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『大YAMATO零号』Vol.5

Vol.3までのダラダラした展開とは打って変わって、Vol.4、そしVol.5と急に慌ただしい展開に。
大ヤマト零号の相手も、これまではメタノイドラッケンで引っ張るだけ引っ張ってきたのに、急にメタノイドインセクターなる新顔が出てきたと思ったら、今度は軍神ガイラー登場。
本来ならこの人、『宇宙戦艦ヤマト』のデスラーに匹敵する存在のはずだったんだろうけれど、良い奴だか悪い奴だかもハッキリしないまま、いつの日か再び相見えん、と退場してしまう。おいおい…。

おいおい、といえばオキ・シンマとホンゴウ・ユキの二人。
『宇宙戦艦ヤマト』で言えば当然古代進と森雪のポジション、本当は主人公だったんだろうけれど、これまでのストーリー展開では接点なし。
ところがオキが第一艦橋勤務になると、急に痴話喧嘩を始めてしまうのはいくらなんでも唐突すぎないか? 
それにオキの過去話もほったらかしだ。

過去話といえば、イグァなんかはメインフューチャーされていたけれど、ダイチとかユキも断片だけ見せて終わりだったっけ。
ムーア副長も何やらワケありだったし、ビャクセツにも何かありそうだし、オズマ艦長もチラっとは描かれたものの…。
半年とか一年とか、腰を据えてTVで見せて行こうと思っていたのだろうけれどもねぇ。

で、最後はいきなり大ヤマト零号とマホロバが合体!
大ヤマト砲とマイナス時空砲、プラスとマイナスが一つになって、究極の大銀河砲発射!
…って、何じゃいそりゃ?
で、これが凄い威力で、壊滅寸前とか言ってたはずのA銀河は大勝利。
毎回毎回「この銀河はどうなっちゃうの~?」とか「もうダメだ、おしまいだ~!」と騒いでいたお兄さんも「バンザーイ!」。
強大な敵は、あっという間に見かけ倒しの小悪党に。
それでいいのか?この世界は。

結局は起承転結のうち、「起」のあとに無理矢理「結」をくっつけたみたい。
いや、大風呂敷広げてる途中で、そのまんま投げ捨ててるようなものか。
オキは単身旅立っちゃうし、大ヤマト零号とガイラーの決着もまだ。
してみると「起」と「承」だけで「転」も「結」もないってことかもしれん。
続編、やる気なのかなぁ。
噂はあるらしいけど、そう簡単にやらせてもらえる環境じゃあないはずだけど。


by odin2099 | 2009-12-11 06:22 | ビデオ | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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