『鉄道員は見た!』 難波とん平/梅田三吉
2009年 06月 12日
関西の私鉄に勤務している鉄道員二人が、自らの体験談や先輩・後輩・同僚らから聞いた話をまとめたもの。
元々は『鉄子の部屋』という題名のメルマガとして発行され、これが評判を呼んで『鉄道員ホントの話!?』という単行本にまとめられ、今度は文庫化された、という代物です。
鉄道ファンやマニアが書いた薀蓄本ではありませんので、専門用語が飛び交ったり、アッと驚く秘話が飛び出したり、ということはありませんけれど、何せ著者は現役の鉄道員。
正に、現場にいないとわかんないだろうなー、といった話が盛り沢山です。
痴漢の話とか、自殺などの遺体処理の話だとか・・・。
読んでわかるのは、どこの職場も大変だよね、ということ。
鉄道に興味がなくても、サラリーマン諸氏は必読?