【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

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e0033570_20564454.jpgトリプルX」、「トリプルX/ネクスト・レベル」に続くシリーズ第3弾。主演にヴィン・ディーゼルがカムバック。
半ばリブートに近い新作かと思っていたら、きちんと3作目になっているのには驚いた。

3作連続出演しているのはギボンズ役のサミュエル・L・ジャクソンのみ。
冒頭でネイマール(なんで本人出演?)をトリプルXに勧誘するが、当人はアベンジャーズの勧誘だと思ってたという楽屋落ちネタをかました直後に大爆発に巻き込まれ絶命。事件には恐るべき軍事兵器が絡んでいることが判明する。
そこでNSAは引退していたザンダー・ケイジを探し出して現役復帰。
あれ?2作目で「死んだ」って台詞があったはずだけど。

e0033570_20562428.jpgザンダーはNSAが用意したチームをお払い箱にして、自ら気の合う仲間たちを集めていざ出陣。今までは「007」っぽかったけど、今度は思いっきり「ミッション:インポッシブル」風。
そういや序盤でザンダーに情報を齎してくれるセクシー美女。どっかで見たことあるなあと思ってたら、「ミッション:インポッシブル/ローグネイション」でチョイ役ながら強烈な印象を残したハーマイオニー・コーフィールドちゃんじゃありませんか。

ところが同じ兵器を狙うグループがもう一組。
これがドニー・イェン(ジャン)、トニー・ジャー(タロン)という強烈な組み合わせに、紅一点のディーピカ・デュコーン(セリーナ)。セクシーでアクションも出来るというインドのスーパー・アクトレス。
で、この二組が互いに先に手に入れようと競い合うのですが、実は事件の黒幕はCIA長官。
ということで二組は最終的に手を組み(実はジャンやセリーナもトリプルXだったというオチ)、追い詰めるものの…

e0033570_20561543.jpg更にその裏で色々画策してるのが、ギボンズに代わって現場の指揮を執るジェーン・マルケだったという二重三重のオチが。演じてるトニ・コレットはなかなかおっかない面構えのお姐さんです。
で、ザンダーたちの絶体絶命の窮地に颯爽と駆けつけるのが、なんとダリアス・ストーン!
前作の主人公!

失敗作だったというのでなかったことにされたのかと思いきや、何とも美味しい登場の仕方。
事前に情報何もなかったので、アイス・キューブが出て来た時にはビックリ仰天。

最後は自分の葬儀にしれっとギボンズが現れ、「死を偽装するのは君だけの特技じゃない」とかなんとか宣い、ああ、やっぱりザンダーって死んだことにはなってたんだな、と見事にシリーズ3本が繋がります。
しっかしこの出方、本当にニック・フューリーだよ、サミュエル。

ドニーのアクションは凄まじく、全編通して文字通り目にもとまらぬ早業を繰り出してるのですが、クライマックスバトルではセリーナとザンダーの相棒アデル(演じてるのはルビー・ローズ)との女性二人のコンビネーションアクションや、メガネをかけたNSAのドジっ娘(実際は兵器開発担当)ベッキー(こちらはニーナ・ドブレフが演じてる)の思わぬ?活躍などなどがあり、全体的に女性の活躍が目立ってましたね。ザンダー・ケイジの存在感すら霞むくらい。

セクシー美女が続々と登場し、ハデなドンパチが炸裂し、と何も考えずに愉しめる一篇。
この際、本格的にシリーズ化しましょうよ。


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by odin2099 | 2017-03-01 21:01 |  映画感想<タ行> | Trackback(9) | Comments(2)
e0033570_21103086.jpgテロリスト・グループへ潜入させた工作員がことごとく殺された。
ワルにはワルを――次にNSA(国家安全保障局)がスカウトした人材は、エクストリーム・スポーツの天才だった。
自分の罪を帳消しにするのと引き替えにシークレット・エージェントになった<トリプルX>ことザンダー・ケイジは、見事に敵組織への潜入に成功するが…。

