は近づいてゆく。

その中には恋愛模様も色々。
じっくりと描けばそれぞれが一本の主役ともなり得るエピソード揃いだがそれらはさらっと流し、それでも大事を控えた浪士たちの苦悩、葛藤を盛り込みながら討ち入りを迎えるという手堅い演出。
人によっては盛り上がりに欠けると思うかもしれないが、微妙な匙加減の中、辛うじてまとめ上げた稀有な作品との印象だ。

討ち入りのシーンで流れる音楽はまるで「ゴジラ」のようだ、と表されることも多いが、重厚且つ躍動感あふれる伊福部節が愉しめるのは悪くない。

先ごろ訃報が伝えられた原節子、その遺作は本作ということになるのか。


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by odin2099 | 2015-12-21 20:24 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_23214003.jpg12月14日といえば赤穂浪士討ち入りの日。
しかしテレビ欄を眺めていても、「忠臣蔵」や「赤穂浪士」を冠した番組が特に放送されるわけでもなさそうなので、自発的に「忠臣蔵」映画を一本チョイスして鑑賞。
東宝創立30周年記念映画、東宝オールスター総出演の一篇。

何がオールスターかというと、主だった出演者だけで松本幸四郎(松本白鸚)、加山雄三、三橋達也、宝田明、夏木陽介、佐藤允、高島忠夫、河津清三郎、志村喬、加東大介、小林桂樹、池部良、原節子、司葉子、団令子、星由里子、白川由美、水野久美、浜美枝、藤山陽子、池内淳子、淡路恵子、草笛光子、新珠三千代、森繁久彌、フランキー堺、三木のり平、柳家金語楼、益田喜頓、八波むと志、由利徹、南利明、山茶花究、有島一郎、小泉博、藤木悠、久保明、平田昭彦、佐原健二、太刀川寛、江原達怡、中丸忠雄、堺左千夫、土屋嘉男、藤原釜足、田崎潤、藤田進、上原謙、児玉清、伊藤久哉、天本英世、桐野洋雄、田島義文、沢村いき雄、小杉義男、沢村貞子、市川染五郎(九代目松本幸四郎)、中村萬之助(二代目中村吉右衛門)、二代目中村又五郎、二代目中村芝鶴、市川團子(二代目市川猿翁)、八代目市川中車、三船敏郎…と綺羅星の如し。

で、この皆さんが単なる顔見世ではなく、それなりに出番というか見せ場があるのだから恐れ入る。あちらこちらに知った顔があるのは単純に観ていて愉しい。
短期で曲ったことの嫌いな浅野内匠頭役の加山雄三と、欲深で憎々しいばかりの市川中車の吉良上野介、内匠頭を庇いだてる脇坂淡路守の小林桂樹に、同じく内匠頭に同情的な伊達左京亮の久保明、なんていう前半メインとなる配役だけでもなかなかのもの。しかも音楽が伊福部昭なので特撮ファン的にも満足。
ただ主演は、先年松竹から一門を率いて移籍してきたばかりの松本白鸚というのが東宝らしからぬ点で、息子の幸四郎・吉右衛門兄弟も脇役ながら揃って出演。もっともこれでかえって新鮮味があるキャスティングとも言えるかも。

この映画は以前にテレビで一度観たことがあるのだが、その時に放映されていたのは<海外版>とかいう短縮・再編集されたものだったので、全長版となると今回がお初。
ただ時間の関係で前編だけしか観られなかったので、続きはまた。
内蔵助が妻と子供たちを離縁して、いよいよ討ち入りへ向けて物語は動き出す。


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by odin2099 | 2015-12-14 23:24 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
第5話「二大怪獣 東京を襲撃」と第6話「決戦!怪獣対MAT」の前後編を再編集した娯楽編で、副題は「二大怪獣 東京を襲撃」のまま。

e0033570_21323457.jpgこのエピソードではお約束?の郷と岸田の対立が軸となるが、今回の岸田隊員は独自の判断によって事態を深刻化させ、それを指摘した郷に八つ当たりし、その後も反省の色なし、と良いところがない。しかも叔父が長官なのをかさに着て…と思いきや、「なーに、いざとなればウルトラマンが来てくれるさ」と楽観的な長官には流石に同調しなかった。
一方で郷を庇うのが上野隊員。郷と対立する岸田に対し、郷に味方するのは南というイメージがなんとなくあるが、このエピソードでの南隊員は特に郷を支持してるわけではないのでちょっと違和感。

