【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

ジョージ・ルーカスが<スター・ウォーズ>、<インディアナ・ジョーンズ>に続いて放つ第三の矢!

――だったのでしょうが、こちらは今一つ盛り上がらず。
<シャドウ・ウォー・クロニクルズ>という続編となる三部作も発表しましたが、日本では売れ行き不振から二部までで翻訳出版打ち止め!
第三部となる「シャドウ・スター」は幻の作品になってしまいました。
色々と気になりますなあ。

e0033570_20392236.jpgで、この作品、お話の方はジョージ・ルーカス版「指輪物語」。
まだCG技術が確立する前ですが、頑張っています。
主演のワーウィック・デイビスはじめ小人役者を総動員して「指輪物語」で言うところの”ホビット族”を表現してますが、30年前ではそれが妥当な手段でしょう。

もっともそのことで生理的な嫌悪感が先立ってしまい、純粋にファンタジー映画として愉しめなかったのは以前書いた通り。差別主義者だと言われようとも、こればっかりは仕方ありません。
肝心の筋立てそのものも<スター・ウォーズ>以上に神話・伝説の類からの影響が、オブラートに包まれることなく直接滲み出ていて、「どこかで見た(聞いた)」感がありありと…。

監督はロン・ハワード。
ジョージ・ルーカスが監督した「アメリカン・グラフィティ」には俳優として出演しており、この作品ではプロデューサーと監督という立場で再タッグ。そしてルーカス抜きで作られてはいるものの、最新作「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」では現場のゴタゴタを収束させ、代理監督を務めています。

ルーカスはハワードを、感覚や感性が自分に近い人物と見ているようで、以前「書きかけの文章を途中から引き継いでも大丈夫」というような趣旨の発言をしていましたが、ハワード本人は自分がコントロール出来ない雇われ監督としての「ウィロー」の仕事には満足していなかったみたいですね。

といいつつ、最近ではこの「ウィロー」の続編企画について何やら動いている様子。
直接の「ウィロー2」ではないものの、成長したエローラ・ダナン姫が中心になり、ウィローも重要な役割を果たすものだとか。
今度こそルーカス・フィルムの第三の矢となるのかどうか、ちょっと期待しちゃっていいですか?

【ひとりごと】
ソフト収録の吹替版だとワーウィック・デイビスの声が富山敬で、ヴァル・キルマーの声が谷口節なので、聴いていて何となく落ち着かないんですよね。
TV放映版ではこれが三ツ矢雄二と安原義人のコンビになるようで、何となくそちらの方がイメージに近いですか。
ソチラノヴァージョンは見たこと(聴いたこと)ないので、是非一度は拝見したいもんです。

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<過去記事>



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# by odin2099 | 2018-06-24 20:49 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
アニメブームが起った頃、既に”幻の名作”扱い(一説には初めてファンクラブが作られたアニメ作品だったとも)だったTVアニメーションを、劇場用作品として再構成。
原作:手塚治虫、プロデューサー:西崎義展、監督:富野由悠季というビッグネーム揃い踏みを、後世のアニメ研究家たちはどう見るのだろうか。

e0033570_09140253.jpg実際には手塚治虫は素材として「青いトリトン(後に改題)」を提供しただけ、西崎義展はまだ現場に大きく関与するに至らず、一方で富野由悠季は初の総監督作品として取り組み、原作を解体して事実上ほぼオリジナルストーリーを構築して仕切っていたようなので、三者のコラボレーションには程遠い現場だったようだが、非常に興味を惹かれる組み合わせであることは間違いない。
特に「宇宙戦艦ヤマト」と「機動戦士ガンダム」というアニメブームの中心を担った作品の、原点であることは疑いようがないだろう。

この映画版は「宇宙戦艦ヤマト」同様、西崎プロデューサーの指揮のもと舛田利雄監督らの手で再編集。
「宇宙戦艦ヤマト」、「さらば宇宙戦艦ヤマト」を一挙上映する<宇宙戦艦ヤマトフェスティバル>の目玉商品として作られた。
この企画はいわば西崎版<まんがまつり>で、本家<東映まんがまつり>を休止して上映された(地方都市など限定の特別プログラムとして<東映まんがまつり>そのものは公開された)。

そういった時間的制約から、当初は全27話を70分でまとめるという話があったものの、流石に無謀だと判断したのか、結局は前半部分だけをまとめることになったのは以前にも記した通り。後半部分も同様にまとめられたが劇場公開には至らず、後年ソフト化される際に初めてお披露目となった。
前後編合わせて140分ほどの上映時間になるが、これは同じように半年分の放送をまとめた「宇宙戦艦ヤマト」劇場版とほぼ同じ。

「ヤマト」と違うのは、台詞・効果音・音楽を別々にした音声テープが存在せず、おまけに主役のトリトン役・塩屋翼が声変わりしてしまったために再アフレコ出来ないという事情のため、シーンの途中でBGMがブツブツ切れたり、原音カットの上でナレーション処理したシーンが存在すること。それ故に映画としての完成度は今一つに感じられるのは残念。

ドラマは面白いし、鈴木宏昌の音楽も今日でも十分に通用すると思うので、オリジナル版を損なわない形でならリメイクしてみても面白そうだが、今作り直すとすると手塚原作に忠実なものを、という声も無視できないだろう。

<過去記事>
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# by odin2099 | 2018-06-24 09:23 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_03314882.jpgエカテリーナ2世が、西欧に追いつき追い越せで収集した芸術品が保管・展示されているだけでなく、元宮殿だけあって、建物そのものが一個の芸術品。
美術館の成り立ちから収蔵品の紹介、館内の様子までを館長や学芸員が語るドキュメンタリー映画。

ミケランジェロ、レンブラント、ラファエロ、ダ・ヴィンチ、ルーベンス、ゴッホ、ルノワール、ピカソ、ドガ、カラヴァッジョ、モネ、ゴーギャン、カンディンスキー、ベラスケスらの素晴らしい作品の数々が映し出されるだけでもお得感があるが、幾つかのロシア内外の戦争に巻き込まれ、翻弄される美術館の変遷が興味深い。

オープニングとエンディングで繰り返される通り、「エルミタージュ美術館はロシアの歴史そのもの」という言葉にも素直に頷ける。
そして「資料館ではなく美術館は生きている」との言葉に、そこで働く人々のプライドを垣間見た思いだ。

美術品そのものをじっくり観賞したい向きには物足りなさが残るだろうが、美術館そのもののガイドブックならぬガイドムービーとしては十分に愉しめるのではなかろうか。



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# by odin2099 | 2018-06-23 03:49 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_20005265.jpgレギュラーだけで9人編成、追加戦士を含めると12人(だっけ?)の大所帯。
ということでのっけからテンション高めの劇場版。

今度公開されるスペース・スクワッドの新作の共演相手なので、はてさてどんな戦隊だったっけ?
――と見直してはみたものの、派手な展開はいいにしても所謂「馬鹿レッド」はどうにも好きになれないし、そもそも人数持て余し気味だよなあ。

そしてゲストキャラであるメイン悪役に起用されてる芸人さん。
滑舌悪いし、棒読みだし、こもり声だし、何言ってるのかよーわからん。
それ以前にこの芸人枠って必要なの?集客効果はあるの?と毎回毎回思ってしまう。

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# by odin2099 | 2018-06-22 20:04 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
<劇場公開版>、<特別編>、そして<ファイナルカット版>と都合3ヴァージョンある「未知との遭遇」から、今回は最初の<劇場公開版>をチョイス。1枚のディスクでそれが選べるのがBlu-rayの良いところだ。
もっとも細かく分析すると他にもう2~3ヴァージョンあるらしいので、どこかに詳細に分析してる人がいないものかな。

e0033570_19282030.jpg偶然深夜にUFOを目撃し、妻と子供たちを叩き起こし連れ出したロイ。それは空振りに終わるのだが、もしこの時に妻のロニーも目撃していたとしたら、その後の展開は変わっただろうか?

