【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

二代目シャリバンは役者が引退しちゃったけど、二代目シャイダーはめでたく「宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」に登場。
――といっても、見たいのは二代目じゃなくて初代のシャイダーなんだよなあ、無理なんだけど。
せめてアニー、もう一回出てきてくれないかなあ。

e0033570_19451547.jpg初代「宇宙刑事シャイダー」劇場版第二弾。
前作もそうだけど、特に劇場版ならでは、というお祭り要素は感じられない。
前作では”流れ星のガンマン”オメガが、かつてギャバンやシャリバンと戦って敗れ、今度はシャイダーを付け狙うというお話だったので、新撮シーンでチラっとでもギャバンやシャリバンが出て来れば盛り上がったかも知れないけど(一応イラストでは出てくるけど)、普通に新しい不思議獣が出てきてフーマの新しい作戦が展開される。

アクション面では派手な画作りもされているけど、当時の宇宙刑事は毎回がハイクオリティだったから(これは「ギャバン」の大葉健二、「シャリバン」の渡洋史、そして「シャイダー」の森永奈緒美と、主役にJACメンバーが揃っているからというのも大きい)、ことさら劇場版ということで力を入れてるようには見えないという弊害も。

キャラクターの造形などは今日の作品の方に軍配が上がるだろうけど、トータルではこの頃の作品の方が、演出、演技、音楽全て相俟って面白かったなあと思ってしまうのは、やっぱり歳喰った証拠だろうか。
ついつい「昔は良かった」と補正フィルターが働き、贔屓目に見てしまうんだろうなあ。

<過去記事>
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# by odin2099 | 2018-04-24 19:48 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_22285200.jpg荒廃した街に住み、夢や希望のない未来世界、人々はヴァーチャル・リアリティ空間<オアシス>の中でアバターを作り、理想的な暮らしを享受していた。
その創設者で世界有数の億万長者ハリデーは亡くなる前にある遺言を残した。<オアシス>に隠した3つの謎を最初に解き明かした者に、その巨額な財産と<オアシス>を権利を譲るというものだった。人々は色めき立ち、イースターエッグ探しは過熱する。
”パーシヴァル”というアバター名を持つウェイドもその一人。彼は友人たちと協力し、遂に最初の謎を解く。
だが巨大企業IOI社も巨大な利権を生む<オアシス>を完全管理しようと陰謀をめぐらすのだった。

アーネスト・クライン「ゲームウォーズ」をスティーブン・スピルバーグが監督して映画化。
出演はタイ・シェリダン、オリビア・クック、ベン・メンデルスゾーン、リナ・ウェイス、サイモン・ペッグ、マーク・ライアンス、フィリップ・チャオ、森崎ウィン、ハナ・ジョン=カーメンら。
音楽は名コンビのジョン・ウィリアムズに代わって、アラン・シルベストリが担当。

e0033570_22290254.jpg少年が仲間と協力し、友情や恋が芽生え、遂には栄光を手にするという筋立てそのものに目新しさは特にないが、作品中に引用されている主に80年代のカルチャーには目を見張らされる。
バットマンやキティちゃんは闊歩してるわ、レースには「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアン、「AKIRA」のバイクが参加してるわ、主人公の服装は「バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー」のものだし、キングコングは暴れるわ、「宇宙空母ギャラクティカ」やら「エイリアン」やらのガジェットは出て来るわ、チャッキーは襲ってくるわ、「シャイニング」(スティーブン・キング原作/スタンリー・キューブリック監督)は引用されるわ、アイアンジャイアントは活躍するわ、そしてクライマックスはRX-78ガンダムとメカゴジラの激突!

これ、円盤が出たら静止画とスロー再生を駆使しなければその殆どが見つけられないだろうし、そもそもの元ネタがわかるかどうか。またそちらに夢中になっているとストーリーの流れを見失う可能性も大。
でもこれだけのキャラクターの使用許諾を得ながらチラ見せに終始したということは、スピルバーグも根っからのヲタクというわけではなさそうだ。真正のヲタクならば小ネタに拘るあまり、本筋を見誤る愚を犯しそうだからだ。
ともあれ、新しいタイプのパーティ・ムービーと言えるかもしれない。





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# by odin2099 | 2018-04-23 22:35 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
昨日は文京シビックホールの大ホールへ。
渡辺宙明先生の楽曲を特集したコンサートでした。

スリーシェルズ主催の宙明先生関連のコンサートは、「渡辺宙明卆寿記念コンサート」、「同 Vol.2」、「同 Vol.3」、「渡辺宙明スペシャルコンサート」に続いて5回目。
演奏はいつものオーケストラ・トリプティークの皆さんですが、歌曲メインの構成なのは珍しいですね。

e0033570_15524260.jpg二部構成の第1部、トップバッターは堀江美都子。「野球狂の詩」、「サザエさんのうた」、「あかるいサザエさん」の3曲を披露です。宙明先生とのコンビでも「ビューナスAのうた」とかにならないあたりがマニアックです。
それにしてもミッチの歌は相変わらず安定感抜群。現役バリバリのオーラがビシビシと伝わってきます。

続いて水木一郎登場。まずは「鋼鉄ジーグのうた」、「ローラーヒーロー・ムテキング」、「時空戦士スピルバン」の3曲を歌ったのですが、「ムテキング」や「スピルバン」はこの一連のコンサートでは初ですね。
そして「おれはグレートマジンガー」と「マジンガーZ」。例によって「ゼ~ット!」とうるさいですし、ラフな歌い方も嫌なんですけど、トーク部分も含めて色々と盛り上げてくれるアニキではありました。

その後は<オーケストラのよるBGM組曲>ということで「マジンガーZ組曲」と「グレートマジンガー組曲」。これは以前の「卆寿記念コンサートVol.1」で演奏したものと同じスコアでしょうか。演奏に入る前に今年公開された「マジンガーZ/INFINITY」の話題も出てましたが、あの映画に欠けてたのはこの音楽だよなあ、ということを改めて痛感しました。

20分間の休憩を挟んで第2部も<オーケストラのよるBGM組曲>「サンバルカン組曲」からスタート。こちらも「Vol.1」の時と同じスコアだったと思われます。

ここでゲストの串田アキラが登場し、「太陽戦隊サンバルカン」、「強さは愛だ」、それに「宇宙刑事シャリバン」、「宇宙刑事シャイダー」、「宇宙刑事ギャバン」の順で披露。
クッシーのパワフルヴォイスは良いんですが、また歌詞、間違えてましたね…。

最後はまた<オーケストラのよるBGM組曲>として「宇宙刑事ギャバン組曲」。これも「Vol.1」と同じものだと思いますが、20分規模の大作で聴き応えは十二分。なんだかんだで歌曲中心といいつつ、しっかりとオーケストラの演奏も愉しめるコンサートになっていました。歌曲より劇伴を聴きたい自分としては、ちょっとしたサプライズといったところです。

プログラムに乗っていた「レーザーブレードメドレー」をアンコール1曲目扱いとして、後は毎回恒例の宙明先生の指揮でみんなで歌おうのコーナーが始まります。今回は「太陽戦隊サンバルカン」、「宇宙刑事ギャバン」、それに「マジンガーZ」! 
以前はプログラムに印刷されていた歌詞カードもなしですが、皆さん勿論ソラで歌えます。しかも今までのコンサートの中で一番ノリが良かったですかね。こちらもついつい思いっきり歌ってしまいました。ああ、カラオケ行きたい。

最後の最後は、これまた恒例の撮影タイム、でお開き。2時間半近くがあっという間でした。
さあ、来週は「伊福部昭百年紀Vol.6」だ~!
e0033570_15525358.jpg
ところで今回も「CD用の録音を行っています」との場内アナウンスが流れましたが(これ、向井さんの影ナレ?)、ライヴ盤出るんでしょうか?
今までのライヴ盤だと歌曲は権利関係の問題でオミットされてたんですが、今回のこの内容で歌曲抜きだと随分とスカスカになってしまう気がするのですが…???

そしてミッチとアニキが出てるのに、なんで「マグネロボ ガ・キーン」や「破邪大星ダンガイオー」がない?!


