『おとなのための「オペラ」入門』 中野京子
2009年 06月 29日

相変わらず入門書だけはちまちまとチェックしています。
この本は、オペラ好きの会社の先輩と初心者の後輩との二人の掛け合いで、『チェネレントラ』、『椿姫』、『ホフマン物語』、『ファウスト』、『カルメン』の5つの作品を取り上げ、それぞれオペラの約束事や作品の見所を紹介していく、という内容です。
元々は中・高校生向きに書かれた『オペラでたのしむ名作文学』という本の改訂版だそうなので、「おとなのための」とあっても別段小難しいものではなく、かなり読みやすく書かれています。どちらかというと「今更聞けない」などと題されたサブカルチャー系の本の一種と言ったほうが良いかも知れませんね。「今更聞けないマナーの本」とか「今更聞けない常識の本」とか、大人がこっそり読むような。
しかしホント、一度は見てみないとなぁ、オペラの公演。