――おそらく殆ど変わらなかっただろう。
UFO騒動を報じた新聞記事を切り捨てるくらいだから、仮に見たとしても何らかの理屈をつけ、全否定したであろうことは想像に難くない。
結局は信じる者のみが、次のステップへの道を切り開けるのだ。

以前にも書いたように、この作品のメインキャラクターは大なり小なり変人ばかりだが、それでも単なる変わり者では駄目で、ある一つのベクトルに向き合ってる人のみが選ばれるのである。
一人二人と登場人物は姿を消していき、クライマックスシーンには真に選ばれた者のみが参加を許される。

その感動的なクライマックスシーンの舞台となるのはデビルスタワー。
ワイオミング州に実在し、アメリカで最初にナショナル・モニュメントに指定された由緒正しき”聖地”。
単純でありながら奇怪な、そして何か畏怖させるものを感じさせるフォルム。
ここをロケ地に選んだ人は誰なんだろう?

恐ろしくも素晴らしい何かが起きそうな場所。
この驚異の物語のラストを飾るに実に相応しい場所だ。
一度は行ってみたいと思っているのだが…。

<過去記事>
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# by odin2099 | 2018-06-21 19:32 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
大ヒットした「宇宙戦艦ヤマト」に続く、シリーズの2作目にして完結編。

TVシリーズ26話分を2時間強でまとめたパート1と違い、こちらは最初から2時間半の劇場版として作られているので、作劇上の破綻が目立つパート1よりも起承転結はしっかりしている。
以後の「ヤマト」はTVシリーズよりも劇場版やTVスペシャルなどの単発モノが中心になるので、基本的にはパート1ではなく「さらば」の作劇パターンが踏襲されていく。
作画のクオリティも含め、「ヤマト」の一つの基準点となった作品だ。

e0033570_18294847.jpg作画といえば、公開のスケジュールに合わせるために東映動画という大きな組織を活用できたのも大きい。
その分パート1にあった個性的なアニメーターによる粗削りな魅力は薄れてしまった面もあるものの、場面によって同じキャラクターなのに顔が全然違う、といった弊害は少ない。
好みが分かれるところではあろうが、個人的には「罪」よりは「功」の部分の方が多いと思う。

スケジュールといえば、パート1の劇場版が公開されたのは8月で、続編の「さらば」はその翌年の8月。
パート1のパンフレットには既に続編が準備中である旨の記述があるが、実際に動き始めたのはその年の暮れから年明けにかけてらしく、更に本格的な作業に入ったのは春を過ぎた頃のようで、それから何とか公開予定に間に合わせたのは、前述の通り大きな組織の中で作ったということが大きいだろう。

ただそこで気になるのは、当時の書籍などで紹介されたシナリオの決定稿やそれを元にしたと思しき各種ノベライズ作品と、完成した作品との差異。
復興した今の地球を見て「あのヤマトの大航海は一体何だったのだろうか」と疑問を抱く古代、救出された土方がヤマトの艦長に就任する経緯、アナライザーの最期等々、シチュエーションや台詞の違いは多岐に亘る。

実写作品であれば現場処理でシーン丸ごと差し替えになったりすることは珍しくないだろうが、アニメーション作品の場合いきなり現場で変更というのも考えにくく、アフレコ以前の作画の段階で既に変更されていた筈だが、となると一体どのタイミングで公表されている決定稿から変更が施されたのか、という点。
スケジュールから逆算するとかなり早い段階で変更されていたと推測出来るのだが、それならば公表されていたのは決定稿ではなく準備稿だと考えるのが妥当なのだが…。

【ひとりごと】
挙式の三日前になって出席の返事をする長官。
記念式典で貴賓席、招待席、関係者席ではなく、一般席と思しき場所に座っている長官とその秘書。
長官秘書だけれど長官と並んで座らず、おまけに私服な雪。
挙式の三日前になって、新居にどういう家具を置くか悩む新婦と、上の空の新郎。
沖田艦長のレリーフ、艦長室から第一艦橋への昇降機をふさいでるけど、邪魔。
ラストシーン、艦長席に補助席が…。

【ひとこと】
最近公開されたリメイク作品「宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち」ではいよいよガトランティスの本拠地――都市帝国が出てきたが、あのデザインはないだろ。
ちなみにオリジナルデザインの方、「未知との遭遇」のマザーシップを意識してるんじゃないのかと思ってるけどどうだろ?

<過去記事>
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# by odin2099 | 2018-06-20 18:33 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_20394626.jpg地味な性格ながら緑化委員としてのプライドを持っている高校生・山田結衣と、陸上部のエースで人気者の同級生・加瀬友香との恋愛を描いた高嶋ひろみのコミックを原作にしたアニメーション作品。
1時間足らずの中編で、OVAとして製作されたが期間限定で劇場公開された。

胸キュンなラブストーリー、というよりはやはりラブコメ。
当人たちは至って真面目で一途、すれ違いのメロドラマ的な要素もあるものの、クスりと笑える要素の方が強い。

とにかくキャラクターが可愛い。そして善人しか出てこない。
見ていて気恥ずかしくなるシーンの連続だが、過激な描写はないし、見ていてほっこりさせられる。
”百合”に抵抗感のない人ならばオススメの一篇。

原作はまだまだ続いているようなので、アニメの方も続編を望みたい。
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# by odin2099 | 2018-06-19 20:41 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
<スター・ウォーズ・サーガ>の第七章。

「フラッシュ・ゴードン」の映画化が果たせず、自らオリジナルストーリー作りに乗り出したジョージ・ルーカスだったが、あれもこれもと詰め込み過ぎてストーリーが一向にまとまらず。
そこで周囲の助言を受けて自信のある件をピックアップして作られたのが「新たなる希望」。
これが大ヒットとなり、「スター・ウォーズは全九部作(一時は十二部作とも)」とぶち上げた。

e0033570_21353485.jpg「新たなる希望」は第四話で、五話六話と作ったら時代を遡って一話から三話まで作り、その後で七話以降を作って完結させるという触れ込みだったが、六話まで作ってから新作の音沙汰なし。
その間にコミックやゲーム、小説で六話以降や四話以前、あるいは四話と五話、五話と六話の隙間を埋める作品が発表されていたものの、所詮は一部の熱心なファンやマニアでなければなかなか手は出しづらいところ。

そうこうしてるうちにようやく第一話の製作が発表されたが、そこでルーカスが驚愕の発言。
「スター・ウォーズは二つの三部作からなる全六話のお話だ」「全部で九本作るなんて言った覚えはない」…

え?そりゃないんじゃないの?
でも本当に六部作で完結しちゃいました、「あの日」が来るまでは。

「あの日」、ルーカスはフランチャイズであるルーカスフィルムの舵取りをキャスリーン・ケネディ女史に託し、そしてウォルト・ディズニー社に売却することを発表。
そして第七話以降の製作を明言!
これまた青天の霹靂!

