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『動物、動物たち』(1994)

『動物、動物たち』(1994)_e0033570_23125287.jpg1991年から93年にかけて行われた、パリにあるフランス国立自然史博物館の改修工事に材を採ったドキュメンタリー映画。
この博物館は19世紀末に開館したという由緒正しい所だそうだが、1965年に閉館。それを四半世紀ぶりに復活させようというのである。

博物館のコンセプトを説明する学者たち、それに基づきレイアウトを考える建築家、倉庫に眠る膨大なコレクションを選定・修復する作業、展示ケースを納入する業者、新たな剥製を作りだす剥製師、動物たちを運び入れ、セッティングする運搬業者たち・・・。
1時間足らずの作品だが、一つの”場所”を作りだすために様々な職種の、多くの人が集う様は非常に面白い。

監督のニコラ・フィリベールは『パリ・ルーヴル美術館の秘密』を撮った人だが、これも一種のバックステージ物。普段我々が決して目にすることのない世界であり、かつ当たり前のように一生懸命に人が仕事をしている世界を、またもやユニークに描き出している。
Tracked from KINTYRE窶儡DIARY at 2009-08-25 23:32
タイトル : 映画『行け、ラペビー』『動物、動物たち』を観て
20.行け、ラペビー■原題:Vas-yLapebie!■製作年・国:1988年、フランス■上映時間:27分■鑑賞日:2月16日、銀座テアトルシネマ(京橋)■公式HP:ここをクリックしてください□監督:ニコラ・フィリベール□製作:MC4、パテ、カナル・ブリュス□編集:ネリー...... more
Tracked from It's a wonde.. at 2009-08-26 02:23
タイトル : 「動物、動物たち」
 1994年/フランス  監督/ニコラ・フィリベール  「ぼくの好きな先生」のニコラ・フィリベールの幻の日本未公開作品。予告で観た時、「あ、面白そう」と思ったんですよね。  ずっと閉館していたパリ国立自然史博物館の大改修が決まり、オープンするまでの改修作業の様子を描いたドキュメンタリー。  ・・・観た時間帯が悪かったのか、途中、うとうととしてしまいました・・・(涙)。思った以上に淡々としていたからかなあ。あと、軸になる登場人物がいないのもキツかったなあ。  ただ、動物の剥製が...... more
by odin2099 | 2009-08-25 23:15 |  映画感想<タ行> | Trackback(2) | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur