『クローバーフィールド/HAKAISHA』(2008)
2009年 06月 11日
かつて「セントラルパーク」と呼ばれていた場所から回収された、一台のビデオカメラに収められていたのは驚くべき映像だった。最初のうちはパーティーの模様が延々と映し出されているのだが、そこに突然の地響き。テレビのニュース速報を見た彼らはビルの屋上へと上り、巨大な火の玉や倒壊するビル、逃げ惑う人々の姿を目の当たりにし、マンハッタン島に何かが起こっているのを知る。
そして必死に逃げようとする彼らに”何か”が襲い掛かる・・・!
素人がハンディカメラで撮ったという想定の映像で構成されたパニック映画、というよりモンスター映画。
なので「乗り物酔いしやすい人は気をつけて」なんて宣伝の仕方をしていたから、気にはなっていたものの映画館行きは断念していた作品。
でもコレ、面白いじゃん。
確かに見易い画面じゃないけど、リアルなカイジュウ映画ってこういうものかも知れない。
ドキュメンタリー・タッチなどという気取った体裁ではなく、そこにあるものを兎に角写しました!という潔さが良い。
あんなに長時間撮影出来るほど、バッテリーが持つかどうかは別にして。
人はドンドン死んでいくし、カイジュウの姿はハッキリと映し出されないし、そもそもカイジュウは何物でどっから来たのか、というようなことは一切明らかにされないから、観終わって爽快感があるわけもなく、フラストレーションが溜まるのは必至だけれども、自分がその場にいた、という錯覚というか疑似体験が出来るのは貴重。3Dとかセンサラウンド(古い?)とかいったギミックや小細工はないものの、これも一種の体感ムービーなんだろう。
・・・と思っていたが、後から段々と気持ち悪くなってきた。
やっぱり劇場で観なくて良かったな・・・。
当時劇場で鑑賞したんですけど、チケット売り場で酔う可能性がありますがご了承下さいと念を押されました。絶叫マシン系は大好きなので無事でした。(笑)
いやぁー、観終わった後で気持ち悪くなっちゃいました。劇場で観ていたらやばかったかも。
でもこういう作品もあって良いと思います。
一応これは『ゴジラ』と『GODZILLA』へのオマージュってことになるんでしょうかね。
オープニングタイトルも1作目の『ゴジラ』っぽいし、エンディングで流れる音楽もどことなく伊福部マーチ風?
個人的には怪物チラ見を貫いた方が恐怖倍増じゃないかと思ったんですが、けっこう大胆に映っちゃってましたね。とりあえず続編があるみたいなので、そこで完全に存在が明かされるのでしょうか。
続編は大歓迎ですが、とりあえずフツーの撮影方法でお願いしたいものです・・・
自分は多分、映画館でも酔っただろうと思います。
続編は楽しみですけど、確かに今度はフツーに撮って欲しいですね。
でも現場から次から次へと撮影カメラが発見される、ってのもどうかと思うし(苦笑)、他に報道関係者がいたり、軍の記録映像を再構成したりといった設定もわざとらしすぎるので、また他の手を考えてるんじゃないですかね。
ところであの怪物って、その後どうなったんだろう?
ちゃんと退治されたのか、それとも一旦姿を隠してるだけなのか。