しかしここでルーカスの思惑は見込みと外れる。
ルーカスは自ら七話以降を作り、それを手土産にディズニーに売るつもりだったのだが、自分たちでコントロールしたいディズニーはそれを拒否。
ということでディズニー及び新生ルーカスフィルムは、御大ジョージ・ルーカス抜きで七話以降とスピンオフ作品の量産体制に入っているのはご存知の通り。

ルーカス抜きでやるのだから、ファンにそっぽを向かれるわけにはいかない。ルーカス御大自ら革新的なことをやったのならば、造物主に逆らう権利は誰にもない。しかし他所から来た部外者が好き勝手やだったのならば、単にファンの支持を失うだけに留まらず、せっかく大枚叩いて購入したブランドそのものも失いかねない。

ということでこの第七話は過去作品の拡大再生産の終始している。
その失望感というか違和感たるや、くのファンがそっぽを向いた第一話の比ではなかった、と個人的には思ってる。ルーク、レイア、ハン、チューバッカ、C-3PO、R2-D2らお馴染みのメンバーが顔を揃えていてさえも、だ。
そして続く第八話では、それを更に押し進めて行ってしまっているのだが。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/23976383/
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# by odin2099 | 2018-06-18 21:42 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
全仮面ライダー大集合、全スーパー戦隊勢揃いに始まり、仮面ライダーとスーパー戦隊が作品世界の枠を越えて共演したのはヒーロー映画史上の大事件だったけれども、それに宇宙刑事が加わってからはヒーローの共演ありきの映画が乱発され、おまけに動員されるヒーローも頭数合わせで物語に直接絡むことなく、単に右往左往するばかりということも珍しくなく、段々と有難味が薄れてきてしまった。

e0033570_19552232.jpgそんな中でこの作品は同じ警察組織をバックボーンに持つギャバンとデカレンジャーに絞り、各々のキャラクターを立てることで久々にワクワクさせてくれる快作に仕上がっている。
実際はスーパー戦隊側はデカレンジャーにほぼ絞られているが、宇宙刑事はギャバンだけに限定しているわけではなく、広義の宇宙刑事シリーズ、メタルヒーローシリーズ全般に亘っているのだが、その不自然さはまるで感じさせない融合振り。むしろ今後の作品展開への夢が広がるものになっている。

「宇宙刑事シャイダー/NEXT GENERATION」「特捜戦隊デカレンジャー/10YEARS AFTER」と、近年新作が作られたばかりだったというのも大きあっただろう。
昔のヒーローでありながら、れっきとした現役ヒーローでもあるからだ。

今月にはスペース・スクワッドの第二弾として「宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」が公開されるが、作品だけでなくシリーズの枠をも取っ払った新たなシリーズとして、決して粗製乱造に陥ることなく、鮮度を保って楽しませて欲しい。

【ひとりごと】
シリーズを動かすキャラクターとして期待された紅牙だったが、演じていた原幹恵が休業(事実上の引退?)とのことで非常に残念。彼女自身にも大きなドラマ性を感じていただけに、何とか復帰してもらいたいところなのだが…。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/25858802/


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# by odin2099 | 2018-06-18 20:00 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_09582296.jpg戦国時代の日本にタイムスリップしてしまったバットマンたちとヴィランたちの戦いを描いた、メイド・イン・ジャパンのアニメーション映画。
ジョーカーたちは織田信長、武田信玄、上杉謙信、伊達政宗ら戦国武将と入れ替わって日本の覇権を巡って争い、一方のバットマンたちは秩序を守ろうとして謎の忍者集団”蝙蝠衆”の助力を得てそれに立ち向かう。

”蝙蝠衆”は飛騨の忍びだし、マスク姿のナイトウィングやレッドロビンたちは正に「仮面の忍者」。
白い大凧は出てこないが似たような装備で同じように滑空するし、ヴィランたちの築いた城は天守が変形して巨大ロボットになり、挙句の果てに合体してしまう、という荒唐無稽さも相通ずるものがあるような…?

よくこんな企画をワーナーやDCコミックが通したなと思うけれど、早々にハイテク武器を奪われたバットマンが徒手空拳で抗う姿もなかなか新鮮。誕生から80年近い歳月を経ながら、まだまだ攻めの姿勢を崩さないのはお見事。

しかし色々と面白くなりそうな要素を持ちながら、個人的にはちっとものれなかった作品でもある。
クライマックスバトルでは一瞬記憶が飛んだ。


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# by odin2099 | 2018-06-17 10:01 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_07593864.jpg「宇宙戦艦ヤマト」に続いて見直すべきは、やはり「科学忍者隊ガッチャマン」。
昨年秋から今年の初めにかけて「Infini-T Force」として現代的アレンジを施されて復活したが、当時のままでも十分イケると思わせるだけのスタイリッシュな格好良さ、モダンさを持った作品だと改めて感じた。

ただこの劇場版は、独立した作品として見るとかなり辛い。
「ヤマト」と違って一本筋の通ったストーリーを持たない「ガッチャマン」だが、前半はG1号大鷲の健(ガッチャマン)をメインフューチャー。
秘密任務に従事するために自らの死を偽装した健の父親との再会と別れを抒情たっぷりに描き、一転して後半ではG2号コンドルのジョーの忌まわしい過去と復讐に燃える姿、そして余命幾許もないなかで仲間との絆を再確認する姿を、こちらも情感たっぷりに描いているのだが、如何せん時間がなさすぎる。

先ずはギャラクターが何者か、そしてそれに立ち向かう科学忍者隊とは何なのかを説明したうえで、科学忍者隊とギャラクターの対決、ガッチャマンの活躍を描き、それから健のドラマ、ジョーのドラマを2時間弱で描こうというのだから土台は無理な話。
健なら健の話だけで2時間ならばもっと映画として充実した内容になっただろうと思う。

e0033570_08000033.jpgそしてすぎやまこういちの音楽の素晴らしさ(演奏はN響!)。
素晴らしすぎて「ガッチャマン」という作品には似つかわしくないものになってしまったのは誠に遺憾。
この後 すぎやま は「サイボーグ009」や「伝説巨神イデオン」、「シリウスの伝説」などで見事なスコアを聴かせてくれるのだが、その原型がこの「ガッチャマン」にあり。
「ガッチャマン」には壮大なスケールよりも、むしろ軽快なサウンドが相応しい、という点でもこれはミスキャストだったろう。

そういった反省点を踏まえ、今一度「ガッチャマン」の総集編を作り直して貰えないものだろうか。
最初に書いたように、今のファンにも十分にアピールする内容だと思うし、その世界観に手軽に触れることが出来る総集編の需要はきっとあると思うのだ。
そしてその後はアニメファンにもあまり評価が高くないような「科学忍者隊ガッチャマンII」と「科学忍者隊ガッチャマンF」の総集編も是非!

<過去記事>



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# by odin2099 | 2018-06-17 08:13 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
これも新作公開に備えてのおさらい。
メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルドらが出演したミュージカル映画だ。

e0033570_20223201.jpgABBAのファンというほどじゃないけれど、そのほとんどのメロディーは口ずさめるくらいには好き。
というか世界的に大ヒットした楽曲が多いので、ある程度の年齢の人なら知らず知らずのうちに刷り込まれているのではないかという気がする。

そんなABAAの代表曲でミュージカルを編もうと考えた人は凄い。
また、同じグループのものとはいえ全く無関係に作られた歌を一つのストーリーの中に組み込むのは並大抵の苦労じゃないだろうけど、それをやってのけた人も凄い。

お話そのものは以前に書いたように、主人公ソフィの思惑が外れてあっちこっち彷徨う展開が苦手なのだけれど、それでもゴキゲンなハッピームービーなのには変わりがない。
この映画版を見た後で、劇団四季の舞台版も二回ほど見に行ったけど、こっちもまた見直したいな。
しかし十年経って続編(と同時に前日譚でもあるらしいけれど)が作られるとは思いもしなかったが。

【ひとりごと】
ソフィの恋人スカイ、どっかで見たことあるような?と思っていたが、そうか!
<MCU>の若きハワード・スタークを演じたドミニク・クーパーだったのかあ。
この時は爽やかイケメンだったけど、今はかなり濃い感じ…。

