人気ブログランキング |

【徒然なるままに・・・】

odin2099.exblog.jp

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

以前別のコンサートで貰ったチラシを持参すると無料!
ということで、今日はすみだトリフォニーホールへ行ってきました。
まあチラシがなくてもチケット¥1,000だから行くつもりではありましたが。

パンフを見ると「渋谷区民の第九」の伴奏オーケストラとして出発したアマチュアオケだそうで、結成が1983年というからかなりの歴史。年に二回の定演と年末の第九の演奏をこなしているとのこと。

e0033570_19534523.jpg演奏プログラムは前半が、チャイコフスキー「バレエ『白鳥の湖』より抜粋」
導入曲、第1幕・情景、第1幕・ワルツ、第2幕・情景、第2幕・4羽の白鳥の踊り、第3幕・ナポリの踊り、第4幕・情景、第4幕・情景終曲、を続けて演奏です。
休憩挟んで後半は、リムスキー=コルサコフ「交響組曲シェヘラザード」、おお凄い!好きな曲ばっかり!

このホールは1800席ぐらいあるのですが、招待客が殆どだろうとはいえ席は大半が埋まってました。
本拠地は渋谷区で会場は墨田区、地元でもなんでもないのですから、この動員は大したものです。30数年の歴史があるので固定客、根強いファンがいるのでしょうね。

演奏は金管がちょっと残念な箇所がありましたが、ハープもパーカッションもオーボエも素晴らしく、ストリングスに安定感があり、総じて厚みのある聴き応えのあるものでした。
北原幸男の指揮は全体的にテンポ早めかなと思いましたが、オケも良く付いて行ってましたし、個人的にもその方が好みだったりします。

アンコールはエルガーの「威風堂々」
これまた”威風堂々”たる演奏で、ちょっと次の演奏会が気になります。



# by odin2099 | 2019-04-21 19:54 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
e0033570_22523842.jpg今朝はモンキー・パンチの訃報で目が覚めた。
そこで追悼の意味も込めて、原作・監督としてクレジットされたこちらの作品を再観賞。

国王とパニッシュ王子を殺害した首狩り将軍が独裁政権を敷くズフ国。その漂流島と呼ばれる場所に国王が隠した財宝が眠っているという。
首狩り将軍はじめ財宝を狙う者は後を絶たないが、その島を護る防御システムの前に成功した者はいない。ルパン、次元、五ェ門も敢え無く撤退を余儀なくされた。

その島の防御システムの鍵を握っているという将軍の娘エメラに接触するルパンだったが、実はそれは秘密工作員オーリエンダーが化けた偽者だった。
ルパンを追ってズフ国にやってきた銭形の計略に嵌り、アジトを急襲されてしまうが辛くも脱出する。

ルパンから死んだ筈のパニッシュを見かけたと聞かされたオーリエンダーは、彼を探して街を彷徨う。
一方のルパンたちには懸賞金がかけられ、銭形、首狩り将軍、それに賞金稼ぎたちからも命を狙われる羽目に――!

モンキー・パンチ初監督作品!がウリだが、出来上がりはかなりお寒い。脚本や演出よりもトータルの仕上がり面が、である。
特に作画の荒れ具合は、大スクリーンで見せるにはあまりにお粗末。スケジュールはかなりきつかったらしいが。

救いはルパン三世役の栗田貫一が大部慣れてきたこと。やっと物真似から芝居になりつつある。
但し山田康雄のイメージを大切にしたい製作側の意向もわからないではないが、将来を考えれば物真似ではない栗田貫一としてのルパンを演じさせるべきだろう。石田太郎がコロンボ役を自分のものにしていったように。

去年の「くたばれ!ノストラダムス」は仕方ないにしても、レギュラー・メンバーの年齢がかなり上がってきた今となっては第二、第三の山田康雄がいつ現れないとも限らない。
全員物真似させるのか?ここらあたりでレギュラー・メンバーを一新するくらいの思い切りが必要ではないのか?

――劇場で鑑賞した当時のメモを引用。
で、今回23年ぶりに見直して見たものの、うーん、やっぱり面白くない。
それ以前に、全くお話覚えてなかったが。

とあるキーパーソンの正体については多くは語らないが、「いつから気付いていたのか」「いつからそうなっていたのか」「何故それが成立しうるのか」等々を考えて行くと矛盾だらけ。
これ、最初から「わかって」見ていても納得しがたいのではないか。

また当時のメモ読むとクリカンにかなり寛容だったが、改めて聞いているとうすら寒い。
なまじっか”山田康雄の幻影”を背負って聞いてしまうだけに、素人演技の稚拙さが際立って感じられてしまう。

また他のヴォイスキャストも総じて聞いていて辛いものがある。
例えばこの作品の銭形は、従来作品のように「ルパンにしてやられるだけの三枚目」路線ではなく、それなりの実力者として描かれてはいるのだが、これが全盛時の納谷悟朗ヴォイスであったならば…。

峰不二子も然り。
そういえばこの作品、1時間半強の上映時間の、残り30分を切る辺りまでルパンと不二子は顔を合わせないというのも珍しい。

そして「ルパン三世のテーマ」は流れるが、音楽担当が大野雄二ではないのも違和感。
当時の興行成績がどうだったのかわからないが、少なくても大ヒットではなかったはず。「ルパン」は2作で打ち切られ、翌年から東宝のGW戦線には「名探偵コナン」が登板。以後20年以上に亘りヒットを続けているのはご承知の通り。

ということで希少価値と思ってこの作品をセレクトしてはみたものの、色々と不満だらけになってしまって失敗。自分にはとことん合わなかったのだなあ。
今週の「金曜ロードショー」では急遽予定を変更して「ルパンVS複製人間」を放送するようだが、その方が無難だったかも(「カリオストロの城」を持ってくるかと思ったが、さすがにヘビーローテーション気味か)。



# by odin2099 | 2019-04-17 23:02 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
アメリカの眼前に突如出現したソ連の最新鋭潜水艦レッド・オクトーバー。米政府はその目的をアメリカ攻撃だと判断するが、CIA分析官(アナリスト)ジャック・ライアンは只一人、亡命の可能性を示唆する。
一方、ソ連軍は総力を挙げてレッド・オクトーバーを追跡している。攻撃か亡命か、決断に要する時間は残り少ない。
かくして大西洋は、米ソ入り乱れての戦場の場と化してゆく――というこのハイテク・サスペンスは、トム・クランシーのベストセラー小説の映画化。

e0033570_20340679.jpg膨大な情報量をディティールの積み重ねで描写していくクランシーの小説は、実は映画化には適さないと思うのだが、本作は大胆な集約と独自の解釈によって骨太なドラマとなった。
それでも原作を知らないと辛い部分があるのは、原作の長さ(文庫本にして2冊分)からして致し方ないだろう。

原作との相違点(ライアンがラミウス艦長と面識があることや、重要な役回りであるイギリス海軍が登場しないことなど)はいくつかあるものの、そのいづれもストーリー運びをスムーズにさせているので、改悪とも言い切れない。

この作品を骨太に見せている要素は、勿論ジョン・マクティアナンの演出力もあるのだが、ここでは二人の漢(おとこ)の名を挙げておこう。

先ずはレッド・オクトーバー艦長マルコ・ラミウスを演じるショーン・コネリー。年齢を重ね渋くなってからのコネリーは実に魅力的だ。
ロシア人役としては無理があるが(ロシア語も喋らない)、原作以上に魅力的な人物像を創り出している。
当初クラウス・マリア・ブランダウアーでクランク・インしたものの変更。正確な理由はわからないが、これは正解だった。

一方、コネリー絶賛の陰でやや損をしてしまった感のあるのが、ジャック・ライアン役のアレック・ボールドウィン
ハリソン・フォードも候補に挙がっていたライアン役だが、CIAのアナリストという知的な役柄、家庭を大事にする一般人というイメージにはボールドウィンの方が適役だ。
せっかくのシリーズ・キャラクターでありながらも、これ一作で降板してしまったのが惜しまれる。

更にサム・ニールやスコット・グレン、ジェームズ・アール・ジョーンズらが脇を固め、ベイジル・ポールドゥーリスの重厚な音楽がこれを盛り立てる。
殆ど女性の登場しない映画だけに華やかさとは無縁に思われるが、この漢たちのアンサンブル。これこそ紛れもない「華」なのである。

以上が「しねま宝島」からの転載部分。
テレビで放送する度についつい見てしまう作品だが、最近は地上波もさることながら衛星放送でもなかなかお呼びがかからないようで、見直すのもちょっと久しぶり。

現在公開中の「ハンターキラー/潜航せよ」も潜水艦を巡っての米露のポリティカルサスペンスだが、その元祖格といえるのがこの作品。こちらはクーデターではなく亡命だが(クーデター絡みなのは「クリムゾン・タイド」の方だ)、虚々実々の駆け引きが愉しめる緊迫感溢れるアクション作品になっている点は同じだ。

ジャック・ライアンはシリーズキャラクターとして5本の映画が作られ、今もネット配信ドラマが製作されているが、その映像化作品群は一貫性に乏しいのが残念だ。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-04-16 20:50 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(2)
とうとうエピソード9の正式タイトルが発表されました。
”The Rise Of Skywalker”、邦題はどうなるのでしょう?
「スカイウォーカーの台頭」、「スカイウォーカーの誕生」、「スカイウォーカーの復活」…
それとも単純にカタカナ化した「ライズ・オブ・スカイウォーカー」も考えられますね。
一応自分ならちょっと捻って「スカイウォーカーの継承」とか「スカイウォーカーの伝説」、「スカイウォーカーの系譜」なんて付けるかも。
まあ近々アナウンスされるものと思われますが。

e0033570_19164013.jpgその”スカイウォーカーの血筋”の物語の重要なパートになるのがこのエピソード2です。
前作でアナキン・スカイウォーカーは運命の女パドメ・アミダラと出会いますが、その時の二人は9歳と14歳。これでは恋愛は進展しません。
その十年後、19歳と24歳になったアナキンとパドメは再会し、そこから二人の間に愛が芽生え、ラストシーンでは遂に結ばれます。

