『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野晶午
2009年 12月 19日
自称「何でもやってやろう屋」で元私立探偵の成瀬将虎は、舎弟のキヨシの憧れの女性久高愛子から、保険金目当ての殺人絡みではないかと思われる悪質な霊感商法の調査を依頼される。そんな時成瀬は、地下鉄駅構内で飛び込み自殺を図ろうとしていた、麻宮さくらという女性を救うのだったが・・・。
クセのある作品だとは聞いていたけれど、まさかこう来るとはねぇ。
ストーリーというか事件というか、は大したものではないと思うけれど、構成からキャラクター設計から何から何まで二重三重の引っかけが用意されているので、見事に騙されました。色々な賞を受賞したり、ベスト1に推されているのも伊達じゃないですな。
ただそのネタバレの部分が「あ、なるほど~。そういうことだったのか」というよりも、「げげっ、そうなっちゃうのかよ~」という気分にさせられてしまうので、「綺麗さっぱり騙されました♪」という具合にはナットクできず、なんかゲンメツしちゃいましたけどね・・・(苦笑)。
で、内容は知らないくせにラストに“衝撃のドンデン返し!”があるってことも一応知っているのですが、エクスカリバーさんも「なんかゲンメツ~」との感想みたいだしやっぱり読まなくて正解・・、と改めて思った次第。(笑)
あっちはサクサク読めて面白かったのですが、こっちはねぇ~。
映像化はまず不可能だし、脳内映像に変換するとちょっとキモイことに・・・(苦笑)。
ストーリーを楽しませるよりも、どんでん返しで驚かせる為だけの伏線、ネタフリ・・・は好みが分かれるでしょうね。