<過去記事>



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# by odin2099 | 2018-06-16 20:26 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
というよりサブタイトル通り、こちらが序章。
物語が直結しているわけではないが、この作品で描かれた幾つかのエピソードやシチュエーションが、あちらへの伏線になっている。

e0033570_19112929.jpg異色なのは登場するキャラクターがほぼ女性限定なこと。
デカレンジャーからはジャスミンとウメコがメインフューチャーされ、主役に。
ギャバンは登場せず、その相棒のシェリー、シャリバンの相棒シシー、シャイダーの相棒タミーが宇宙刑事側の代表。
それに対する悪側もくノ一の紅牙にヘルバイラ、狙われるのも銀河連邦警察の長官ソフィ、と女性ばかり。
ヒーロー物で、これだけ本格的なガールズアクションムービーが作られるのは本邦初だろう。

木下あゆ美菊地美香、森田涼花、桃瀬美咲、川本まゆ、佃井皆美、人見早苗、原幹恵、遊井亮子…と動けるメンバーを揃え、監督は坂本浩一。監督自身にとっても念願の企画だった筈だ。
「スペース・スクワッド」本編は続編が作られたが、こちらの路線も是非継続して欲しい。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/25860832/


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# by odin2099 | 2018-06-16 19:15 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
エトワールを教えるのは元エトワール。
パリ・オペラ座の夢と伝統が受け継がれていく過程を描いた「発見と感動のドキュメンタリー」…

なのだそうだが、美しくはあっても凡庸な構成に忍耐力が試されることに。
なまじ美しい映像なだけに、睡魔は容赦なく襲ってくる。

e0033570_20470921.jpg映画は、というと冒頭からトップダンサーたちの練習風景が延々と映し出されるだけ。そこに映し出されている彼、彼女たちが何者なのか、これといって説明はない。
観客は当然それを知っていて然るべき、というスタンスなのだろう。

熱心なバレエファンなら狂喜乱舞、垂涎ものの映像なのだろうが、門外漢にはその凄さはわからない。
続けてバレエ学校の子供たちへの指導風景も挟まれるが、彼、彼女たちが何を伝えようとしているのか、映画は何も語らない。

ある一定の期間に密着取材したものではなく、ある程度広範囲に亘って撮影されたアーカイヴ映像を断片的に織り込んでるらしく、そのことが一層映画をわかりづらくしているようだ。

若者が夢に向かって進んでいく、まるで青春モノを想起させる大仰な邦題も内容を表していないし、勿論バレエファンを新規に開拓しようという内容では凡そなく、究極のファンムービーと呼んだ方がしっくりくる作品だった。


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# by odin2099 | 2018-06-15 20:52 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
TVシリーズから10年経って作られた完全新作の続編。
その間にも「海賊戦隊ゴーカイジャー」のTVと映画にそれぞれキャストが顔出し出演してるので、歴代戦隊の中では優遇されている方で、かつ現役感が強いというのもあるけれど、レギュラーメンバーが一人も欠けることなくそろって出演、というのが素晴らしい。

e0033570_20365960.jpgこの続編Vシネマシリーズ、実際に実現してるのがこの作品の前の「忍風戦隊ハリケンジャー」(すべてはここから始まった)と、この「デカレンジャー」、そして今年実現した「炎神戦隊ゴーオンジャー」と7年間で3作品だけなのでかなりハードルが高いのだ。
かつてのメンバーはそれぞれの道を歩み、デカレンジャーに残るもの、転属したもの、去ったものと様々なのがリアル。デカレンジャーそのものは新メンバーを加え、今でも現役で活躍しているというのも公的機関に属するヒーローらしい設定。しかしここで事件が起き、かつての仲間が再度集まって大活躍、というのも燃える展開だ。

役者同士の仲の良さ、「デカレンジャー」愛の強さがそのまま作品に反映したような明るい作品で、健在ぶりを大いにアピール。そのことが後に「宇宙刑事ギャバン」とのコラボ作品実現に向けて働いたのだろう(実際にこの作品の続きということになっているようだ)。機会があれば、もっともっとデカレンジャーのメンバーには再会したい。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/23854606/
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# by odin2099 | 2018-06-15 20:41 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
凍結されたハン・ソロは無事か?
ダース・ベイダーは本当にルークの父か?
ヨーダとオビ=ワンが語る「もう一人」の希望とは誰か?
そしてルークはジェダイの騎士となり、皇帝を倒して銀河に平和を取り戻すことが出来るのか?

e0033570_19434028.jpg三部作の完結編にして、六部作の完結編でもある<スター・ウォーズ・サーガ>の第六章。
ジェダイとして成長したルークは見事にハンを救い出し、と書きたいところだけれど、初登場のシーンこそ格好良いもののすぐにドジを踏み、後は行き当たりばったり。
レイア(ジャバを絞殺した怪力はフォースの賜物?)やランドの活躍、R2-D2のアシスト、それにハン自身の頑張りもあって解決した印象が強い。

ルークがジェダイになるための最後の修業が、父であるベイダーを倒すこと。
ということでヨーダもオビ=ワンも、ルークの疑問に対してあっさりと「ベイダー=父親(アナキン)」を認めるが、そのことが結局ルークに「父を倒さない」と決断させるのだから、果たして修業は完成したのか?

そして皇帝を倒したのもルークではなく、結局は改心したベイダー=アナキン。
彼が苦しむ息子の姿を見て改心しなければ、ルークは死に、反乱軍は全滅していたかも知れない。
六部作をアナキンの物語として捉えるならば見事な完結だが、ルークの三部作としては今一つスッキリしない。
父を信じ、待つこと。ルークがやったのはこれで、それがヨーダやオビ=ワンが考えるジェダイの姿だったのかは疑問だ。

母に関するルークとレイアの会話、この時点ではルークとレイアは生まれてすぐに引き離され、レイアはしばらく母と暮らしていたが程なく死んだ、という設定だったのだろうな。
「シスの復讐」で実際に描かれたのは、ルークとレイアの出産直後に亡くなる母パドメの姿。もうちょっと整合性取れなかったものか…。

ところで序盤のハン救出作戦にごくごく普通にランドは参加してるけど、再会した時にハンは何とも思わなかったのだろうか。
「帝国の逆襲」見てた観客は、帝国を裏切ってレイアやルークに助力した姿を見てるから違和感ないけど、ハンは「昔の友人に裏切られた」と思ったまんまだったんじゃなかろうか。
短い時間でルークなりチューイなりがきちんと説明してあげたのかな。

【ひとりごと】
「ローグ・ワン」みたいに、今回の第二デス・スターの情報を入手したボサンのスパイを主人公にしたドラマ、やろうと思えば作れるな。二番煎じになりそうだけど。
まあそれよりも「帝国の影(シャドウズ・オブ・ジ・エンパイア)」をカノン(正史)に戻し(多少のアレンジは可)、これを長編CGアニメ作品かなんかにしてくれないかなあ。勿論ルークの声はマーク・ハミル、C-3POはアンソニー・ダニエルズで。

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# by odin2099 | 2018-06-14 19:51 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
二代目シャイダー烏丸舟と、その相棒タミーの活躍を描いた「宇宙刑事シャリバン/NEXT GENERATION」の続編。
それぞれは独立したお話ではあるものの、各事件の背後には共通の存在がおり、シャイダーらの活躍の陰でギャバンやシャリバンが独自の捜査を進め、クライマックスでは3人の宇宙刑事が揃い踏みでそちらにも決着がつく。

ギャバン、シャリバン同様この二代目シャイダーも先代シャイダーの沢村大とはまるで違うキャラクター。
シャイダーのイメージを大切にしたい向きからは拒絶反応もあると思うが、ギャバンやシャリバンと違って先代との共演が叶わぬ以上、むしろこのぐらい振り切っているといっそ潔い。