この流れ、何度も書いてるのですが、ちょっと不自然というか無理矢理というか。
前作でアナキンはパドメに一目惚れ。その後もずっと淡い想いを抱き続け、再会を機に一気にその想いが噴出し暴走することになります。
でもパドメはどうだったんでしょう?
いきなり年下のイケメンに告白され、悪い気はしないなあと思ったかもしれませんけれど、アナキンの強引さに負けてというわけでもないようなので、その決め手はなんだったのか。

まあいずれにせよこの結果、次回作のラストで二人の間にルークとレイアの双子が生まれ、更に”スカイウォーカーの血筋”は続いて行くのですから、重ねて書きますけれど重要なパートです。それを受け継いだのが例え中二病のカイロ・レンことベン・ソロ君だったとしても。

それともエピソード8で否定されたものの、やっぱりレイもスカイウォーカーの血筋なんでしょうか。だとしてもルークにしろレイアにしろ、エピソード7でも8でもレイとの関係性を感じさせる反応は何もなかったので、どちらかの子供というのも今更な感がありますがね。
あるいはどうやらエピソード9で復活してきそうなパルパティーン絡み?
そういやアナキンは、パルパティーンがフォースを操って(?)誕生させた子供だという設定もあるようですが。

ともあれアナキンとパドメ、この二人の再会が「悲劇の始まり」であり、かつ「希望の誕生」でもある訳です。ここから<スター・ウォーズ>の物語は大きくうねってゆくのです。

【ひとりごと】
アナキンに対し、「いつかお前に殺される気がする」というオビ=ワン。これはジョークや皮肉なのか、それとも未来予知なんでしょうか。
そういやアナキンに対するオビ=ワンの皮肉と言えば、「グッジョブ!」という表現を知ったのはこの作品だったっけ。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-04-15 19:23 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
上映終了が近付いてきたので2回目を鑑賞。
それは同時に「アベンジャーズ/エンドゲーム」の公開が近付いてきた証拠でもあるのだが――。

物語の舞台は1995年。その発端は6年前の1989年。
この前後は<MCU>にとっては何かと忙しい時期でもある。

e0033570_11014900.jpg初代ワスプことジャネット・ヴァン・ダインが量子世界に消え、ハンク・ピムがシールドと袂を分ち、母のメレディスが亡くなった直後にピーター・クイルがヨンドゥ・ウドンタに拉致され、ウィンターソルジャー(バッキー)によってトニーの両親――ハワードとマリアのハワード夫妻が暗殺され、トニーがスターク・インタストリーズのCEOに就任、そしてワカンダのティ・チャカ国王が謀反を企てた弟ウンジョブを粛清、といった具合。

そんな頃にフィル・コールソンはシールドに配属され、一介の捜査官だったニック・フューリーはキャロル・ダンヴァースと出会い、地球が置かれている危機的状況とヒーローの必要性を痛感、アベンジャーズ・プロジェクトを立案したという訳だ。

<MCU>お馴染みのアイテムでは今回、四次元キューブが密かに(?)活躍。
これ、元々はアスガルドにあったようだけれども、いつの間にか北欧に。それをレッドスカルが手に入れ悪事に使っていたものをキャプテン・アメリカが奪取。しかしキャプテンと共に北極海に消え、それをハワード・スタークが回収してシールドが保管、とここまでは合ってる?

その後シールドではセルヴィグ博士が中心になって研究を続けていたが、サノスの命を受けたロキが奪い取りチタウリの軍団を招き寄せたが、最終的にはアベンジャーズが取り戻し今度はアスガルドで保管。
ところがアスガルド崩壊のドサクサでロキが持ち出し、その結果サノスがまんまと手に入れ、指パッチン!

…というのが経緯だけど、ハワードが回収しセルヴィグが研究を始めるまでの間、どうやらキューブは行方不明になってたことがあったことが今回判明。

ウェンディ・ローソン博士ことマー=ベルが、シールドの許可を得てかシールドに依頼されたかで研究してたが、博士の死により研究施設共々行方不明に。それを狙ってきたクリーと、真実に目覚めたキャプテン・マーベルとの奪い合いになったが猫のグースが飲み込み、そして後日吐き出して再びシールドが保管、ということでOK? 紆余曲折だなあ、ちょっと辻褄合わない気もしないでもないけど。

そのグースを文字通り猫可愛がりするニック・フューリーは、今回で従来のキャラクターイメージがガラガラと音を立てて崩壊。しかも以前は格好良いことを言ってた割に、実は片目を失ったのが猫(の姿をしたエイリアンだが)に引っ掛かれた所為だったというのは何ともしまらない。
またイメージ違いと言えば、今回の出演陣の中ではベン・メンデルスゾーンとジュード・ロゥはイメージを逆手に取ったミスリードを誘う面白いキャスティングだったと思う。

キャプテンはキャプテンでも、スティーブ・ロジャースのような謙虚さはまるで持ち合わせてないキャロル・ダンヴァース。
終始上から目線で怖い女か、というとそうは見えないのが不思議。女性キャラ特有の弱さを見せるというシーンもこれといってないのだが、有無を言わせないパワーの持ち主ってことが観客に自然に伝わるからだろうか。
さて、アベンジャーズ合流後、リーダーシップを発揮するのは誰だ?

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-04-14 11:06 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
ロシアのコラ半島沖で、ロシアの原潜を追跡中だった米原潜タンパ・ベイが消息を絶った。米海軍は原潜アーカンソーを捜索に派遣する。しかしそこにあるポリャルヌイ海軍基地には現在、ロシアのザカリン大統領がいることがわかり米国防総省に緊張が走り、現地での情報収集のためビーマン隊長以下のネイビーシールズのメンバーに出動命令が下る。

タンパ・ベイ遭難海域に到着したアーカンソーは突如ロシア原潜からの攻撃を受けるが、新任の艦長グラスの機転もあってこれを撃沈。更に沈没していた別のロシア原潜を発見し、その艦長アンドロポフを救出する。その原潜は外部からの攻撃ではなく、明らかに内部からの破壊工作によって沈められていた。
一方ポリャルヌイ海軍基地へ潜入した特殊部隊は、ザカリン大統領がドゥーロフ国防相に拘束される現場を目撃、直ちに米国防総省へ報告が行われた。

e0033570_08421051.jpgホワイトハウスでは緊急会議が開かれ直ちに応戦すべきとの主張がなされたが、応戦準備は進めるものの同時にドゥーロフのクーデターを阻止し大統領を救出する作戦も立案される。かくしてシールズと原潜の共同作戦が開始された。

ジョージ・ウォーレスとドン・キースの共著を原作とし、ドノヴァン・マーシュが監督。
出演はジェラルド・バトラー、ゲイリー・オールドマン、コモン、リンダ・カーデリーニ、トビー・スティーヴンス、ミカエル・ニクヴィストら。

潜水艦モノと特殊部隊モノの幸福な融合。
潜水艦VS潜水艦あり、潜水艦VS駆逐艦あり、それに加えて少数精鋭のコマンド部隊による要人救出作戦あり、と一粒で二度も三度も美味しいアクション映画である。

原作者の一人は元原潜の艦長だったということでリアルな描写が売りではあるものの、その一方では荒唐無稽な場面があったり、ご都合主義的解決が持ち込まれていたりもするのだが、全編に漂う適度な緊張感のお陰で見ている間は気にならない。
キーパーソンとなるキャラクターに女性が当てられているのは現代的?



# by odin2099 | 2019-04-13 08:44 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_22064917.jpg原始時代を舞台にしたハマープロ製作のアクション映画。

しかしお話がとんと頭に入ってこない。
とある部族の族長の座を双子の青年が争い、それに他の部族の美女が絡んできての取り合いになり…というメインストーリーというか後半部分の展開は何となくわかるのだが、そこに至る前半部分がどうしてそうなったのか理解できなかった。
この映画、20年ぐらい前に一度見てる筈だけれど、その記憶もサッパリ。

ハマー製作の原始時代ものとしては、「紀元前百万年(One Million Years B.C.)」のリメイクが「恐竜100万年(One Million Years B.C.)」で、そのリメイクが「恐竜時代(When Dinosaurs Ruled the Earth)」で、そのまたリメイクが「原始人100万年(Creatures The World Forgot)」…なんだと以前聞いたような気がするのだが、「恐竜時代」は随分と違うお話だし、この「原始人100万年」に至っては恐竜さんが出てこない。

その分、半裸のビキニ姿のお姉ちゃんどころかトップレスのお姉ちゃんも出てくるのだけれど、じっくり観賞している余裕もないくらい争ってばかりだ。
これならば「恐竜時代」を輸入盤のBlu-rayで見ている方が遥かにマシ。
日本公開版ではカットされたモザイクなしの全裸のラブシーンがそのまんま収録されているので、知らないで見た人はビックリするだろう。