しかし全く良いトコなしなのは長官と参謀コンビ。
せっかく藤田進&佐原健二という『ウルトラセブン』以来の組み合わせなのに、キャラクターは真逆。なんでここまで憎まれ役にしたのかな。
それに「失敗したらMATは解散だ!」の台詞も今回が初出かと思われるが、危機的状況に対して解散させてどうすんの?と思う。怪獣に対抗しうる唯一とは言わないけど効果的な存在がMATなんでしょ? 
責任問題はとりあえず後で追及するとして、今は全力で怪獣被害を食い止めるのが先決では。

【ひとりごと】
前は気にならなかったけど、怪獣出現→いきなり攻撃!というのも随分と凄いハナシだよな。
そして昭和46年、まだまだ第二次大戦を引き摺っている世界。。。
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<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/3355495/


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by odin2099 | 2015-12-01 21:34 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

昨年3回に亘って開催された「伊福部昭百年紀コンサート」、その最終回のライヴ盤を一般発売に先駆けて入手!


e0033570_23460306.jpg昨年11/24にすみだトリュフォニーホールで行われたコンサートを録音したもので、「HBCテレビ 放送開始と終了のテーマ」、「北海道讃歌」、「大怪獣バラン」組曲、「ゴジラ」組曲 改訂版、「モスラ対ゴジラ」組曲、「キングコング対ゴジラ」組曲、「海底軍艦」よりメインタイトル/ムウ帝国の祈り、「キングコング対ゴジラ」より(アンコール)を収録。


アンコールの「キングコング対ゴジラ」は歌唱指導があって客席総立ちで歌ったもの。
耳を凝らせば自分の声も聞こえてくる…?


CDで聞いてもクリアな演奏が楽しめるけれど、やはり当日あの場所で体感した生の迫力に勝るものはない、というのを実感。参加出来なかった皆さんはお気の毒としか言いようがない一方で、その場に居たという優越感に思いっきり浸りたくなる。
3回のコンサートで取り上げられた曲はまだまだほんの一部。是非ともVol.4、Vol.5…と続けて行って貰いたい。


オーケストラ・トリプティークのコンサート、先日行われた芥川也寸志はパスしてしまったけれど、次回は渡辺宙明!これもまた聞き逃せない。
冬木透、菊池俊輔、すぎやまこういち、宮川泰、佐藤勝…と取り上げて欲しい劇伴作曲家は枚挙に暇がないので、こちらも末永く続けて行って欲しいもんである。


ご参考までに――

<コンサート>
Vol.1 http://odin2099.exblog.jp/21640212/
Vol.2 http://odin2099.exblog.jp/22226812/
Vol.3 http://odin2099.exblog.jp/22596011/


<ライヴ盤CD>
Vol.1 http://odin2099.exblog.jp/22120103/
Vol.2 http://odin2099.exblog.jp/22629934/


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by odin2099 | 2015-06-26 23:48 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

サンリオピューロランドでのアトラクション作品ですが、『GODZILLA/ゴジラ(2014)』のBlu-rayの特典映像として収録されていたので初めて鑑賞。当時から気になっていたんですが、この作品の為だけにピューロランドへ行く気にはどうしてもならなかったので……。


探査艇プラネット号が行方不明となり、同型のアース号が捜索の任務に就くというのが発端。三枝未希(なのかな?)のレクチャーを受けて、観客はアース号に乗り込みます。
辿り着いたのはゴジラ、モスラ、ラドンが闊歩する未知の惑星。そこでプラネット号を発見し辛くも脱出を図るのですが、突如ゴジラたちは地球へとテレポート。それを追ってアース号もすぐさま地球へと戻ります。
地球ではゴジラたちが大暴れ、アース号はGフォースと共同してゴジラを攻撃するのですが…という、観客体感型のムービーです。


e0033570_23133715.jpgゴジラとラドン、ゴジラとモスラは絡みますが、実は三大怪獣が同一画面に登場するシーンはありません。しかし東京駅から銀座へと破壊の限りを尽くすゴジラは、主観映像が多いこともあってなかなかの迫力。劇場で観ていたらさぞかし燃えたことでしょう。

僅か6分ほどの映画ですが、全編特撮一色で伊福部メロディーがバンバン流れる一遍。「ゴジラ」ファンなら一度は目を通しておいた方が良いでしょう。ストーリーは有って無きが如くで、説明不足でチンプンカンプンですけれど。


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by odin2099 | 2015-04-15 23:16 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

昨年の暮れからひっそりと開催している<金子修介監督祭り>は、まだまだ継続中…。


e0033570_08010210.jpg現在まで<ゴジラ>と<ガメラ>を撮った監督はただ一人。待望の<ゴジラ>新作ではあったものの、所謂この時期の金子組常連俳優が顔を揃えているだけに、何となく<平成ガメラ>っぽい作品になってしまっている気も。音楽も同じ大谷幸だし。


