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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

タグ:西崎義展 ( 131 ) タグの人気記事

e0033570_07115162.jpg「宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち~第一章 嚆矢篇~」の公開も近づいてきましたので、おさらいも急ピッチ。
いよいよ続編では本格的にガトランティスが出てくるわけですが、その前哨戦としての本作です。
短期間にかなり繰り返して見たので、結構飽きちゃったなあと思っていたのですが、久しぶりに見直すと面白いですねえ。
最初は正直「ながら見」していたんですが、すぐに引き込まれました。

旧作世代だと戦闘指揮を執る古代というのはスンナリきます。
時に旧作の古代は無為無策というか、行き当たりばったりで戦闘指揮を執ってる風に見えるんですが、本作の古代は周囲の状況をきちんと把握し考えながら組み立ててる感が出ていて、見ていて安心です。
旧作古代だとかなーり無茶な命令出すこともありますしねえ。

途中で例の大和ホテルに辿り着いてからが多少なりとも退屈しちゃう部分なんですが――これ、物語の中心になるのが桐生とか沢村とか或いはガミラス側のメンバーだとか馴染みの薄い連中だからで、これが島や雪や真田、加藤といったメインクルーだったらもう少し違っていたでしょうね――、これだけ長時間ヤマトが出てこないエピソードというのも珍しいでしょう。
だからこそクライマックスのヤマト・ガミラス連合艦隊VSガトランティス艦隊が引き立つんだと思いますが。

試写会や先行上映の評判は上々の由。
期待よりも不安が未だ大きい「2202」ですが、百聞は一見に如かず、公開を楽しみに待ちたいと思います。

【ひとりごと】
e0033570_07130888.jpg何度も書いてますけど、「蛮族襲来」を聞く度にアキラさんが手がけたミュージカル『GANKUTSU-OH』を思い出すんですよねえ。
このミュージカル、DVDで出してくれないかなあ。
WOWOWで放送した時の録画と、VHSで出たビデオテープは持ってるんですが。

【ひとこと】
本作の沖田艦長、全体的に柔和な表情のシーンが多く、なんだか顔立ちそのものも丸っこくて可愛らしい。
頑固オヤジというより好々爺ですな。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23204859/


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by odin2099 | 2017-02-18 07:14 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
新作公開に合わせシリーズ全部を見直す余裕も、またその気も起きないんですが、そんな時に有難いのが総集編の存在。
まだ気が早いですが「宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち」も完結した暁には総集編が作られるでしょうか?

e0033570_20304536.jpgさてさてかなりしつこいくらいに見直してるこの作品なんですが、あれ?あんだけ見てるのに意外に覚えてない???
最後に見てから1年半以上はゆうに経ってるんですが、こんなシーンあったっけ?こんな繋ぎ方だったっけ?と心もとない有様。
老化現象、やばいですね。。。

カットされたり変更されたり色々と不満点については過去につらつらと書き連ねてきましたが、今となってはどうでもよくなってきてます。
といっても投げやりになっているのではなく、勝手に脳内補完されちゃうんですね。
なので、みんなあった気になっちゃいます。自己修復機能みたいなもんでしょうか。

ヤマト発進から冥王星攻略、七色星団の決戦、ガミラス本星の攻防に加え、異次元断層の話やらバラン星(モドキ)にビーメラ星のエピソードも詰め込んでるのに、旧作パート1総集編映画とランニングタイムがほぼ一緒というのも不思議ですね。旧作はブツ切りな上にいっぱいいっぱいな印象がありますが、こちらは何とか一本の映画として見られるようになってます。
こういうのを見てしまうと、旧作パート1も新しく総集編作り直してくれないかなあと思ったり…?