恐竜さんが出てこないので大掛りな特撮シーンもなし。
火山が噴火してのスペクタクルシーンも用意されてはいるものの、目玉というほど力も入れられていないし、台詞もなくゼスチャーのみで進行するという点も併せて極めて地味な仕上がり。
見どころはミス・ノルウェイに選ばれたジュリー・エーゲの肢体のみというのはちょっと寂しい。



# by odin2099 | 2019-04-11 22:12 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_22200285.jpg
超常現象を題材にした作品を撮り続けているM・ナイト・シャマラン監督の最新作。

タイトルバックにバーナード・ハーマン調のテーマ曲が流れることが’50~’60年代のSFやサスペンス映画風であることを示す一つの「サイン」となっているが、B級テイスト溢れる題材を格調高く見せる手腕は今回も評価出来る。
だが万人受けした「シックス・センス」に比べ続く「アンブレイカブル」はかなり観客を限定する作品となっていたが、そのマニアックな傾向は今回益々強まっている。

ミステリー・サークルとくれば宇宙人、そう連想する人は決して少数派ではないだろう。ただそのB級っぽさに惹かれて見に行くと、今度はフラストレーションがたまるに違いない。
e0033570_22201291.jpgそもそもミステリー・サークルを前面に押し出した宣伝展開からして観客はそれに対する何らかの答えを求めて劇場へ足を運ぶはずだが、それ自体は一つのきっかけ(=「サイン」)に過ぎず物語はどんどん違った方向へと流れて行く。

物語の趣旨としては「偶然に起こることは何もなく、全ては何らかの「サイン」なのだ」ということが言いたいわけで、そのきっかけ(=「サイン」)がミステリー・サークルである必然性は皆無。結局は「神を捨てた男が再び神と出会う」という新手の宗教映画として完結するのだ。

ある意味では観客の予想を裏切る見事なストーリー・テラーぶりと言えなくもないのだが、納得出来るものではない。

以上、「しねま宝島」から転載。

友好的な出会いになるか、それとも侵略者との攻防を描いたものになるかは兎も角として、何らかの知的好奇心を満たしてくれるファースト・コンタクト物になっているだろうと期待して足を運んだものの、なんだか狐につままれたような気分で劇場を後にしたのを覚えている。

e0033570_22202467.jpg最終的には宇宙人はバッチリと姿を見せてはくれるのだが、どうやら友好的存在では到底あり得ず、ただの侵略者ではなくどうやら地球人を捕食しているのでは?との推測が語られるのみで、結局彼らが何者で、どこから来て何を目的にしていたのかはわからず仕舞い。
作品全体がコケ脅かしとハッタリで成り立っているのだから、宇宙人に関しても大法螺吹いても良かったのでは、と今でも思う。

妻を事故で失い信仰を無くした元牧師のメル・ギブソンと、その子供(ローリー・カルキンとアビゲイル・ブレスリンの兄妹)、それにメルの弟ホアキン・フェニックスが同居しているという四人家族が主人公なのだが、この一家の子供たちには不思議な能力があるのか、それとも精神的に不安定なだけなのか、それに家族間で何やら隠し事があるのか、となかなか感情移入しづらい。
それもこれも皆どうやら思わせぶりなだけ、で片付いてしまうのもどうにもフラストレーションが溜まってしまう。
久しぶりに見直してはみたものの、違った意味で色々と考えさせられる作品だった。



# by odin2099 | 2019-04-10 22:27 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_22040143.jpgロシアで反乱が勃発。反乱軍は核兵器をも手中に収め、米国と日本を攻撃すると脅迫してきた。
この事態に米軍は、叩き上げのラムジー艦長が指揮する原潜アラバマを出動させる。
やがてアラバマは本国からの指令を受けるが、受信中に敵原潜の攻撃を受け通信が途絶えてしまう。その通信を巡って攻撃準備を進めるラムジーだったが、新任のエリート副長のハンターは指令の確認を求め、激しく対立する。

もう四半世紀近く前の作品だが、相変わらずハンス・ジマーの音楽は格好良い。劇場で見て気に入り、すぐにサントラCDを買ったことを思い出す。
テレビ放送の際などにも何度か見直したつもりでいたのだが、きちんと見るのは実は劇場公開時以来だということに鑑賞メモを見ていて気が付いた。

正式な手順を踏んだ命令に対しては、同様に正規の手順を踏んだ中止命令がなければそのまま遂行するべきとするラムジーの判断が正しい。ただそれが不完全な状態での受信だったならば、先ずは確認すべしとするハンターの判断も正しい。

ということで単純に両者を一方が善で一方が悪と判断してはいないが、叩き上げとエリート、白人と黒人という具合に二人の対立要素をわかりやすく増やし、またハンターがラムジーの指揮権を剥奪すれば、ラムジーも腹心の部下を集めハンターを封じ込めようとするなど双方の行動がエスカレートするので、どちらにも感情移入がしにくい。

e0033570_22041422.jpgまた結果的に中断されたのは中止命令だったことでハンターの正当性が認められ、悪役ポジションとなったラムジーは早期退役(でお咎めなし)という温情処分を受け、一方でラムジーの強い推薦でハンターがアラバマの次期艦長に就任するという流れは一見するとハッピーエンドに思えるが、これはたまたまそうなっただけで米海軍の持つ本質的な問題の解決には至ってないという点では些かモヤモヤが残る。

もし中断されたのが攻撃命令で、それを実行しなかったがためにアラバマだけでなく日米両国が深刻なダメージを被っていたとするならば、ハンターは取り返しのつかない行動を取ったことになるからだ。

だがこの作品はポリティカル・サスペンス風味ではあっても堂々たるエンターテインメント大作であり、デンゼル・ワシントンとジーン・ハックマンが双方共に引かず、堂々たる演技合戦を繰り広げているので純粋にそれを愉しむべきだろう。
今でも十二分に見応えのある、”静かなる”アクションドラマである。

【ひとこと】
キーとなるキャラクターを演じているのはヴィゴ・モーテンセン。当時は全然印象に残っていなかった。
彼が気になりだしたのは「ダイヤルM」あたりからで、その後「ロード・オブ・ザ・リング」三部作でブレイクしたのはご存知の通り。



# by odin2099 | 2019-04-09 22:10 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_09151212.jpgタイトルになっている「バイス」とは「バイス・プレジデント」=「副大統領」のこと。
ただ「バイス」だけだと「欠陥」とか「悪徳」、「悪玉」というような意味を持つらしい。
ジョージ・W・ブッシュ政権下で副大統領を務めたディック・チェイニーの伝記映画である。

通常「副大統領」というのはお飾りで「大統領の死を待つだけの存在」などと言われているらしい。
大統領に万が一のことがあれば、代わって大統領職に就くことになるからだが、チェイニーは上手く立ち回って副大統領の権限を強化、ブッシュ大統領を巧みに操り”影の大統領”と呼ぶほどの権限を手に入れていたのだ。

素行不良で大学を退学になった問題児が、交際していた恋人のリンの叱咤激励で一念発起して政治の世界へ。
型破りの政治家ラムズフェルドの元で学び、結婚後は妻となったリンと二人三脚でめきめきと頭角を現し、紆余曲折を経ながらも頂点に立つ姿を、第三者(でありながら実は密接な関係を持つことになる)の名もなき市民のナレーションでシニカルに描くブラックコメディ。

e0033570_09153280.jpgある意味ではサクセスストーリーで、途中に挟み込まれるフェイクのエンドロールのところまでならばそう言い切っても良いのかもしれないが、その後の展開が酷い。
あの世界同時多発テロからのイラク進攻への流れ。
法を都合よく解釈し、国民へ与える情報をコントロールし、意のままに政治を転がし楽しんでいく様を徹底的に追いかけて行く。

主演のクリスチャン・ベールをはじめとしたキャストたちのソックリぶりにも驚かされるが、たかだか十数年前の事件で、しかも当事者が存命の中でこれだけ茶化した映画を作るなんて、例えフィクションという体裁を整えたとしても日本じゃまず無理だろう。その点アメリカの方が日本よりも自浄作用に長けていると言えるのかもしれない。

誤算と言えば役者陣が好演しすぎたため、本来は糾弾すべき人物が魅力的に見えてしまっていることだろうか。



# by odin2099 | 2019-04-07 09:18 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
情報誌からピックアップしていた公演に、当日券狙いで行ってきました。

e0033570_20083154.jpg青山シンフォニーオーケストラは青山学院管弦楽団のOB・OGを中心に結成されたアマオケで、30年以上の歴史があるとのこと。
結成当初から指導してきた常任指揮者・汐澤安彦が今回を持って勇退という記念公演のようで、当日券も残り僅かという状況でした。
東京芸術劇場が一杯になるなんて大した集客力です。

コンサートは前半がワーグナーのジークフリート牧歌「タンホイザー」序曲、後半がベートーヴェンの交響曲第5番 ハ短調「運命」というプログラム。
更にアンコールは、ヘンデルの「ラールゴ」とワーグナー歌劇「ローエングリーン」より第三幕への前奏曲で、トータル2時間弱とコンパクト。

音が濁って汚らしく聞こえてしまったり、突出して外れてるように聞こえたり…というのはアマオケでは仕方ないところだと思いますが、全体的には厚みがあって聴き応えのある演奏でした。

次回の演奏会は一年後、ドヴォルザークの「新世界より」を取り上げるようなので気になりますねえ。



# by odin2099 | 2019-04-06 20:11 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
e0033570_20553213.jpg戦争やインフルエンザの流行で経営が傾いているメディチ・ブラザーズ・サーカスは、起死回生の一手として妊娠中のアジア象のジャンボを購入、生まれてくる小象で一儲けを企むが、生まれたのは異常に大きな耳を持つ子供で、ダンボとあだ名されてしまう。

