【徒然なるままに・・・】

odin2099.exblog.jp

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

タグ:東宝特撮 ( 126 ) タグの人気記事

今年は伊福部昭生誕百年ということで様々な催しが企画されているとのこと。その先陣を切ったのが今回のコンサートということになるでしょうか。
映画のために作曲された音楽を、オリジナルスコアを用いてコンサートで演奏するというのはかなり珍しい試みだと思われます。


プログラムは前半が
 「銀嶺の果て」より 3つのシーン
  メインタイトルと劇中音楽
 「国鉄」組曲
  国鉄/つばめを動かす人たち/雪にいどむ
 「ゴジラ」組曲
  メインタイトル/大戸島の神楽/大戸島のテーマ/嵐の大戸島
  フリゲートマーチ/ゴジラ東京湾へ/ゴジラの猛威
  決死の放送/ゴジラ迎撃せよ/帝都の惨状/エンディング


後半が
 「海底軍艦」組曲
  メインタイトル/ムウの警告/国連会議臨時招集/海底軍艦試運転1
  海底軍艦試運転2/真琴のテーマ1/挺身隊出動/真琴のテーマ2
  海底軍艦出撃1/海底軍艦出撃2/エンディング
 「地球防衛軍」組曲
  ミステリアン去る/第一次攻防戦/モゲラ出現/調査隊富士へ
  地球防衛会議/アルファ号とベータ号/攻撃準備/ミステリアンの報復
  マーカライト・ファープ/非難120km/電子砲猛攻撃/エンディング


そしてアンコールは「ゴジラVSキングギドラ」組曲という内容でした。


構成:鹿野草平、監修:井上誠、企画:西耕一、スペシャル・アドバイザー:西脇博光、
齊藤一郎:指揮、演奏はオーケストラ・トリプティーク、
すみだトリュフォニーホールでの鑑賞です。

e0033570_18233385.jpg


このコンサートは行こうかどうしようか散々迷い、かなりギリギリになってチケットを取ったのですが、生で聴いたのは正解でした。
オリジナルサウンドトラックだと録音状態や演奏技術等々もあり、あまり表に出てこないフレーズをしっかりと確認出来たという意義も大きいのですが、とにかく今回の演奏家たちのパワフルな熱演、これに尽きます。


弦楽器群の重量感、重厚感も良かったのですが、圧巻だったのはパーカッションの方たち。これでもかこれでもかと鳴り渡る太鼓は、ビリビリと耳に響きます。ここまで迫力ある音を体感したことはこれまでありませんでした。


それに演奏のテンポも良かったですね。サウンドラックの演奏は『海底軍艦』にしろ『地球防衛軍』にしろ、自分の好みからすると遅いのですが(先に『SF交響ファンタジー』に慣れてしまっている所為もあります)、今回は遅すぎず早すぎずの匙加減。


『銀嶺の果て』が組曲の構成としてはあっさりな気がするのと、馴染みのない『国鉄』(といってもフレーズは馴染みのあるものがありますが)で若干睡魔に襲われかけたものの、至福の時でした。


この日の演奏はCD用の録音も行われているとのアナウンスがありましたので、そのうちライヴ盤が発売されるかも知れませんが、さて生で聴いたこの興奮をどこまで再現してくれるものやら…。


[PR]
by odin2099 | 2014-02-02 18:28 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

e0033570_20082148.jpg雨の夜、一人の男が忽然と姿を消した。麻薬密売者の仲間割れと判断した警察は、消えた男の情婦・千加子を取り調べるが、彼女は何も知らなかった。だが捜査を担当している富永刑事の友人で科学者の政田は、強い放射線を浴びた生物が液状化することを発見、これを進言するが、あまりにも突拍子もないとして取り上げられなかった。その後、千加子がギャングの一味に襲われるが、警察が駆け付けた時、その男は同じように消えており、千加子は怪しい影を目撃したと証言するのだが……?!


俗に<変身人間シリーズ>と称される作品群の一本目。水爆実験の放射能を浴びた第二竜神丸の乗組員が液体人間と化し、東京へ舞い戻って人類を襲っている、というのが種明かし。
これは「第五福竜丸事件」を下敷きにしており、人類の科学が恐るべき化け物を生み出したというシチュエーションは、同じく原水爆実験で誕生したモンスターが暴れる『ゴジラ』第一作を更に発展させたもの。ある意味ではリメイク的な作品とも言える。


海上日出男の原作を元に木村武が脚色、特技監督は円谷英二、監督は本多猪四郎。
出演は佐原健二、白川由美、平田昭彦、佐藤允、北川町子、土屋嘉男、白石奈緒美、三島耕、田島善文、伊藤久哉、小沢栄太郎、千田是也ら。