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# by odin2099 | 2018-04-22 15:59 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
「遠い昔、はるかかなたの銀河系で....」
お馴染みのテロップが出た後にいきなりドラマが始まる。
アバンタイトルがあってオープニングに「スター・ウォーズのテーマ」は流れない、というのはスピンオフならではだが、このパターンは今度公開される「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」にも踏襲されるのだろうか。
差別化と言えば差別化ではあるものの、一瞬「スター・ウォーズ」ではない別の作品を見に来たかのような錯覚に襲われた。

e0033570_21071592.jpg反対にラストは、画面がワイプすると「スター・ウォーズのテーマ」が聴こえ、以降は劇中で使われた代表的なメロディのメドレーに乗せてスタッフ、キャストのクレジットが流れるというお馴染みのパターンなので、安心して劇場を後に出来る(なんでこの曲、サントラ盤に入ってない!)。もっともラストシークエンスに台詞(レイア姫の「希望です」の一言)があるのは、パターン破りではあるのだが。
とはいうものの、このオープニングとエンディングは「スター・ウォーズ」シリーズのブックエンドみたいなもの。どちらか片方だけだとなんか締りが悪い。

それにしてもこの作品、隙間を埋めるというか、パズルのピースを上手く探してきたというか、結末から逆算してきて良く作ってるなと感心させられる。ラストシーンがエピソード4「新たなる希望」に直結というのも従来の作品群からは考えられなかったこと。オシマイが決まってるからこそ、逆に思いっきり良くお話を組み立てられたのかな?という気もする。

それでも気になる箇所はいくつか。
例えばクライマックスバトルの直前にC-3POとR2-D2がカメオ出演しているけれど、あのタイミングであの場所にいたんじゃ間に合わないんじゃないの?とか。

<過去記事>
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# by odin2099 | 2018-04-21 21:15 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
第1話「西暦2202年・甦れ宇宙戦艦ヤマト」と第2話「緊迫・月面大使館に潜行せよ」を収録。

e0033570_23165783.jpg「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編かつ「さらば宇宙戦艦ヤマト/愛の戦士たち」のリメイクに、「宇宙戦艦ヤマト2」の要素をプラスしたもの、ということでスタート。
「さらば」「ヤマト2」はヤマトの地球帰還から一年後の2001年が舞台になっていたが、本作はタイトル通り2002年が舞台。
「2199」の続編としてはガミラスの存続及び地球との友好関係樹立、それに波動砲封印問題があり、今後それらの要素がどれだけ「さらば」や「ヤマト2」とは違った物語を紡ぎ出すかに注目。

冒頭から地球・ガミラス連合艦隊はガトランティスと戦火を交えており、旧作に見られた”白色彗星=未知なる敵”という図式は早くも崩れ、また全宇宙に向けたと思しきテレサの救いのメッセージも、今回は旧ヤマトクルーに向けピンポイントで送られたものという違いがあり、漠然と反逆者の汚名を着て飛び立つという旧作でのヤマトのイメージを、メッセージに呼ばれそれに応えた者たちということで和らげる効果を狙っている。

急速な地球の復興、その繁栄ぶりにヤマトクルーたちが疑念を抱くのは旧作通りだが、その象徴たる新造戦艦アンドロメダが封印された波動砲を二門も装備しているということで一層きな臭さが浮き彫りにされている。
そして地球・ガミラス双方で政治家や軍人たちの思惑や暗躍が描かれ、ポリティカル・フィクションの要素も加味されているのは新鮮。

ヤマトの発進は2巻以降に持ち越しになったが、ヤマトの健在ぶりをアピールするシーンは盛り込まれている。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/25445720/
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# by odin2099 | 2018-04-20 23:20 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
ハリー・ポッターと賢者の石」と「ロード・オブ・ザ・リング」の大ヒットで、映画各社はここぞとばかりにファンタジー映画製作レースを繰り広げました。
ディズニーもクライヴ・バーカー「アバラット」映画化を表明しましたが、結局頓挫。ようやくウォルデン・メディアが着手したこの「ナルニア国物語」に、後乗りと言う形で参加することになりました。

「ロード・オブ・ザ・リング」はニュージーランドが映画、特にファンタジー系の作品のロケ地として相応しいことを世に知らしめましたが、それを決定づけたのがこの「ナルニア国物語」ではないでしょうか。
「ロード・オブ・ザ・リング」を上梓したトールキンの盟友だったルイスの著作に基く映像化作品だというのも何やら不思議な縁を感じますし、両作品には共通して参加しているスタッフもいて、撮影も同じ場所だったか近くだかで行われたようです。

e0033570_19433847.jpgただ「ナルニア国物語」が「ロード・オブ・ザ・リング」と同じようなタイプの作品かと言えば、これはまるで違います。
もし「ロード・オブ・ザ・リング」を気に入っていて、他にも似たような作品を求めて「ナルニア国物語」に辿り着いたとしたら、多少の違和感は拭えないと思います。
もっとも撮影スタッフが共通で撮影場所も同じとなると、例え物語は違っていても「絵」的には似たようなものになってしまうのは避けられませんが。
トールキンの小説とは案外異なる内容の「ロード・オブ・ザ・リング」は比較的原作ファンからも好意的に受け止められましたが、大筋は原作に沿っている「ナルニア国物語」はどちらかというと賛否両論のようです。

これはおそらく牧歌的な原作の持つ要素が薄れ、子どもたちを主人公にした割には殺伐とした戦闘シーンが多かったり、その子どもたちが多少の問題児であっても本質的には「良い子」だったのに対し、映画では見ていてイライラさせられるほど生の感情をぶつけ合う存在に描かれていたりするからかな、と個人的には思います。

ただこれも、一本の映画として捉えたならば決して改悪ではなく、娯楽作品としてはメリハリがついたものになったと思っているのですが、原作ファンはそうは受け取らなかったのでしょうね。
この作品と続く2作目で思うほどの成功を収められなかったディズニーはとっととシリーズに見切りをつけ、3作目は20世紀フォックスの元で仕切り直しとなりました。余談ですが、ディズニー→20世紀フォックスというのは丁度「スター・ウォーズ」と逆ですね。
しかし4作目はソニー・ピクチャーズ傘下のトライスター・ピクチャーズへ再び移籍、と前途は多難。全7作の原作全てが映画化されるかは不透明な状況です。

というより「ダレン・シャン」、「スパイダーウィックの謎」、「エラゴン/遺志を継ぐ者」、「ライラの冒険/黄金の羅針盤」、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」、「ザ・シーカー/光の六つのしるし」、「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」…と数多くのファンタジー小説が映画化されましたが、何れもシリーズ化は絶望的(「パーシー・ジャクソン」は2作目が作られましたし、最近になってネット配信ドラマなどで再始動している作品もありますが)。
またファンタジー小説の帯や解説に「映画化決定!」の文字が躍っていた時期がありましたが、音沙汰なしの作品も数知れず。
結局成功を収めているのは「ハリー・ポッター」と「ロード・オブ・ザ・リング」のシリーズ及びその派生作品のみ、というのは淋しいですね。

<過去記事>
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# by odin2099 | 2018-04-19 19:45 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
** ネタバレ注意! **

間接的?な続編としては「ザスーラ」があったが、本作はリメイク、リブートではなく「ジュマンジ」の正当続編。

物語は1996年からスタート。新たな「ジュマンジ」はボードゲームからテレビゲームに進化。
そして現在、学校で問題を起こし居残りさせられていた4人は、偶然見つけたコンピューターゲームを起動。するとたちまちゲームの中へ吸い込まれ、それぞれ自分が選んだアバターの姿になってしまう。

e0033570_22263039.jpg気弱なゲームオタクのスペンサーはマッチョな冒険家ブレイブストーン博士に、セルフィー大好きなうぬぼれ美少女ベサニーはデブなオヤジの地図専門家オベロン教授に、ガリ勉のマーサはセクシーな女戦士ラウンドハウスに、勉強はからっきしのアメフト部員フリッジはチビな動物学者フィンバーに。
危機に瀕しているこの世界を救うためには、盗まれた宝石をジャガー像に戻し呪いを解かねばならないというミッションを与えられ、4人は元の世界へ戻るべく、互いのスキルを活かしてゲームをクリアする冒険の旅へと出発する。

サイコロ振ってコマを進める双六や人生ゲームのような前作とは違い、今度はRPG。それって「ジュマンジ」なの?と思ったけど、二番煎じを避けるためには有効な改変なんだろう。
また前作では「こちら」にジャングルが出現したが、今回は「こちら」からジャングルへ移動する、という立場の違いも大きい。

シチュエーションを借りただけの名ばかりの続編かと思いきや、途中から登場したアレックス(実は1996年にゲームに囚われた少年)が前作でのアラン・パリッシュのオマージュキャラ。
おまけに彼が暮らしていたジャングルハウスは実はアランが住んでいた場所と言うことで、劇中にもしっかり「アラン・パリッシュ」の名前が出てくる。ちなみに悪役の名前がヴァン・ペルトというのも前作から踏襲した部分だ。

本作の肝はアバターという要素を導入したこと。
現実世界の自分とはほぼ真逆なキャラクターになったために、彼らは見かけに惑わされることなく、他人に対しても自分自身についても客観的・冷静的に分析し関係を結ぶことが出来るようになり、ゲームを通して成長する様がわかりやすく描かれることになった。