「新種のシークレット・エージェント誕生!!」というコピーが付けられているが、スパイ・アクション物に変化球を投げ込んだところこれが見事に効を奏し、早々に続編製作が決定。
毒をもって毒を制する式の設定はそれほど斬新だとも思えないが(『ワイルド7』だって『スケバン刑事』だってそうだ)、あちらでは新鮮に受けとめられたのか。
この秋一番の超話題作!などと過度な期待を抱かなければ充分に楽しめる作品ではある。

映画は、前半が<トリプルX>がスカウトされ、スパイになることを承伏するまで。
後半は、正体がバレて脱出した後に、計画を止めるべく再度アジトへ突入するクライマックスが中心で、実は潜入捜査を行ってるパートが意外に少ない。
ヒロインとのちょっとしたラブ・ロマンスを含めて、もっとユーモアたっぷりに描いてくれても良かったのに、とも思う。

e0033570_21104484.jpgユーモアといえば、満載されたアクション・シーンは凄いを通り越して、むしろバカバカしい。
飛行機からパラシュートで雪山へ降下、そのまま足につけたボードで、わざわざ爆弾を投げて起こした雪崩よりも早く滑り降りるなんざ、ただただ笑うしかない。
序盤からムチャクチャなパフォーマンスを見せて、<トリプルX>ってのはこんなヤツなんだよ、というのを見せているからとりあえず納得出来るシーンで、勿論計算ずくでやっているんだろう。

またヴィン・ディーゼルの面構えが、これまた説得力を持たせてくれている。
ただこの強烈な個性、他の作品では上手く活かされるだろうか。
「シュワルツェネッガーやスタローンの次の世代を担う」と期待は大きいようだが、これまでそう呼ばれたアクション派の俳優が何人いたのやら。数年後に、レンタル・ビデオ屋の片隅にまとめて置かれていないことを祈る。

ヒロインのアーシア・アルジェントは、前半のけだるそうな雰囲気と、一転して後半の精悍な表情の切換が頼もしく、脇のサミュエル・ジャクソンはすっかり「大作の顔」としての風格を漂わせていてマルなのだが、相手方が揃いも揃ってチンピラ風というのは迫力不足。
<トリプルX>のキャラには合っているんだけど、計画がどでかいだけにギャップが…。

それにしても非常にウルサイ映画。ガンガンにロックは流れるわ、爆発音は座席を揺るがすわ、ランディ・エデルマンの音楽はなんだかハンス・ジマー調だわ、見終わって席を立った時に「映画館のロビーってこんなに静かだったっけ」と感動してしまった。

――と、これは「しねま宝島」からの転載(一部改訂)。

この作品はソニー・ピクチャーズが「007」に対抗して作り上げたスパイアクション物で、スマッシュヒットを記録。
勢いに乗って続編(未見)を作ったものの、ヴィン・ディーゼルが降板したせいか失敗に終わり、第三弾は頓挫。
そうこうしているうちにソニー・ピクチャーズは「007」の権利を手に入れたので、シリーズは終了と思いきや、最近何故か復活。
本家「007」が主役の降板騒ぎがあったりで次回作のめどが立たないから、その合間にということで復活したのかな。

ということで見直してみたけれど、サミュエル・ジャクソン、今見るとニック・フューリーの原型だなあ、このキャラ。
それにザンダーの動機付けが少し弱い気もするけど、好き勝手やっててついでに世界の平和も護っちゃうというノリも悪くはない。


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by odin2099 | 2017-02-15 21:13 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
早くも「最高傑作」の声も聞こえてきている24本目となるシリーズ最新作を先行公開で観てきました。
今回は6代目ダニエル・クレイグに主演が変わってから初めて!
あのガンバレルから映画が始まります。
やはりこれがないと<007>シリーズだというワクワク感が出ないですねえ。
4本目にしてようやくシリーズのあるべき姿に戻ってきたんでしょうか。
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物語はメキシコシティからスタートしますが、いきなり建物は崩れ落ちるわ、ヘリコプターを使った派手なアクションを繰り広げるわで大騒動。このアバンの物量作戦も<007>ならではですな。
そういやボンドが連れていた女性、結局どうなっちゃったんだ?
てっきり何食わぬ顔で戻ってきて、ベッドインからオープニングタイトルへ移行するもんだと思っていたんだけどなあ。

