【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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現在まで続く”平成「仮面ライダー」シリーズ”、栄えある一本目が『仮面ライダークウガ』なわけですが、その1・2話を、スタッフを再結集し、未使用シーンをプラスし、アフレコやダビングもやり直し、ほぼ全カットに修正を加えたという再編集版がこの作品です。
といっても、よほど熱心に観ていたファンでなければその違いはわからないでしょうし、何故1~2話だけ<特別篇>を作ったのか、その理由もよくわかりません。ディティール・アップをさせたいのならば全話(は無理でも要所要所のエピソード)に手を加えて欲しいですし、物語の導入部、序章として再構成するのであれば、レギュラー・キャラクターが揃い始める5~6話くらいまで盛り込んで欲しいところなんですがね。この作品だけを観ても、何が何だかわからないと思います。

e0033570_23464083.jpgそれにしても改めて観ると、『クウガ』は良いですねぇ。
「仮面ライダー」を名乗りながらも、従来の作品群との接点はなし。単なる子ども向けの荒唐無稽なフィクションではなく、地に足の着いたというか、もしかすると現実にあるんじゃないかと思わせるぐらいリアルな物語展開、そして登場人物たちの身近な日常生活の点描などなど、”大人向け”という言葉では片付けられないくらい深みのあるドラマが繰り広げられています。
しかもそれが、仮面ライダーである主人公のドラマと乖離しているわけではなく、有機的に結びついているのは稀有なことです。
これはオダギリジョー葛山信吾、村田和美ら出演者らの演技に負うところ大だとも思います。

今となっては個性的な俳優と認識されているオダギリジョーですが、この当時は相棒の葛山信吾に押され気味でした。DVDの特典映像には、この作品の発売記念イベントの様子も収められていますが、他のキャストへの声援の多さにガックリ項垂れるオダギリジョーの姿も捉えられています。
またこの頃は、『クウガ』の映画化企画というのも持ち上がっていて、ファンサイトでも署名運動が盛ん。そしてオダギリジョーを始めとするキャストたちも映画版に対する意気込みを熱く語っていたりもしたのですが、結局は映画化企画は頓挫し、今では公式プロフィールからも『クウガ』への出演歴が抹消されていたりするのは、当時夢中になっていたファンからするとかなり寂しいことではあります・・・。
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by odin2099 | 2007-01-25 23:56 | ビデオ | Trackback | Comments(10)
宇宙海賊キャプテンワルダーがロビンを花嫁にし、ロビンの故郷バレリーナ星を支配しようと地球へやってきた。ロボコンたちはロビンを守ろうと奮闘するが、宇宙妖術師アークマンはロボコンたちを洗脳してしまい・・・。

e0033570_22512756.jpgTVシリーズ『がんばれ!!ロボコン』の劇場用新作で、<東映まんがまつり>で上映された一本。
公開当時はヒーロー物風のロボコンに若干の違和感を覚えたものだが、映画ならではスケール感が盛り込まれているのはファン・サービス。大野しげひさ、加藤みどり、由利徹ら芸達者なレギュラー陣や、佐久間真由美、島田歌穂などベテラン子役の好演もあって、今観てもなかなか楽しめる。
なお、アークマンを演じているのは天本英世。独特の存在感はこの作品でも健在だ。




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by odin2099 | 2006-12-21 22:52 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_22243231.jpg大道寺博士が開発した人工重力装置を狙うショッカーと、それを阻止せんとする二人の仮面ライダーの攻防を描いた『仮面ライダー』シリーズの劇場用新作映画の一本目。のみならず、現役TVヒーロー番組の拡大劇場版公開の先駆ともなった歴史的な作品でもある。

公開は爆発的人気となった<2号ライダー篇>のクライマックスとぶつかり、1号ライダーをゲストに迎えての「ダブルライダー」を前面に押し出し、大挙して出現する再生怪人軍団、映画でしか見られない新怪人の登場、スケールの大きなショッカーの計画といった目玉を多数用意し、しかもシネマスコープ・サイズの大画面でライダーが大活躍するというのだから、これは現役視聴者である子供たちへのアピール度は充分過ぎるほど。
e0033570_22245833.jpgそして<新1号ライダー篇>突入に先駆けて変身ポーズを初披露する本郷猛、といった思わぬ拾い物的なシーンもあってか、集客効果はバツグン。従来、中編規模の名作アニメがメイン番組だった<東映まんがまつり>は、これ以降ヒーロー番組中心に構成されることになった。