その代わりに初代シャイダーのパートナーだったアニーが登場し、新旧シリーズの橋渡しを行い、更に旧宇宙刑事三部作通じてのレギュラーだった大山小次郎も。当時と全く変わらない印象でファンなら感泣モノ。

e0033570_19102470.jpg
物語は「シャリバン」編と打って変わってのラブコメディ。
舟は「シティハンター」の冴羽獠、タミーは「うる星やつら」のラムがイメージだそうだが、同じ宇宙刑事の前後編でこうまでテイストが異なるのも面白い。
それでもクライマックスは前後編を締めくくるだけの重みのある展開ではあるのだが、最後はまたおちゃらけムード。これもアリだな。

アニーを演じた森永奈緒美、大山小次郎役の鈴木正幸が往年の宇宙刑事シリーズのムードを作品に持ち込み、坂本監督のミューズ山谷花純がキーとなるキャラクターを演じて花を添える。
それにしても彼女、本当に演技派だ。

<過去記事>
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# by odin2099 | 2018-06-13 19:16 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
宇宙戦艦ヤマト2199」と「宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち」を集中して見直したのは、新作を見るにあたってのおさらいだったのだけれど、今度はオリジナルシリーズも見てみたくなったので、当初はそのつもりはなかったけれど、これから夏も近づくことだしちょいと見てみることに。
沖田艦長、古代、島、真田、徳川&佐渡、古代守、スターシャ、ドメル、ナレーター…と鬼籍に入られた方も増えてきたが、作品の中では永遠に生き続けている。

前回このパート1の劇場版を見直した時は「すぐに飽きちゃった」のだけれども、今回は「お、なかなか面白い」と感じたので自分もいい加減だなあと思ったのだけれども、30~40分経つ頃には集中力が途切れてきてしまった。
ヤマトが太陽系を離脱し、ガミラスの猛攻が始まる(赤色巨星アルファ星が出てくる)あたりで映画は丁度半分くらい経過するのだが、クライマックスに次ぐクライマックスで緩急の差がないのも辛い。

e0033570_20292052.jpg特に七色星団の決戦からガミラス本星での最終決戦が連続すると、昔はテンションが上がりまくっていたけれど、今はどっしりと疲労感。あの頃の感激を味わう機会はもう二度と訪れないんだなあ、と少々淋しい気持ちに。
実際に採用されたこの舛田利雄編集版ではなく、没になった山本暎一編集版だったらどうだったんだろう?というのは非常に気になる。
特に「2199」の再編集版である劇場版「追憶の航海」を見た後だと、このパート1の総集編、もう少しどうにかならなかったのかなあという気持ちにどうしてもなってしまう。
今更ではあるがこのパート1の新たな総集編を見てみたい。
出来れば作画ミスや色塗りミスを修正し、台詞のタイミングずれを調整し(本当なら再アフレコしたいところだが)、フィルムも綺麗に洗浄し…と夢はドンドン広がっていく。

ちなみにイスカンダルを目前にした沖田艦長の台詞、Blu-ray版では「本当にご苦労だった」になっていた。ここら辺のヴァージョン違い、どなたかきちんとまとめて欲しい。

そういやガミラス星の寿命が尽きかけてるという設定、「2199」ではスルーされ、「2202」で拾われてるんだな。

<過去記事>
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# by odin2099 | 2018-06-12 20:37 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_20083202.jpg「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン」で宇宙刑事が復活。
単独の「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」は作られたが(その後に「仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z」はあったものの)、これで宇宙刑事もフェードアウトかと思っていた時期に作られたVシネマ作品。
しかもギャバンではなくシャリバンとシャイダーを主人公にした独立した作品を一本ずつ作り、最終的に二本で大きな一つの物語になっている、という構成。

初代ギャバン=一乗寺烈と二代目ギャバン=十文字撃も違うタイプではあるけれど、二代目シャリバン=日向快も初代シャリバン=伊賀電とはまるで違うクールで計算高いタイプ。おまけに電からは正式に二代目として認められていないというコンプレックスも抱えてる。

そんな快が韓国映画にも準える刑事モノらしいハードボイルドな物語展開の中で、如何に「熱い」男へと脱皮していくかが、TVや映画では難しいVシネならではギリギリのラインで描かれていく。
ランニングタイムは60分だが、その短さを感じさせない濃縮された好編になっている。

惜しくも先ごろ引退を表明した三浦力が日向快を熱演。快のパートナーのシシーを演じる桃瀬美咲の可愛らしさ、快の幼馴染の宇宙刑事エステバン=セイギ役の馬場良馬(復帰はまだか)、セイギの上司で謎めいたクールビューティーのアイリーンを演じた矢吹春奈いずれも好演で、久々に伊賀電役を演じた渡洋史が画面を締める。
宇宙刑事シリーズに新たな幅を与えてくれた作品だ。

<過去記事>
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# by odin2099 | 2018-06-11 20:09 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
イオンシネマに行くとよくこのシリーズの予告編を上映していて、毎回気にはなっていたのだけれども、遂に最新作(だよね?)を入手したので早速観賞。

e0033570_09595099.jpg全体を「関東と関西の列車たち」、「四季を巡るローカル線の旅」、「爆走! 蒸気機関車!! 」、「魅惑のトレインサウンド」、「全国で活躍する貨物列車」、「楽しい列車やトロッコ列車」、「スタイリッシュな特急たち」、「想い出の列車たち」、「夢の超特急・新幹線」の9つのパートに分け、沢城みゆきのナレーションに乗せて1時間で一気に駆け抜ける!

様様なデザインの列車、滅多に見ることの出来ない珍しい列車、今は惜しまれつつ姿を消した列車……
新幹線をはじめとする特急列車だけじゃなく、山手線など在来線も同列に扱っているので身近に感じられるし、美しい風景の中を走る列車の姿を見ているだけで、なんとなく嬉しくなってくる一本。

欲を言えば車内や車窓の風景をもう少し見たかったなあというのはあるけれど、上映時間を考えれば無理は言えない。
見終ると列車に乗って旅に出たくなる。


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# by odin2099 | 2018-06-10 10:04 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン」が思いの外好評だったからでしょう、誕生30周年を記念して遂に「宇宙刑事ギャバン」の単独映画が実現!

――ということで大喜びしていたところ、ギャバンはギャバンでも、主人公は二代目ギャバンの十文字撃。「ゴーカイジャーVSギャバン」では身体を張って頑張っていた一乗寺烈は、先代として後輩をアシストする役どころ。

e0033570_06300553.jpg銀河連邦警察にはコム長官が健在で、復活したマクーにはかつての幹部の血縁者がいて、名前だけだけど大山小次郎が登場し、シャリバンとシャイダーの二代目も登場、とかつてのシリーズを引き摺った世界観を持ちながら、実はちっとも「宇宙刑事」らしくない陳腐な三角関係がメインのお話にガッカリ。

二代目シャリバンとシャイダーも結構ヤな奴だし、コム長官は痛々しいし(演じる西沢利明はこれが劇場作品としては遺作。撮影は多分亡くなる一年近く前か)、撃も自分勝手で暴走しちゃうキャラだし(先輩の筈のシャリバンやシャイダーにタメ口っていうのはどーよ?!)、なまじっか「ゴーカイジャーVSギャバン」でのギャバンが客演でありながら「らしさ」を出していたので、見る側としてもハードルを上げ過ぎてしまった感がある。

見せ場が全然ないわけじゃなく、というより見せ場は全編に亘ってふんだんにあるし、渡辺宙明メロディも活かしながら新たなギャバンのダイナミックなテーマ曲を作った山下康介、そして初代ギャバンのダイナミックなアクションを披露して健在ぶりをアピールした大葉健二の熱演と、自分が「宇宙刑事」シリーズに思い入れが強くなければ大満足だったかもしれないのだが。

それでも以前書いたように、「無条件に大好き」となることはないだろうが、慣れてきたし、「まあ、こんなもんだろう」という自身のハードルも下がってきているので、見直す度に評価ポイントは上がっている。

【ひとりごと】
クライマックスで初代ギャバンは白昼堂々レーザーブレードで「ギャバン・ダイナミック!」をかましているが、これってかなり異例じゃないかな。

そして声に全く力がない小林清志のナレーションは必要だったのか?