さて待望の「2202」は、この総集編からもOKなお話なのか、それともきちんと本編というかシリーズ全話を見ておかないと矛盾点やら不明点やらが出てしまうのか、そんなイジワルな楽しみ方も出来そうです。

【ひとりごと】
沖田艦長ってば、二言目には「敵中に活路を見出すのだ!」しか言ってなくないか?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23203784/


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by odin2099 | 2017-02-10 20:31 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
しばらく「宇宙戦艦ヤマト」から意識的に距離を置いていましたが、そろそろ「ヤマト」モードへ切り替えねば。
そのためにちょっと敬遠していたこの作品を引っ張り出してきました。
「さらば宇宙戦艦ヤマト」……

e0033570_20254741.jpg「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編は作って欲しかったのですが、正直言って「さらば宇宙戦艦ヤマト」のリメイクは望んでいませんでした。
もちろん「2199」でガトランティスをあれだけ引っ張った以上、その続編が対ガトランティス戦になるのは必然でしょうが、場合によっては「新たなる旅立ち」や「ヤマトよ永遠に」の要素を借りてきてもかまわないので物語は別物にして欲しかったのです。
結局はこの「さらば」と「宇宙戦艦ヤマト2」を新解釈を交えながらもかなり忠実にトレースするような話も伝わってきていますが、それは自分の望む「新しいヤマト」とは違いそう。
期待と不安の入り混じった気持ちで、来月の新しいヤマトの旅立ちを見送ることになりそうです。

新造戦艦アンドロメダの記念式典、雪は長官のお供で出席してますが、長官秘書としての公務ですよね?
私服で参加してるけどいいの?

瞬間物質移送機!デスラー戦法か?!
いやいや、そりゃ七色星団の決戦におけるドメル将軍の戦法でしょ?
むしろその後で小ワープでデスラー艦に接舷し、白兵戦を挑む君たちの戦法の方がデスラー戦法っぽいけれど…。

デスラーの言い残した白色彗星の弱点「渦の中心核を狙え!」
…結局この攻撃は役に立ったんでしょうか?
まあカムフラージュの彗星を吹き飛ばして都市帝国の全容を露わにはしましたが、それで止めを刺したとか戦局が有利になったとは必ずしも言えませんねえ。

地球への帰路を急ぐあまり、度重なるワープを行うヤマト。
雪の容態が悪化したのはそのためだな。

ズォーダー大帝陛下、一人称「私」と「俺」が混在してますよ。
地球語(日本語)に不慣れなのか、翻訳装置が故障してるか、そのどちらかでしょうね。

沖田艦長の亡霊に唆され、ヤマトでの特攻を決意するヤマト。
…って結局ヤマトは何をしたの?
反物質のテレサが一緒に突っ込んで行ってくれたから超巨大戦艦倒せたんだよね?
干渉しないと言ってたテレサをその気にさせたのが、ヤマト特攻の最大の功績?

「宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち」では、こういったツッコミは無用になっているといいなあ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/2794886/


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by odin2099 | 2017-01-24 20:26 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_19040548.jpg今まで聞いてきた西崎プロデューサーの逸話というと、松本零士を筆頭に脚本家、演出家、アニメーターなどメインスタッフから、主に「宇宙戦艦ヤマト」という作品の製作現場を通してのものや、あるいはいわゆるゴシップ本の類のものからに限られていたので、今回のように側近、秘書、腹心の部下といったいわば身内からの証言が多く盛り込まれているのはかなり新鮮でした。


それに、ここまで「宇宙戦艦ヤマト」製作の裏側を暴露した書籍は存在しないと思いますのでその点は大いに尊重したいところですが、内容については今まで聞いた話と違っていたり、記憶違いや勘違いかなと思うような証言、記述もあり物足りなく思う点も幾つかあります。


例えば映画化に異常な執念を燃やしたとされる『汚れた英雄』に関する記載が、「本気で取り組んだ形跡は見られず立ち消えになった」で片づけられていることには違和感を覚えました。
確かこれは一連の”山友事件”のせいで資金が必要となり、泣く泣く映画化権を手放す羽目になったように聞いておりますが。
また総じて実写映画には消極的だったかのように受け取れますが、実際には『北壁に舞う』や『わが青春のイレブン』へ音楽プロデューサーとして参加していますので、この辺りの経緯が欠落しているのはやや残念に感じました。


しかし表紙の写真からは悪意しか感じられませんが、中身は面白くて一気に読んでしまいました。
形の上では西崎プロデューサーの「功罪」を取り上げている体裁にはなってはいますが、実際のところフォローは皆無に近く、糾弾するだけ糾弾する姿勢は如何なものかなと思わないでもないですが、事故死からそろそろ5年、もういいだろうと皆が判断したのでしょうね。
存命中ならとても口に出せなかったに違いありません。
そもそも、破産からの覚せい剤に重火器所持で塀の中の人になった途端、悪評が広まった時は滑稽に感じたものです。
よっぽど腹に据えかねたのでしょうが、些かフェアではないなと思ったのも確かです。