ただ、これだけ魅力的な要素を詰め込みながらも、映画の出来は今ひとつ。再生怪人軍団も何体かを除けば見せ場は与えられず、1号2号の共闘もインパクトが弱い。現場処理が多かったのかも知れないが、もう少し脚本を練り直して欲しかったものである。
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by odin2099 | 2006-12-05 22:26 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(0)
e0033570_22354352.jpg<東映まんがまつり>が<東映アニメフェア>に刷新された際に、実写ヒーロー作品は除外されてしまいました。一時は<東映スーパーヒーローフェア>という枠も出来ましたけれど、結局は定着するに至らず、本作がスーパー戦隊シリーズとしては久々の劇場用作品。併映が『仮面ライダーアギト/PROJECT G4』ということで、日曜朝の気分をそのまんま映画館へ持ち込んだのが功を奏したのか、以降この組み合わせで6年連続して新作が作られ続けています。おそらく来年もやることでしょう。

物語は、別次元へと飛ばされたガオレンジャーたちが、やはりそこでも暴虐の限りを尽くしていたオルグに対し、レジスタンスを助けて戦いを挑むというスケールアップを図った番外編になっていて、新しいパワーアニマルが登場したり、主題歌を出演者が歌うヴァージョンに差し替えたりと、「東映創立50周年記念作品」にして「スーパー戦隊25周年記念」に相応しいお祭り要素が満載の内容になっています。
逆に色々な要素を詰め込みすぎて消化不良をおこしている部分もないではないですが、終始子供の視線を失わない作りは充分評価に値すると思います。

e0033570_223697.jpgゲスト主役は大沢樹生と佐藤康恵の二人で、これは映画ならではの豪華なキャスティングということになるでしょうが、その一方でこの作品をステップに金子昇や玉山鉄二、或いは監督としても活躍している堀江慶ら新たなスターも誕生しています。
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by odin2099 | 2006-11-27 22:36 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_21364.jpg副題は『メイキング・オブ「スケバン刑事/コードネーム=麻宮サキ」』
その名の通り、松浦亜弥主演の『スケバン刑事/コードネーム=麻宮サキ』のメイキング・ビデオです。

映画の撮影風景あり、出演者やスタッフのインタビューあり、という当たり前の作りで、あややベッタリではない(石川梨華をはじめとする美勇伝を無視しているでもない)というごくごく普通の内容に、非常に安心感を覚えました。

というのは、見たいのはあくまでも『スケバン刑事』という映画のビハインド・シーンであって、松浦亜弥のイメージDVDが見たいわけではないからです(あ、勿論あややのイメージDVDはDVDで存在価値があると思います。でもあくまで映画のメイキングはメイキングで独立した存在であって欲しいという意味です)。
ともすれば主演アイドルのファンのみを対象として、映画そのもののファン向けではないメイキング作品は少なくないのですが、その点でこのDVDは合格点ですね。

e0033570_2132030.jpgまた、思いの外本編の見所シーンが公表されていることにも驚きました。
もうちょっと見せ場を伏せておくかなぁとも思ったんですが、なかなかサービス精神旺盛です。
もっとも本編を見てからでないと、そのシーンがどういう意味を持っているのかはわからないのかもしれませんけれど。