で、メキシコで(しかも独断で)やり過ぎちゃったのでボンドは新任のMにこっぴどく叱られます。
今回MI-6はMI-5と統合され、しかも00課は時代遅れだからと廃止論が持ち上がってる最中。ボンドの暴走は廃止論者にとって格好の口実を与えてしまうわけだから、Mとしても頭の痛いところ。
そこでボンドを休職処分にするのですが、これで大人しくしているわけがありません。
なんだかんだでマネーペニーとQを味方につけ、今度はローマへ。

e0033570_22464283.jpg実はボンドの独断専行、死んだ前任のMの遺言に基づいての行動だということが段々と明らかになります。
メッセージビデオでジュディ・デンチが特別出演で、これはちょっとビックリ。ノンクレジットだったよね、確か。
そしてボンドはある組織と接触するのですが……。
正式公開の前ですし、この後は観てのお楽しみ。

まあ簡単に言ってしまえば、ダニエル・クレイグ版<007>シリーズ全ての黒幕がこの組織で、そしてそのボスがボンド個人と因縁浅からぬ人物だったってことなんですが…
あれ? なんだかスケールちっちゃくなっちゃった? 気のせい?
とにかくシリーズのまとめに入ったような感じではあります。

それもあって今回も前作からの引きがタップリ。
出来ればこの作品観る前に『カジノ・ロワイヤル』『慰めの報酬』『スカイフォール』の前3作をおさらいしておいた方が混乱も少ないでしょう。急に名前とか写真出されたり、本人が再登場してきても「誰それ?」になりかねないし。
先代までの<007>シリーズは、前の作品とはゆる~く繋がってる感じだったから一作一作は単独で十分に楽しめたのにね。

また相変わらずダニエル=ボンドは痛々しいし、全編ハラハラさせられっぱなしで緩急ついてないし、うーん、今回もダメ、かなあ…。
<007>シリーズは好きなんですが、6代目に代わって以降は「これだ!」という作品に巡りあえず仕舞い。とことん自分とは相性が悪いようです。
そろそろ7代目に交代して仕切り直しをして欲しいなあ。

実際、次回作がどうなるかはまだ未定のようで、契約上は確かあと1本か2本は残ってるはずのダニエル・クレイグ自身が降板を仄めかしたり、今回の作品が「完結編」じゃないものの一応これまでの流れには一区切りつけているので、いずれにせよ新展開にはなりそう。
ハードでシリアスなボンドも悪くはないけれど、もっと娯楽作品に徹して欲しいところなんですがねえ。

【ひとりごと】
雪山とか列車内とか、どっかで見たような…じゃない、旧作にオマージュを捧げたシーンが多いのは、ダニエル・クレイグ版<007>の決定版にしようという意図があったから?

【ひとこと】
モニカ・ベルッチの出番少なっ。


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by odin2099 | 2015-11-28 22:55 |  映画感想<タ行> | Trackback(35) | Comments(0)
e0033570_20322978.jpg先行特別上映が実施されるので事実上一週繰り上げとなり、最新作『スペクター』公開まであと二週間を切りました。
どうやらこの『スペクター』、ダニエル・クレイグに交代して以降のシリーズの集大成というか完結篇みたいな内容らしく、過去作品のおさらいは必須だとの声も聞きます。
またダニエル自身も降板を仄めかしているので(契約上はあと一本残っていたように記憶してますが)、ひょっとすると本当に完結篇になるのかも知れません。
まあ個人的にはダニエル・クレイグ版「007」はちっとも「007」らしく感じられないので、そろそろ交替してもらって仕切り直しを望みたいところなんですけどね。

そんな中ではこの『スカイフォール』が一番「007」らしさを感じさせてくれましたね。
MだけじゃなくQやマネーペニーが登場し、ここぞという時に「ジェームズ・ボンドのテーマ」が流れてくれるとグッと「007」らしさが出てきます。
洒落っ気や遊び心、それに色気が足りないのは相変わらずですが(ダニエル・クレイグは終始無表情というか仏頂面ですし)、少しずつ改善されているのであれが喜ばしいところ。最新作が更に先へ進むのか、それともまた後退してしまうのか、それが自分にとっての評価の分かれ道になりそうです。

