『村治佳織 ギター・リサイタル』
2009年 10月 18日
会場はIMAホール、ポスターにはでかでかと「完売御礼」の文字。相変わらずの人気です。
1年をマドリードと東京で半分ずつ生活している彼女、5か月ぶりの日本らしいですが、これで来春3月まではこちらで演奏活動をするとのこと。こういう生活、自分には想像がつきません(苦笑)。

コンサート一部は、坂本龍一(佐藤和弘編)の「戦場のメリークリスマス」と「エナジー・フロー」、バーンスタインの「ウエスト・サイド・ストーリー組曲」(モレル編)、ブクステフーデ(ブリーム編)「組曲 ホ短調 Bux W.V.236」、それにJ.S.バッハ「リュート組曲 第1番 ホ短調 BWV.996」。

アンコールはビートルズの「イン・マイ・ライフ」。
まだ最新アルバムを聴いていないので馴染みがないかと思いきや、曲そのものは知ってるものが多かったのが嬉しかったです。
時折、無性にギターの音色を聴きたくなることはあるんですが、普段はどちらかというと好きじゃなかったりします(汗)。あまり表情のある楽器のようには思えず、聴いていると飽きがきてしまうんですね。
今回は完全にギターのソロということで、一部では途中から良い気持ちに――。
流石に寝てしまうことはなかったのですが、演奏が終わった後の拍手でビクっとなったのはナイショです(苦笑)。
確か前回のコンサートの時も、同じことを書いていた気がしますけど・・・。
今回多分初めて聴いた曲だと思いますが、ベリナティ作曲の「ジョンゴ」という曲。これは途中で、ギターのボディそのものを叩いてリズムを取るというパートがあります。
ギターをパーカッションとして使うという趣向で、これは面白いですね。