中には、そんなに一緒に仕事をするのが嫌ならせめて『完結編』の時点で縁を切れば良かったはずなのに、その後もズルズルと『誕生篇(企画初期段階の『復活篇』)』や『オーディーン』、『デスラーズ・ウォー』、『妖星伝』等々に(一時的とはいえ)関わったのか不思議に思う方もいらっしゃいますが、その真意は如何に。
むしろ喧嘩別れした筈の富野由悠季、安彦良和両氏のコメントが擁護派のものに思えるくらいなのは皮肉です。


【ひとこと】
純粋な「宇宙戦艦ヤマト」のファンは読まない方が無難です。
それに資料的価値も高いとは言えません。
せめて年譜なり作品リストなりは付加すべきでしょう。


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by odin2099 | 2015-09-15 21:31 | | Trackback | Comments(0)

ずーっと『トリトン』のCD出ないかなあと思っていたけれど、やっと出た~!
しかも2枚組!


e0033570_21274921.jpgただし1枚目は既存のLP「テーマ音楽集」をCD化したもので、2枚目は未収録BGMと主題歌・挿入歌を集めたもの。
一部のマスターテープの所在が不明で完全版のBGM集にはならなかったのは残念だけど、CDで手軽に聴けるようになっただけで御の字だな。


さて、コロムビアさん、今度は『オーディーン/光子帆船スターライト』の音楽集を復刻してくださいませませ。


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by odin2099 | 2015-08-14 06:17 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

e0033570_22101740.jpg夏の大作の最後を飾る?のはこの作品。
1985年8月10日に『オーディーン/光子帆船スターライト』は公開されました。いつの間にかこの作品も30周年ですねぇ、しみじみ。
公開される前には「いよいよヤマトも復活するのか~」と喜んでいたんですが、蓋を開けてみると大惨敗で予定されていた「ヤマト」新作も延期、復活まで更に四半世紀もかかることになるとは思いませんでしたがね。


さて、アルゴ座カノープス目指して飛んでいくスターライト号ですが、これは映画公開当時から言われてましたけどアルゴ座ってもう存在してないんですよね。
しかし映画の冒頭で帆船による大航海時代の歴史を延々と語り、スターライト号も光子帆船、となると目的地はどうしても帆船座でないとダメだったんでしょうけどね。


その「宇宙を舞台にした大航海時代」「若者たちの冒険物語」と「北欧神話の謎とロマン」が上手く融合してなかったり、オーディーン人の設定が暗黒星団帝国人みたいだったり、まあぶっちゃけ「ヤマト」と同じ宮川&羽田メロディーに田代&柏原SEが乗っかっちゃってるので新鮮味がないのがアカンかったんですかね。
そういや「ターミネーター」という名称にも色々引っ掛かりを覚えた人もいたようで。


それにスターライト号って大きさの割に乗組員が少なすぎません?
おまけに大半が訓練学校の卒業生で、しかも途中でバタバタと死んでいくもんだから、あきらやマモル、サラたちは無事に目的地にたどり着くことなく旅が終わってしまいそうなんですが…。


でもスターライト号そのものは色々と考えられていて純粋に格好良いなあと思うし、宇宙空間を航行するそのビジュアルは美しいと思うし、サラ・シアンベイカー萌えだったり…で、やっぱりこの作品は好きですね。
異論は認めますが、反論は認めません。


【ひとりごと】
この年の東映って7月は菊池桃子主演の『テラ戦士ΨBOY』、8月はこの『オーディーン』で若者層をガッチリ取り込むつもりだったんでしょうね。
実際は両作品とも期待外れに終わってしまったみたいですが。


【ひとこと】
スターライト号、鈴鹿船長に敬礼!
そして鈴鹿船長を演じた加藤武さんにも!