失望した団長のマックスは、戦争中に妻を失い、また自らも戦場で片腕を失って復員してきたかつての花形スターのホルトに象の世話を任せるが、ホルトのプライドは大きく傷つけられた。そして観客に馬鹿にされるわが子ダンボを庇ったジャンボは、危険な象として売られてしまう。

ホルトの二人の子供ミリーとジョーは、ダンボが大きな耳で飛べることに気付き、密かに練習を重ねて遂にショーの中で披露。たちまちダンボは人気者になる。そこへダンボの評判を聞きつけた大物興行師ヴァンデヴァーが現れ、サーカスごと彼の経営する巨大娯楽施設ドリームランドに参加することに。

だが初めは甘い言葉をかけていたヴァンデヴァーだったが、ダンボでの金儲けに固執する余り、知らずに購入していたダンボの母ジャンボを邪魔もの扱いして殺処分しようとしたり、雇い入れたメディチ・ブラザーズ・サーカスの団員をクビにしたりとやりたい放題。はたしてダンボは母ジャンボと無事に再会できるのか?サーカスの仲間たちの運命や如何に――?

e0033570_20554237.jpgアニメ版をお浚いしたので実写リメイク版を見に行ってきました。
しかーし!これ、リメイクと言って良いのかなあ?お話、全然別モノじゃないですか。
アニメ版のダンボが空を飛ぶのは終盤だけですけど、こちらのダンボは生まれてすぐに空飛ぶし、ダンボと心を通わせる親子やダンボを食い物にする悪者など人間側のキャラクターも沢山出てくるし、サーカス団の雰囲気もまるで違いますね(その代わりにネズミやカラスは出てきません)。

そもそもアニメだからこそダンボのキャラは成立するので、これをCG多用のライブアクションに置き換えた段階で別物になってしまうのは理解できるのですが、「ジャングルブック」の実写リメイク版のように動物たちを擬人化するという方法でも良かったような…。

それに監督がティム・バートンで、出演者がコリン・ファレル、マイケル・キートン、ダニー・デヴィート、エヴァ・グリーン…とくると別ジャンルの作品を期待しちゃいたいところですが、コリン・ファレルは良い人、ダニー・デヴィートも良い人、エヴァ・グリーンは悪女?と一瞬思わせておいて実は善い人、マイケル・キートンだけはちょっとエキセントリックな悪役、というのは意外性のあるキャスティングというべきか、ちょっと勿体ないというべきか……。

それでもダンボは可愛らしいし、親子や家族の絆を中心テーマに据えているのも押しつけがましくはなく、アニメ版とはまるで別モノながらも愉しめることは愉しめるので、これはこれでアリでしょう。
そういえばピンクの象、形を変えて登場してきましたねえ。



# by odin2099 | 2019-04-05 20:58 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
今年は”スカイウォーカー・サーガ”(?)の完結編とも言われているエピソード9が公開される予定。
未だにサブタイトルも伏せられてますが(「フォースの均衡(バランス)」との噂もあるようですが)、例によって新作公開に合わせ、夏か秋ごろからまたおさらいをはじめようかなと考えていたのですが、思いの外「スター・ウォーズ」ロスが大きかったので、前倒しで始めることにしました。

e0033570_21293878.jpg今のところシリーズ唯一のオールカタカナの副題ですが、やはり意味は分かりづらいですね。
じゃあ例えば「見えざる脅威」というような邦題にしたところで、そうか、そうだったのか、とはならないでしょうが、これはパルパティーンのことだと解するのが自然のように思えます。
もっとも、アナキン・スカイウォーカーのことを指してる、と解釈することも出来そうですけれどね。

そのアナキンの出番は物語の半ばからで、それまでの物語はクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービ、それにパドメ・アミダラが引っ張っていきます。
本作に限って言えばアナキンは重要な脇役で、主人公はオビ=ワンと言えそうですが、何故エピソード1がこの時点から語られているかと言えば、パルパティーンの野望の第一歩が記されていることもありますが、アナキンからすれば後の自分の運命に大きく関わってくる人々――クワイ=ガン、オビ=ワン、パドメの総てに会った、ターニングポイントだったからということになります。

なので批判は多いですが自分は納得――というようなことを以前書いたのですが、一度は作らないと言ったはずのエピソード7が、しかもジョージ・ルーカス抜きで作られている現在ではこれが最善だったのかどうかわからなくなりました。
以前なら「スター・ウォーズ」はアナキンの物語、もしくはアナキンとルーク父子の物語と断定できたのですが、今作られている三部作がどういう着地を見せるかによってはこのエピソード1の立ち位置も大きく変わってきそうです。エピソード9でアナキンが物語に大きく関わってくるようなら良いのですが、さてどうなりますことやら。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-04-04 20:41 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_23002251.jpgサーカスで暮すジャンボという象の元へ、コウノトリが赤ちゃん象を運んできた。ジャンボ・ジュニアと名付けられたものの、あまりにも大きな耳を持っていたため、他の象たちはダンボというあだ名で呼んだ。
ある日サーカスに来た子供たちが、ダンボをからかっているのを見たジャンボはダンボを守ろうとするのだが、その際に止めに入ったサーカスの団長を投げ飛ばしたことで危険な象として檻に繋がれ、ダンボも他の象たちから仲間外れにされてしまう。
ネズミのティモシーはこれを見捨てることが出来ず、何とかダンボをサーカスのスターにしようと頑張るのだがなかなか上手くいかない。
そんな時、誤ってお酒を飲んでしまったダンボとティモシーは目覚めると木の上に。カラスたちから嘲笑われる中で、ティモシーはダンボが空を飛べることに気付く。そしてカラスたちの協力を得て見事に空を飛ぶのだった。

今は実写のリメイク版が公開されているが、こちらがオリジナル版。78年も前の作品とは思えないほどカラフルなディズニー長編アニメの一本。
といっても上映時間は1時間強とコンパクトなので、小さな子供たちも飽きの来ない長さかな。

実は四半世紀近く前に一度見ているのだけれども、殆ど記憶になし(冒頭のコウノトリが赤ちゃんを色々な動物の元へ届けに行くシーンだけ、何となく覚えていた)。それだけ古臭く思い、インパクトを感じなかったんでしょうな。テンポは緩やかだし全体的に平板なので、おそらく今回も数カ月後には内容忘れてそう…。

そんな中でちょっと気になったのが、酔っぱらったティモシーとダンボがピンクの象の幻覚を見るシーン。これって子供に見せても良いのかなあ???



# by odin2099 | 2019-04-03 23:00 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
「仮面ライダー斬月」の舞台は3/9~24まで日本青年館ホール、次いで3/28~31は京都劇場で上演しましたが、その千秋楽の模様を映画館でのライブビューイング上映及びネットで配信。

e0033570_19405500.jpgということでつい先日生で見てきた舞台を、今度は映画館の大スクリーンで追体験してきました。
これまでにも同じお芝居を何度か見に行ったことはありましたが、映像でとなると殆ど経験なし。
しかもライブDVDやテレビ等の中継ではなく、映画館で見るのは初めての経験です。

まず開演前の客席の様子が映し出され期待感を煽り、そして開幕。
カメラが演者を上手く追い切れてないもどかしさは多少ありましたが、実際の劇場ではなかなか見ることのできない細かい表情をチェック出来たりと、これはもしかすると劇場で生を見るより没入感を味わえるかもしれません。
せっかく劇場へ出かけてもステージが見切れてしまったり、出演者が米粒みたいに小さくしか見えなかったりと座席の当たり外れは大きいですからね。

e0033570_19403121.jpgマイクが客席の音をあまり拾っていなかったので、拍手や歓声、どよめきは控えめ。
その分臨場感に乏しく感じる場面もありましたが、一言一言の台詞は聞き取りやすかったので、これはどちらが良かったのでしょうか。
また映画館での鑑賞用に編集したり再構成しているのではなく、あくまで生中継ということから起る多少のハプニングも素直に受け止めることが出来ました。
一度見ているだけにストーリーもすんなり頭に入ってきますし、「ああ、ここはアドリブだな」なんていう楽しみがあるのも再観賞組の特権かと。

カーテンコールは千秋楽らしく、まずアンサンブルキャストの面々の名前を久保田悠来が一人一人読み上げて紹介。
その後はキャストを一人一人紹介し、それぞれが客席に向けてコメントする(ライブビューイングや配信で見ている人たちへ配慮したコメントをしたキャストもいました)という流れでしたが、この際の皆の素の表情、わちゃわちゃぶり、重々しくシリアスなトーンのお芝居とのギャップは十二分に愉しめました。
それぞれのアップを抜いてくれるのも映像配信ならではでしょう。

e0033570_19404263.jpg
再度のアンコールに応えたキャスト陣が穿け、「本日の公演はすべて終了」という客席のアナウンスが流れたのでこれで配信も終わりかと思いきや、今度はライブビューイング向けにメインキャストが舞台袖に集まって再度のコメント。こういうオマケは嬉しいですね。
秋にはDVD&Blu-rayも出るようですが、この日のものが収録されているのか、それとも別日のものか、そちらもちょっと楽しみです。

またこれからもこういった舞台が第二弾、第三弾…と続いて行って欲しいですし、可能であれば再演の機会があればまた見てみたいものです。

# by odin2099 | 2019-04-02 19:47 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
昨秋に行ったコンサートで貰ったチラシをふと思い出し、チケットを購入してすみだトリフォニーホールへ。2~3週前に取ったにしてはかなり良席で大満足。

e0033570_21052393.jpgこのオーケストラは「指輪物語」の音楽を演奏するために結成されたアマチュアオーケストラなんだそうです。
2015年にはヨハン・デ・メイの「交響曲第1番 指輪物語」や映画「ロード・オブ・ザ・リング」の音楽を取り上げた演奏会を実施。そこで一旦は解散したものの、この度再結成され今回が二回目のコンサートになったんだそうです。

