『オーケストラの向こう側/フィラデルフィア管弦楽団の秘密』(2004)
2009年 09月 08日
製作は2004年だが、日本公開は昨年の初夏。
公開劇場が少なかったために見逃し、ようやくDVDでの鑑賞となった。
メンバーは総勢105人もおり、中には日本人ヴィオリニストも在籍しているとのことだが、練習風景やコンサート本番、そしてオフの時の一人一人をカメラは追いかける。
「音楽とは何か」、「オーケストラの一員であることと、一人の演奏家としての立場は矛盾しないのか」等々、様々な問いかけがメンバーに対してなされるが、最後には彼ら一人一人の言葉で、彼らなりの答えが提示される。
結局それは「人間とは何か」、「生きるとはどういうことか」という問いかけへの答えでもあるように感じられた。