派手な特撮シーンは少ないが(クライマックスの火焔攻撃くらい)、「液体」人間というよりアメーバ状の不定形生命体の表現には、当時の苦労の後がうかがえる。CGが発達した今ならばもっと楽に、よりリアルに表現出来るだろうが、この独特のムードまでは再現出来まい。
また白川由美がキャバレーの歌手役で下着姿を披露したり、他にもビキニ姿のダンサーたちが登場したりとかなりアダルトなテイストなのも、今日では観客のターゲットが絞りにくくなかなか成立しそうもない企画だ。


ラストがややあっけないのが玉に瑕だが(今風に作るなら、おそらく最後に液体人間復活を匂わせるカットを入れるだろうし)、キャストも充実しており、黄金期の東宝特撮を十分に堪能出来る一本だ。


【ひとこと】
佐藤勝の軽快なマーチ曲、好きなんだけど作品のテイストには全くと言っていいほど合ってない。どういう意図でこういうテーマ曲になったのだろうか。


[PR]
by odin2099 | 2014-01-21 20:09 |  映画感想<ハ行> | Trackback(4) | Comments(2)
何度目か忘れちゃったけど…『ゴジラVSビオランテ』を再見!
最後の「ゴジラ」作品が公開されてからもう9年。中断期間としては最長タイ記録で、このまま行けば記録更新は間違いナシ!な現状。来年にはようやっとレジェンダリー・ピクチャーズ版『GODZILLA』公開が予定されているとはいえ、やはり純国産の「ゴジラ」が見たいという気持ちに変わりはない。
なんせ『VSキングギドラ』以降『ファイナル・ウォーズ』まで14年連続して「ゴジラ」乃至その関連作品が連続公開され、なんだかんだで毎回楽しみにしていたことを覚えているだけに、この不在は大きい。

e0033570_21375053.jpgで、「ゴジラ」成分補給のために選んだのが『VSビオランテ』
<チャンピオンまつり>は2回ほど行ったけど、前作の『84ゴジラ』は見に行ってないので、実はこの作品が本格的な「ゴジラ」劇場デビュー作だったりするし、やっぱり端的に言って面白いんだな、これが。劇場でも3回くらい見てる筈だし、トータルでは10回以上かなあ。
あまりの面白さ(?)に、一度見終わった後に脚本・監督の大森一樹と特技監督の川北紘一のオーディオ・コメンタリー付きでリピートしちゃったくらい。

ただメインキャストの内、田中好子、峰岸徹、金田龍之介と近年鬼籍に入られた方が多いのと、小高恵美が引退、高橋幸治も事実上引退状態なのが寂しい限りで、もう公開から24年も経ってしまったのだなあと痛感させられるし、しかも若くして亡くなられた方が多いのが、余計寂しさを募らせる。
[PR]
by odin2099 | 2013-11-09 21:40 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_2153025.jpgその昔、中古で買ったLP持ってました。
最近「永遠のサントラ999 BEST & MORE」というシリーズで復刻版CDがリリースされたのでGET。
全18曲でユーミンが歌う主題歌「VOYAGER~日付のない墓標~」と挿入歌「青い船で」と、杉田二郎が歌う劇中歌「さよならジュピター」「地球の四季」の計4曲も収録されております。

映画そのものはアレレな部分もありますが、羽田健太郎の音楽はなかなかのもの。
『宇宙戦士バルディオス』や『超時空要塞マクロス』、『宇宙戦艦ヤマト完結編』あたりのハネケンさんの音楽が好きな人なら持っていても損は無いでしょう。
なんせ期間限定とはいえ、税込¥999なんだから。
[PR]
by odin2099 | 2013-10-25 21:06 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
e0033570_2184791.jpg今年は円谷プロ50周年なので色々な本が出てますが、何をいまさらウルトラシリーズの総括本かと思いきや、一応は”円谷プロ全史”になってました。書名、もう少し考えた方が良かったんじゃ?差別化の意味も含めて。

まあウルトラがメインなのはその通りですが、『怪奇大作戦』や『ミラーマン』『スターウルフ』『ぼくら野球探偵団』なども取り上げられていますし、円谷プロという会社のヒストリーも載っています。ネガティヴな情報はオミットされるか控えめに記されておりますが。

全体としてはマニア向けな本ではないけれど、意外に珍しい写真も掲載されているので、一度は手に取って見る価値はあるんじゃないですかね。購入するしないの判断は、どうぞ自己責任で。
[PR]
by odin2099 | 2013-07-23 21:10 | | Trackback | Comments(0)
今年に入ってから既に何人もの訃報に接してきましたが、今日届いたのは納谷悟朗さん。