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<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/8642590/


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by odin2099 | 2015-08-10 22:14 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_23102338.jpg7月の終わりから8月の頭にかけては、例年ノスタルジーに浸ってしまいます。昨晩は『宇宙戦艦ヤマト/新たなる旅立ち』を観ておりました。
別にこの作品、「8月7日」とは特別関係はなく気分的なものですけれど。

この作品は「劇場版第4作」と言われることも多いんですが、それは誤解を招く呼び方でしょう。
「第3作」である『ヤマトよ永遠に』の前編にあたるし、製作も先。
ただ『永遠に』のリバイバルのオマケに選ばれたので、4番目に劇場にかかったってだけなんですが。


『さらば』とは違う、『さらば』よりも楽しい、ということを強調していた西崎Pですけど、結局解決策は「自己犠牲」。
このせいで最後が湿っぽくなるのを除けば、確かに新乗組員たちが右往左往しているのは愉しいし、気楽に観ていられるのでシリーズで一番好きな作品かも。

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by odin2099 | 2015-08-08 06:43 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

もちろん当時はそんな意識はなかったのですが、8月6日は振り返ってみると日本エンターテインメント史上、かなり重要な日になったのではないでしょうか。


e0033570_20485556.jpgというワケで今日は素直に「ヤマト」パート1を鑑賞。といっても初公開版(スターシャ死亡編)ではなく、広く一般に浸透しているであろう改訂版の方です。


しかし『2199』の密度の濃さに慣れてくると、オリジナル版は段々と辛くなってきましたねぇ。
「ヤマト」ファンじゃないのかな、オレ?

お話が継ぎ接ぎだらけってこともありますが、とてもじゃないけれど135分を集中して観ることが出来なくなってしまってます。
『追憶の航海』なら真剣に観ていられるのに……。


ただ「ながら観」というか、ボーっと眺めているとドンドン引き込まれていくのは事実で、まだ自分は「ヤマト」ファンみたい。
そろそろTVシリーズをきちんと観直さないとな。

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by odin2099 | 2015-08-06 21:38 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_22404355.jpg昨晩は『ヤマトよ永遠に』を鑑賞。去年は確か『MV SERIES ヤマトよ永遠に』を見たんだっけ。
今年は1981年と同じ曜日の配列だから、実は1日に『さよなら銀河鉄道999』を見ようかとも思ったけれども、結局こっちをチョイス。


この作品はシリーズ第3作と表現されることが多いけれど、『新たなる旅立ち』の続編になるので概ね4番目のエピソード。しかしファン層の入れ替わりを意識したのか、シリーズとしての連続性が薄くて独立した一本のお話、番外編としての色が濃いので、これまでの「ヤマト」を知らなくても付いて行きやすいと思う。
実際、多くのファンが『さらば宇宙戦艦ヤマト』を境に離れていったことを考えれば、戦略としては正解だろう。


40万光年を旅するシリーズ中最大のスケール感を誇るものの、実際に作品から受ける印象は最もコンパクト。
パート1の頃は一年かけて29万6000光年を往復したのに、劇中時間は数日かせいぜい数週間といったところ。
連続ワープで宇宙は狭くなったし、40万光年離れても即時通話が出来るのもヘン。そのあたり『復活篇』ではなかったことにされたみたいだけど。


また暗黒星団帝国=未来の地球というプロットも穴ぼこだらけだし、重核子爆弾の設定も捻りを加えてるというよりはご都合主義だし、全体的に理屈とか整合性とか突き詰めて行くと物語の土台が崩壊しかねない実に危うい作品なんだけど、古代と雪、それにサーシャ(澪)とアルフォンを絡めたメロドラマは古典的ではあってもエモーショナルで、細部が気にならなくなるくらい盛り上げ方は上手い。
この作品が嫌いな人が多い一方で、多くの少年少女たちの涙を誘ったのも事実だし。


パート1は継ぎ接ぎだらけで破綻してるし、『さらば宇宙戦艦ヤマト』は客観的には一番出来が良いのかも知れないけど好きじゃないし(負のエネルギーが満ちている)、『完結編』は詰め込み過ぎでまとまりがないし、『復活篇』は逆にきちんとまとまっているものの娯楽性に乏しいし、となるとエンターテインメントとして一番完成されているのはこの『永遠に』になるのかなあ。


