【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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e0033570_19475367.jpg急いでep1からep6まで観て、公開初日に劇場へ行ってきました。『ガンダムUC』を劇場で観るのは最初で最後。OVAが出てすぐにチェックしていたんですが、リリースが長丁場になりそうだったので、まとめて見たいと完結まで封印していましたが、それが功を奏した感じ。物語に一気に引き込まれました。


上映に先立ってepisode EX「百年の孤独」を上映。
宇宙世紀の歴史を『UC』の映像を中心に『ガンダム』『Z』『ZZ』『逆襲のシャア』の映像を織り交ぜ、カーディアス・ビストのモノローグで綴るというもの。
当初はサイアム・ビストのモノローグの予定だったが、永井一郎の急逝により構成を変更せざるを得なくなったという曰くつきですが、これがepisode7の序章として上手く機能しています。


e0033570_19480577.jpgそして本編の上映。
過去の6話は上映時間が1時間弱でしたが、この最終話は1時間半。独立した一本の長編映画としての堂々たる風格を漂わせる作品になっていました。
今回もブライト・ノア、カイ・シデン(映像のみでベルトーチカ・イルマも)ら旧作のキャラクターが出てきますが、いずれも顔見世ではなく重要な存在となっています。
言ってみれば借り物のキャラクターたちですが、遠慮することなくメインストーリーに組み込むことで、しっかりとシリーズの一作品としての立場を確保、主張しているとも言えます。


収録は昨年10月に行われたそうですが、発表の順番としてはこれがおそらく永井一郎の遺作。それに古谷徹、潘恵子といった出演陣、流れてくる「ビギニング」のメロディ……。ストーリーとしては『逆襲のシャア』の、映像や物語の構造上は劇場版『ガンダムIII』の、それぞれ続編と言った趣が強いですが、宇宙世紀を総括する「続編」でもありました。
トミノ抜きでありながら、トミノガンダム足り得ていると言っても過言ではないと思います。
ep1から6まで観て『ガンダムUC』に納得できなかった人でも、この作品を観ることで得心する方がおそらく何人もいるのではないかと思います。


本編終了後に『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I/青い瞳のキャスバル』の特報が流れましたが、今度は宇宙世紀ガンダム始まりの物語として期待させてくれそうで、来年春の始動が今から待ち遠しく感じられます。


 × × × ×


劇場限定のBDやプラモを買うための整理券の配布が7時から。
ということで朝の6時半くらいに劇場へ着いたのですが、既に長蛇の列。建物を一周していました。『宇宙戦艦ヤマト2199』でも半周ぐらいだったから、改めて「ガンダム」人気の凄さというか裾野の広さを実感。客の年齢層も「ヤマト」よりは幅広かったですしね。
途中で列は折り返して建物を一周半しており、自分の観賞回が8時過ぎだったので間に合うかとハラハラドキドキもんでしたが、何とか上映開始の20分くらい前に整理券をゲット。
更に鑑賞後に20分ぐらい並んで、BDも無事に購入できました。
朝の行列だけで1000人以上はいたと思いますし、座席数と上映回数で単純計算すると今日だけでこの劇場で、のべ3800人近くの人が観たのですから大したものです。


【ひとこと】
この物語は一応のハッピーエンドを迎えますが、時系列的には『機動戦士ガンダムF91』へと続くわけで、結局人は変わらないままなのだ、と思うと空しいですね。
バナージは、ミネバは、この後どのような生を生きたのでしょうか。


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by odin2099 | 2014-05-18 00:12 |  映画感想<カ行> | Trackback(9) | Comments(0)

e0033570_19474096.jpgガランシェール隊と共同戦線を張ることになったネェル・アーガマは、地球連邦艦隊からの攻撃を受け窮地に陥る。
そこへ介入したのは「袖付き」のフル・フロンタルだった。
やむなくネオ・ジオンと共闘することになったネェル・アーガマだったが、それに不満を持つ乗組員も多く、艦内は不穏な空気に包まれる。
それはガランシェール隊をはじめとするネオ・ジオン側とて同じこと。両者の間には簡単に消せぬ深い恩讐があったのだ。