勿論不満がないわけじゃありません。
本来ならこのぐらいの内容は販売用のDVDではなく、無料プロモーション用として作るか、あるいはTVでの特番で見せて欲しいですし。
でも他のメイキング・ビデオと比較した場合、この程度なら御の字なのかなぁとも思いました。
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by odin2099 | 2006-10-27 21:05 | ビデオ | Trackback | Comments(2)
『魔犬ライナー 0011変身せよ!』と『仮面ライダー対じごく大使』をメインにした1972年夏の<東映まんがまつり>は、”へんしん大会”と銘打たれていました。TVシリーズからは『変身忍者 嵐』と共にこの作品も1挿話がプログラムに組み込まれていますが、選ばれたのは派手なアクション満載の第14話「魔人アリゲルゲと13のドルゲ魔人」でした。

e0033570_03255.jpg『ルパン三世』第1シリーズの後を受けて放送された作品ですが、裏番組が『ムーミン』だったことや、同じ東映製作の『仮面ライダー』の亜流だと捉えられ(スタッフも共通していますし)、視聴率はかなり苦戦したようです(後に『宇宙戦艦ヤマト』も苦戦した枠です)。加えてドルゲという名前のドイツ人の子供が学校でいじめに遭ったことなどが大きく取り上げられるなど、どちらかというとマイナス・イメージの方が強いのではないでしょうか。反面、そのユニークで強烈なキャラクターには根強いファンも多く、オモチャはかなり売れたのだとか。南野陽子がこの作品のファンなのは有名な話で、その昔自身のラジオ番組の第一回目で主題歌を流していましたっけ。

e0033570_2313666.jpg僕自身も番組は観たことがなく後になってビデオで数本観ただけで、その中にこのエピソードもあったわけですが、それだけで『バロム・1』がどういう作品なのかわかる訳もありませんが、必殺技の”バロム爆弾パンチ”が通用しない強力なドルゲ新魔人と復活再生された魔人軍団の登場、スケールの大きな(?)ドルゲの新計画、そして特訓の末に新たな技を生み出したバロム・1のリターン・マッチという構成は、子供にアピールする要素は充分にありそうに思えます。
ただ、同じく『仮面ライダー』の亜流と見られがちな『変身忍者 嵐』が、こちらは時代劇という要素もあって判別しやすいのに比べるとやはり不利であるのは否めず、特に併映である『仮面ライダー対じごく大使』を先に観てしまえば、また同じような作品を、と思われてしまうのは致し方ないでしょうね。もし『仮面ライダー』がプログラムになかったならば、作品を広くアピールする場になっていたかもしれません。もっともそうなると興行的価値はガタ落ちだったでしょうが・・・。

余談ですがこのエピソード、ゲスト主役は子役時代の塩屋翼です。丁度『海のトリトン』を演じていた頃ですが、ファンならば声を聴いただけでわかると思います。出番も多く、なかなかしっかりとした演技を披露しております。
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by odin2099 | 2006-10-20 22:28 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
マシン帝国バラノイアの繰り出すマシン獣と妖怪の前に苦戦を強いられるオーレンジャー。三浦参謀長はこの危機に、妖怪退治の専門家・カクレンジャーの協力を要請。かくして2大戦隊の大激闘が始まった!

e0033570_21442938.jpgTVシリーズ『超力戦隊オーレンジャー』をベースに作られた東映Vシネマ。これが見事に当たり、以後現役の戦隊ヒーローが、前年度放映の先輩戦隊ヒーローと共演するVシネマの製作が恒例となった。
45分という長さだが、2大戦隊の共闘シーンは言うに及ばず、テンガロン・ハットを被りギターを爪弾きながら登場する三浦参謀長(演じるのは宮内洋!)のアクション・シーンや、オーピンク・丸尾桃こと珠緒(現・さとう珠緒)が窮屈そうなビキニ姿で飛び跳ねたり(?)とファン・サービスも充分。彼女のファンに言わせると、イメージビデオなんかよりもこちらの方が魅力的なんだとか?!

カクレンジャーは完全なゲスト扱いで、ニンジャレッド・サスケの小川輝晃とニンジャホワイト鶴姫の広瀬仁美の二人以外は殆ど出番がないのが残念だが(ニンジャブラック・ジライヤのケイン・コスギも顔がわかるかわからないか程度・・・)、逆に二人のキャラは立っていて物語としては面白くなっている。両作品に対する予備知識が乏しくても大丈夫! 当時の自分も知らないなりに愉しんだのだから。
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by odin2099 | 2006-10-18 21:44 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
度重なる作戦失敗の責任を取らされ処刑寸前のザゾリア博士は、デスダークを逃げ出しゴーグルファイブに助け出された。組織を裏切った博士からデスダークの新計画を聞きだし、それを阻止せんと出動するゴーグルファイブ。しかしそれは巧妙に仕組まれた罠だったのだ・・・!