じゃあこの作品を<平成ガメラ>の続きとして観られるか?――というと答えはNo、だなあ。
実は一頃、この作品を『ガメラ3』の続編と仮定したら、と妄想したことがあった。
もちろんお話が続かないのは当然で、脳内補正をしまくって辻褄合わせをして(例えば蛍雪次郎が演じる自殺志願の男を大迫元警部補に擬えたりして)考えてみたりもしたのだけれども、根本的に「怪獣」の捉え方が違っちゃってる。<平成ガメラ>の世界観の中の「怪獣」は、この『GMK』世界の「怪獣」とは別種の生き物として描かれていたのだ。


同じ「怪獣」へのアプローチでも<ゴジラ>と<ガメラ>へは違う方法を試みたのは、引き出しが多かったのか、それとも已むに已まれぬ事情があったのかはわからないが、結果として二大怪獣の差別化に成功しているのは善き哉。
だからこそ監督にはいつの日か『ゴジラ対ガメラ』を撮って欲しいものだが……見果てぬ夢か。

過去記事はこちら


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by odin2099 | 2015-01-17 08:02 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_09455485.jpgこちらは第2回コンサートのライヴ盤です。実際の発売は来年の1月1日なのですが、コンサート会場限定で先行発売していました。「ジャコ萬と鉄」組曲、「佐久間ダム」組曲、「ドゴラ」組曲、「ラドン」組曲、「宇宙大戦争」組曲で全49トラック。
演奏も素晴らしいですが、CDとしても聴きやすいものになっています。
もちろん当日生で聴いた感激に勝るものはないですが…と、これは自慢。

そして恐れていたことが…。
アンコールなしでも長時間の演奏だったので、果たしてCDに収録しきれるのか?と疑念を呈していましたが、やはり限界を超えてしまっていて「ゴジラVSメカゴジラ」組曲がオミット…。
ただその後の続報によれば、特別版CDも作り、そちらには収録されるとのこと。
ということはそちらも買わないと、ですねえ……。

【ひとりごと】
ウォークマンに入れて聴いていると、トラックとトラックの間にブランクが…
曲と曲の間なら良いのですが、曲の途中でブツっと切れるのはどうにも気持ちが悪いです。
普通にCDとして聴いている分には問題ないのですが、何故だろう???


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by odin2099 | 2014-12-07 09:53 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
e0033570_20444974.jpg1954年の『ゴジラ』から1969年の『コント55号宇宙大冒険』までの東宝特撮映画から、作品に登場した都市風景――画面の片隅に映し出されていたり、撮影に使われたり破壊された建物等々をピックアップして検証し、当時の姿と今とを比較した研究本、ということになりますか。

ミニチュアで再現されたものに関しても、それが実在するものなのか、それとも架空のものなのかといった考察も加えられていますので、これから作品を観る上での興味が増すというものです。
ロケ地を散策するお供としても使えるかな。

コラムとして他の特撮映画やTV番組(「ガメラ」シリーズや『宇宙大怪獣ギララ』、『大巨獣ガッパ』、『宇宙人東京に現わる』、『月光仮面』、『ナショナルキッド』、『黄金バット』、『ウルトラQ』、『マグマ大使』等々)にも触れられていますが、その辺りはいずれ稿を改めて発表して欲しいものです。
そして1970年代の空前の第二次怪獣ブーム、変身ブームの作品群をも。
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by odin2099 | 2014-12-05 20:52 | | Trackback | Comments(0)

伊福部昭の映画音楽をフルオーケストラで!というコンサートも今回で3回目、最終回です。
今回もオーケストラ・トリプティークの熱の入った演奏を堪能しましたが、それに加えて伊福部昭百年紀合唱団も参加。混声合唱付きのまことに贅沢なものとなりました。


e0033570_20253816.jpg演奏曲目は、まずは「北海道二題」と題された曲目で、これは「HBCテレビ、放送開始と終了のテーマ」、それに「北海道讃歌」を組み合わせたものから始まります。
続いて「≪大怪獣バラン≫組曲」、「≪ゴジラ≫組曲 改訂版」と続き、休憩を挟んで「≪モスラ対ゴジラ≫組曲」、「≪キングコング対ゴジラ≫組曲」、そして最後が「≪海底軍艦≫より」という選曲でした。


『大怪獣バラン』ではあの「バ~ラダギ、バラダギ」という曲、『ゴジラ』改訂版は「平和への祈り」(安らぎよ~というやつ)、『モスラ対ゴジラ』は「聖なる泉」と「マハラ・モスラ」、『キングコング対ゴジラ』ではおなじみ「ア シ アナロイ アセケ サモアイ…」のメロディーは混声合唱で歌われます。
他の楽器とのバランスからか今一つ聴きづらい(埋没してしまっている)部分もありましたが、それも生ゆえ、でしょう。