しかしこの作品は傑作との呼び声も高いんですが、シルヴァの目的というか真意を測りかねる部分もあったりで、ちょっと悪役が弱すぎる気もします。今どき世界征服を企む極悪人というのはリアリティを感じられないということなんでしょうが、裏切り者パターンにも飽きてきました。
それに「007」ってリアル志向ではなく、荒唐無稽なファンタジーこそ神髄だと思ってきたのですが…違うんですかね。

【ひとりごと】
『キングスメン』は合わなかったし、『コードネームU.N.C.L.E.』も今一つだったんだけど、『スペクター』はどうかなあ。
これがダメだと英国製のスパイ物は全滅だ~(>_<)



<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/19305839/

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by odin2099 | 2015-11-17 19:59 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_09495496.jpg冷戦の最中、1960年代――核兵器を使って世界を破壊しようと目論むテロ組織の存在を知ったCIAとKGBは、そのカギを握るギャビーという女性を確保するため、恩讐を越えて手を組むことを決断、それぞれナポレオン・ソロとイリヤ・クリヤキンを選んで送り込み、コンビを組んで任務を果たすよう命令する。
だがスパイとしては超一流ながら、何から何まで対照的な二人の相性は最悪。果たして世界的な危機を彼らは阻止することが出来るのか――?!

60年代に放送され人気を博したTVドラマ『0011ナポレオン・ソロ』のリメイク版。
『宇宙大作戦』『スパイ大作戦』『ミステリーゾーン』『おしゃれ(秘)探偵』『宇宙家族ロビンソン』など往年のTVドラマの続編、あるいはリメイクされた劇場版が作られた際には、慣れ親しんだTVドラマの邦題ではなく原題に近いものに変えられる傾向が多いが、今回も同じ。
しかもそれを前面に押し出した宣伝展開はこれといってされてはいない。今更それが集客に結びつくとは考えていないのだろうか。

オリジナル版の『0011ナポレオン・ソロ』のことは殆ど知らないが、予告編を観ると古き良き時代のスパイ映画の匂いがプンプン。
実際、物語の時代背景も当時と同じ60年代で、安易に現代版としてアップトゥデートしなかったのは評価に値する。アメリカとソ連、二大強国が已むに已まれず共闘せざるを得ない、というシチュエーションが危機感を煽るからだ。

しかし出来上がった作品は期待していたのとは些か違うものになっていた。
『0011ナポレオン・ソロ』の魅力としてよくあげられるのは、ソロとイリヤの掛け合い(日本語版で吹替を担当した矢島正明と野沢那智の軽妙なやり取りもあってのことだろう)なのだが、この作品では出会ったばかりでライバル意識むき出しなのでバディ物としての醍醐味はかなり薄れている。

またオリジナル版のロバート・ヴォーンとデビット・マッカラムはルックスからして好対照だったが、今回のヘンリー・カビルとアーミー・ハマーはどちらもさほど個性的ではないルックスの二枚目で(だからこそヘンリー・カビルは6代目ジェームズ・ボンド役を逃し、現役のスーパーマン役者になったとも言える)、設定ほどキャラクターが描き分けられているようにも感じられなかった。

もっと軽快でコミカルな要素を持った作品だと勝手に期待していただけに鑑賞後は若干の落胆を味わったが、昨今の「007」に欠けていて、是非付け加えて欲しいと望む部分がこちらにはある。
また続編が作られればカビルとハマーのコンビもグンと良くなることだろう。
カビルはトム・クルーズの代役だが、看板シリーズとしてイーサン・ハントを演じ続けているクルーズでは新鮮味に乏しいので、これは代えて正解。
もっとも興行的には微妙らしいので、シリーズ化されるかどうかは不透明らしい…。

【ひとこと】
ヒロインのアリシア・ヴィキャンデルはとってもキュート。日本でもこれから人気が出そう。続編があれば、彼女の続投も(あるいはスピンオフも)熱望。
対する悪女役のエリザベス・デビッキは、もうちょっと色気とか貫禄があれば良かったなあ。


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by odin2099 | 2015-11-15 09:52 |  映画感想<カ行> | Trackback(30) | Comments(6)

e0033570_21083211.jpg壊滅したはずの悪の組織スラッシュが再び復活! 核爆弾を強奪し、アメリカ政府を脅迫する。
この危機にアンクルは、引退していたナポレオン・ソロとイリヤ・クリヤキンを復帰させた!!