勿論それにはアバター役のドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラック、ケヴィン・ハート、カレン・ギランらと、その現実世界を演じたアレックス・ウルフ、マディソン・アイスマン、サーダリウス・ブレイン、モーガン・ターナーらの、似ても似つかぬ二人一役の好演があったればこそ。
中でもドウェイン・ジョンソンの思わぬ演技派ぶりと、ジャック・ブラックの怪演は文句なし。マディソン・アイスマンは作品次第ではこれから日本でも知名度があがりそう。

カレン・ギレンは名前に聞き覚えがありながら見覚えがなかったが、そうか、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のネヴュラか! 
特殊メイクで覆ってしまうには勿体ない美女で、アクションも行けそうだし今後ブレイクしそうだ。

見事にゲームをクリアしたアレックスを含めた5人は現実世界へ帰還を果たす。しかし周りを見回すとアレックスはいない。彼は20年前の世界に戻っており、そこで人生をやり直していたのだ。
このシチュエーションも前作を踏まえてのものだが、最後に4人は大人になったアレックスと再会。この際に双方がゲーム世界での記憶を共有しているというのは前作にはなかった部分。前作ラストでアランとサラは26年後にジュディとピーターと再会するものの、この姉弟は一緒にゲームをプレイしたのとは別の時間軸の存在だから、再会ではなく初対面だからだ。

最後に4人はゲームソフトを壊して終わるのだが、思わぬ大ヒットに続編の製作が決定。メインキャストは続投とのことなので、さてどのようにゲームを再開させるのだろうか。





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# by odin2099 | 2018-04-18 22:35 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
5人ライダーが並走するオープニングは期待させるのだけど、本編が始まるとダメダメ…。

その前に、なんで1号:藤岡弘、2号:佐々木剛、V3:宮内洋はオープニングタイトルにクレジットされないのだろう?
確かに本人たちは出演はしていない。各人の変身シーンは過去作品からの流用だけだ。
でも声は本人たちがアテている。
前作「仮面ライダーV3対デストロン怪人」では、やはり声のみの出演だった藤岡弘と佐々木剛はしっかりとクレジットされていたのに…。これはどうしても釈然としない。
まあライダーマンに関しては、山口暁の変身シーンは一応出てくるものの、台詞は(ノンクレジットの)林一夫だから致し方ない面はあるけれど……。

e0033570_19433692.jpgGODの新たな作戦行動に際し、ライダーが一人一人登場するのは強者集結ムードがあって良いが、合流した後がグダグダなのはどうしたことか。
Xライダーが単独で行動し、あわやと言うところで歴代ライダーが駆け付けるのだが、この流れも不自然。
脚本家も監督もしっかりしろ!と言いたくなるところだが、撮影は天候不順に悩まされたとの証言もあるので、そこまでの余裕はなかったのかもしれない。
じゃなければ「ジャリ番だからこの程度でもいいや」という驕りがあったのか。

とにかく何度も書いてるように、面白くなりそうな要素は多々あれど、結果がそれについて行かない残念な作品――というのは過分に甘い評価で、ハッキリ言えば昭和期の仮面ライダー映画にあって最低の出来、駄作、と断じてもいいんじゃなかろうか。

見どころは今回のゲストヒロインで、かつて「人造人間キカイダー」でヒロインを演じた水の江じゅんの可憐さのみ、と断言しちゃうぞ。

<過去記事>
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# by odin2099 | 2018-04-18 19:52 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
アル・ゴア元アメリカ副大統領が2006年に製作したドキュメンタリー映画「不都合な真実」の続編。
あの映画によって世界的なエコブームが起ったものの、あれから10年が経ち、地球はかつてない危機に瀕している。

e0033570_22062614.jpg続編は前作に対する反響の数々の紹介から始まる。といってもそれは映画の内容やアル・ゴアの主張に対する批判的なものばかり。誇張されすぎているとか、「地球温暖化は嘘だ」といった声まで。

そんな中でアル・ゴアはアメリカ国内のみならず、世界各地に飛ぶ。
実際に異常気象による災害に見舞われた地域に足を運び、また各地で積極的に講演を行い、次の世界を担うべき人々に語りかける。

そのハイライトは2016年のパリ協定。
元政治家らしい駆け引きを交えながら、遂には採択に漕ぎつける。大いなる前進だ。

しかし映画はそこで終わらない。
新たに大統領に就任したドナルド・トランプがパリ協定離脱を宣言したのだ。
政治家が、国のリーダーが動かないのであれば、人々が立ち上がるしかない。
一人一人が地球の未来の為に、どう考えどう行動すべきか。
それを観客に投げかけ、映画は静かに終わる。



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# by odin2099 | 2018-04-17 22:08 |  映画感想<ハ行> | Trackback(1) | Comments(2)
空から落ちて来た少女ならぬ鉄巨人と、孤独な少年ホーガースとの友情物語。

e0033570_21505444.jpg彼を取り巻くのは生活に疲れたシングルマザーの母親アニーと、風変わりな芸術家の青年ディーン、それに誇大妄想の気がある政府の捜査官ケント。
実は宇宙から送り込まれた侵略兵器だったアイアン・ジャイアントだが、ギリギリのところでホーガースとの友情故に踏みとどまり、自らを犠牲にして皆を救うというのはベタながら涙を誘う展開。

初登場シーンから悪役然としたケントは、彼なりの危機感・正義感を持って任務を遂行してるのだろう。
時折コメディリリーフの役割を負わされ、憎めない悪役なのか? 
最後に改心してホーガースとアイアン・ジャイアントの味方になるのかなと思いきや、最後の最後までクズだった、というのも潔い。

e0033570_21510501.jpgサングラスに髭、しかも顔色の悪い不健康そうなディーンは、ちょっと見た目は典型的な「嫌なヤツ」だが、途中でなかなか頼れる男だということが明らかになり、どうやら最後にはディーンと良い仲になったらしいアニーは、いわばヲタクの理想のヒロイン像だろう。
若くてチャーミングな未亡人、という設定のヒロインも珍しいかと思うが。

そしてレトロチックでシンプルながら、時に恐ろしく、時に愛嬌を感じさせるアイアン・ジャイアントのデザインも秀逸。
その健気な最期には胸をうたれるが、ラストシーンでは復活が示唆されているのも、甘すぎると批判する向きもあろうが、希望を感じさせて良い。何度でも見たくなる、他人に勧めたくなる一本だ、

今回見たのはオリジナル劇場版に、カットされた2シーンを復元した<シグネチャー・エディション>。
ランニングタイムは2~3分しか違わないが、ブラッド・バード監督こだわりのシーンだったということなので、こちらがディレクターズカットの決定版ということになるのだろう。
日本でも劇場公開が予定されながら直前で上映中止になったのは解せなかったが、Blu-rayソフトは予定通り発売され、手軽に愉しめるようになったのはメデタシメデタシ。



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# by odin2099 | 2018-04-16 21:56 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
美しいニュージーランド、もとい”中つ国”の風景から始まる第二部。
必要最小限の「これまでのあらすじ」に、初見のお客さん(どのくらいいたんだろう?)はおそらくチンプンカンプンだろうけれど、”超”有名作が原作で第一部も大ヒットしたのだから「わかるヤツだけ付いて来い」という強気の姿勢だったのだろうか。それとも単に尺の問題? 
それともそれとも監督は自分がどっぷりと作品世界に嵌っているので、そもそもそんなお客さんの存在に思い至らなかった、という可能性も?

e0033570_19510615.jpgともあれここで取り上げられたのは、前作のラストシーンではなく、モリアでのバルログとの戦い。
ここでガンダルフは裂け目に落ちて死んだかのように見え、フロドやアラゴルン、ガラドリエルたちもそのように考えているのだが、流用シーンにプラスした新たなるシーンではガンダルフの生存を思わせる描写があり、実際に灰色から白の魔法使いとして中盤から復活してくる。

前作ラストで旅の仲間が離散してしまったので、本作ではパラレル展開。
フロド&サム、アラゴルン&レゴラス&ギムリ、ピピン&メリーの3組に分かれ、フロド&サムにはゴラムが同行、それにボロミアの弟ファラミアが絡み、アラゴルンたちにはガンダルフが合流。更にローハン国のセオデン、エオメル、エオウィンらとの関係が生まれる。ピピンとメリーはエントの”木の髭”と親しくなるなどメイン格のキャラクターが大きく増えるが、例え短い出番であってもキャラクターが埋没することがないのはお見事。

アラゴルンが不死身超人すぎる嫌いはあるものの、物語を大きく展開させ、スケールをアップさせたという点では高評価。
「水戸黄門」「聖火ランナー」「スケボー」…って当時はネット上でも盛り上がっていた?けれど、最近の人たちには何のことかわからんじゃろうな。