プログラムは「スター・ウォーズ」にホルストの「惑星」!
これは行かないワケにはいきません。

第1部は「スター・ウォーズ」から。
メインタイトルはエピソード4のもので、演奏会や当時のサントラ盤用のアレンジではなく、昨今のサントラに収録されている劇中使用ヴァージョン。レイア姫の乗った宇宙船をスターデストロイヤーが追跡するシーンで、そのまま終わります。
また頭には「20世紀フォックスファンファーレ」付き。
ディズニーによって買収されちゃった20世紀フォックスですが、今後この有名なメロディが使われる映画は公開されるんでしょうか?

e0033570_21045840.jpg第2部は休憩なしで「スター・ウォーズ」の後半戦。
70名ほどの合唱団(ヒルズ・ロード・コーラスという団体だそうです)もステージ上に陣取って、うわー、人口密度高そう。これだけ窮屈そうな舞台を見るのも珍しいかも。これだけの人数揃った「運命の戦い」「英雄たちの戦い」は圧巻でした。

第3部は「惑星」。
ヤバいかなあと思っていたら案の定睡魔に襲われ、木星を越えて土星に辿り着いたあたりからちょっと記憶が怪しくなってきているのですが、初っ端の「火星」で既に眠りの国に旅立った人に比べりゃマシな方?
しっかりとパイプオルガン入りなのが豪華です。

アンコールはエルガーの「威風堂々」。
この曲が確か「王座の間とエンドタイトル」の元ネタ。それを意図して選曲したのでしょうか。
また合唱付きのこの曲を聴くのは今回が初めてだったかもしれません。「宇宙の旅路」というコンサートタイトルとは何の関係もありませんが、これはこれで盛り上がったので良しとします。
e0033570_20501297.jpg
アマオケですからソロパートで音が外れたり、途中でテンポが「???」となってしまうのは許容範囲。とにかくオケの皆さんが楽しそうに演奏しているのが良かったです。それにメンバーが100名以上いるんですかね、その音のぶ厚さには圧倒されました。
また次なる演奏会の機会がありましたら、チェックしてみたいと思います。




# by odin2099 | 2019-04-01 21:15 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
「LEGOムービー」の続編で、なんと前作のラストシーン直結で幕開け。
おしごと大王から世界を救ったものの、再び世界に危機が…! それから数年、街は荒廃し人々は変わってしまったものの、ただ一人全く変わらないエメット。
そこにシスター星雲のわがまま女王の使者が現れ、ルーシーたちを浚ってしまう。
仲間たちを助けるため、エメットは宇宙へ――!

e0033570_20303557.jpg今回も思いっきりメタ展開だけど、謎解きシーンで唖然茫然とした前作に比べると、同じ手は二度と食うもんか、とまでは思わないけど先の展開がかなり読める。
前作はパパと仲直りした男の子が一緒にレゴで遊び始めるところで終ってるけれども、そうそうこの子には妹がいたんだよね。で今度は兄妹ゲンカが始まっちゃう。そこにママのカミナリが落ちて、というのが今回の世界の危機の真相。もちろん最後は兄妹で仲良くレゴで遊ぶシーンでEND、というのは予定調和。

悪そうなヤツがそうでもなく、逆に…というあたりが今回の捻ってる部分で、後はとあるキャラクターの素性というか正体に意外性を持たせているのがポイントかな。このキャラ、言語版同様に吹替版でもある人が二役で演じてるんだけど、どのくらいの声優ファンが気付くのやら。
その結果、ちょっぴり湿っぽいシーンもあったりなんかしちゃったりしてるけど、前回同様「すべてはサイコー!!」なフィナーレを迎える。

でも、自分には合わなかった…。

【ひとこと】
途中でレゴ版のブルース・ウィリスが出てくるのだが、あれは本人がちゃんと声を当ててるんだとか。
吹替じゃわからんよなあ。



# by odin2099 | 2019-03-30 20:30 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_22533907.jpgNY市警察の刑事ジェームズは犯人を追跡中に取り逃がしてしまい、逃走犯は自殺してしまうが、その死の寸前に異形を見せた。この荒唐無稽な話は警察内部でも検視官のローレル以外は誰も信じず、ジェームズのミスとして片付けられそうになるが、突然現れた黒衣の男がローレルの記憶を消去、そしてジェームズを自分の所属する組織の一員へとスカウトする。

Kと呼ばれるその男は、地球に密かに滞在する多くのエイリアンが犯罪行為に及ばないように監視するMIBという秘密組織のメンバーだったのだ。
テストに合格したジェームズは参加する決意を固め、過去の一切の経歴を捨てた”エージェントJ”としてKとコンビを組むことになった。

UFOの目撃者や宇宙人との遭遇者の元に現れ、圧力をかけて行くという黒尽くめの衣装の男たち、それがMIB。
という予備知識は結構前から持っていた。
一応は都市伝説扱いされてはいるものの、昔からこういう話は信用するタイプなので、ロズウェルがどうの、エリア51がこうの、MJ12は…といった類の話は大好物。
なので最初は大真面目に(?)ハッタリ話をかましてくれるのかと思いきや、思いっきりコメディ映画でちとガッカリ。おまけにコミック原作だったとは…。

監督はバリー・ソネンフェルドで、製作総指揮にスティーブン・スピルバーグが名を連ね、主演はトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミス、そしてリンダ・フィオレンティーノ。
今年は久しぶりのシリーズ新作が作られるということで、公開時以来の再観賞。
そういやこれ、原作はマーベル・コミックだったんだ?

で、公開当時のメモを見ると「期待しないで見たけど、予想通りノレない映画だった」、「つまらないというワケじゃないけど、好きじゃない」、「普通の人は楽しめるんだろうけど、自分の守備範囲じゃない」と散々。
「トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスのコンビはおかしいし、作品のテンポも良い」けれども「”マーズ・アタック!”程じゃなかったけど、やっぱりダメ」、というのはさっぱりフォローになってないなあ…。

今回20年ちょっとぶりに見直してみたけど…ダメだな、こりゃ。やはり自分の守備範囲外。
同時期の「スターシップ・トゥルーパーズ」も同じようにでっかい虫が出てくるから嫌悪感が先に立っちゃうんだけど、笑いを取るべき数々のギャグシーンが単なる悪趣味なだけのシーンに見えてしまうのが自分の限界なのだ。
そんなこんなで続編は見てないんだけど、今度の新作、どうしようかな。



# by odin2099 | 2019-03-26 22:59 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
第七章の劇場公開もそろそろ終わり、またテレビシリーズの放送も間もなく最終回、というところで第7巻のお浚い。
第23話「愛の戦士たち」、第24話「ヤマト、彗星帝国を攻略せよ!」、第25話「さらば宇宙戦艦ヤマト」、そして最終話「地球よ、ヤマトは…」の4話分を収録。

「デスラーを殺せばガミラスと地球を救う」、ミルはキーマンに”選択”を突きつける。だがそこへ現れた古代は「選んだ時点で負けだ」と自ら武器を捨て、ガトランティスに和平を申し入れる。その行動に動揺するミル。彼はやがてズォーダーとなるべき存在だったのだ。
また記憶を失っている筈の雪が身を挺して古代を庇う姿を見て、ミル自身の心にも何かが生まれ、ガトランティスとの交渉の場が設けられそうになったその時、デスラー救出に駆け付けたガミラス兵によってミルは殺され、幽かな希望の光は消えた。

e0033570_21181347.jpgキーマンはガミラスの命運をデスラーに託すと、古代と共にヤマトヘ戻る。土方の命令一下、ヤマトは桂木透子の協力を得てコントロールを掌握すると彗星帝国の奥深くへと進み遂に玉座の間へと辿り着くが、そこに至るまでに多くの犠牲が出る。ヤマト艦内でも徳川機関長が、アナライザーが、そして土方艦長が命を落とした。
古代と対峙したズウォーダーは自ら”人間”であることを宣言し、ゴレムを起動させてしまう。

ガトランティス人が次々と倒れて行く中で、一人立ち続けるズォーダー。古代らはヤマトへと戻ろうとするが、「滅びの方舟」は彗星帝国そのものを飲み込もうとしていた。それを止めるために波動掘削弾を装填したキーマン機が、斉藤の護衛を伴い敵の中枢へ突入。しかしながら大きな代償を払ったもののその勢いは止まらず、古代は総員退艦命令を下す。一人残った古代は、銀河による地球脱出計画の時間を稼ぐためにヤマトによる特攻を決意、ところが艦内にはもう一人、雪の姿があった。
やがて現れたテレサの導きを受け、ヤマトはようやく彗星帝国を滅ぼすのだった。

そして半年後。時間断層内に突如ヤマトが浮上。艦内唯一の生き残りである山本により、古代と雪は高次元で生存していることが報告された。ヤマトを高次元に送り込むことが出来れば二人を救出できるが、それには莫大なエネルギーがいる。そのためには時間断層を消滅させるしかない。地球の復興と人類の繁栄か、それとも二人の救出か、その判断は国民投票に委ねられることになる…。

ガイレーンがズォーダーの末であろうことは初登場の際に察しがついていたが、ミルがズォーダーの幼生体であることは予想外。何せ回想シーンに登場する若かりし頃のズォーダーとミルでは似ても似つかないからだ。これは些かアンフェア。