ということでTVシリーズ終了から15年ぶりに作られたTVムービー。
アンクルという組織もすっかり様変わりしている上に、歳だ歳だとぼやくソロとイリヤが可笑しい。
主演のロバート・ヴォーンもデヴィッド・マッカラムも撮影当時は50歳前後だと思うが、二人とも身体を張って頑張っている。


彼らの上司ウェーバリー課長は演じていたレオ・G・キャロルが既に亡くなっていたため、劇中でも亡くなった設定になっていて、ローリー卿が指揮を執ることに。
演じるのは同時期に同じスパイ物TVシリーズ『おしゃれ(秘)探偵』に主演していたパトリック・マクニー。この後で『007/美しき獲物たち』にも出演している。


007といえば、KGBに追われるソロを援けるため、アストン・マーチンに乗った白いタキシードに身を包んだ謎の男が登場。
この車のナンバープレートが「JB」で、演じているのは二代目ジェームズ・ボンドだったジョージ・レーゼンビー!
劇中では”J.B”とだけ呼ばれているが(台詞として”Majesty’s Secret Service”という単語が出てくる)、字幕版でも吹替版でも「ジェームズ・ボンド」とされているのは日本独自の改変?


ちなみにこの時期、三代目(現役)ロジャー・ムーアは『007/オクトパシー』に、そして初代ショーン・コネリーは『ネバーセイ・ネバーアゲイン』に出演しており、奇しくも3人のボンド役者がそれぞれのジェームズ・ボンドを演じていたことになる。


お話の方はTVムービーらしいスケールのお話で、本家「007」のような大作映画を期待しなければ肩ひじ張らずに気楽に愉しめる仕上がり。
せっかくのバディ物なのに、ソロとイリヤが一緒に活躍する出番が少ない(ヴォーンとマッカラムの不仲説も取り沙汰されている)のと、悪役が逃亡したままで終わって更なる続編が作られなかったのが残念だ。


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by odin2099 | 2015-11-02 21:11 | テレビ | Trackback | Comments(0)

e0033570_00033928.jpg予告編を観て、勝手にスパイ物のパロディ、コメディ映画だと思って楽しみにしていたんですが……どうもノレませんでした。


確かにコメディ映画の成分が強いことは強いんですが、悪ふざけが過ぎるというか、かなり暴力的で残酷なシーンも。
そもそも人がバンバン死に過ぎるし、王道と言えば王道だけれども「内部に裏切り者」パターンは食傷気味だし、自分には合わなかったですね。


60年代70年代のスパイ映画風のガジェットや、コリン・ファースの熱演が光るアクションシーンだとか見どころは一杯で、そちらを前面に押し出してくれていればフェイバリットな一本になり得ていたかもしれないんですけれど、表面的なコミカルさとは裏腹に、内面はかなりダーク。英国風の洒落た作品か、或は思いっきりおバカな映画を期待していた自分の見込み違いでした。


しかしながら続編が作られたら、おそらく観に行ってしまうと思います。
タロン・エガートンの身体能力はなかなかだし、悪役じゃないマーク・ストロングはちょいと珍しいし、”ランスロット”を襲名したソフィー・クックソンも可愛かったし、マイケル・ケインやサミュエル・L・ジャクソンに代わる豪華な配役が実現し、作風も変わるようなら興味がありますね。


【ひとりごと】
劇中に出てきたのはアーサー、マーリン、ガラハッド、ランスロット、それにパーシバルでしたっけ。
名前を呼ばれなかった連中がガウェインだったりトリスタンだったりするのかしらん。


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by odin2099 | 2015-09-22 00:05 |  映画感想<カ行> | Trackback(36) | Comments(4)

e0033570_21294161.jpg<6代目007>シリーズの2作目を再観賞。
前作『カジノ・ロワイヤル』のラストから繋がっているお話だけに、映画館で観た時は???