<過去記事>
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# by odin2099 | 2018-04-16 19:55 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
<スター・ウォーズ・サーガ>第三章で、プリークエル・トリロジーの完結編。
序盤のオビ=ワンとアナキンの名コンビぶりは本当に頼もしいのですが、楽しい時間が過ぎるのはあっという間、物語はドンドンきな臭くなっていきます。

ドゥークー伯爵を追い詰めたアナキンに対し「殺せ」と冷たく言い放つパルパティーン。この時のドゥークー伯爵の驚愕の表情。この時までマスターを信じていたんでしょうな。自分自身はマスターへの反逆の意思があったと思われますが。

そのドゥークーにやられて倒れているオビ=ワンに対しても「置いてけ」と一言。流石にこちらには反発し、オビ=ワンを助け出すアナキン。しかしこういう態度を取るパルパティーンに対し、何の疑問も抱かないんでしょうか、アナキン君。

e0033570_20171392.jpg活躍をしながらなかなか認めて貰えないアナキン君に、パルパティーンは「ジェダイ協議会における私的代理人になってくれ」と頼みます。評議会は評議会で、逆にアナキンに対して「パルパティーンをスパイしろ」と密命。この際に評議会は、アナキンをメンバーに加えるけどマスターにしない、とややこしい決断をしてしまったので、益々アナキンの心はパルパティーンに。しかもこの時、オビ=ワンは積極的にアナキンをマスターに推したわけではなさそうですね。

評議会にしてみればパルパティーンに余計な口出しをされたくないから、アナキンをいわばオブザーバーの立場に置いたのは当然ではあるんですが、アナキンは単に自分の能力が認められないとしか思わない。ここに隙があるワケです。
そこでパルパティーンは”賢者ダース・プレイガス”の話を持ち出すんですが……なんで、ジェダイでも何でもないパルパティーンがシスの暗黒卿の話なんか知ってるのか、ここでも疑うことを知らないアナキン君。もうパドメ(と生まれてくる子供)以外は眼中にないんですね。

かくして転落への道は着実に敷かれ、遂にはダークサイドへ。
幼い子供のパダワンまでアナキンが手にかけるのはやり過ぎですが、それまでの間に元老院は腐敗し、ジェダイ評議会は旧態依然とした石頭集団、そしてメイス・ウィンドゥが悪役然(!)として出てきてるからか、単なる闇落ちではなくアナキンの行動にも一理あるのでは?と思わせているのは見事です。

パルパティーンにとって誤算だったのは、アナキンが(パルパティーンにとっては眼中になかった)オビ=ワンに敗れ瀕死の重傷を負い、半分機械になったことでしょうか。初登場のシーンから強大な悪というイメージを与えていたダース・ヴェイダーのスタイルですが、その実はアナキンの能力を低下させてしまっているのはノベライズ群で明らかになっています。

その反面、自分にとって代わるだけの能力はもう持っていないであろうと判断し、実はパルパティーンはほくそ笑んでいたというのもあるでしょう。
故に次なるトリロジーは、アナキン以上の能力を持っていると思われたルークを、パルパティーン、アナキン(ヴェイダー)双方で奪い合うのがクライマックスとなるのです。

ラストシーンは、二重太陽の元、オーウェンとベルー夫妻にルークを託し一人荒野を去るオビ=ワン、というシリーズ屈指の美しい場面で幕を下ろし、また新しい物語が始まることを期待させるという素晴らしいものでした。ここでシリーズが完結していた方が、綺麗にまとまった物語になっていたのかもしれませんね。

今はこのラストシーンを受け、タトウィーンに隠遁中のオビ=ワンにスポットを当てたスピンオフ映画の企画もあるようですが、ハン・ソロやボバ・フェット、あるいはジャバ・ザ・ハットなんかを主人公にしたものより数百倍は見たいものです。

スピンオフといえばこの後にデス・スター建造をテーマにした作品が作られましたが、本作の最後では既に工事が始まってましたね。プロトタイプなのかもしれませんけれど、完成までこれから20年近くかかるとは難事業だったんですねえ。

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# by odin2099 | 2018-04-15 20:21 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
** ネタバレ注意! **

紆余曲折あってようやく実現した「パシフィック・リム」の続編で、あの戦いから10年後が舞台。

e0033570_14185371.jpg主人公のジェイクは脱走したストームトゥルーパー、じゃないペントコスト司令官の息子。色々あってドロップアウトしていた関係で前作時は不在。前作のヒロイン森マコがジェイクの”姉”として出てくるものの、この家族関係、唐突な感は否めない。
ジェイクの相棒としてスコット・イーストウッドが演じるネイトというキャラが出てくるけど、これが前作の主人公ローリーだったらもうちょっと流れが自然だったんだろうけど、ローリー役のチャーリー・ハナムがスケジュールの都合で降板したから、これまた無理矢理接ぎ木した感がありあり。
しかも森マコはあっさりと殺されちゃうし、ノベライズによると既にローリーも病死してる設定なんだとか。

前作からは他にニュートン・ガイズラーとハーマン・ゴットリーブの二人も再登場してくるし、結構出番も多くてある意味では大活躍するものの、ニュートンに関してはまさかまさかの闇落ち!ラスボス!
新体制になり、物語上も世代交代を狙ったんだろうけど、なんか前作キャラに対して冷たい印象が残る。

一応の新ヒロインは、ジャンクパーツを盗んで自前のイェーガーを組み立てちゃう15歳の少女アマーラ。演じてるケイリー・スピーニーは実年齢は20歳だけど、ティーンエイジャー役に違和感なし。
彼女とジェイクの、いわばアウトローコンビが最終的に大活躍というパターンも王道展開と言えるだろう。

e0033570_14190458.jpgしかしKAIJU映画と言いつつ、実はなかなか怪獣が登場しない。
無人機イェーガーの導入、配備と謎のイェーガーの出現、更には無人機イェーガーの暴走は、怪獣映画よりもロボットアニメからの影響が大。「パトレイバー」か「エヴェンゲリオン」か、はたまたブラックオックスか?
そういやクライマックスバトルの舞台となる、言われてもよくわからない東京の風景の中にはしっかりとユニコーンガンダムの立像が。ちゃんとサンライズの許可は得てるようだけど、そこまでして出したかったのかねえ。

その中国人ばっかり逃げ惑ってるような気がする東京からは富士山がでっかく見え、怪獣たちの目的地はどうやら富士山らしい。しかも割と短時間で行ける距離らしい。…おいおい。

その最終決戦で大活躍して、美味しいところを持って行っちゃうのが無人機イェーガーを開発した大企業のオーナー、リーウェン・シャオ。演じてるのは「グレートウォール」「キングコング/髑髏島の巨神」でレジェンダリー・ピクチャーズ御用達女優となったジン・ティエン。作劇上は悪役ポジションにいた筈なのに、最後はちゃっかり”正義の味方”。美人は得だよなあ。
彼女にはレジェンダリーの大株主である中国系企業のお偉いさんの愛人で、ゴリ押しのキャスティングとかいう噂もあるけれどねえ。

前作に比べると軽いノリで愉しめる娯楽作といったところだけど、色々な面で雑。設定やシチュエーション、キャラクター配置その他もろもろ。
新田真剣佑が出てるってことで日本じゃ大きく扱われているイェーガーのパイロット候補生たちも、結局は各人の色が出せず誰だ誰やら。最終決戦ではお約束通り員数集めで駆り出されるものの、誰がどの機体に乗り、誰が生き残って誰が死んだのかも判然としない有様。いがみ合いの中から友情が育まれていく過程がしっかりと描かれていれば燃える展開もあろうに。

ラストは「今度はこっちから乗り込んでいくぞ」と地球人サイドからの宣戦布告。
第三弾の構想や、その先にゴジラやキングコングらの<モンスターバース>との融合も視野に入れてるようだけど、はたして実現なるか。
監督の怪獣愛、ロボットアニメ愛は伝わっては来るものの、もうちょっと映画としての体裁には拘って欲しかったかな。


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# by odin2099 | 2018-04-15 14:24 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
「宇宙戦艦ヤマト2199」地上波放送版の最終回でいきなり告知が流れ、それから公開を心待ちにしていた劇場用新作映画。
噂された続編ではないということで若干テンションが下がりましたが、それでもイベント上映ではないれっきとした「映画公開」ということで期待値も上がりました。

