『スパイ・ハード』(1996)
2009年 10月 10日

悪の親玉ランカー将軍を追い詰めたものの、最愛のパートナーを喪った<WD-40>こと諜報部員のディック・スティール。任務にも失敗した彼は、そのまま引退を余儀なくされた。
それから15年、死んだはずのランカー将軍が再び活動開始。宿敵の復活に諜報部は、伝説の男ディックを呼び戻した!
メインとなっているのは<007>シリーズで、主題歌だけでなく音楽全編それっぽく、良くやるよなぁという感じ。
ギャグもストレートでバカバカしいものが多く、映画館ではゲラゲラ笑いながら(というほどでもなかったか)観ていたけれど、今観直すと流石にパロディの元ネタ(『ザ・シークレット・サービス』、『パルプ・フィクション』、『ジュラシック・パーク』、『スピード』、『天使にラブ・ソングを』、『ランボー』、『トゥルー・ライズ』、『ホーム・アローン』etc))が古臭く感じる。
若い人だと元ネタわかんないんじゃないかなー。鮮度のあるパロディ物の限界である。
タイトルは『ダイ・ハード』に引っかけた独自の邦題っぽいが、実は原題も”SPY HARD”でおんなじ。
勝手に『裸の○○を~』とか変えられなくて良かった良かった。
出演は他にニコレット・シェリダン、チャールズ・ダーニング、マルシア・ゲイ・ハーディン、バリー・ボストウィック、アンディ・グリフィスら。
ハリウッド・ピクチャーズのプレゼンツ、ということはディズニー印なワケで、安っぽさはない。