代表作としてクラーク・ゲーブルやチャールトン・ヘストンの吹き替えや、『ルパン三世』の銭形警部、『宇宙戦艦ヤマト』の沖田艦長などが挙げられていますが、他にも「金鳥の夏、日本の夏」といったCM、「キャシャーンがやらねば誰がやる」などの名調子、あるいはショッカーの首領にウルトラマンAの声ナドナド、挙げ始めればキリがありませんね。

自分が最初に聴いたのは『のらくろ』のモール大尉だったでしょうか。東宝の特撮映画での外人俳優の吹き替え、『野球狂の詩』の岩田鉄五郎なども好きでしたねえ。

今回の訃報に際して、驚いたとの声が多く聞かれてますが、個人的にはそうは思いません。
'80年代の半ば以降、病気をされてから声に力強さがなくなり、特にこの十数年は本当に寂しいもので、最後の『ルパン三世』などは聴いていて痛々しい限りでした。正直言ってもう残り時間は多くはないだろうと感じたものです。
最後まで役者として活躍されましたが、自分はいつも「思い出」と「現在の姿」とのギャップに悩み続けていました。

今やっと、全てが「思い出」に変わります。

「ありがとう、以上だ」
[PR]
by odin2099 | 2013-03-11 21:29 | ニュース | Trackback(3) | Comments(2)
二度目のリバイバル公開となったヴァージョンは、『モスラ対ゴジラ』のDVDに特典映像扱いで収録されとります。懐かしくなったので、ちょっと引っ張り出してきました。
e0033570_2031504.jpg
公開は1980年3月で、同時上映は『ドラえもん/のび太の恐竜』。こちらを見たくて映画館へ足を運びましたが、「ゴジラ」と「ドラえもん」の組み合わせはちょっと不思議。ただこの番組が実質的に最後の<東宝チャンピオンまつり>であること、それに当時はリバイバル・ブームで「ウルトラマン」や「仮面ライダー」が復活し、同時期に新作(?)『宇宙怪獣ガメラ』も公開されていたことを考えれば、不思議でもなんでもないのかも知れません。もっとも「ゴジラ」目当ての子どもたちは少なかったろうなあ。

e0033570_20321794.jpg不思議といえば新しく作られたポスターで、何故か松本零士が描き下ろしをしています。松本センセと「ゴジラ」の接点ってちょっと思いつかないのですが、こちらはアニメブーム、松本零士ブームに迎合した結果でしょうか。なんでも松本零士の構成だか監修だかで、ゴジラを始めとする東宝怪獣の総集編的な映画製作の企画があり、それの名残だとかいう話を聞いた覚えもありますが。

映画そのものは例によって短縮版です。
タイトル前に、モスラとゴジラが激突するハイライトシーンが「ゴジラ・タイトル」をBGMにしてかなり長めに挿入されますが、これは子どもの興味を一気に惹きつけようという狙いなんでしょうね。
そしてエンディングには映像なし・黒バックに「♪ゴジ~ラ、ゴ~ジラ、戦うゴジラ」という歌が流れてるんですが、この歌は記憶にありませんねえ。

もちろん、歌そのものは知ってます。というよりEPレコード持ってました。
歌と演奏はTALIZMAN、ゴダイゴの弟分とされてましたっけ。この一カ月後、『ウルトラマン80』の主題歌を歌っているのでご存知の方もいるかと思います。その後は『超人ロック』のイメージアルバムなんかも手掛けてましたし、リーダー兼ボーカルだった木村昇は「ハーリー木村」や「HARRY」の名前で『宇宙刑事ギャバン』の挿入歌や『科学救助隊テクノボイジャー』の主題歌を作曲したり歌ったりしてましたけど・・・今はどうしているんでしょうか。

e0033570_20342642.jpgで、ズバリ『ゴジラ』というこの歌なんですが、もしかすると自分が見た劇場では流さなかったのかも? エンドロールが終わるまで席を立たない主義なもんで、聞かずに劇場を後にすることは考えられないもので。

肝心の映画の方ですが、うん、面白かったですよ。
短くなってる分すごく密度が濃くなった印象。序盤の30分くらいで既に怒涛の急展開。ただ当時はやっぱり「ドラえもん」目当てだったので、ガマンして見ていたという記憶しかありませんが・・・。

