『日本人の知らない日本語』 蛇蔵:構成・漫画/海野凪子:原案
2009年 09月 01日
そのうちドンドン増刷を重ねていっているので、これはじっくり読まねばっ!と購入(大げさ)。
日本語学校の教師が、実際の外国人学生とのやり取りを綴ったコミックエッセイで、こうやって改めて考えると日本語って難しい。
「冷(さ)める」と「冷(ひ)える」の違いだとか、「教えて頂けますか」と「教えて下さいませんか」の違いだとか、サッと答えられやしない。というより、多分意識して使い分けてなかったり、違うことを気にしてなかったりする言葉が多いような。
ウチの母親もかつて日本語教師をしていたことがあったけど、やっぱりこんな感じだったのかな。今度聞いてみようっと。
蛇蔵&海野凪子/著 日本語学校で外国人に日本語を教えている日本語教師の方が、外国人学生に質問されたあんなこと、こんなこと・・を漫画でまとめた一冊です。書店で少し立ち読みをして、「日本人は優しい。駐車場も優しい」・・・「前向きと励ましてくれる」というのにうけてしまって購入(笑) 未だに侍がいて車でなく馬で移動していると本気で思い込んでいた学生。日本に行くと家族に告げたら「武士に斬られたらどうするんだ?」と反対された学生。任侠映画で日本語を覚えて「おひけえなすって」と挨拶をする、母国ではシャトーに...... more
日本語学校の先生による、外国人留学生とのやりとりのコミックエッセイというものです。面白いです!登場する外国人もなかなかに濃い面々でして、上品なフランスマダムなんですが、...... more
【送料無料】日本人の知らない日本語 日本語学校に集まるマジメな外国人生徒たち。そんな彼らの、外国人ならではの日本語の使い方やギモンの数々は、私たち日本人も知らなかった...... more
お母様、日本語教師をなさっていたんですね!!
今もたまに教育テレビの日本語講座なんか見てしまいます。
言葉もそうですが、文化的な違いなんかも興味深いですよね。
こういうのを読むと、日本語を真面目に考えているのは日本人じゃなく外国人なんだなぁと思いますね。
>お母様、日本語教師をなさっていたんですね!!
ちょっとしたバイトをしてましたよ。テキストを朗読してテープに録音したり(笑)。
ちょこちょこ海外(主にアジア)に出張したりしてましたけど、今はとりあえず一線は退いてるみたいです。
というのは、この前TVで「定規とものさしの違いってなーに?」と質問した外国人がいたのですが、これ、用途によってきちんと区別されていたんですねぇ。
「どっちも似たようなモノじゃん」と軽くスルーしていた自分には目から鱗。
自分も含め、ちゃんと答えられる日本人ってどの位いるのかな~・・と反省した次第です。
あ、これは知らなかった~。
調べてみると「定規」は「線を引くもの」で、「物差し」は「長さを図るもの」なんだねー。勉強になりました。
実際「なんとなくわかってる」言葉とか、「なんとな~くわかってる」つもりで実は「間違ってる!」言葉って、我々には沢山あるんだろうしね。
その点、白紙の状態で覚えよう、慣れようとしている外国人の方々には叶わないかな。