e0033570_21453066.jpg<スーパー戦隊>シリーズとしては4作目(通算6作目)となる『大戦隊ゴーグルファイブ』、そのTVシリーズをベースにした劇場用新作映画。本放送では1話くらいしか見ていなかったが、たまたま暇な時期(?)に再放送をやっていたので、その結果シリーズの三分の二以上は見る羽目になったが、劇場版は今回初見。

ゴーグルピンク=桃園ミキを演じた大川めぐみや、ゴーグルブラック=黒田官平を演じたJAC(当時)の春田純一がマニア層に注目されたりもしたが、戦隊モノがある意味でもっとも低迷していた頃だけに作品としてはあまり見所のないシリーズだった、というのが当時の印象。
友人などは「流用BGMを探すことだけしか価値はない」と言い切っていたくらいで、実際『人造人間キカイダー』や『バトルフィーバーJ』など渡辺宙明がこれまでに手掛けた東映ヒーロー作品のBGMが少なからず流用されており、その出典探しは確かに面白かったものだ。

TVシリーズがもう少し進んでからだったらスタッフもキャストも慣れてきただろうが、おそらくTVシリーズ撮入からさほど時間をおいていない時期だろうということで、この劇場版もさしたる見せ場もなし。ザゾリア博士がこの後、TVシリーズで実際に粛清されてしまうのが何とも意味深ではあるが。

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by odin2099 | 2006-10-06 21:45 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_1453293.jpg去年の夏には上野樹里が主演、飯田譲治の監督で10月にクランク・インし、今年東宝系で劇場公開されるという告知がされていましたが、蓋を開けてみるとTVシリーズ版と同じく東映の製作に落ち着きました。その間に一体何があったのでしょうか
ということで、松浦亜弥が”期間限定”4代目麻宮サキを襲名した劇場版が公開されました。
もっとも劇中では”4代目”とは呼ばれておらず、しばらく使われていなかった名前とだけ語られていましたので、他にも麻宮サキを名乗った人物がいたのかもしれません。なにせシリーズが幕を下ろしたのは18年も前のことですから。

監督は深作健太、共演は美勇伝の3人で、中でも石川梨華が”裏の麻宮サキ”とでも呼べるキャラクター秋山レイカに扮して、クライマックスでサキとの壮絶なバトルを繰り広げます。そしてサキをサポートする暗闇機関のエージェントに竹内力、大ボスを窪塚俊介が演じています。
スタッフ、キャストの一新は当然のことながら製作体制も変り、旧作はフジテレビ主体で作られていましたが、今回はテレビ東京やテレビ大阪が加わっているのは、ハロプロ(というよりもアップフロント・エージェンシー)との関係からでしょう。主題歌も松浦亜弥、ではなく藤本美貴とのユニット”GAM”が手掛けていますし。

そんな中で唯一旧作との接点となっているのが長門裕之の出演で、役名は”暗闇警視”。
これは原作版と同じなんですが、TVシリーズ版では”暗闇司令”でしたので、これは同一人物なのか、はてまた似て非なる別人なんでしょうか。
また初代麻宮サキを演じた斉藤由貴が、サキの母親役で特別出演しているのですが、これにはちょっと驚きの仕掛けが・・・。
今回の斉藤由貴の出演には、文字通り”特別出演”以外の意味はないと思っていたのですが、昔はスケバンとして鳴らし、特命刑事だったこともあり、そして名前はサキ・・・とくれば明言はされていないものの、これは初代麻宮サキの後身ということになります。生死不明で伝説と化した初代麻宮サキを、こんな形で引用しては欲しくなかったですね。まぁ百歩譲って、これをパラレルワールド的続編と解釈すれば許せないこともないんですが・・・・・・。