お話はシリーズ24話と25話の間に入る物語。
といっても古代の成長ぶりなんかを見ると、やはり26話を経てのものだなあと思います。
ここでガトランティスとの遭遇、ガミラスとの共闘、派手な戦闘が描かれているのも、後の25話26話の展開を知っているとちょっと違和感が。
最終回前に既に新作映画の構想はあったようなので完全な後付けというわけではないですが、細かく組み立てられてきた全体のストーリーの流れの中では、少々浮き気味なのは否めないところです。

e0033570_21580309.jpg今では晴れて続編となる「宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち」が作られ、堂々とガトランティスが出てきていますが、「蛮族」とされた本作でのガトランティスのイメージは強烈でした。太鼓をドンドン、肉を貪り食う野人ぶり。ハイプオルガンに象徴される旧作の知的な雰囲気は微塵もありません。「丞相」とか「大都督」とかいう肩書も、この手の作品では珍しいかも。なんだよ「三国志」かよ、と思ったり思わなかったり…。

しかしこのイメージは「2202」ではあまり踏襲されていませんし、ガトランティスはヤマトを認識しているし、地球側にとってもガトランティスは既知の相手なので、旧作にあった「未知なる白色彗星=強大なるガトランティス」という図式が成り立たないのはなんだかしっくりこなかったのは旧作ファンのこだわりでしょうか。
続編が作られるかどうかわからない時期だったからこその作品で、いざ続編がスタートしてしまうと有難味が薄れてしまうのは致し方ないんでしょうね。

なので今後の注目ポイントとしては、本作で結ばれた古代とバーガーの絆、これが「2202」でどういう形で出てくるのかと、アケーリアス文明、ジレル人、地球人、ガミラス人、ガトランティス人、そしてテレサの関係が描かれるのかどうか、でしょうか。
もちろんこの作品を番外編として「なかったこと」にも出来るでしょうけれど、流石にそれはしないと思いますので、「2202」のスタッフがこの作品のどこを取捨選択し、「2202」という作品に落とし込んでいくのか、は気になるところです。

それにしても本作の古代の指揮ぶりは天晴れでしたね。
旧作の艦長代理としての古代を彷彿、というよりそれを凌駕する存在感でした。
「2202」では多くの悩みを抱えて精彩を欠き、今また土方を艦長に頂いたので直接指揮するシーンは減るかもしれませんが、”主人公として”の古代の活躍ぶりにも期待したいところです。

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# by odin2099 | 2018-04-14 22:09 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
メンテナンス中で出撃出来ないグレートマジンガーをあざ笑うかのように、早乙女研究所に奇襲攻撃をかける宇宙人。
劇中では「やつら」と呼ばれてるんだけど、一体何者? 
やはり「グレートマジンガー対ゲッターロボ」でギルギルガンを送り込んできた連中の仲間? 
そう考える方が自然なんでしょうねえ。
どうやら双方のTVシリーズとは全く別の、独立した世界観でのお話。
e0033570_21325791.jpg
前作でもグレートより先にゲッターチームの出番がありましたが、今回も同じ。そして前作ではインスト版しか流れなかった主題歌「ゲッターロボ!」がようやく流れます。
しかし前回以上にゲッターは劣勢。そして遂にムサシが…。

TVシリーズ「ゲッターロボ」の放送が終了したのは5月頭で、この映画が公開されたのは7月半ば。
2カ月半ぶりのムサシの勇姿でしたが、リョウとハヤトを守って戦死、というか出合頭の衝突事故です。
ここで挫けちゃならないとばかりに、新ゲッターロボを用意している早乙女博士。補助隊員としてベンケイを訓練していたというのはある意味リアルですが(交代要員なしで運用してる方が本来はおかしいですからね)、新ゲッターの方は今回の事件がなかったらいつお披露目するつもりだったんでしょうか。

ここでようやくグレートマジンガー登場。主役の座をゲッターチームから奪います。
トドメもムサシの復讐に燃える新ゲッターではなく、グレートの新兵器グレートブースターが刺します。
前作もそうでしたけど、グレート優遇しすぎ、ゲッター冷遇されすぎ。
前作がグレート中心なら、今回はゲッターがメインでもいいじゃん。ここはゲッターチームに花持たせてやれよ、と思っちゃうとこですが、それでも大言壮語する割に足手まといだった「マジンガーZ対デビルマン」の時のデビルマンよりはマシなのかなあ?

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# by odin2099 | 2018-04-13 21:41 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
夏に続いて冬もスクリーンに登場!「侍戦隊シンケンジャー」の劇場版第二弾。
前作は3D映画ということもあってか、上映時間がTVの1エピソードよりも短かったが、今回は尺もタップリ。
更に先輩戦隊との共演が売りの<スーパー戦隊VSシリーズ>も、これまでのVシネマではなく初の劇場版ということでスケールアップ。

e0033570_23015421.jpg物語は「炎神戦隊ゴーオンジャー」最終回の後日譚として始まるので、「ゴーオンジャー」ファンにも嬉しい配慮。ロボットのコクピットに全員メットオフで勢揃いというのは、如何にも「続き」という感じがする。
実際はゴーオンレッド/江角走輔以外の出番は、ほぼ序盤と終盤に集中しているので「ゴーオンジャー」ファンがはたしてどの程度満足したのかはわからないが…。

「ゴーオンジャー」側が走輔にキャラクターを絞ったのと同様に、「シンケンジャー」はシンケンレッド/志葉丈瑠がメイン。この二人の対立から共闘への流れが見どころとなっている。
松坂桃李の芝居は決して上手いとは言えないが、そのぶっきら棒ぶりは正に適役。その存在感は流石に「殿」だ。

レッド二人にお話を絞ってるので、他のメンバーはその他大勢扱いになってしまっているのが残念だけど、辛うじてシンケンジャー側は「らしさ」を醸し出していて面目躍如?
多少脱線気味のシーンもないでもないが、まずは二大戦隊の共闘、そして何より二人のレッドの格好良さを堪能できるゴキゲンな一本である。

そういや「炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX」の発売が公表されたけど、来年「シンケンジャー」の復活はあるかな?
まあ松坂桃李とか高梨臨とかスケジュールを押さえたり事務所のOKを貰うのが難しそうなメンバーがいあるからなあ。
それに薫姫の夏居瑠奈が昨秋引退してしまったようで…。
シンケンジャー版「七人の侍」、期待していたんだけどなあ。

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# by odin2099 | 2018-04-12 23:08 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
つい最近のように思っていましたが、気が付くと3年も前の作品になってました。
来月公開の6作目でひとまず完結ということのようなので(あれ?7作目以降もやるって前回言ってなかったっけ?)、まとめて見ることにします。

この物語は最初の「機動戦士ガンダム」――<ファースト・ガンダム>の前章にあたります。
といっても何十年も前ではなく、せいぜい10年ほど前。キャスバル・ダイクン、後のシャア・アズナブルがまだ少年の頃、のお話。
キャスバルが、そしてその妹アルティシアが、如何にして「ガンダム」本編におけるシャアに、セイラ・マスになっていったのかが描かれていきます。

e0033570_23335946.jpgしかしこの作品がユニークなのは、安彦良和による漫画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を原作にした作品だということ。
正伝「機動戦士ガンダム」と同じサンライズ製作によるアニメーション作品ではありますし、安彦良和といえばファースト「ガンダム」のアニメーション・ディレクター、言ってみれば絵作りの総責任者、メインスタッフ中のメインスタッフなわけですが、それでも公式な「ガンダム」の前章ではなく、あくまで二次創作なんですね。

その為に「ガンダム」本編とは矛盾する箇所もありますし、ストレートに「ガンダム」本編に繋がるようにはなっていません。今後の展開如何によっては「ガンダム」のリメイク、リブート作品の序章と位置付けられることになるかもしれませんが、現在までのところではちょっと類を見ない存在と言えるでしょう。

純粋な劇場用作品ではなく、あくまでBlu-rayを売るためのイベント上映という形で劇場公開された作品ですが、そのクオリティは劇場用作品並み。キャラクターもきちんと芝居をしています。
またファースト「ガンダム」のBGMが何曲か流れるのも、古くからのファンには「あの時代」の気分に浸れる有難い配慮。この作品に先駆けて作られた「機動戦士ガンダムUC」もそうでしたが、ここで完結と言わず、これからも腰を落ち着けてじっくりと作っていって欲しいものです。

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# by odin2099 | 2018-04-11 23:45 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「宇宙戦艦ヤマト2199」全26話を劇場版の第一章~第七章でお浚いしたので、今度は総集編です。
最初に見た時は不満タラタラでしたが、見直す度に新発見というか、気付きがあります。
勿論それで全て納得してるということではなく、やはり「俺ヤマト」「俺編集版」というものを夢想してしまいますが。

e0033570_22352254.jpgオリジナル版「宇宙戦艦ヤマト」にも総集編の劇場版がありましたが、あちらは時系列順というか物語の進行順。
対してこの「2199」は一旦シャッフルして「メ2号作戦」、即ち冥王星基地攻略から描くという大胆さ。
そこから遡ってガミラスの侵攻、地球滅亡に際してのイスカンダルからの救いのメッセージ、ヤマトの建造そして発進を描くという構成になっています。