<過去記事>
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# by odin2099 | 2018-06-09 06:35 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19070038.jpg原作漫画では独立したエピソードだったけれど、TVアニメ版では第3話「タイタンの眠れる戦士」の中に組み込まれてしまった「ガラスのクレア」のエピソードを、<東映まんがまつり>用の劇場作品としてリメイク。
<まんがまつり>で上映された松本零士原作アニメとしては、これが最後の作品。
「惑星ロボ ダンガードA」や「SF西遊記スタージンガー」は良いとして、「宇宙海賊キャプテンハーロック」でさえ<まんがまつり>では多少の違和感があったのだから、これ以降の作品――「新竹取物語1000年女王」や「わが青春のアルカディア 無限軌道SSX」――と<まんがまつり>の中心的客層は合わないだろうから、これは時代の流れだろう。

e0033570_19065324.jpgただ「999」に関しては、TV版とは異なる切り口で<まんがまつり>独自の短編映画として何本か作っても良かったかな、と思う。
例えば以前にも書いた「蛍の街」のようなエピソード、これなら<まんがまつり>の客層にも、その親御さんにもアピールしそうなものだが。
この時点でTVシリーズ終了まであと一年。もう一本か二本、<まんがまつり>版を見たかった気もする。

実際はアニメブームの真っ盛りで、この前年に劇場版長編アニメが、翌年にはその続編が公開され何れもヤングアダルト層を中心にヒット作品となったのだから、低年齢対象の<まんがまつり>のラインナップから外されたのも頷ける話。
企画はNGとなってしまったが、<まんがまつり>的には「ダンガードA」と「キャプテンハーロック」の共演作品や、「スタージンガー」と「ダンガードA」の共演作品の方が望ましかったのだろう。これはこれで見てみたかったが。

<過去記事>
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# by odin2099 | 2018-06-08 19:15 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
<ジュラシック・パーク>もおさらい中。

前にも書いたかなと思うけれどこのシリーズ、「ジュラシック・パーク」「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」→「ジュラシック・パークIII」とお話が繋がってるワケではない。
2作目の「ロスト・ワールド」は1作目の続きだけど、3作目の本作も1作目の続き。決して2作目が「なかったこと」になってるのではないけれど、2作目と3作目は直接繋がってはいないのだ。

e0033570_19495774.jpgまた1作目の舞台となった島はイスラ・ヌブラルで、2作目と3作目の舞台になるのはイスラ・ソルナ島(通称”サイトB”)、つまり全くの別の島。グラント博士も「ここへ来るのは初めてだ」と言ってる。
ただ2作目3作目は同じイスラ・ソルナ島での冒険譚ではあるけれど、描かれてるのは違う場所なので、見覚えある景色は出てこない。

更にシリーズ4作目の「ジュラシック・ワールド」の舞台は1作目と同様にイスラ・ヌブラル島。
これまた2作目3作目の事件を引き摺ってはいない1作目に直結するお話なので非常にややこしい。
今度の5作目は4作目を受けたお話になってるようだが。

で、この第3作。期待して見に行って、超大作とは思えないお手軽さに拍子抜けしてしまい、長らく良い印象を抱けなかったのだが、最近になってようやく面白く感じるようになってきた。

事件の元凶になるバカ夫婦(元)には、いくら子供の件があるとはいえ全く同情心を抱けないし、些か強引な展開には劇中のグラント博士ならずとも憤りやイライラを禁じ得ないが、いきなりの容赦ない恐竜大暴れに始まり、中盤以降は死亡フラグを次々とへし折る力技のストーリー運び、ジョン・ウィリアムズのメロディをふんだんに使い、その不在を全く感じさせないドン・デイヴィスのスコア、そして90分足らずのコンパクトさ。三部作(当時)の中では一番単純に「怪獣映画」として楽しめるのは本作だ。

「男の子には二通りのタイプがいる」「天文学者になるタイプと、宇宙飛行士になるタイプだ」というグラント博士の台詞もなかなか頷けるし、もしかすると初心者の入門にはこの作品から、というのもアリなのかも。

そういやエリーはなんでアラン・グラント博士と別れて別の人と結婚しちゃったんだろうね。
今回エリーの元を訪れたアランは初めて旦那さんに会い、何の仕事をしてるかを知るのだが、既に夫妻の間には二人の子供もいる。エリーとアランは一体何年会ってない、というか連絡を取ってなかったのかなあ。ちょっと気になる。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/10907119/


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# by odin2099 | 2018-06-07 19:56 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
<スター・ウォーズ・サーガ>を見ていたら、<インディアナ・ジョーンズ>教授にも会いたくなった。
BS JAPANでは先日、最初にNTVの「金曜ロードショー」で放送された際に作られた吹替版を放送していたので、今回久しぶりの観賞。

e0033570_20025947.jpg「水曜ロードショー」が金曜日に移動した最初の放送がこの作品で、CMカットしながら一生懸命録画していたのだけれども、放送中に関東地方で地震が発生し(東京で震度5!)、チャイムが十数回鳴り、画面の半分近くがニュース速報のテロップで埋め尽くされたのを覚えている。
幸か不幸か画面に集中していたため、地震そのものの印象は薄く、録画がメチャクチャになったことへの憤りしか記憶にないのだけれども。

そんな思い出のTV放送版だが、インディ役の村井國夫はこれ(と翌週放送された「スター・ウォーズ」の再録音版でのハン・ソロ役)が初の洋画吹替ではないかと思うのだが、最初から合格点。以後ハリソン・フォードの定番声優の一人となったのだから、この時のキャスティング・ディレクターは慧眼の持ち主だ。

映画そのものは公開当初はワクワクしながら見たものだが、<スター・ウォーズ・サーガ>ほど繰り返して見るほど熱中出来ず。それは2作目でガッカリして、3作目で少し持ち直し、4作目でまた沈没というシリーズの変遷のせいでもあるのだが、自分が純粋じゃなくなってきたのもその原因の一つなんだろう。

シリーズ最新作となる5作目は、予定より一年延期となり来春クランクイン、再来年2020年のサマーシーズンの公開が予定されている。
権利がディズニーに移ったのでこれからも新作は作られると思うが、ハリソン・フォードは今度こそ勇退とのこと。その花道を飾るような傑作を期待したい。

【ひとりごと】
最後の聖櫃が猛威を振るうシーン、これは「未知との遭遇」「ポルターガイスト」のミッシングリンクだな。

<過去記事>





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# by odin2099 | 2018-06-06 20:13 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
機を逃さないのはさすがアサイラムだ。

e0033570_19471689.jpgあれから数年後、再び出現した怪獣に対し、新型の巨大ロボを投入、という導入部はなかなか良し。海水浴場で大暴れする怪獣に対し、戦艦が艦砲射撃を加えるっていうのはどうかと思うけど、強敵感はありあり。
しかしロボット出現までのプロセスが長く、最初にパイロット同士の痴話喧嘩を見せた後、なんだかんだで不完全な状態で出撃せざるを得なくなる辺りからグダグダ感が漂ってくる。