ガトランティスの出自に関しては、「2199」で触れた古代アケーリアス文明やジレル人、及び劇場版「星巡る方舟」での展開を踏まえて作り込まれているようだが、ドラマ性を強調するあまり屁理屈をこねくり回した挙句に歪な存在になってしまい、かえって矮小化に繋がったように思う。哀れさを受け持つのはガミラスだけで十分だと思うのだが。
それに白色彗星→都市帝国→超巨大戦艦という段取りを無視し、彗星内部の本体を得体のしれない塊として描いてしまっているが故に、旧作にあった圧倒的に巨大な敵というイメージは最早ない。

またヤマトとの最終決戦では、シチュエーションが違っているのに台詞だけ「さらば」と同じものを当て嵌めている箇所があるので陳腐に感じられる。シーンを変えるのであれば台詞も相応しいものに改めるべきだし、どうにも下手なパッチワークを見せられているような気がして落ち着かなかった。

「さらば宇宙戦艦ヤマト」でも「宇宙戦艦ヤマト2」でもないラスト、これは結局「さらば」以後の世界を描き、そこで強引に古代と雪を呼び戻すこと、ということだったようだ。

彼岸に居る古代と雪、そこは天国のイメージ? 見ていて連想したのは「伝説巨神イデオン」のラストで描かれる因果地平や、「サイボーグ009/超銀河伝説」のボルテックスだったが、これは必要だったのだろうか。
「さらば」で終るなら終わる、メインキャラクターを生かしておくなら「ヤマト2」準拠。それで良くはないか。これでは「さらば」の感動ぶち壊しの蛇足と受け止められても致し方ないのではなかろうか。

おそらくこれからもヤマトは飛び立つだろう。
リメイクを続けて行くのならば旧作に囚われず、かつ旧作を貶めず、それこそ”大いなる和”の下で繋がれるような、そんな作品を期待したい。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-03-25 21:20 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
e0033570_18550483.jpgディセプティコンとの戦いに敗れ、オートボットたちの新たな拠点づくりをオプティマスから託され、サイバトロン星を脱し地球へとやってきたB-127。
だが追手の襲撃を受け、発声機能と記憶を失う。

1987年、最愛の父を亡くした18歳のチャーリーは、その痛手が癒えずに家族や周囲の人とも打ち解けられず、孤独な毎日を送っていた。
そんな時に近所のジャンク屋でオンボロの黄色いビートルを見つけ、無理を言って譲り受ける。

家に持ち帰って修理をしようとすると、突如ビートルは人型へと変形する。驚くチャーリーだったが、怯える訳ありのロボットに親しみを覚え、”バンブルビー”と名付けて匿うことに。
だが次なるディセプティコンが地球へ現れて政府機関セクター7と接触を果たし、”バンブルビー”の行方を追っていた。

「トランスフォーマー」シリーズの新作で、人気キャラクター”バンブルビー”を主人公にしたスピンオフ作品で通算6本目。
製作がスピルバーグだからという訳ではないが、孤独な少女とロボット生命体との交流を描いた、トランフフォーマー版「E.T.」と言ったところだ。

e0033570_18551765.jpg時系列上では「トランスフォーマー」エピソード1的な位置付けとなるが、過去作品とは矛盾だらけ。
監督は「”リブート”ではなく”スピンオフ”だ」と強調し、従来シリーズの続編企画が動いていることも明言していたが、例えば「X-MEN」シリーズが本編より過去の時代を描いた新作を作った挙句、歴史を改変して新しい時間軸上の物語を継続したのと同じようなことを、この「トランスフォーマー」でもやろうとしているのかなと感じた。

ともあれ今回の企画は大成功で、興行的にも持ち直し作品の評判も上々のようで、一時は打ち止めとされていたシリーズの続行、及びこの「バンブルビー」の続編も動き出した模様。
ただ個人的にはヒロインのヘイリー・スタインフェルドが最後まで可愛く思えず、またこのシリーズとの相性もどうにも悪いようで愉しめないままに終わってしまった。

吹替ではチャーリーを土屋太鳳、そのボーイフレンドとなるメモを志尊淳が担当。
チャーリーはかなり感情のふり幅の広い女の子だし、メモは捉えどころのないちょっとヲタク系の男の子という難しい役どころだということもあるのだが、ちょっと残念な出来栄え。

土屋太鳳は経験者だし、志尊淳は一年間「烈車戦隊トッキュウジャー」で鍛えられていただけにちょっと期待して見たのだが、やはり餅は餅屋か。
中川翔子、桜井日奈子とタレント起用が続いたこのシリーズだったが、及第点は中川翔子のみ。

ところで昨年のクリスマスに公開された「トランスフォーマー」シリーズのスピンオフ作品が、日本では春休みの公開に。
人気シリーズの最新作がこれだけ遅れるのは昨今では珍しいが、やはり興行収入低迷を受けての措置だろうか。



# by odin2099 | 2019-03-23 18:59 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
かつてユグドラジル・コーポレーションの実験場になっていた、貧困に喘ぐ新興国トルキア共和国。だがそこで異変が起こってるとの報せを受けた呉島貴虎は8年ぶりにその地に足を踏み入れるが、突然の襲撃を受けて負傷し一切の記憶を失ってしまう。
アンダーグランド・シティに住む少年たちによって助けられた貴虎は、この国が一部の特権階級”貴族”によって支配されており、彼らはロックシードを与えられ、「ゲーム」としてチーム同士で殺し合いをさせられていることを知る。
今日も抗争が行われている最中に未知のアーマードライダーが出現、おぼろげな記憶の中、貴虎はそれが「斬月」と呼ばれるライダーであったことを思い出す…。

e0033570_19085725.jpg
「仮面ライダー」初の演劇作品化。
脚本・演出は毛利亘宏、出演は久保田悠来、萩谷慧悟、原嶋元久、小沼将太、宇野結也、後藤大、増子敦貴、千田京平、高橋奎仁、田淵累生、丘山晴己、大高洋夫ら。
「鎧武」本編からの登場は貴虎役の久保田悠来だけなのが寂しいが、劇中で使われる葛葉紘汰の台詞は佐野岳本人のものかな。

「仮面ライダー鎧武」は第1話から最終回まで付き合っているのだが、実は面白くて毎週を愉しみにしていたという訳ではない。むしろ何度か挫折の危機がありながら辛うじて完走したという方が正しい。
なのでこの作品も最初は興味が湧かなかったのだが、やはり「仮面ライダー初の舞台作品」という部分に興味を惹かれ、ほんの二週間ほど前にチケットを取った次第。しかも真ん中のブロックやや後方寄りという、思いがけず良い席だったのでビックリ。

という訳で今日は日本青年館ホールへ。
当日券の販売もあったようだが、おそらく満席かそれに近い盛況ぶり。自分には馴染みのない役者さんばかりだったものの、出演者は全員男性で2.5次元の経験者もいたのだろう、客席の八割以上は女性だったように思う。

物語はTVシリーズ最終回の「数年後」を描く後日談。のみならず貴虎の過去話も盛り込まれたもの(これは久保田悠来本人の希望によるものだそうだ)。
決して全面的に好きではない「鎧武」世界の話だけに、最初から最後まで全てを受け入れながら見ていたのではないが、気が付くと舞台に引き込まれていた。

貴虎以外に出てくるのは新しい人物たちなのだが、貴虎と因縁浅からぬキーとなる人物は呉島兄弟と対を成すような兄弟だし、他にも「鎧武」本編の人物を彷彿とさせるような人物が何人か。これもファンサービスの一貫なのだろう。

そして何と言っても主役の久保田悠来。
アクションだけでなく、立ち振る舞い全てが舞台映えし、所謂「立っているだけで絵になる」圧倒的な存在感。器の大きな役者であることを再確認させられた。

時折挟み込まれるギャグシーンは、自分の沸点と噛み合わずにさっぱり笑えなかったが(場内の反応は良かった)濃密な約2時間だった。




# by odin2099 | 2019-03-21 19:18 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
e0033570_19585686.jpg歴史ジャーナリストの沢嶋雄一は、本能寺の変直後の京都で難民救済活動を行っている織田家の家臣矢島権之助の密着取材を行っていた。そこへ本能寺から辛くも逃げ出した豪商・島井宗𠮟を連れた織田家の旧臣が現れ、怪我を負った自分の代わりに宗叱の持つ茶器「楢柴肩衝」を博多へ無事に届けて欲しいと頼み込む。

京都を出た権之助、宗叱に同行する沢嶋だったが、途中で謎の山伏の襲撃を受けて「楢柴」を奪われそうになってしまう。山伏の襲撃は退けたものの、混乱のさなかに「楢柴」は川へ落ちて行方不明に。
史実では「楢柴」は宗叱が博多に持ち帰った後に豊臣秀吉、次いで徳川家康の手に渡り、明暦の大火の際に消息不明になったとされているため、このままでは歴史が変わってしまう。そこで沢嶋には「歴史修復作業」の任が下る。

山伏が所持していた未来の武器から、犯人はタイムスクープ社内部の者の可能性が高いためその任務は極秘とされ、手掛かりを追って80年代に飛ぶが茶器は既に破損しており、更に第二次大戦中へタイムワープを敢行して何とか「楢柴」を確保、権之助や宗叱のいた時代に戻るのだが、今度は織田家残党の盗賊たちによって囚われの身となってしまう…。