母親の釈放と引き換えに特命刑事となる経緯は原作版に近いものがありますし、孤高の存在でありながら友情には厚いサキの性格や、原作版の海槌麗巳が投影されていると思しい秋山レイカの設定など、意外に真っ当な『スケバン刑事』の映像化となっている部分もありますし、松浦亜弥も石川梨華も好演していますので、プログラム・ピクチャーとしては肩肘張らずに充分楽しめると思います。松浦亜弥=スケバン刑事というのはイメージのギャップを狙ったキャスティングだと思いますし、これは歴代の斉藤由貴、南野陽子、浅香唯に共通していることだと思いますが、ただ松浦亜弥は芝居もアクションも上手すぎて、作品見ている限りでは違和感をあまり感じさせないのが誤算といえば誤算でしょうか。
また石川梨華とは、おそらく互いの役を入れ替えても作品は立派に成立したんじゃないかと思われます。
もっとも旧作の面影は皆無ですし、それだからこそ4代目、シリーズ最新作ではなく、全く独立した作品として作った方が良かったのではないかとは思いましたが。

”期間限定”の謳い文句とは裏腹に、ラストは続編の可能性を残したものでした。劇場版でもTVシリーズでも構いませんので、”新生”スケバン刑事の活躍、まだまだ見せて欲しいものです。
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by odin2099 | 2006-09-30 14:54 |  映画感想<サ行> | Trackback(23) | Comments(16)
劇場版『スケバン刑事』の第2弾ですが、前作の続編ではなくTVシリーズ『スケバン刑事III/少女忍法帖伝奇』のキャストを起用した独立したお話になっています。

e0033570_01280.jpg二代目麻宮サキはTVシリーズのラストで早乙女志織という本名を取り戻し、普通の学生へと戻りましたが、三代目麻宮サキこと風間唯は、スケバン刑事というシステムをより発展させた青少年治安局所属の学生刑事として、変らず任務についているという設定で物語は始まります。
関根蔵人によって組織されたこの組織は、治安維持を名目に学生たちに強引な粛清を加えていましたが、唯はこのやり口に反発、故郷の九州へと帰ってしまいます。しかし関根蔵人の真の目的は国家規模のクーデターであり、秘密を知った二人の姉・結花と由真、そして暗闇司令までもが治安局に狙われることになり、ハミダシ者の集団・番外連合と共に立ち向かうことになる、というのが大筋です。

当時のメモを見ると前作よりも楽しめ、かつ『III』の完結編としても、また『スケバン刑事』というシリーズ全体のラストとしても納得出来たと書いてあるのですが、今見るとどうも納得いくものじゃありませんね。クーデターを企てる悪役というのは前作と同じですし、番外連合の設定はどうも『III』からの流れでは違和感があります。もしかするとこのあたりは、幻に終ったパート4用に用意されていた設定だったのかも知れません。
『II』は手放しで喜んでいた原作者も『III』にはご不満タラタラだったそうで、その結果シリーズは終了してしまったのですが、一部で紹介されたパート4用のプロットには、善悪二人の麻宮サキが登場するというものもあり、それが今回の学生刑事、そしてそのリーダーである阿川瞳子の存在に影を落としているように思えます。
またこの阿川瞳子にしろ、関根蔵人にしろ、かなりの裏設定が存在しているのですが、その辺りが劇中では全く語られていないのも、1時間半という短い映画の枠よりもTVシリーズを想定したものだったのかな、という気がしますし。

『II』では南野陽子を、『III』では浅香唯と大西結花をスターダムに伸し上げ、一部で「スクラップ・アイドル再生番組」などと揶揄されもしたこのシリーズでしたが、デビューの頃を知っているだけにこの時期の浅香唯は美人になりすぎて今ひとつ面白みにかけますね。もっと垢抜けない頃の方が可愛く感じたものです。
さて、今回4代目を襲名したのは松浦亜弥。歴代随一のビッグネームの登板ですが、はたしてどうなりますことやら。単発の映画一本きりということでのビッグネーム起用なんでしょうが、本来ならもっとマイナーどころを抜擢し、それをメジャーに育てるのが本来の伝統だという気もしますね。
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by odin2099 | 2006-09-26 06:22 |  映画感想<サ行> | Trackback(2) | Comments(2)

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