主人公であろう科学者と軍の強硬派との対立とか、比較的中心的な活躍を見せる軍人さんの、逃げ遅れた家族のサバイバル劇だとか、脇筋が広がり過ぎて肝心のメインストーリーがなかなか進まないのはイライラさせられる。
それでもメイン格と思われた人物があっけなく死んじゃったり、重傷を負って物語から退場させられたり、というのが意外性があって良いかも。
怪獣のデザインも前作とは差別化を図り、虫というか甲殻類系というか。ぶっちゃけレギ○ンみたいなんだけどね。

スティーブ・リチャード・ハリス、ザビ・イスラエル、ジーナ・エンス、テリー・ウッドベリー、リンゼイ・エルストン、ポール・ローガン…と、総入れ替えされた出演者は知らない名前が並ぶが、監督は前作同様ジャレッド・コーンが続投。

ちなみに原題は”ATLANTIC RIM RESURRECTION”
前作は”ATLANTIC RIM”だったのを、各方面に遠慮したのか「バトル・オブ・アトランティス」と濁していたけれど、今回は直球で攻めてきたなあ。



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# by odin2099 | 2018-06-05 19:50 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
** ネタバレあり **

「デッドプール」の続編で<X-MEN>シリーズの12作目。

ヒーローとして活動をしていたウェイド・ウィルソン(デッドプール)だったが、恋人のヴァネッサが殺されてしまい、悲観して自殺を図るも果たせず、コロッサスの説得でX-MENの仲間入りをすることに。
そんな時に虐待され暴走しかけていたミュータントの少年ラッセル(通称”ファイヤーフィスト”)と出会い、彼が未来から来たサイボーグ戦士ケーブルに命を狙われていることを知ると、彼を守るべくヒーローチーム「Xフォース」を結成する、というお話。

e0033570_19204307.jpgいきなり「LOGAN/ローガン」のウルヴァリン死亡ネタで幕を開け、あれよあれよという間にヴァネッサは死んじゃうし、ベドラム、ツァイトガイスト、シャッタースター、バニッシャー、ピーター…といった「Xフォース」のメンバーも(バカバカしい理由で)あっけなく全滅するし、内輪のX-MENネタ(車椅子に乗り、セレブロを勝手に使って「頭がパトリック・スチュワートの匂い!」と言ってみたり)、<マーベル・シネマティック・ユニバース>ネタ(「大物さん、もう日が暮れるわよ」とか)、更にはライバルのDCコミックネタ(「母親の名前はマーサ」とか)まで仕込んでくるのでどうなることやらと思ったけれど、最後はまあまあ綺麗にまとまって一安心。そういや「ルークは絶対に妹のレイアとヤってる」とかいう<スター・ウォーズ>ネタもあったな。
各方面をディスり、毒を吐き、グロくて下品なテイストもそのままだけれども、前作よりも個人的には愉しめた。

新登場のキャラではセクシーな女戦士ドミノがいい。コスチューム姿が単にエロカッコイイだけじゃなく、なかなかの実力者。次回作でも活躍して欲しいものだ。
もう一人、前作に比べると出番が控えめなネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドの、同性の恋人であるユキオというキャラも新しく出てくるが、彼女もなかなか可愛い。といってもニコニコして「ハイ、ウェイド」と言うくらいで殆ど出番なしなのが勿体ないけれども。

こちらは演じているのが忽那汐里なので、ライアン・レイノルズはおそらく日本向けのインタビューで「今後、彼女の演じるユキオがさらに活躍することを楽しみにしている。今よりももっと大きなキャラクターになると思う」とコメントしていたけれど……次回作にはいないんじゃないかなあ
ちなみにユキオというキャラは「ウルヴァリン/SAMURAI」にも出てきたが、同名の別人?それとも歴史改変後の同一人物? 日本女性の名前としては些か変ではあるが、まあこれはツッコむだけ野暮だろう。

e0033570_19310379.jpgその他のカメオ出演陣も豪華で、一瞬だけ映るブラッド・ピット(透明人間バニッシャー役)はともかく、特殊メイクを施されたマッド・デイモンなんかわかりっこないし、これまた一瞬だけ映るX-MENの主要メンバーがなんとプロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)、ビースト(ニコラス・ホルト)、クイックシルバー(エヴァン・ピーターズ)、サイクロップス(タイ・シェリダン)、ストーム(アレクサンドラ・シップ)、ナイトクローラー(コディ・スミット=マクフィー)と全員オリキャス!

他にも実現しなかったものの、旧「ファンタスティック・フォー」版のクリス・エヴァンス(キャプテン・アメリカ!)演じるヒューマン・トーチが登場し、更にマイケル・B・ジョーダン演じるヒューマン・トーチら新「ファンタスティック・フォー」メンバーと共演するというアイディアもあったのだとか。それは見たかったぞ。

物語は驚くほどのハッピーエンド。
ケーブルがタイムトリップしてきた機械を使い、時間改変でまずヴァネッサの死をなかったことにして、次に「ウルヴァリン/X-MEN ZERO」版のデッドプールの存在を抹殺し(旧作の未使用フッテージを使用してウルヴァリン=ヒュー・ジャックマンも登場。吹替版だと声も山路和弘だ)、おまけに「グリーン・ランタン」の台本を貰って喜ぶ”俳優のライアン・レイノルズ”まで殺害しちゃう俺ちゃん。黒歴史を修正しまくってもうやりたい放題だ。あ、レイノルズの「ブレイド3」出演は抹殺しなくて良かったのかな?

自分としては、前作でモリーナ・バッカリン演じるヴァネッサにすっかりやられたので、今回の死亡回避で次回作への出演の可能性が残ったことが嬉しい。
最後にサンダーボルト(なんと予算の都合でライアン・レイノルズ自身が声を担当したんだとか)がどうなったのかよくわからないけれど、これまた「次」で再登場あるのかな?



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# by odin2099 | 2018-06-04 19:31 |  映画感想<タ行> | Trackback(4) | Comments(2)
シリーズの最新作の公開が近付くと、どうしても旧作をおさらいしたくなる性分で。
性分というより、ハッキリ言って記憶力の低下ですな、悲しいことに。
年齢のせいもあるんだろうけれど、年々忘れっぽくなってしまって困っている。

それにしても昨今はシリーズ物に、リメイク・リブート花盛り。
関連作の復習に忙しく、それはそれで楽しめることも多いのだけれども、その一方で純粋に新しい作品に出会う時間が削られてしまうのも痛し痒し。

e0033570_17401577.jpgさて、トム・クルーズ主演の戦隊ヒーロー物(というと別ジャンルの映画っぽくなるけれど)、その実はワンマンアーミー物の第一作「ミッション:インポッシブル」を、森川智之吹替のTV放映版で見直し。2時間枠に収めるために多分本編を10分かそこらは切ってるだろうけど、気軽に見直すには悪くない。
序盤で結構な大物キャストを揃えたレギュラー(と思しき)メンバーが壊滅、後半では胡散臭い追加戦士が出てくるものの殆どトムクルの独り舞台だから、戦隊モノよりはワンマンアーミー(か、さもなきゃバディ)物の方が近いはず。

日本語吹替はソフト版は鈴置洋孝で、他にTV用では小杉十郎太版もあるけれど、トムクルの声といえば「昔は鈴置、今は森川」というのが定番か。いや山寺宏一だろうという人もいるだろうし、個人的には堀内賢雄を推したいところだけど、森川智之は本人公認?のオフィシャル声優ということらしいし、それに数こなしているから慣れというか安定感もある。