ともあれ、公開35周年おめでとう~♪


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by odin2099 | 2015-08-03 22:43 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(2)

e0033570_00045848.jpg全体の三分の一をリテイクしたというソフト化ヴァージョン、でも正直言っちゃうとどこをどう直したのか良くわかりませんでした。それだけ細かく手を入れたってことだろうし、逆に「全く別物」にならなくて良かったというべきなのかな。


さて、久しぶりに観直してみましたが、中盤でだれるとはいえ最初の30分と最後の30分は燃えますね。
和やかなヤマト艦内の描写も良いですし、艦長代理な古代くんはなかなか新鮮。それも旧作古代のような猪突猛進型の指揮ではなく、ちゃんと周囲が見えている感じが出ているのも良いです。これを真田副長がサポートしているワケですから、沖田艦長には遠く及ばないにしてもなかなか安心できる布陣ではないかと思います。
雪と再会してラブラブになり、守兄さんの消息も知り、あとは一路地球を目指すだけという古代くんは、シリーズ中で一番気力体力ともに充実してるタイミングだったでしょうしね。


この時のヤマト艦内シフトもなかなか興味深いものがあります。
事件勃発当初、古代も島も雪も相原も非番で、真田も席を外しています。ということで第一艦橋勤務なのは南部と北野、市川、岬→西条、林、山崎…と二軍メンバー。クライマックスバトルの時も徳川は機関室に詰めっ放しで山崎が第一艦橋にいますし、古代と真田は指揮を執ってますから一軍半といっても良いでしょう。メインクルーが常に第一艦橋勤務だった旧作との違いが出ていて、これも面白い試みだと思います。


対するガトランティスは、理知的な雰囲気も醸し出していた白色彗星帝国の面影はなく、正に蛮族。
大都督とか丞相とか呼ばれてるのを聞くと「三国志」を連想しちゃうとこですが、キャラ的には北欧のヴァイキングっぽいところがあったりでガミラスとの差別化は図られてます。
ちなみにワープアウトしてくるガトランティス艦隊の描写って、白色彗星のイメージ?


この映画で良くわからないのが、大和ホテルの設定。
戦艦大和がその内部の豪華さから「大和ホテル」と揶揄されていたというのはかなり有名な話で、桐生美影の台詞にもそれは出てきますが、舞台となる建物自体は美影も以前訪れたことのあるホテルの記憶から再構成されたと思しきもの。
となるとそれはどこなんだ?というワケでして、これは大連賓館(旧大連ヤマトホテル)とかの実在するホテルなのかなあ???


その大和ホテルでの共同生活で芽生えたガミラスとの絆。
これなら、イスカンダル星とガミラス星に危機が迫り救助に向かうヤマトとか、古代とバーガーが共闘して敵に当たる、なんていう『新たなる旅立ち』のような展開も期待出来そうですねえ。山本とメルダが機体を並べて飛ぶシーンもありそうだし。でもそれならメルヒは生かしておいて欲しかったもんですが。


音楽についてもひとこと。
シリーズの音楽は「宮川泰」と「宮川彬良」がハッキリと分かれていました。
親子とはいえ二人の音楽はかなり違いますし、もちろんオリジナルを知っているからというのもありますが、聴いていてこれはどちらの曲かがすぐにわかります。
ところがその溝が埋まって来たなあと感じたのは第七章、具体的には「碧水晶」のメロディーを聴いた時でした。新曲でありながら「ヤマト」らしいと感じられたのです。
そして今回の『星巡る方舟』では、遂にその境目は無くなり渾然一体とした「宇宙戦艦ヤマトの音楽」、言い換えれば「宮川家の音楽」が完成したと言っても良いでしょう。聴いていてどこからどこまでが「宮川泰」、どこから先が「宮川彬良」なのか、判然としない完成度の高い楽曲がここに誕生したのです。


このソフトの売上如何によっては「次」もあるというような話ですが、流行のサイクルは年々短くなってきてるように思いますし、もしやるなら今年中に決断して第一報を流すくらいでないと、作品の勢いは持続しないでしょう。
作品の完成度の為には2年ぐらい間を置いた方が良いのはわかりますがね。


【ひとりごと】
沖田艦長、日本語詞版の「わかれ」、ちゃんとレコード持ってるんじゃん。
勿体ぶらずとも…。

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by odin2099 | 2015-06-03 00:06 |  映画感想<ア行> | Trackback(3) | Comments(0)

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