関連記事はこちらこちら

[PR]
by odin2099 | 2013-01-08 20:38 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
ブラックホールが太陽系に接近。このままじゃみんなヤバイ!というんで、木星をぶっ壊してブラックホールにぶつけ、軌道を逸らせて回避しよう、というSF映画で、古くは『地球最後の日』や『妖星ゴラス』、後の『ディープ・インパクト』や『アルマゲドン』と同工異曲の作品。
これに、「自然のままに」と唱える反対勢力の登場、敵対するヒーロー、ヒロインの悲恋、宇宙人の古代文明?等々の要素をてんこ盛りしています。
昨年小松左京の訃報が届いた時に追悼としてこの作品を見直してみようかなあ、などと考えてみたものの、一歩踏み出す勇気がなくて延び延びにしちゃってました。

この作品に対する小松左京の力の入れ具合は凄まじく、豊田有恒とか、田中光二とか、野田昌宏とか、伊藤典夫とか、山田正紀とか、横田順彌とか、高千穂遙とか日本のSF作家を沢山集めてブレーンストーミングを実施。
原作小説を執筆し、脚本も書き、自ら映画製作のための会社を興し、総監督も務めるというハッスルぶりでした。
その頃のニュースにはワクワクさせられたものでしたが、出来上がった映画は、ちっちゃな袋にあれもこれもと詰め込んだら、穴が空いて中身がボロボロこぼれちゃった、といった塩梅の残念なものになってます。

e0033570_19395477.jpg「太古の昔に宇宙人=太陽系外文明が訪れていた?!」という話は、結局「どうもそうらしいね、よくわかんないけど」で終わっちゃうし、その時の宇宙船だか謎の生命体だからしい”ジュピターゴースト”も、クジラの声で唄うだけ。
宇宙船だとするなら10万年前からずーっと木星に潜んでる理由がわかんないし、生命体だとしても都合の良い”木星の代弁者”、擬人化でしかなく、その真意は誰にもわかりません。主人公は自分たちに都合良く解釈してましたけど。

科学文明の対比として出てくる「ジュピター教団」はただのヒッピーの集団だし、その中の過激派の連中は「木星を破壊しちゃイカン!」と命懸けで妨害しに来るけれども、それじゃあ地球が、人類が全滅しても良いのか?という疑問を抱かないようだし、そのメンバーの中に数年ぶりで会った幼なじみ(恋人未満なのかな)がいたからって、いきなり寝るか、普通? しかも取り調べと称して個室に連れ込むなんざ、職権乱用じゃありませんかね。まあ、ここで描かれる無重力SEXシーンが、セールスポイントの一つだったのですが。

公開当時に映画館に見に行っているのですが、当時のメモを見ても「音楽と特撮以外、取り立てて語るべき点はない」と書いてあります。
その特撮シーンも、川北監督の頑張りは評価しますが、多分に『2001年宇宙の旅』を意識し過ぎで、もっとオリジナリティで勝負して欲しかったですね。このあたりは原作者兼総監督の意向なのかしらん。SF的小道具の数々も、一つ一つは魅力的でも劇中で活かされているものが殆どないのはねぇ。
音楽は・・・これは流石にハネケンです。素晴らしいです。でもユーミンの主題歌は微妙でしたが(もっと微妙なのは杉田二郎が歌う挿入歌の方ですね、やっぱり)。

恐れていたほどではなかったですが、苦痛とは言いませんが、見直すには気力・体力がいりましたね。
公開の翌年にTV放映されていますが、その時には130分近い大作をバサバサ刈り込んで92分でオンエアー。そちらはなかなかテンポが良く、それなりに愉しんだ記憶がありますが、DVDにもその再編集版を搭載して欲しかったなあと思ったりして。

なおこの作品、三浦友和、小野みゆき、平田昭彦(遺作!)、岡田真澄、森繁久彌など著名な日本人俳優と、ディアンヌ・ダンジェリー、レイチェル・ヒューゲット、ウィリアム・M・タピアなど知らない外国人との混成チームですが、その中で天才少年を演じていたのがマーク・パンソナという人。後のglobeのメンバー、マーク・パンサーその人だというのは結構有名な話なんでしょうか。自分は数年前まで知りませんでしたけどね。
[PR]
by odin2099 | 2012-01-02 19:40 |  映画感想<サ行> | Trackback(2) | Comments(0)
DVD&ブルーレイの売り上げがかなり好調だそうで、何となくホッとしてます。
結局この作品、成功したと言って良いのかなあ。

というわけで、自分も売り上げに貢献しましたので(笑)見直してみました。
映画館にももう一回行こうかなと考えていたんですが、いざとなるとなかなかその気になれず、結局DVD待ちになっちゃいましたが、これでは「ヤマト」ファン失格かな。