その為「メ1号作戦」冥王星会戦がカットされてしまったので、古代進と兄・守の関係もオミット。いきなりイスカンダル星で墓標が出てきても「誰それ?」になってしまってるのは残念でした。
親友の真田や恋人だった新見との絡みは時間的に入りきらなかったでしょうが、どっかしらでフォローが欲しかったなあとは思います(旧作と違って、兄の復讐に燃える性格ではないこともありますが)。
まあクライマックスのコスモリバース起動の件も丸ごとありませんから、メインストーリーには不必要な人物なのはわかりますが。

他にも古代と雪はいつ互いを意識したのかとか(急にビーメラ4で出てきてもねえ)、メルダの扱いとか(彼女はヤマト艦内に何をもたらし、地球人とガミラス人の関係をどう変えたのか)、主人公以上に主人公っぽかった山本の存在感の薄さとか、気になる点は多々。
そうそう、この物語って山本視点で再構成することも出来ますね。旧作の古代に近い立ち位置のキャラですから、その方がお話は分かりやすくなった可能性はあります。

この総集編は130分ありますが、これが150分ぐらいあればもう少し見応えのある作品になったんでしょうね。
そしてこれに続く新作劇場用映画「宇宙戦艦ヤマト2199/星巡る方舟」と相互補完する形になれば、より理想的だったと思うのですが…と妄想はさらに膨らんでいくのです。

「宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち」も完結の暁には、このような総集編が作られるでしょうか。
更なる続編企画も動いているようなので、新規ファンの導入の為にも需要はありそうです。

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# by odin2099 | 2018-04-10 22:41 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
先ごろ高畑勲監督の訃報が届きました。

「金曜ロードショー!」では早速追悼で「火垂るの墓」を急遽放送するようですが、あーやっぱりね、という感じで捻りがありませんね。どうせジブリなら「ホーホケキョ となりの山田くん」でもやればいいのに。あれ、1回しか放送してないのだから。

かくいう自分はというと「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」といったTVシリーズは見ていましたが、劇場用の監督作品は寡作でありながら殆ど見ていません。
なので咄嗟に思いついたこの「ホルスの大冒険」を、追悼兼ねて久々に見直すことにします。

e0033570_23243038.jpg映画はいきなり激しいアクションシーンから始まります。スピーディなカット割りの積み重ね、ホルスのあわやの危機にいきなり姿を現す巨人モーグ、と掴みはOK。ここでやっとタイトルが出ます。アイヌの伝承が元になっているらしいですが、岩に突き刺さった剣を引き抜き英雄になる、というシチュエーションはなんだかアーサー王とか西洋っぽいですね。

ダイナミックなシーンがある一方で作画は総じて不安定で、場面によってキャラクターの顔が微妙に違う、それも主にヒロインのヒルダが…というのは大きなマイナスではありますが、それを補う魅力もあるので今日でも色褪せません。ヒルダの歌をはじめとして音楽も素晴らしく、今日でも十二分に惹きつけられます。

これ、前にも書きましたがこの作品を普通にリバイバルしたり、「金曜ロードショー!」でジブリ作品と混ぜて放送しても視聴率は取れるんじゃないかと思います。間違いなくジブリの原点だし、若い人ほど新鮮に感じるのではないでしょうか。

まあ実際はこの作品をジブリに絡めて語るのは抵抗があるのですが――といいつつこの作品のホルスとヒルダと村人の関係を、「もののけ姫」のアシタカとサン、それにタタラ場の人々との関係に準えてしまったりしたのですが。

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# by odin2099 | 2018-04-09 23:27 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
こっちが本物の「パシフィック・リム」です!
いやー、やっぱ本物は金の掛け方が違うわ~。

e0033570_00553094.jpgこの作品のロボットがユニークなのはその操縦方法。
主人公がメカと一体化する、操縦者の動きをトレースして動かす、というのはロボットアニメを見慣れてる我々にとっちゃ珍しくもなんともないですが(古くはアストロガンガーとかジャンボーグAとかライディーンとかetcetc)、2人(3人乗りもある)が同調しないと動かせないというのは結構キツイ。互いの記憶を共有って、プライバシーもへったくれもないもんなあ。
親子兄弟夫婦でも厳しいところだろうが、特に恋人でもない知り合ったばかりの男女というのはねえ。
その分かなーりエッチな設定でもあるけれど、流石にファミリーピクチャーだけあってそこは踏み込んでないですが(男女が一体化する「マグネロボ ガ・キーン」も、子ども心にヤバいと感じましたが)。

そして対する怪獣は東宝怪獣というより大映怪獣っぽいです。ゴジラよりもガメラの対戦相手に相応しそう。
それに怪獣出現の理屈付けや、怪獣と人間との攻防の歴史を冒頭で見せるという手法は、レジェンダリー版「GODZILLA」や、最近のアニメ版「ゴジラ」にも受け継がれてる要素とも言えそうです。
また怪獣出現ポイントを限定してるのも巧いやり方だなと感じました。
これでストーリーの運びがスムーズかつ、舞台を限定できます。世界中のどこに出現するか皆目わからないとなれば、とっちらかった展開になっていたかもしれません。
また「モンスターマスター、レイ・ハリーハウゼン本多猪四郎に捧」げていますが、この作品は早くも「次」へのスタンダートになっているようです。

とはいうものの、お話には実はそれほど満足してるわけではなく、特に上映時間131分は些か長すぎじゃないの?と思ってます。
例えばロン・パールマン扮する香港マフィア?との件とか、あの辺をもう少し整理すれば90分とは言いませんが、120分を切る作品にはなったんじゃないかと思いますし、あるいは主人公ペアとライバルキャラの関係ももうちょっと掘り下げることも出来たかなあ、と。何となくイヤな奴のまんま消えて行きますもんね。

最後は怪獣たちの世界と我々の世界とをつなぐ通路を封鎖してメデタシメデタシで終るのですが、さて続編はどうするんでしょう? 
再び通路が開いちゃうのか、実は塞がれてないのか、それとも別の場所に別の通路が出来ちゃうのか。
三部作構想という話ですけど、大風呂敷を広げたまんまにならないことを祈ります。

今後の構想としては同じレジェンダリーの<モンスターバース>との合流、なんていうのもあるようですが、キングコングやゴジラが以前より生息していた<モンスターバース>と、どうやら物語の開始以前には怪獣が存在しなかったらしい「パシフィック・リム」の世界を繋ぐのは、意外にハードルが高そうですね。
それよりも万里の長城を襲うヤツをどっちかの世界観に組み込む方が楽そうなんですけど。
e0033570_00565013.png
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# by odin2099 | 2018-04-08 01:01 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
さて、「パシフィック・リム」の続編が公開されるから、前作をお浚いするぞ。

えーと、原題が「アトランティック・リム」
太平洋じゃなくて、大西洋…?

わー、これアサイラムの便乗作品の方じゃないか~!(棒)

はい、こちらも見直しました(^^;

意外にもお話は本家とはあんまり似てないんですよね。
海から怪獣が出現し、主人公たちがロボットに乗って戦う、というフォーマットだけ。

e0033570_21400696.jpg怪獣の存在に理由付けをし、その為の世界観を構築してる本家と違い、こちらは怪獣の出撃に特別な意味はないみたいですし、主役ロボも対怪獣兵器ということでもありません。
それにこのロボット、3機も出てくるんですがヒーロー性が希薄、というより皆無!
もうちょっとオモチャ買いたくなるくらいカッコ良いデザインにすればいいのに…(オモチャ出ないでしょうが)。

本家に比べると低予算で画面もしょぼいのは仕方ないですが、一番の問題点はお話が面白くないこと。
いや、面白くなりそうなんですけど、未消化のキャラクター設定やら余計な脇筋やらが多いのが難点。
テキトーにお茶を濁すんじゃなく、本気で本家に勝ってやろう、と考えるプロデューサーなり監督なり脚本家なりがいたらなあ、と思ったのですが、そこがやっぱりアサイラムなんでしょうね。

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# by odin2099 | 2018-04-07 21:42 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
これが20世紀FOXファンファーレ抜きの初めてのSW映画。
どういう経緯で決まったのかはわからないが、冒頭のルーカス・フィルムのロゴの前にはワーナー・ブラザーズのトレードマークが付く。
もっとも本流となるサーガの一篇ではなく、正史(カノン)であってもスピンオフという位置付けからか、お馴染みのテーマ曲は流れず、そのアレンジ版が流れるなど、全体的に差別化が図られているので、「スター・ウォーズ」とは”似て非なる何か”を見ているような気分になるのも確かだ。

e0033570_22370408.jpg物語はエピソード2と3の間、クローン戦争の最中だが、アナキンとオビ=ワンの関係を見るにつけ、どちらかというとエピソード3寄りの時間軸。エピソード2ではかなりギクシャクしていた二人だったが、この作品ではエピソード3冒頭に見られるような名コンビぶりが楽しめる。
その点、この作品に先行する「スター・ウォーズ/クローン大戦」にも共通する部分だ。

