『Sea/うみのいろ うみのかたち』
2009年 10月 25日

こちらも駆け込みになってしまったが、そもそもこんな展示をやってるなんて知らなかったので仕方ない。でもテーマがテーマだけに大いに興味を持ち、ものはついで、とはせ参じた次第。
「海」にはどうしようもなく惹かれるものがあって、本物は勿論のこと、写真や絵画にも引き込まれてしまう。
もう今から13年も前になるけれど、当時の安田火災東郷青児美術館に「展覧会『海』」などというものを見に行ったくらいだから(一応サイト内の「ボクのわたしの見て歩る記」にちょこっとレポあり)、こりゃ行かなきゃなんめえ、と決意。
ブリジストン美術館ってどこにあんだろ? と慌てて検索したりして。
ちなみにその展覧会は、「海の日」制定を記念したもので、<海>をモティーフにしたピカソ、モネ、ルノワール、クールベ、ターナー、デュフィ、青木繁、梅原龍三郎らの作品を集めたもの。テーマを絞れば、素人にもわかりやすく、かつ楽しい。
今回の展示もモネとかマティスとかシスレーとか青木繁、安井曾太郎、藤島武二などなどの作品を集めたもの。
といっても、あまり共通性が感じられずちょっと肩透かしだったかな。
そんな中でも印象に残ったのは、チラシにも使われている一点。
ザオ・ウーキーという人の≪07.06.85≫という作品なんだそうだが、他にも何点かあったけれども非常に気になる存在だ。
今回の『Sea』は「テーマ展示」となっていて、もうひとつ「コレクション展示」として『印象派から抽象絵画まで』というタイトルが付いている。ボリュームからすればこっちがメインで、あっちが30点ならこっちは150点。
絵画だけじゃなく、シュメールやエジプト、ギリシャなんかの彫刻もあり、バラエティに富んでいるというか、まとまりがなくて雑多というか、それはそれで愉しい。モネとかルノワールとかコローとかセザンヌとかピカソとか、こちらは作家の名前だけでなく、自分でも知ってるほどの有名作品が並び、「へー、本物って日本にあったんだ~!」と驚いたりして。


(画像:essential vermeer.comより) 秋といえば芸術。芸術といえば秋。だからでしょうか、無性に美術館に行きたくなり、シルバーウィークに、友人たちと東京・ブリジストン美術...... more
美術館はやっぱりいいですね!
そんなに大っきな会場じゃないですけど、かなりバラエティーに富んだコレクションですよね。
また企画が変わったら行ってみようかな。
ところでこの美術館、「作品に手を触れるな」とは書いてあったけど、「撮影禁止」とは書いてなかったなぁ。
撮影しても良かったのかな?