そんな中で遂にフロンタルは自らの理想を語る。
彼の語る言葉は耳に心地よく、一方では正論でありながらも、バナージとミネバには到底納得しがたいものであった。


e0033570_19485499.jpg本来ならば『ガンダムUC』はこの第六話で持って完結すると告知されていたが、前巻リリース時に延長が発表され、ドラマは更に重く興味深い展開を見せるようになっていく。「ラプラスの箱」を巡っては、ビスト財団、連邦政府、ネオ・ジオン、それにバナージとミネバ、それぞれに思惑が違うのだが、リディ・マーセナスというキャラクターを置くことで多様性をより強調した構成になっている点は面白い。


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by odin2099 | 2014-05-17 19:51 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_23395035.jpgバナージとリディの前に突如出現した黒いガンダム。それはビスト財団当主代行のマーサによって再調整されたプル・トゥェルブ=マリーダだった。
拘束されロンド・ベル旗艦ラー・カイラムへ連行されたバナージは、ラプラスの箱へと繋がるデータの開示を拒否。マーサはマーセナス家から引き渡されたミネバを餌に、バナージの口を割らそうと画策する。
バナージと会い、オードリー=ミネバを援けたいという意志の強さを確認したブライトは、密かにガランシェール隊と連絡を取り、ネェル・アーガマと共同戦線を張ってのミネバ奪還の指示を下す。


エピソード4のブライトに続き、今度はカイ・シデンとベルトーチカ・イルマが登場。
旧作のキャラが単なる顔見せではなく、きちんと役割を持って出てくれ、しかもカイは古川登志夫、ベルトーチカは川村万梨阿と、オリジナルキャストがそのままなのものは嬉しい。と同時にシリーズの持つ歴史の深さ、重さをも実感。


e0033570_19471815.jpg一方のブライトだが、こちらは物故された鈴置洋孝に代わってこの『UC』では成田剣が登板。最初に予告映像を見た時にはあまりの違和感のなさに驚いた。
実際に本編を見るとさほど似ているようには聞こえないのだが、それでもキャスト変更故に全くの別人に見えてしまう危険性の高い中で、しっかりと「ブライト・ノア」という人物を体現してくれていることには感謝の言葉しかない。


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by odin2099 | 2014-05-16 00:12 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_22423652.jpg物語は地球へ。
ギルボアを自らの手で殺めてしまったことによって自分を見失いかけているバナージは、「袖付き」のガランシェール隊と同道することになり、連邦とジオンの懸け橋になれるのではないかと幻想を抱いていたリディは、政府高官である父からマーセナス家の秘密を聞かされ、その矜持が崩されていく。そしてミネバはなおも自らの進むべき道を模索中ながら、幽かな光を掴みかけようとしている…といった第4話。


このエピソードからロンド・ベル隊司令としてブライト・ノアが登場。出番は少ないながらも、シリーズを代表する独特の背景を持つキャラクターが現れることによって、物語が一気に引き締まった感がある。ラー・カイラムの艦長室にはさりげなく?アムロの写真も飾ってあるようだが、今後の物語への関わりに大いに期待させられる。


それにしても連邦、ネオジオン入り乱れての戦闘状態に政治劇、この物語が間違いなく『Zガンダム』や『逆襲のシャア』の延長線上にあることを思い起こさせてくれ、嬉しい限りだ。


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by odin2099 | 2014-05-14 22:43 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

ユニコーンガンダムとバナージの奪還のため、連邦軍は「袖付き」の拠点である小惑星パラオを急襲。一方ミネバは政府高官の息子であるパイロット、リディと共にネェル・アーガマから離脱、地球へと降りようとする。
パラオから逃走中にバナージはミネバと再会、彼女の目的を知りリディに後事を託す。
だがネェル・アーガマに辿り着く前に、”赤い彗星”フル・フロンタルやマリーダ・クルスらの猛追を受けるバナージ。その最中にユニコーンガンダムが再び覚醒した!


e0033570_22452571.jpgマリーダの正体が強化人間プル・トゥエルブであることが判明し、この作品が『Zガンダム』や『ZZ』と地続きの世界観であることを嫌でも意識させる作りになっている第3話。
ネェル・アーガマの軍医はハサンだし(声もオリジナル・キャストの佐藤正治)、バナージもどことなくカミーユを彷彿とさせるような…?