というのも『カジノ~』がどんな終わり方したかほとんど覚えていなかったからで、おさらいしておけば良かったなあと後悔したもんです。
今度は先日『カジノ~』を見返したばかりだから、わかる、わかるぞ。
そうだ、マティスは、ホワイトはこういうヤツだったんだ。


しかしそれでも話がサッパリ頭に入ってこない…。
映画館で観た時もだったけど、「クアンタム」という謎の組織があってそれが一連の事件の背後にいるということでボンドたちが追っかけてるのはわかるんだけど、その過程――何が何してどうなって、誰がどうしたからどうなった、というのが全然わからない。


わかるのは悪役のグリーンがすっげえ小物だってことと、将軍も小物だってことと、ヒロインのカミーユが意外に出番が少ないってことぐらいかな。
それとレギュラーになりそうなキャラクターが案外あっさり退場…という以前にMも激おこでしたがボンドが人を殺し過ぎ。
冷酷に人を殺せば作品がハードになる、ってワケでもあるまいに。
もっと愉しい<007>が見たいなあ…。


<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/9822569/


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by odin2099 | 2015-08-15 05:05 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

こちらも年末ですが新作を控えてるのでおさらいを開始。
といっても23本全部見直す時間も気力もないので、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役で登場した21作目以降を見ようと思っとります。


e0033570_21010346.jpgさて、ダニエル=ボンド、如何にも「殺しのライセンス」持ってますという眼光鋭い、ギリギリのところで生きてる感はとっても良いのですが、一方でボンドは育ちの良さ、気品、洒落っ気といったものも持ち合わせて欲しいもの。その点では如何にも余裕がなさそうですよね。
この作品では「00」に昇格したばかりの新人さんだから仕方ないのかも知れませんが、後の作品でもその辺りは変わらずなのが個人的には物足りないです。自分の理想のボンド像はロジャー・ムーアやピアース・ブロスナンだったりするものでね。


また絶賛されてた割にあんまり面白くないという…。
ボンドのお蔭で預かってた金をパーにしちゃったル・シッフルが、自分の身が危険にさらされてるので何とか金を作ろうと一か八かでポーカーの大勝負に出るものの、またもボンドに邪魔されて無一文。
で、何とか金を手に入れようとボンドを拷問する、というお話でいいんですよね。


概ね原作通りとはいえ、スケールがちっちゃいちっちゃい。
ル・シッフルも、ディミトリウスも、マティスも、Mr.ホワイトもみんな自分のこと周囲のことしか考えてない小物ばかり。誰か一人は世界征服くらい企んで欲しいもんです。
バックに大きな組織があるらしいことは匂わせてくれますけど、地味~な展開ではあります。
ま、これがリアリティ重視のダニエル=ボンドの世界観と言ってしまえばそれまでですが、大風呂敷広げたその中で余裕綽々のボンド、が危機一髪を乗り越えるという流れでないと、どうにも「007」を見た気分にはさせてくれないんですが…。


そろそろ7代目ジェームズ・ボンドを登場させ、路線を一新して欲しいんですがねぇ。


<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/5024433/


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by odin2099 | 2015-08-07 06:33 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

TVシリーズ『0011ナポレオン・ソロ』の劇場版第7作。


e0033570_09001979.jpg新兵器「熱プリズム」を使った陰謀を阻止するべく、ナポレオン・ソロとイリヤ・クリヤキンが活躍するというお話だが、スパイアクション物というより”謎の美女”が次から次へと出て来て掻き回していくという二転三転のどんでん返しを愉しむもの、といった具合。TVの前後編エピソードを一本に再編集したのだろうから、スケール感を求めちゃいけないのだろう。
多分これ、吹替版で観た方がより楽しいはず。


サブタイトルに「スラッシュの要塞」とあるものの、要塞らしきものは出てこない。
研究をしていた博士の邸宅が強いて言えば「要塞」っぽいが、これはスラッシュという組織とは何の関係もないんだがなあ。
またこの映画を観るのは二度目だが、18年ほど前とはいえ全くストーリーを覚えていなかったのはショック…。


e0033570_09003777.jpg主演はもちろんロバート・ヴォーンとデイヴィッド・マッカラム、監督はTVムービーの職人ボリス・セイガル
劇場公開版は全部で8本作られたようだが、日本でソフト化されたのはこれと5作目のみ。
リメイクの新作も公開されることだし、この機会に他の作品もリリースして欲しい。


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by odin2099 | 2015-07-20 09:02 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

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