ともあれ、初見じゃないし自宅だし、肩肘張らずに気楽に見てましたが、うん、単純に楽しめました。

e0033570_9361768.jpg個人的にキムタクが大っ嫌いなので、どうしても古代進に拒絶反応が出てしまう面はあるのですが(古代に見える見えないといったレベルではなく)、それを割り引かなくても面白いんじゃないかな。
日本SFの最高峰、などとは思いませんし、映画自体が傑作だとも思いませんが。

それにオリジナルの「宇宙戦艦ヤマト」を知らない人にも、というより、知らない人こそ素直に作品世界に入り込めるんじゃないかと思いますが、如何でしょう。
死亡フラグの立ったキャラが律儀に死んで行くのもわかりやすいかも。

名セリフや名シーンをトレースすれば、それで「ヤマト」になると思ったら大間違いですが、そのあたりもギリギリ。
ただその一方で、きちんと再現して欲しかった部分もあったりして。

例えば冒頭の”冥王星海戦”ならぬ火星での戦いの際の、古代守と沖田艦長とのやりとり。
「あなたの下で戦えて本望でした」調の陳腐なものじゃなく、やはりここは
「明日の為に今日の屈辱に耐えるのだ。それが男だ!」
「男だったら、戦って戦って戦いぬいて、一人でも多くの敵を倒して死ぬべくじゃありませんか?!」
を再現すべきだったかと。
この映画だと古代守って、いてもいなくても良いキャラになっちゃってますからねえ。

またこれは再現ではなく、映画オリジナル設定、改変の部分なんですが、せっかく佐渡先生を女性にしたのだから、唐突にラストに古代の子どもを出すんじゃなく、何らかの伏線を張っても良かったかなあとも思いましたけどね。
子どもが出来たことを知った古代の葛藤、そして子どもの未来の為の選択、という部分があっても盛り上がったかなあとも考えたんですが、安っぽくなってしまうでしょうか。

波動砲発射の時に操艦を島から古代に渡す際、艦が揺れるのが芸が細かいとか、古代の成長物語でもあるのならば、やはりもっと年齢を下げるべきだろうなあとか、他にも色々書きたいことはありますけれど、とりあえず今回はここで筆を置きます。

過去記事はこちら

[PR]
by odin2099 | 2011-07-17 09:36 |  映画感想<サ行> | Trackback(2) | Comments(2)
ようやっと、今のところのシリーズ最新作まで到達。
ブログを始めた頃に観に行った作品で、その後シリーズを順番に追いかけてきましたけど、この作品をもう一度取り上げることで一先ず終了。
まだコンプリートじゃないですし、めでたくシリーズ再開の暁には付いて行く予定ですが、うーん、なんだかホッとしたかな。

実はこの作品をもう一度観たい!
・・・というところからシリーズ再見を始めたのですが、全作を順番にお浚いしてから、なんて制約を自ら設けてしまったもので、結局5年以上経ってしまいました。
これで「まい・ふぇいばりっと・む~び~ず」が(一応)完結して以来の、2つ目の大きな柱が終了。
他にも自分に変な枷を幾つか設けており、何か観たい時に観たい作品が観られなかったりとか色々あったりするもんで、これからはもう少し自由に作品観ようかな。

e0033570_21453632.jpgさてこの作品、今のところシリーズ最長の上映時間で、ざっと2時間越え。しかも冒頭部分を除くとゴジラが出てくるのは1時間ぐらい経ってからなんですが、他にも怪獣てんこ盛りな関係であまりそういう感じはしません。
まあ平成版の『怪獣総進撃』ですね。
あちらも「ゴジラ」最終作を意図して企画され、結果的に好成績だったので続行が決まったそうですが、こちらは残念ながらシリーズのワースト3に入る成績だったとかで、予定通りに眠りに就いてます。

今観ても、なかなか面白いと思うんですがねえ。
怪獣以外の人間側のアクションシーンに時間を割いていたり、松岡昌宏に菊川怜という主演コンビも意外性があったりで、これまで「ゴジラ」に興味がなかった人でも楽しめると思います。
というか、「ゴジラ」ファンじゃない方がより楽しめそう。
ゴジラがムチャクチャ強いし(前作がちょっと弱すぎたかな)、色々な面で贅沢な感じを味わえます。洋画ファン向きというか。

e0033570_239650.jpgそれにしてももう公開から6年以上かあ。
生誕55周年もスルーしたので、次のチャンスは2014年の生誕60周年。
何か既にゴジラが忘れ去られた存在になっている感がありますが、そろそろ復活して欲しいもんですね。
[PR]
by odin2099 | 2011-04-29 21:46 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

by Excalibur
ブログトップ