パイロット版の好評を受け、6シーズンに亘って放送されたNHKの人気番組の映画化、なのだが番組そのものは未見。
歴史バラエティというか、歴史ドキュメンタリーといった内容で、歴史ジャーナリストである主人公が、毎回様々な歴史上の事件の場に立ち会い、当事者に取材するというリアリティ重視の姿勢が評価されたようだ。

今回のテーマは安土城焼失の謎。
しかし物語の大半は茶器の争奪戦と、歴史的名物を入手せんとする犯人探しに割かれ、実際に安土城が画面に登場するのは後半に入ってから。しかも炎上の真相(?)はかなり肩透かし。
製作サイドも本当に描きたかったのは市井の人々の生活であり、安土城炎上はそれを可能にするためのフックだったのかな、という気もする。

役柄の所為もあるのだろうが要潤、夏帆、杏のやや生硬な演技は気になったが、逆に意外な好演だったのが上島竜兵
時任三郎と嶋田久作は安定の演技で、宇津井健はこの作品が遺作なのだそうな。
そして安土城城址でロケを行った初めての作品とのことだが、城内は主に彦根城が使われているようで、天主内部はおそらく「安土天主信長の館」にある実物大の復元模型だろう。そして外観はCGらしい。
ただモキュメンタリーとしてはそれらしい雰囲気を醸し出しているので、なるほど人気番組になるのも頷ける。テレビ版の方にも少なからず興味が湧いてきた次第。



# by odin2099 | 2019-03-18 20:01 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19531613.jpg原因不明の腹痛に悩まされるクロエは、肉体的には何の異常もないと診断されたことから精神分析医を訪ねることにする。訪れたポールという医師のカウンセリングを受けるうちに症状が改善され、やがてクロエとポールは恋に落ち、同居を始める。
そんなある日、クロエはポールと瓜二つの男に出会う。ルイというその男は、実はポールと双子で共に精神分析医だという。何故ポールは兄の存在を隠しているのか、その謎を探るべくクロエは偽名を使いルイの診察を受けることにする。
温厚なポールと違い、ルイは傲慢で支配的な男だが、やがてクロエはルイにも惹かれて行く。はたしてポールとルイの過去には一体何があったのか。

ジョイス・キャロル・オーツの短編小説を元に、フランソワ・オゾンが脚本・監督を務めたエロティック・サスペンスで、出演はマリーヌ・ヴァクト、ジェレミー・レニエ、ジャクリーン・ビセット、ミリアム・ボワイエ、ドミニク・レイモン。

原題は "L'Amant double"(米国版は"Double Lover")で、「2重螺旋の恋人」という邦題はかなり捻り過ぎの印象。
また紹介されている粗筋から想像したストーリーからはかなりかけ離れており、てっきり双子が入れ替わっているとか、あるいは双子に見せかけた一人二役のトリック劇、もしくは多重人格者を巡るミステリー物なのかと思いきや、そのような単純なものではなかった。

映画はクロエの主観で描かれていくが、フラッシュバックが多用されており、これが現実の映像なのかそれともクロエの夢や妄想を現したものなのか、意図的に混乱させようとしているので、素直に画面を追い続けて行くと十中八九、監督の罠に嵌る。
振り返れば最初のシーンから伏線は張られているのだが、なかなかそこには思い至らないだろう。

結局のところ双子はポールの方ではなく、クロエ自身。
母親の胎内にいた段階ではクロエは双子だったものの、成長過程でクロエの中に取り込まれ、その結果クロエの体内には双子の片割れが腫瘍という形で残っており、これが腹痛と精神疾患の原因だったということ。
何らかの形でこのことを知ったクロエが、罪悪感から妄想を生み出していた、ということになるのだろう。

もっともクライマックスではオカルト映画、ホラー映画まがいの描写もあることから、生まれなかった双子の怨念なりがクロエに作用してありもしない幻覚を見せていた、という解釈も出来なくもないのであるが…。



# by odin2099 | 2019-03-17 19:58 |  映画感想<ナ行> | Trackback(1) | Comments(0)
**** ネタバレ注意! ****

<MCU>の21作目、<フェイズ3>の9本目、そして「アベンジャーズ/エンドゲーム」へ向けての最後のピース。

e0033570_23082494.jpg「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」 の惨劇から遡ること20年余り、90年代が物語の舞台となっている。
後のシールド長官ニック・フューリーも今はまだ捜査官の一人。頭髪もあれば両目も健在だ。そしてその元には新人捜査官としてフィル・コールソンも配されている。このCGを使っての若返りの技術は年々向上しているようで、違和感は全く感じないほどになっている。

主人公のキャロル・ダンヴァースは元空軍のテストパイロット。6年前に事故に遭い死んだと思われていたが、記憶を失ったところを救い出され、宇宙帝国クリーの特殊部隊スターフォースの一員となっていたが、任務中に地球へと落下。そこでフューリーと知り合い、結果的に行動を共にするうちに自分が地球人だったことを断片的に思い出してゆく。

物語は彼女が本来の自分を取り戻し、秘められた能力を開放して真のヒーローとして目覚めて行く過程を縦軸に、また長年交戦状態にあるクリー帝国とスクラル帝国の争いを如何にして止めるのかを横軸に織りなされている。キャロルは自分の過去を取り戻すだけでなく、自分がこれまでにスクラルとクリーについて教えられてきたことが全部偽りだったことも知ることになる。

e0033570_23084411.jpgかなり好意的な評ばかり目についていたので、期待値をかなり上げて見に行ったせいか、面白かったことは面白かったものの、「<MCU>の最高傑作!」などという声には素直に賛同しかねる結果に。それに猫好きにもオススメとのことだったが、活躍場面もそれほどでも…。

とにかく空を飛び(というか宇宙空間も自在に行き来し)、腕から怪光線を発射するなどキャプテン・マーベルが<MCU>ヒーロー随一のチートっぷりだということと、「インフィニティウォー」のラストでフューリーが取りだした送信機が、キャロルが改造した彼女宛直通のもの(通信範囲は銀河系の2倍とか)だということ、そして流浪のスクラル人のための移住先を探すための旅に出ていたが故に、これまでの<MCU>世界で彼女が不在だったということは十分に伝わった。

本編終了後のポストクレジットシーンは、時代が飛んで「インフィニティ・ウォー」の後。
スティーブ、ナターシャ、ブルース、ローディらはフューリーが残した送信機を確保しメッセージの打電を続けていたのだが、突如その送信が止まる。一体何が起ったのか?その時彼らの前にキャロルが姿を見せる、というものでおそらく「エンドゲーム」の一場面ではないかと思われる。
彼女が「エンドゲーム」でどのような活躍を見せてくれるのか。新しい予告編もお披露目され後一カ月半、ワクワクが止まらない。

【ひとこと】
冒頭いつものマーベルスタジオ・ロゴが始まった?と思わせておいて、これがスタン・リーのトリビュートVer.。なかなか洒落ている。




# by odin2099 | 2019-03-16 23:10 |  映画感想<カ行> | Trackback(6) | Comments(0)
<MCU>の20作目で<フェイズ3>では8本目。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でキャプテン・アメリカに協力した結果罪に問われ、今は自宅軟禁中。時系列的には「ブラックパンサー」以後「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」以前と思われる。
そのため重苦しいトーンで終った「インフィニティ・ウォー」とは違い、前作同様のコミカルテイストは健在。それに物語のスケールが大きすぎないのも良い。

e0033570_23122129.jpg今回も小さくなったり大きくなったり、それもアントマンだけじゃなくパートナーとなるワスプも登場するので大忙し。前作のイエロージャケットのような同じような能力を持つヴィランは出てこないものの、それとは趣の違う相手が出てくるのでアクション面でも飽きさせはしない。

しかし量子の世界に入ったピム博士のラボがあるビルを小型化すると、ピム博士のサイズは一体どういうことになっちゃうんだろう?とちょっと悩んだりもしたが、どうやら細かいことを気にしてはいけないらしい。
また今後の<MCU>では量子世界が一つのキーになるようだが、今回登場したピム博士のかつての同僚のフォスター教授やメインヴィランだったゴーストことエイヴァも再登場する可能性がある、ということなのだろうか。

そのフォスター教授を演じているのがローレンス・フィッシュバーン。<DCFU>でも重要キャラのペリー・ホワイト編集長を演じていたが、今後の作品への出番なしと判断しての<MCU>への移籍?
ただフィッシュバーンの吹替というと石塚運昇のイメージが強かったが、この作品では壤晴彦
何故かなと思っていたのだが、程なく石塚運昇の訃報が届いたので、起用する心づもりがあったとしても叶わなかったのかもしれない。

また前作でも存在だけは語られていたものの、今回が本格的登場となるピム博士の妻でホープの母ジャネットにはこれまた大物のミシェル・ファイファーが起用されており、日本では「たかがマンガ映画」と蔑まされてしまいそうなジャンルムービーが、あちらでは出演することが一つのステイタスと考えられているほど支持を得ていることが羨ましかったり。

そういえば前作の公開直後は、ジャネット役はシャロン・ストーンなんじゃないの?という噂も飛び交っていたが、「氷の微笑」繋がりも悪くないしそれはそれで面白かったかもしれないけれど、ミシェル・ファイファーの方がやはり品がある。

ミッドクレジットシーンはおそらく「インフィニティ・ウォー」のクライマックスと同時期を描いているのだろうが、「トニー・スタークが行方不明」といったニュースは流れていたものの、ワカンダで地球最大の攻防戦が行われていたことは、一般には広く知れ渡ってはいなかったのだろうな。
もし知っていたならスコットのこと、キャップの手助けに行こうとしてただろうから。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-03-15 23:14 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
<MCU>19作目で<フェイズ3>の7本目。
今回、マーベルスタジオのロゴに映し出される”MARVEL STUDIOS”の文字の内、”IO”の部分が”10”に。
「アイアンマン」から始まった<MCU>も十周年ということで期間限定の表記になったようだ。