この作品、オリジナルTVシリーズ版「スパイ大作戦」のメインキャストたちからは非難轟々だそうだけど、然もありなん。本来主人公であったはずのジム・フェルプスが裏切り者のラスボスなのだから当然といえば当然。
自分が見直す度に引っ掛かるのもそこで、TVシリーズ版のピーター・グレイブスに代わってジムを演じたジョン・ヴォイトがあからさまに悪役顔だとはいえ、本家に対するリスペクトがなさすぎる。

その一方で伝統ある長寿シリーズの最新作だからこその大どんでん返しとも言えるわけで、そこを割り切ってストーリーを組み立てた連中はある種の天才とも言えそう。特にシリーズに思い入れのない層には素直に受け入れられそうだ。実際、一本の映画としてはかなり面白い。
自分も本来ならシリーズに思い入れがないので(殆ど見たことないから)諸手を上げて賛成の立場に立ちたいところだけど、なまじっか余計な知識を仕入れちゃうと判断に迷う。

それにしてもトムクルはイーサン・ホークというキャラのどこがそんなに気に入ったのだろう?
20年以上に亘って6度も演じるのは異例なことだし、毎回毎回身体を張ったアクションを披露するのもまた異例なことだ。

【ひとりごと】
この作品、やっぱりエマニュエル・ベアールが出色。
人妻設定もあって凄く可憐だし艶っぽい。後のシリーズはみんな女優が今一つなんだよなあ。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/3726824/



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# by odin2099 | 2018-06-03 17:47 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
前作「賢者の石」ほどではないものの、まだ原作小説をなぞっている、見方を変えれば引き摺っている、とも言えるシリーズ2作目。
思い切ってストーリーやキャラクターの取捨選択を行い、映画独自色が強まってくるのは3作目以降だ。

e0033570_17224439.jpgそれでもこの2作目で既に「あれがない」「これもない」が気になりだしてくるが、映画としてのシリーズが完結した今となっては、多少の舌足らずな部分は目をつぶろうという心境になってきているし、そんな中でも細かい伏線、例えば蛇と会話するハリー、杖を折ってしまったロン、新登場キャラの嘆きのマートルなどなど、これって何の意味があるんだろう?と一見思えたようなシーンが後で重大な意味を持っていたことに気付かせてくれるなど、構成はお見事と言ってよいだろう。
ところで気になる点が幾つか。
ハリーを敵視し、ハーマイオニーを「穢れた血」と蔑むマルフォイ。これでもし本当にハリーが「スリザリンの継承者」だったら、マルフォイはハリーをどうしたんだろう?ハリーに従ったのか、それともやはりハリーと敵対したのか。
マルフォイ一家はスリザリンの信奉者だろうから、いくらハリーとはいえ継承者に反発出来ないだろうから、実はハリーが継承者ではないことに安堵していたりして。

また学校の規則を50も破って(本人談)ボリジュース薬を作って、挙句に猫に変身しちゃったハーマイオニー。
当然薬を作って飲んじゃったことはバレたと思われるけれど、特に罰せられた様子もなし。まさか騒ぎのドサクサに紛れて「スリザリンの継承者」にやられた、なんてことにしてないだろうね。
まあ彼女のことだから、薬を作ったり変身したことよりも、結果として入院しなくちゃならなくなり、授業に出られなくなることの方が辛かったかも。

そして最後はストーリー上の問題じゃなくて配役。
新登場キャラで強烈なインパクトを残したギルデロイ・ロックハート。
ケネス・ブラナーが実に胡散臭く演じ(更に吹替が内田直哉なのでそれに輪をかけ)ているのだけれども、これはやっぱりミスキャスト。
ファーストチョイスはヒュー・グラントで、スケジュールの都合で実現に至らなかったようだけど、彼だったら完璧だったのに、と思っているのは自分だけではないはず。残念!

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/10645528/
https://odin2099.exblog.jp/23160477/


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# by odin2099 | 2018-06-02 17:28 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
<X-MEN>シリーズのおさらい、とりあえず終わり。
通算11作目(「ファンタスティック・フォー」入れれば12作目)だけど、「デッドプール」は番外編臭いから、正伝としては9作目と考えた方がスッキリするかな。
奇しくも最初の三部作、それに過去篇から始まる新・三部作、そしてウルヴァリンを主人公にした作品も今回で3本目なので三部作。<X-MEN>は3つの三部作で出来ている、とする方がわかりやすそう。

e0033570_23260671.jpgということで本作はウルヴァリン、ローガン、ジェームズ・ハウレットと三つの名前を持つ男の完結編。長年演じ続けてきたヒュー・ジャックマンにとっても同役からの卒業を宣言した締めくくりの一本。
タイトルは前2作が「ウルヴァリン/X-MEN ZERO」、「ウルヴァリン/SAMURAI」とウルヴァリンの名前を冠していたのに対し、初めて「ローガン」名義。
しかもサブタイトルなしで、特別に<X-MEN>シリーズの新作という宣伝はされていなかった。キャラクター人気に頼らない、独立した一本として勝負したかったのだろう。

そして作品は多くのファンから好意的に受け入れられた。シリーズ中でも上位に位置する傑作だとファンも認めたようだ。
しかし個人的には申し訳ないけれど、ちっとも楽しめなかったのは以前書いた通り。

物語の到達点として「ウルヴァリンの死」ありきで構成されているため、最初から最後までウルヴァリンが痛々しい限り。
また老醜を晒すチャールズ・エグゼビアとウルヴァリンの関係は、認知症患者とそれを介護する家族の姿にしか見えないし、謎の少女ローラを加えての疑似家族関係も、反抗期の娘に手を焼く父親と孫娘を猫可愛がりする祖父にしか見えず、なんとなく嫌悪感が先に立ってしまった。

出来ればヒュー・ジャックマンにはもう一度、カーテンコールのような形でスカッとするウルヴァリンの姿を最後に見せて欲しいところなのだけれども、引退の決意は固いようなのでもう無理かなあ。
アベンジャーズとの共演も何とか実現させて欲しかったけれども…。

<過去記事>



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# by odin2099 | 2018-06-01 23:30 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
これまでの<スーパー戦隊>シリーズは全て地続きだった、とした「海賊戦隊ゴーカイジャー」。その後番組たる「ゴーバスターズ」では「新西暦2012年」という独自の世界観を設定。これまでのシリーズの集大成としての「ゴーカイジャー」に対し、ここから新たな歴史を作るという決意の表れなのは納得。

e0033570_20163273.jpgただ東映ヒーローが全体的に「共演ありき」のムードに包まれていたため、前番組「ゴーカイジャー」や後番組「獣電戦隊キョウリュウジャー」との共演映画(<スーパー戦隊VSシリーズ>)は毎年恒例だから仕方ないものの、「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」や「仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z」で仮面ライダーや他の戦隊、それに宇宙刑事とも共演し、更にTVシリーズにおいても宇宙刑事ギャバンをゲストに迎えるなど、その独自設定が霞んでしまったのはちょっと残念。
そんな中で「ゴーバスターズ」の独自世界が楽しめるのがこの夏の劇場版。
戦隊映画で初めての<ディレクターズカット版>が作られるなど、従来にないほどの力の入り様。新キャラも登場するが、夏映画にありがちな余計なゲストもなく、純粋に「ゴーバスターズ」に浸ることが出来る。

そういや「ゴーバスターズ」といえば、ブルーバスター/岩崎リュウジを演じた馬場良馬は一体どうしたんだろう?
今年の4月に所属事務所に対する「信義誠実の原則に反する行為」が発覚したとして3ヶ月の活動停止処分を受け、本人も謝罪コメントを発表。犯罪行為ではないとされているものの、詳細は未だに不明。何があったかわからないが、彼があっての「ゴーバスターズ」だっただけに早く元気な姿が見たいものだ。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/18554008/
https://odin2099.exblog.jp/19339777/



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# by odin2099 | 2018-06-01 20:22 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

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