エピソード3の直前まで描いた「クローン大戦」は、製作体制の変化(ウォルト・ディズニー社によるルーカス・フィルムの買収)に伴い結局「なかったこと」にされてしまったようだが、「クローン・ウォーズ」はこの劇場版を皮切りに放送されたTVシリーズが同じようにディズニー移行に際して打ち切りとなったものの正史としては認められ、新体制の下で後継作品「スター・ウォーズ/反乱者たち」を生み出すことになった。
ここら辺がややこしいのだが、誰かがきちんと流れをまとめてくれないものか。

この作品で一番驚いたのがアナキンがアソーカ・タノというパダワン見習いを得ること。
エピソード3では影も形も存在しない彼女が、アナキンにどのような影響を与えるのか、あるいは与えないのか。そしてサーガそのものとは矛盾しないのか。早くシリーズを見終えないと…。

先に”似て非なる何か”を見た気分と書いたが、実は吹替版を選んだ場合は些か事情が異なる。
というのは殆どのキャラクターのヴォイス・キャストはサーガ本編と同じ。よって”声”を聴いている分にはサーガの一篇としての資格は十分なのだ。
これは日本の、吹替ファンのみに許された贅沢な楽しみ方かもしれない。

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# by odin2099 | 2018-04-06 22:50 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
新作公開間近の「ジュマンジ」ですが、当初はこの「ザスーラ」が「ジュマンジ」の続編と紹介されていたような…?

実際のところお話は何も繋がっていませんが、クリス・ヴァン・オールズバーグの原作ではジュマンジの裏に隠されていたもう一つのゲーム、ということになっています。

e0033570_20492220.jpg二組の少年少女(ロビン・ウィリアムズとボニー・ハント、キルスティン・ダンストとブラッドリー・ピアース)の過去と未来が複雑に絡み合う「ジュマンジ」に比べると、ジョシュ・ハッチャーソンとジョナ・ボボ演じる兄弟にお話を絞ってる分だけ、展開はストレート。
まあワケありの謎の宇宙飛行士が出てくるあたりは、「ジュマンジ」シリーズとしての共通性と言えないこともないけれど。

当時は「ジュマンジ」より楽しんだという記憶が残っていたのだが、改めて見るとこの主人公兄弟はいちいちイラつくし、チョイチョイ出てくる兄弟のお姉ちゃんも鬱陶しいし、なんだか騒がしい映画だなあという印象。
やっぱり感想って変わるものですな。

ただこのお姉ちゃんが歳の割に色っぽくて良い…というのは不変でした。
演じているのはこの後、「トワイライト・サーガ」や「スノーホワイト」でブレイクするクリステン・スチュワートで、撮影当時は14~5歳だったはず。その割にはエッチだなあ。
兄役のジョシュ・ハッチャーソンもこの作品以降「センター・オブ・ジ・アース」や「ハンガー・ゲーム」など主演作が続くし、監督は「アイアンマン」「ジャングルブック」を撮ることになるジョン・ファブロー。
スタッフ、キャスト共にネクストスターたちが集まってる作品なのでした。

<過去記事>
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# by odin2099 | 2018-04-05 20:56 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
西暦2740年、連邦捜査官のヴァレリアンと相棒のローレリーヌは、極秘のミッションを遂行し宇宙ステーション”アルファ”へと向かった。
”千の惑星の都市”と呼ばれるそこはあらゆる種族が共存する場所だったが、彼らはその内部で進行している邪悪な陰謀と、ある秘密の存在を知ることになる。

e0033570_23464893.jpg50年ほど前にスタートしたフランスの人気漫画(バンド・デシネ)を、長年ファンだったリュック・ベッソンが映画化。
優秀だが女ったらしで常に相棒を口説いてるヴァレリアンをデイン・ハーン、そのクールビューティーな相棒ローレリーヌにカーラ・デルヴィーニュ、他にクライヴ・オーウェン、ジョン・グッドマン、ルドガー・ハウアー、イーサン・ホーク、ハービー・ハンコック、クリス・ウー、リアーナら個性的かつ豪華な面々が揃っている。

「スター・ウォーズ」に多大な影響を与えたという宣伝文句が使われていたが、「スター・ウォーズ」というよりは「バーバレラ」や「フラッシュ・ゴードン」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、それに「アバター」に近いテイスト。上映時間が思いの外長く、やや冗漫でスローモーな印象も受けるが、まずは上出来な娯楽作品だろう。
是非ともシリーズ化を望みたいところだが、興行的には振るわず大赤字だと伝えられているのが残念だ。

とにかく最初から最後までローレリーヌ役のカーラ・デルヴィーニュが良い。
「スーサイド・スクワッド」では古の魔女エンチャントレスを演じていたが、特殊メイクの下にこんなに魅力的な美貌が隠されていたとは。
また映画の前半ではキュートなビキニ姿も。美貌のみならず美ボディも披露してくれているので見逃せない。




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# by odin2099 | 2018-04-05 00:10 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
久々に関根勤の「いまじねぇ~しょぉーん!」を聞いた。

この作品も、もう4年も前になるんですねえ、しみじみ。
最近は志尊淳クンもすっかり主演級の若手俳優となり、横浜流星くんもブレイクの兆しを見せているのは、なんか部活の後輩や親戚の子どもの成長を見ているよう…?

e0033570_22532761.jpgこの映画に関してはゲスト主役のまいんちゃん、福原遥がツンデレでひたすら可愛かったり、トッキュウジャーの梨里杏改め小島梨里杏と森高愛も負けじと可愛いのがポイントですが、お話そのものもわかりやすいし、空に鉄道が走ってる図というのはやはりいいもんです。
それにしても次の劇場版で、福原遥が再びゲスト参加してくれるとは思いませんでした。

TVシリーズの「トッキュウジャー」は最終回を目前にして、3クールを越えて4クール目に突入した後でリタイヤしちゃったんですが、やっぱり最後まできちんと見ておけば良かったかなあ。
今からでも完走、遅くはない?

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/22224255/
https://odin2099.exblog.jp/22730718/




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# by odin2099 | 2018-04-04 23:03 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
今年は新作が公開されるので、またまたおさらいを開始。

e0033570_21203352.jpgこの作品、スピルバーグの最高傑作ではないだろうが、娯楽作品を作り続けてきたプロらしい仕上がりぶりだなあと思う。
冒頭から小出しにして恐怖感を煽る演出、かと思えば結構ギャグシーンもふんだんで緩急自在。監督の計算通りなんだろうなあと思いつつも、それにまんまと乗せられてしまうのが口惜しいやら嬉しい?やら。
また誰が何と言おうと、スクリーン上にリアルな(に見える)恐竜たちを描き出してくれた功績は、例え今後どのように技術が進歩し、凌駕する作品が生まれようとも決して消え去ることはないだろう。
映画の歴史が変わる。スピルバーグが変える。」のコピーはダテではない。

序盤のアラン・グラント博士初登場のシーンで、その解説にイチャモンをつけ、逆にアランに脅される子供がいる(エリー・サトラー博士に「子供相手に大人げない」と窘められる場面)。
実はこの子供が成長した姿が、「ジュラシック・ワールド」でクリス・プラットが演じたオーウェンだという実しやかな説が流れているのだが、最近このような後付け設定が色々話題になっている。

例えば「アイアンマン2」。
スタークエキスポの会場でトニーに助けられるアイアンマンのマスクを被った少年、これが後のピーター・パーカー=スパイダーマン。
また「マン・オブ・スティール」の序盤で災害から人々を救い出した後、海に漂っているクラーク・ケントを助けたのが、アーサー・カリー=アクアマン(だから「ジャスティス・リーグ」でアーサーは、スーパーマンが旧知のようなニュアンスでブルース・ウェインと会話している)であるとか。

何れもファンサイドから発信されたネタに公式が食いついた形だが、スパイダーマンの件は特に矛盾する要素も見つからず、またアクアマンについては半ば認めたかのような発言もなされたが、公式が認める認めないはともかく、こういう作品の行間を読む(?)ことはある種ファンの特権。
妄想を逞しくするのは決して悪いことではないはず(やり過ぎなければ)。

それはさておき、富山敬、弥永和子、大塚芳忠、永井一郎、納谷六朗…とベテラン揃いの吹替版は、配役には若干の疑問があるものの安心して見ていられるのだが、残念なことに故人が増えてしまった。そういえば大塚芳忠と弥永和子は夫婦共演だったのだなあ。
またジェフ・ゴールドブラムの吹替に大塚芳忠が起用されたのは、この「ジュラシック・パーク」が初めてではないかと思うのだが、その後はすっかり定番になった感がある。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/3066266/
https://odin2099.exblog.jp/23087125/





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# by odin2099 | 2018-04-03 21:22 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19274805.jpg怪我でバレリーナになる夢を失ったドミニカは、ロシア情報庁の幹部である叔父により、病気の母親の治療費を工面する代わりにスパイとなることを承知させられる。
彼女の任務は、ロシア情報庁の上層部にいるアメリカへの内通者を突き止めること。早速CIA捜査官ネイトと接触し、内通者の名前を聞き出そうとするドミニカだったが、二人は互いに惹かれ合うようになる。
ネイトはドミニカを自分の側へ引き込もうとし、危険な駆け引きが続く中、米露双方から追われるようになったドミニカが下した決断とは――?