キャラクターの多さに物語の流れを見失ってしまいそうだが、意外にも短い時間の中で各人がしっかりと描かれており、エコ-ズのダグザ中佐にせよ、パラオでバナージと接する「袖付き」のギルボアにせよ、出番は少ないながらも決してその他大勢に堕していないあたり、文芸、演出の力量が伺える。


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by odin2099 | 2014-05-12 22:48 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_19473668.jpgオードリーを助け出したい一心でユニコーンガンダムを起動させたバナージは、マリーダの乗るクシャトリヤとの戦闘の後、連邦軍ロンド・ベル隊のネェル・アーガマに拿捕される。艦には奇跡的に助け出されたオードリーも乗艦していた。
ネオ・ジオンの残党「袖付き」は、ネェル・アーガマに「ラプラスの箱」があると見てこれを急襲。バナージはオードリーを守るべく出撃するが、「シャアの再来」と噂される首魁フル・フロンタルと戦い、今度は「袖付き」の捕虜となってしまう。
オードリーの正体がミネバ・ザビであることを知ったバナージは、連邦、ネオ・ジオン双方の多くの人との出会いから、果たして何を見つけるのか――?


物語がいよいよ動き出した第2巻には、「赤い彗星」フル・フロンタルが登場。
その容姿のみならず声までもがシャア・アズナブルに酷似した彼の登場シーンは、彼自身のみならず周囲のキャラクターが発する台詞までもが「ファースト・ガンダム」当時のシャアを彷彿とさせるものばかり。パロディではなく、ここまで臆面もなくトレースすればいっそ清々しいというもの。
しかも彼が出てくるだけで画面が引き締まるのは、流石の貫録としか言いようがない。


連邦側には特殊部隊エコーズやらアナハイム・エレクトロニクスの社員らが関わり、「袖付き」とて一枚岩ではなく、ビスト財団の真の目的は未だ不明。新しく登場するキャラクターも一気に増え、1時間という分量で描くには些か飽和状態かと思わざるを得ないが、説明不足がかえって「ガンダム」らしさを生み出している面も否定出来ない。
懐かしくも新しい、これはある意味で究極のファン・ムービー(二次創作)で、かつオフィシャルな続編とも言えるだろう。


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by odin2099 | 2014-05-05 19:50 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_20533673.jpg宇宙世紀0096、連邦やアナハイムを陰で操っていると噂されるビスト財団は、秘匿されていた最重要機密「ラプラスの箱」を、ネオ・ジオンの残党「袖付き」に引き渡そうとしていた。戦争を止めたいと願う謎の少女オードリーは、取引場所となる工業コロニー<インダストリアル7>へ密かに降り立ち、そこでバナージという少年と運命的な出会いを果たす。オードリーの熱意にほだされたバナージは彼女を援け、大きな歴史の渦に巻き込まれていくことに――!


小説が出た時は飛びついたのですが、読みづらかったり設定が複雑だったりで途中で挫折。そこでアニメ化に期待したのですが、完結までが長丁場になることが予想されたのである程度まとまってから、などと考えて長く封印しておりました。
しかしそれもようやく完結が近付いたこともあり、遂に解禁。『ガンダム』というより、やはり『Zガンダム』以降の作品の流れを汲んでいる雰囲気ではありますが、宇宙世紀を舞台にした物語で、ジオン・ダイクンとかブライト・ノアなどという名前が出てくると、例え本人が出てこなくても高まるものがあります。


今回は第1話ということもあって物語の導入部、本格的な展開は2話以降なので評価はまだ保留ですが、約1時間という長さで全体的なクオリティもなかなかなもの。ソフト発売に先駆けて劇場公開されていることもあるので、「OVA」ではなく「映画」扱いにしておきます。
思えばこの作品のヒットが、『宇宙戦艦ヤマト2199』実現への後押しになったのは間違いないのでしょうね。


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by odin2099 | 2014-04-17 19:40 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_17223643.jpgスペースコロニー<インダストリア7>を脱したバナージとオードリーたちは、連邦軍ロンド・ベル所属の戦艦ネェル・アーガマに収容された。「ラプラスの箱」の鍵となるユニコーンガンダムを巡って、艦内では様々な思惑が錯綜する。そんな中、ネェル・アーガマに奇襲を掛ける赤いモビルス-ツがあった。それを操るのは、ネオ・ジオンにあって”赤い彗星”シャア・アズナブルの再来と噂されるフル・フロンタル・・・!

