『タイタンの戦い』(1981)
2009年 11月 24日

ジュディ・バウカーのお姫様も、可愛いといえば可愛いけどまるでお人形さんの如し(褒め言葉に非ず)。
しかしこの映画の魅力は、何といってもハリーハウゼンの特撮。
流石に当時のように純粋に感激は出来なくなってしまったけれど、それでも匠の技は充分に堪能することが出来た。
それにローレンス・ローゼンタールのテーマ音楽も捨てがたい。これまた輸入盤のサントラCDを購入したぐらいである。
ということで、何気にフェイバリットな一本、何故か現在リメイク版を製作中。
なんで今更リメイクなんかするんだろう? ギリシャ神話をやりたければネタは沢山あるだろうに、とリメイクの噂が出た段階から不安と不満で一杯だったのだけれども、予告編を観ると案外良い感じ。これならちょっとは期待出来るかなぁ。
ちなみに金髪白人のアンドロメダ王女だが、母親のカシオペア女王共々エチオピア人ということなので、本来は黒人のはず。
絵画でも白人として描かれることが多いというのは、やっぱり人種差別なのかなぁ。


ちなみに絶世の美女といわれるクレオパトラはギリシャ系のプトレマイオス朝の女王なので、これも生粋のエジプト人の女性とは容貌が違ったんでしょうねぇ。
黒人といっても本当に鮮やかな黒の人もいますし、もっと薄い褐色の方もいらっしゃいますから。
クレオパトラも、自分たちとは違うエキゾチックな魅力を、権力者たちに振りまいたのかも知れません。
我々が外国人に憧れるようなものだったのかも。