ちょっとエロティックなスパイアクション物程度の認識でいたら、想像以上に重たいストーリーだった。
アクションらしいアクションシーンは殆どなく、ハニートラップを仕掛け、仕掛けられ、後は尋問や拷問のシーンばかりという印象で、直接的な描写こそ控えめながら凄惨なシーンが続く。
主演のジェニファー・ローレンスはしっかりと脱いではいるが、その時間はごく僅かなので、もし彼女のヌードだけを期待して見に行くと、かなり辛い時間を過ごす羽目になるだろう。

誰が自分を偽り、誰が本音をさらけ出しているか。特にドミニカの心の動きが読み辛いので、最後まで緊張感を維持したまま愉しむことが出来た。
権謀術数渦巻く海を、今回は辛うじて泳ぎ切った彼女だが、この先にどんなドラマが待ち受けているのか。元CIAという経歴を持つジェイソン・マシューズが物した原作小説は三部作だそうなので、シリーズ化も望みたい。






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# by odin2099 | 2018-04-02 19:35 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
映画「ドラえもん」38作目。昨年に引き続き、今年の作品も評判が良いので見に行ってきた。

e0033570_21290360.jpgスチーブンソンの「宝島」に感化され、自分の手で宝島を見つけるんだと張り切るのび太。いまどき宝島なんか存在しないというみんなの声に反して、のび太は「宝探し地図」で宝島を見つけてしまう。折しもテレビのニュース番組では、日本の南に新しい島が誕生したことを奉じていた。

早速宝探しの冒険の旅に出発するドラえもん、のび太、静香、ジャイアン、スネ夫。
ところが島に着いた途端海賊たちが出現。力を合わせて海賊たちと戦うのび太たちだったが、島全体がドームに覆われ海中へと沈んでゆき、静香が浚われてしまう。

海賊たちが去ったあと、ドラえもんたちは漂流していたフロックという名の少年を助ける。どうやら彼は宝島や海賊の秘密を知っているらしい。妹を助けたいというフロックと協力して、皆は静香を助けるために海賊船を追いかけることに。
一方海賊船の中で、静香は自分と瓜二つのセーラという少女と出会うのだった。

相変わらずジャイアンや静香たちの前で、余計な一言を言ってしまうのび太。それをフォローするドラえもん。
なんだかんだで全員揃って冒険へ出発。そこで謎の敵と遭遇し、またゲストキャラと邂逅し…というお決まりのパターンに則った安心して愉しめる一本。

ただ今回ののび太は初めからドラえもんが何とかしてくれると高をくくってるので、そこの部分がちょっと引っ掛かるのと、出てくるのが海賊は海賊でも時空海賊。もちろん単なる悪役ではなく、その目的や行動にはきちんと理由付けがあるのだが、それが何故「海賊」でなければならないのか、どうしてそういうやり方なのか、が見ていて得心がいかない。船内のお宝はいったい何の目的で集めたのか?とか。

せっかくの大冒険活劇、変に未来人だとか、地球滅亡の危機だとかスケールを大きくせず、純粋に宝探しで引っ張って行って欲しかった気もするし、親子の反発から和解へと至るドラマも、何となく決められたゴールに向かって進んでる感じがするのだけれども、まあそんなに深く考えてはいけないのだろうな。
ラストには来春に新作公開される旨の告知が出て終わる。






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# by odin2099 | 2018-04-01 21:35 |  映画感想<タ行> | Trackback(2) | Comments(2)
e0033570_22123283.jpgニューヨーク・タイムズ紙が、ベトナム戦争に関する国防総省の報告書の存在をスクープした。
これによれば、トルーマン、アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソンの4人の大統領はベトナム戦争について嘘を重ね、マクナマラ国防長官も既に戦争には勝てないことを知っていたというのだ。事態の収束を図るため、ニクソン大統領は即座に記事の差し止め命令を出す。
地方紙に過ぎなかったワシントン・ポスト紙もこの文書を入手。
編集主幹のベン・ブラッドリーは報道の自由を守るためにも記事にすべしと主張するが、株式公開を控え社の存続を第一に考える役員たちは掲載に反対する。
父、そして夫から会社を受け継いできたキャサリン・グラハムは、社主として難しい決断を迫られることに。

「ペンタゴン・ペーパーズ」と呼ばれる文書やそれにまつわる一連の事件については全く知らなかったが、巨悪に立ち向かい不正を暴くジャーナリストというテーマは大好物なので、人物関係などで多少わかりづらい面もあったものの、鑑賞後の爽快感も手伝い、2時間弱でコンパクトにまとめられた物語を大いに楽しんだ。
何れはもう少し予備知識を仕入れ、吹替版でじっくりと見直したい。

キャサリンにメリル・ストリープ、ベンにトム・ハンクスを起用したスティーブン・スピルバーグの監督作で、この手の作品はラストで登場人物たちの「その後」「近況」が語られるパターンが多いが、本作には一切それがない。
興味があれば、自分で調べろと言うことだろうか。

そしてラストシーンは民主党本部ビルに何者かが侵入した場面で終わり、一連のウォーターゲート事件の前哨戦であったことが明示される。
こちらの事件はワシントン・ポスト紙の記者がスクープしている。

翻って我が国の政治は――
どのような不正が行われようと、それに断固として立ち向かうジャーナリストや、それを題材にした骨太の映画が作られる可能性の低さは嘆かわしいことだ。



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# by odin2099 | 2018-03-31 22:15 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
<スター・ウォーズ・サーガ>の第二章。
エピソード1では状況説明とキャラクター紹介が主でしたが、物語はここから大きく動き出します。

e0033570_22064052.jpgといってもエピソード1とエピソード2、10年ほど時間がジャンプするのは随分と思いきってますね。
少年アナキンも大きく成長。9歳のアナキンと14歳のパドメでは恋愛対象になりにくいですが、19歳のアナキンと24歳のパドメならそれほど不自然じゃありません。
10年ぶりの再会でアナキンが一気に舞い上がったのはわかりますが、パドメの心境の変化は実際のところよくわかりません。

で、アナキンとパドメは10年ぶりですが、オビ=ワンとパドメ、ジャージャーとはどのくらいだったのでしょう?
パルパティーンがパドメに対し「古い友人のマスター・ケノービとか?」と語り掛けたり、ジャージャーが「オビー!」「ミーのお友だち」と再会を喜ぶくらいだから、こちらは10年ぶりってこともないと思うのですが。
お互いにコルサントにいれば、何度か会う機会はあったんでしょうか。

何度か会うといえば、意外なのがオビ=ワンとドゥークーが初対面らしいこと。
オビ=ワンはクワイ=ガンの弟子で、クワイ=ガンはドゥークーの弟子だから、何度か会っていても不思議じゃないのですが、一対一で会話するような形では、ということでしょうか。

そのドゥークー、オビ=ワンに対し「共和国はシスの暗黒卿の支配下にある」「一緒にシスを倒そう」と勧誘しますが、これは案外本音?
ドゥークーもダース・ティラナスというシスである以上、師であるダース・シディアスを倒して自分が頂点に立とうと考えてもおかしくないですから、もしもオビ=ワンが「うん」と言っていたらどうなっていたことやら。

10年は長いようで短く、短いようでやはり長いですが、もっと遠大なのがデス・スター建造。
今回秘密兵器の設計図としてチラっと映りますが、完成するのはエピソード4の直前。四半世紀にも亘る研究の成果ということになりますが、何故にそこまでこだわったのでしょうか。
破壊された後、エピソード6で皇帝は再建造を命じますし、そういやファーストオーダーも、その後継兵器を建造してましたが、何が権力者たちを惹きつけるんでしょうかねえ。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/7751792/
https://odin2099.exblog.jp/20609507/
https://odin2099.exblog.jp/22974560/
https://odin2099.exblog.jp/24929024/




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# by odin2099 | 2018-03-29 22:09 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

by Excalibur
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