一部ではスペシャルゲストとして宝田明さん登壇。とても80歳には見えない若々しさ。再編集版である『怪獣王ゴジラ』に対する不満点などなど、短時間でしたが熱いトークでした。
最初は自分の席の2列ほど前、すぐ近くに座っていたのですが、途中で姿が見えなくなったので帰られたのかなあと思ったのですが、終演後には即席のサイン会も行った由。移動されただけだったのか、それとも楽屋で休まれていたんでしょうかね。


アンコールはなんと『キングコング対ゴジラ』のアノ曲。
最初に歌唱指導があり、その後でみんなで歌いましょう、という企画。
立ち上がって歌いましたよ
 A si anaroi Aseke Samoai
 A si anaroi Aseke Samoai
 Ke Kelekena Ke Kelekena
 Ina mang fanadoro Sagutia……
わざわざ配られたプログラムの後ろに歌詞まで載っていました。
指揮者の齊藤さん曰く「この中にはソラで歌える人もいるでしょうが」に場内爆笑。
流石にCDには収録されないでしょうが(今回もライヴ盤が発売予定とのこと。2枚組ならば可能性もあり?)、それでも愉しい思い出です。
14時過ぎからスタートしたコンサート、終わったホールを出たのは16時半近くになっていました。

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振り返ってみるとあっという間の3回のコンサート。今回は比較的早めにチケットを取りましたが、全部参加足を運ぶことが出来たのは望外の喜びです。
これで終わってしまうのは勿体ないですし、主催側もVOL.4、VOL.5…の構想はあるようですが、資金面では相当苦労されている様子。支援企業や個人を募るようです。
そういや今日のすみだトリュフォニーホールも、特に後ろの方ですがかなり空席目立ちましたからねぇ…。
何とか続けて欲しいですし、他の作曲家や作品でもやって貰いたいものです。


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by odin2099 | 2014-11-24 20:30 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

炎を操る超能力を持つ青木淳子は、その能力故に他人との関わりを拒否して生きてきたが、ふとした切っ掛けから会社の同僚多田一樹と親交を深めていく。だがそんな矢先、一樹の妹雪江が不良少年グループにゲーム感覚で殺害されるという事件が起きる。しかもリーダー格の小暮昌樹は有力者である父のコネと未成年ということから無罪で釈放されてしまう。
復讐しようとする一樹を制し、自ら小暮を殺害すると宣言した淳子は、近付いてきた対犯罪組織のメンバーである木戸浩一の助けを借りてグループに制裁を加えるが、小暮は難を逃れていた。
一連の事件を追う警察官の石津ちか子と牧原康明は、超能力者が絡んでいることに気付くのだが…。


e0033570_19425103.jpg宮部みゆきの同名小説に、前日譚にあたる『燔祭』も交えて再構成し、矢田亜希子主演で映画化したもので、共演は伊藤英明、原田龍二、長澤まさみ、吉沢悠、徳山秀典、永島敏行、桃井かおり。監督は金子修介で、<坂本浩一監督祭り>の陰で<金子修介監督祭り>も地味に継続中。
他に本田博太郎、中山忍、蛍雪次郎、藤谷文子、小松みゆき等もチョイ役で出ているが、このあたりは金子組の常連俳優といったところか。
長澤まさみはこれがデビュー作で、東宝シンデレラに選ばれてから撮影に入るまで一カ月もなかったらしい。


公開時に劇場で観て以来なのだが、改めて『美女と液体人間』や『電送人間』、『ガス人間第一号』ら往年の東宝特撮映画<変身人間シリーズ>の延長線上に位置しているというか、それを現代(といってももう15年近く前ではあるが)に再現した作品という香りが色濃い。またこれは金子監督自身の狙いでもあったようだが、そろそろ後に続く作品が欲しいところ。


孤独に生きてきたヒロインを体現した矢田亜希子のちょっと斜めに構えた演技、そしてそれを受ける永島敏行と桃井かおりの二人が好演。
その一方、伊藤英明も吉沢悠も矢田亜希子に食われてしまって存在感に乏しく、原田龍二も桃井かおりと一緒の芝居場が多いので損をしているように思える。


【ひとりごと】
当時は長澤まさみが可愛いなと思っていたけれど、今見ると序盤で殺されてしまう多田幸江役の浜丘麻矢の方が可愛く見えるな。全然知らない娘だったけど、実はこの頃チャイドルとして人気があったらしい…。


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by odin2099 | 2014-11-17 19:45 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

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