『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース/STAGEI 暗黒の墓場』
2009年 11月 29日

直ちに怪獣墓場に向かうエースとタロウ。現場に一番近い位置にいたメビウスも駆けつけますが、その前にグローザムとインペライザーが立ちはだかります。
一方、エースとタロウの前に現れたのはアーマード・メフィラス、デスレム、メビウス・キラー。彼らの狙いはギガ・バトルナイザーを手に入れ、エンペラ星人を復活させること。
メビウスも、そしてエースとタロウも圧倒的な敵のパワーに苦戦しますが、更に囚われのヒカリや謎の戦士メカザムも現れ・・・という、あっという間の25分間。勿論「STAGE II」へ続く、なんですが、そのリリースが映画公開後というのは何か納得いきませんね。
ともあれ、”新生”円谷プロとしてはお披露目の一作で、その意気込みは充分伝わってきます。
全編グリーンバックで撮影し、背景その他は全てCGで製作して合成。これによって作品のスケールが飛躍的に拡大しました。正に子供の頃に読んでいた「内山まもるの世界」で、映画版には内山まもる先生がかつての光の国の住人役で特別出演されるとか。
舞台が宇宙に限定されていることで、ウルトラマンや怪獣の巨大感が出ていないのは残念ですが、それもこれも「内山まもる世界」の映像化だと思えばある意味当然。
素顔の役者さんは一人も出ていませんが、メビウスの五十嵐隼人、マンの黒部進、セブンの森次晃嗣、ジャックの団時朗は声で参加。ゾフィーの田中秀幸、タロウの石丸博也、ヒカリの難波圭一も『メビウス』からの続投です。
エースに草尾毅、メフィラスは加藤精三、メカザムに堀秀行、メビウスキラーに田中亮一、デスレムに郷里大輔、グローザムに江川央生とベテラン中心のキャスト陣は、アニメというよりも洋画のテイストで、これまた安心して観ていられます。
”後篇”も楽しみです。