『奇厳城』 逢坂剛:文/M・ルブラン:原作
2009年 12月 28日
<痛快 世界の冒険文学>シリーズの一冊として書かれた、<アルセーヌ・ルパン>のリライト版。オリジナル版を改変というか改善して、非常に面白い読み物に仕上がった。物語をイジドル・ボートルレ少年の一人称にしたのもアイディアだし、ゲスト出演のシャーロック・ホームズを原典以上に格好良く描いているのも嬉しい。
本来はこのシリーズ、小学生の中・高学年あたりがターゲットなのだろうが、大人が読んでも充分に楽しめる。
ただ、これは原典版もそうなのだが、ルパンのキャラクターが今一つ掴みづらく、ルパンに肩入れして、というか、感情移入して読みにくいのが難ではある。





