『床下の小人たち』 メアリー・ノートン
2009年 12月 23日

製作が発表されたので、どれどれどんなお話なんだろう?と興味を持ったのですが、ネットショップは軒並み「在庫切れ」や「取扱い中止」。ジブリの影響力は強いなーと思いながら本屋へ行くと、早くも「映画化決定」の帯付きで増刷されておりました。
舞台はイギリス郊外の古いお屋敷。主人公は、生活に必要なものは全て”上”に住む人間たちから「借りて」、床下で暮らす小人の一家です。小人たちには、人間とは関わり合いを持ってはいけない、というルールがあるのですが、好奇心旺盛な一人娘のアリエッティがある日、屋敷に住む男の子に「見られ」てしまい・・・というお話。
小説が発表されたのは1952年で、奥付を見ると1956年1月に初版とありますから、あちらで評判になってすぐに我が国でも紹介されたということでしょう。
といいつつ、実はこのお話、全く知りませんでした。
もしかすると小学校の図書室で手に取ったことがあったのかも知れませんが、少なくても読んだ記憶はありません。でも読んでいるうちに、どこか懐かしい気分にさせられました。
ただ訳文のせいなのか、原文から既にそうなっているのかはわかりませんけれど、読んでいてところどころ引っかかる箇所があったので、全体としては何だか良くわからないお話、という印象になってしまいましたが・・・。
もっとも続編が4冊も出ているシリーズ物だそうなので、読み進めていくうちに納得いくものになるのかも知れません。

原作クラッシャーの宮崎駿印での製作ですから、先入観なしで臨む方が良いですかね。

「借りぐらしのアリエッティ」の一番最初の予告、まだ全然詳しいストーリーとかは流れないであのインパクトある音楽と人間に見られてはいけない・・というような言葉と映像だけ。 それを見たときに「あ!この話絶対知ってるー子供の頃に読んだ!」と何だかとてもその時... more

低学年で読んで 余りに古い話で理解出来ない部分も多く 上の学年で読み直した記憶があります。
このままでは宮崎アニメにはならないでしょうね(苦笑)