サブタイトルが「赤い彗星」となった3巻目。バナージの出生の秘密、オードリーの正体なども明らかにされ、ファーストや『Z』序盤を思わせる展開に、更に「見せてもらおうか。新しい<ガンダム>の性能とやらを」と嘯いて参戦してくるフル・フロンタルなどやりたい放題ですな、もう。
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by odin2099 | 2007-12-29 17:23 | | Trackback | Comments(0)
ビスト財団と、反政府組織「袖付き」との間で行われていた”ラプラスの箱”を巡る協議は、地球連邦軍ロンド・ベル隊の介入によって破局を迎え、人々の運命は大きく変ってゆく。その中で少年バナージ・リンクスは、白いモビルスーツと出会うのだった・・・!

副題「ユニコーンの日」の下巻。e0033570_1081361.jpg正史に組み込まれるということは、物語の前後が予め決められているということ。この作品の舞台は宇宙世紀0096年だが、『逆襲のシャア』での事件は0093年で、『F91』は0123年。更に小説だけの準公式とはいえ『機動戦士ガンダム/閃光のハサウェイ』が0105年の世界を描いているだけにあまり思い切った展開は出来ないと思われるのだが、そのあたりは作者を始めプロジェクトに関わっているスタッフのお手並み拝見と言ったところ。
それを逆手にとって、主人公のバナージがアルバイトをしているジャンク屋がブッホ社だったり、サナリィの名前を出すなど、先行する後の時代を描いた作品とのリンクを盛り込むなど、わかる人にはわかるといった楽しみも用意されている。

そしてようやく主役メカのユニコーン・ガンダムが登場。
更に”シャアの再来”と呼ばれている、ソックリの仮面を付けた謎の男フル・フロンタルも登場し、助走が終わっていよいよ物語は本編へと入っていった感じである。
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by odin2099 | 2007-12-09 10:09 | | Trackback | Comments(4)
サンライズと角川書店が組んで送る、宇宙世紀を舞台にした新たなる「ガンダム」ストーリー。既に『∀ガンダム』ノベライズも担当した福井晴敏が小説を執筆し、キャラクターデザインに安彦良和、メカニックデザインにカトキハジメを迎えた大掛かりなプロジェクトである。

e0033570_20534330.jpg宇宙世紀0096年――既存の映像作品では『機動戦士ガンダム/逆襲のシャア』と『機動戦士ガンダムF91』の間――、開放されれば地球連邦政府は終演を迎えると言われる”ラプラスの箱”を巡り、その箱を所有するビスト財団、そして箱を譲渡しようとする相手であるネオ・ジオンの残党、更にそれを阻止せんとする連邦軍の思惑が絡み、再び戦火の火蓋が切られようとする中で、一人の少年が目覚めるという「ガンダム」らしいもの。
旧作からのキャラクターではロンド・ベルの司令としてブライト・ノアの名前が出てくる程度だが、そのロンド・ベルの部隊が乗艦している戦艦はあのネェル・アーガマであり、また本作のヒロインは偽名を名乗っているが、その正体は旧作の某有名キャラクターであることは明白なので、正史に組み込まれる所謂”公式”作品ということになるのだろう。

まだまだ物語は序章と言ったところで肝心のガンダムすら登場していないが、かなりの量の伏線が張り巡らされているようで今後の展開が楽しみである。
ただ登場する勢力が大きく分けても3つあり、更にその内部でも細かく分かれているようなのでキャラクターの数が多いのが難点。一気に読まないと途中で混乱してしまう。
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by odin2099 | 2007-12-08 20:55 | | Trackback(1) | Comments(4)

by Excalibur
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