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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

コメント巡り―1

個別にレスすると長くなりそうなので。。。

ハリウッド版『ヤマト』、正確には『宇宙戦艦ヤマト』をアメリカで映画化するというよりも、輸出ヴァージョンの『スター・ブレイザー』をあちらで実写映画化する、と言った方が良いんだと思います。
なので「ヤマト」ではなく「アルゴ号」なんですな。まんま『アルゴ探険隊の大冒険』。

でもディズニーが権利持ってる時のプロットではストーリーは大幅に変更され、艦の名前も「アリゾナ」になっていたそうな。『宇宙戦艦ヤマトIII』に出てきたよね、アリゾナ。スカラゲック海峡星団で撃沈されてたっけ、ボラ―連邦の攻撃受けて。
ま、これなら『ヤマト』とは完全に別物だから、腹も立たなかったかもしれん。

しかしコレと今回の実写版は全く別次元の話。そもそもどういう流れで出てきたんだろ?

前にも何度かあちらこちらで書いたけど、「ヤマト」の復活そのものは、『完結編』公開直後に西崎Pが『キング・オブ・デスラー』という作品を翌’84年に公開する、と発言したことから始まります。
でもこれは頓挫。

その次に「アニメ復活三カ年計画(ヤマト復活三カ年計画)」をぶち上げ、’85年に『光子帆船スターライト』、’86年に『デスラーズ・ウォーI/戦艦スターシャ』、’87年に『宇宙戦艦ヤマト/誕生編』と連続公開と発表したものの、『光子帆船スターライト』が、『オーディーン/未知への冒険2099』→『オーディーン/光子帆船スターライト』と題名二転三転の揚句にようやく実現したのみ。
結局『オーディーン』が大コケしちゃったので後が続かなかったようです。

他にも半村良の『妖星伝』映画化とか、色々企画はあったのにねー(その流れで、松本センセが『妖星伝』をコミック化しております)。
『デスラーズ・ウォー』は『I』とあるように、シリーズ化を狙ってたみたいですが。

その後はようやく’93年ごろになってビデオで『新・宇宙戦艦ヤマト』、映画で『宇宙戦艦ヤマト/復活編』製作が発表されます。ハリウッド版が動いてたのも、多分この頃。
ビデオ版は『YAMATO2520』として’94年からリリース開始。遂に待望の「ヤマト」復活が実現!

・・・と思ったのも束の間、製作は遅れに遅れ、スタッフはドンドン入れ替わり、シリーズは中断。
更に製作会社の倒産に、プロデューサー逮捕・・・と続き、『復活編』共々製作中止、というのがこれまでの経緯です。

その後、松本センセが独自で「ヤマト」復活を画策。
シリーズ再開した『銀河鉄道999』をはじめとする諸作品にヤマトを登場させたのはご存知の通り。
’97年頃には具体的な復活計画を語り、『さらば』や『ヤマト2』以降はなかったことにし、パート1の続きを描く、としながらも、実現した『新宇宙戦艦ヤマト』は1000年後を舞台にした歪なものに。

2000年から2001年ぐらいを目途にTV化や映画化の予定もあったが、例の著作権裁判の関係もあり、大幅に改変された『大銀河シリーズ』としてTV放映を目指すも中断、再編集し『大ヤマト零号』(後に『大YAMATO零号』に改題)として完成分をビデオ・リリースするに留まった。

で、ようやっと西崎P主導での「ヤマト」復活が実現したわけですが、ここへ何故か実写版の企画が割り込んできたんですな。
しかもどうやら西崎Pは関わってない様子。『復活篇』に全力投球のようです。
背水の陣といえばその通りですが、どっちにしろこれが「最後」と言ってるようなので、いっそ清々しいのかも。

一方の角川Pは、『男たちの大和』はヒットしたものの、その後の『蒼き狼/地果て海尽きるまで』、『椿三十郎』、『神様のパズル』は苦戦してるので、今度の『笑う警官』がホントに正念場なんでしょうね。
ところで西崎Pは出所しましたが、角川Pはまだ仮出所なんでしたっけ?
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by odin2099 | 2009-09-30 22:20 | 映画雑記 | Trackback | Comments(0)
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