そして遂に全員集合の「インフィニティ・ウォー」の始まりである。
厳密に言えばホークアイとアントマンは名のみ語られるだけで姿を見せないし、TVドラマやネット配信ドラマの連中も合流しなかったし、アベンジャーズそのものも分裂したままで集結は叶わなかったが、それでもこれまで登場したヒーローたちの殆どは顔を揃えているし、いよいよ来たなというワクワク感は十二分に味わえる。
アベンジャーズ再結成は来たるべき「アベンジャーズ/エンドゲーム」の方に期待しよう。

e0033570_21180508.jpgのっけからソーとハルクの敗北、ヘイムダルとロキの死という絶望感で幕を上げるが、全編に悲壮感が漂うのではなく、主にガーディアンズ・オブ・ギャラクシー絡みではあるものの随所にクスりと出来る場面を散りばめたりで緩急自在。
2時間半の大作ながら飽きたり緩れたりすることなく最後まで引っ張っていく。監督のルッソ兄弟の手腕は大したものだ。

かつて「アベンジャーズ」第一作でのジョス・ウェドン監督の交通整理ぶりに大いに感心させられたものだったが、それを凌駕するかもしれないくらいパッチワークの冴えを見せてくれている。
その腕前が本物かどうかは「エンドゲーム」でハッキリと証明されるだろう。
公開まであと一カ月半、興奮と一抹の淋しさと共に待つことにする。

<MCU>世界のピーター・パーカーはどうやら映画オタクのようで、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」では「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」からインスピレーションを得た方法でジャイアントマンを倒したが、今回は「エイリアン」を参考にドクター・ストレンジを救出。
「エイリアン」を製作した20世紀FOXも今じゃディズニー傘下だし、今後も映画ネタは増えるのだろうか。

【ひとこと】
冒頭サノスに襲われ、救難信号を送るアスガルドの宇宙船だが、その時に必死に呼びかけてる声はなんとケネス・ブラナーのものなんだそうな。
豪華なカメオ出演だけれども、これってみんな気付いたのかな?

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-03-14 21:10 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_20003322.jpg人気DVDシリーズ「列車大行進」の初めての劇場版。
といっても既存のDVD作品(「日本列島列車大行進2010」)の再編集版であるらしい。

九州から始まり、中国・四国、近畿・東海、東京、そして最後は北海道と、日本全国を南から北上。
寝台列車、SL、新幹線と各地の様々な列車を、てつどう博士、けん太くん、ミューの掛け合い(ナレーション)で紹介していく約45分間の旅。
随所に盛り込まれる博士の、わかり辛い・寒いダジャレの連発には閉口するが、列車大好きっ子にはたまらないのでは?
途中のクイズにも目を輝かせたりして…?

ただ列車の走る姿を沢山見せてくれるだけでも愉しいのだが、車内の様子や車窓もちょっと、いやかなり気になるところ。
もう少しマニアックな視点で、”大きなお友だち”向けのこういった映画を作ってくれないものかなあ。



# by odin2099 | 2019-03-14 20:06 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_04421092.jpg闇世界を牛耳るキングピンが時空を歪める装置を作ったことで、別世界からスパイダーマンたちが大集結!
――という、アカデミー賞の長編アニメーション部門受賞作品。
<MCU>でも、ソニーが独自に進めている<SUMC(Sony’s Universe of Marvel Characters)とも違った新たな「スパイダーマン」の物語だ。

この作品の主人公はピーター・パーカーではなく、マイルス・モラレスという黒人少年。そしてピーター・パーカーは序盤でキングピンに殺されてしまい、マイルスが彼の遺志を継ぐという形で新たなスパイダーマンになる。
実写版ではピーター・パーカーが頑張っているので、これは良い差別化にもなっている。

そのマイルスを導くのが別世界からやってきた中年のピーターや、ピーターではなくガールフレンドのグウェンが特殊能力を持つ世界からやってきたスパイダーグウェン、過去から来た探偵スパイダーマン・ノワール、未来から来た少女ペニー・パーカーとロボットのSP//dr、それに豚のスパイダーハムといった面々。

e0033570_19250933.jpg
色んな世界に独自のスパイダーマンがいるという設定はややこしいが、逆にそれぞれのオリジンストーリーが簡潔に示されるので、コアなファンじゃない初心者でも付いて行けるレベルのお話になっている。
そして異なる世界のスパイダーマンと友情を結び、れっきとした少年の成長譚にもなっていて、なおかつ説教臭いわけでもない娯楽作。アニメーション映画と一口に言っても、異なるテイストで描かれたキャラクターが違和感なく共存してるってだけでかなり特異な作品なのだが、コミックブックがそのまま動き出したかのような表現も斬新。

そういや本作のメインヴィランはウィルソン・フィスク=キングピンだが、ベン・アフレックが主演したかつての実写映画版でも、最近のNetflix配信ドラマでも、何れも「デアデビル」の宿敵として描かれているので、スパイダーマンと対決するのはちょっと新鮮に感じられる。

さてこの作品がヒットして続編が作られるとしたら、あの東映版スパイダーマンの登場を製作サイドは明言してくれた。
ここは一つ宙明サウンド込みでレオパルドンの勇姿を是非スクリーンで愉しみたいところだ。
更に今回は採用されなかったアイディア――トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールド、トム・ホランドの実写版スパイダーマン3人の共演も、今度はやって欲しい(トビーに今回の中年ピーターの役をオファーする、というアイディアもあったそうだが)。

【ひとこと】
全米公開が12/14で日本公開が3/8というのは遅すぎるよなあ。
劇中で「ジングルベル」の替え歌が流れるけど、季節外れの違和感しか感じないもん。
それにあちらじゃもうじきBlu-rayが発売されちゃうんだからねえ。




# by odin2099 | 2019-03-13 19:36 |  映画感想<サ行> | Trackback(3) | Comments(0)
e0033570_21464763.jpg日常生活ではまず見ることのできない絶景を愉しめたり、山に魅せられた人たちが困難にチャレンジする姿を映し出したドキュメンタリー映画、なのかと思って見始めたのだけれども、期待していたものとはちょっと、いやかなり違うものだった。

エベレストをはじめとする世界の名峰に挑む登山家たちは勿論出てくるのだが、それよりも目を引くのがエクストリームスポーツに挑戦するアスリートたちの姿。
フリークライミング、マウンテンバイクに乗りながらのスカイダイビング、ウイングスーツやパラグライダーでの滑空、綱渡り…とこれでもかこれでもかと命知らずが次々と登場する。

ただ”人”よりは”山”そのものにスポットを当てた構成になっていて、全編を彩るクラシックの名曲に乗せて美しい映像が映し出されそれにウィレム・デフォーの単調なナレーションが被さるので、体調を整えないと心地良い眠りに誘われるだろう。
”山”の美しさは伝わってくるのだが、一本の映画としては中途半端な出来と言わざるを得ない。
かなり長めの「名曲アルバム」?



# by odin2099 | 2019-03-12 21:47 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
<MCU>18作目で<フェイズ3>としては6本目。
これが「インフィニティ・ウォー」前の最後のピースとなった。
アカデミー賞では作品賞、録音賞、音響編集賞などにノミネートされ、見事に作曲賞、衣装デザイン賞、美術賞を受賞という快挙を成し遂げた。これからの<MCU>は作品としての面白さは当然ながら、中身の質まで問われることになる。

e0033570_13561672.jpg物語はティ・チャカ国王崩御より一週間後から始まる。
晴れてティ・チャラが国王に即位する儀式が行われることになるのだが、世界中をスパイとして飛び回っていたとはいえ、ナキアがそのことを知らなかったというのはちょっと不自然。どこよりも誰よりも早く情報を入手しなければならない立場なはずだが、外部とは一切接触のない潜入捜査中だったから、ということだろうか。

また一度は国王となったティ・チャラだったが、キルモンガーの挑戦を受けて敗北。その後に再戦の末に再度国王として認められるという筋書きだが、どの程度の時間経過があったものやら。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の最後でスティーブ・ロジャースがロフト刑務所を襲って仲間たちを開放し、ワカンダに身を寄せたのはおそらくキルモンガーを倒した後のことだろうから、バッキーが凍結され、そして洗脳が解けたと思しき姿で本作のポストクレジットシーンに顔を見せるまでは、案外短期間だったのかも。
シュリ、凄いな。

短期間と言えばCIA捜査官のロス。
「シビル・ウォー」のラストではジモを尋問していたが、本作ではユリシーズ・クロウを追っていてティ・チャラと再会するのだから、新しい任務に就くまでせいぜい数日から数週間といったところ。
色々と忙しいね。

ところで本作にはルピタ・ニョンゴ、フォレスト・ウィテカーそしてアンディ・サーキスが出演しているが、何れも近年の「スター・ウォーズ」出演者。
他にもベニチオ・デル・トロ、ベン・メンデルソーン、マッツ・ミケルセン、ポール・ベタニー、ジョン・ファヴロー等々<SW>と<MCU>両方に出演している俳優は少なくないが、これは偶然なのか、それともディズニーお気に入りの俳優さんということなのだろうか。
更にディズニーアニメの実写版との掛け持ちしている人もチラホラ見受けられるのだけれども…。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-03-11 20:50 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
ブログトップ