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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『蜘蛛の巣』

e0033570_18163326.jpg外交官ヘンリーの妻クラリサは、夫とその連れ子である娘ピパと共に、退屈ながらも平穏な暮らしを田舎町で送っていた。
そんなある日、ヘンリーの前妻の再婚相手であるならず者のオリバーが現れ、ピパを母親の元へと連れて行こうとするが、怯えるピパを宥めたクラリサはキッパリとそれを断り、追い返すのだった。
だがその夜、書斎でオリバーが死体となって発見される。ピパの仕業だと思ったクラリサは夫の経歴に傷がつくことも恐れ、死体を隠そうと、後見人である叔父のローランド卿、ローランドの友人のヒューゴー判事、それに実業家の秘書ジェレミーの3人に協力を求める。
しかし何とか死体を隠そうと奮闘している最中、ロード警部が現れた。今夜この家で殺人事件が起きたとの通報があったというのだ。
オリバーは何故殺されたのか、そしてオリバーを殺害して警察に通報したのは誰なのか?
必死に取り繕うと嘘に嘘を重ねてしまうクラリサの言動は、縺れた糸を更に縺れさせてしまう・・・。

e0033570_18165592.jpgアガサ・クリスティーの戯曲を元にした舞台劇で、演出・上演台本は大谷亮介、出演は浅丘ルリ子、石井一孝、六角精児、高橋和也、鶴田忍、池谷のぶえ、小比木麻里、花王おさむ、飯島啓介、西初恵、田村亮、瑳川哲朗。
ル・テアトル銀座にて鑑賞。

クリスティー唯一のサスペンス・コメディということで大いに期待して観に行ったが、いつも冗談ばっかりのヒロインが、たまに(?)本当のことを言っても周囲からは真面目に取り合って貰えず、また良かれと思ってした行動が次々に裏目に出るという、正に”蜘蛛の巣”に絡め取られてしまったかのようなドタバタ劇はなかなか楽しめた。

出演陣がオーバーアクト気味で、田舎の雰囲気を出そうとしてか時折方言を織り交ぜてたのはちょっと気になったけれども、それもこれもわかり易いお芝居作りの工夫ということなんだろう。

ただ、若くてチャーミングなのであろうヒロインが、他の誰よりも貫禄タップリに見えてしまうのはどうなのかなぁ・・・?
by odin2099 | 2009-05-24 18:18 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
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