『日本フィルハーモニー交響楽団 第254回横浜定期演奏会』
2010年 01月 09日
てなわけで今年最初のコンサートは、日フィルの横浜定演。
会場は横浜みなとみらいホール。
曲目はJ.シュトラウス2世の「喜歌劇≪こうもり≫より序曲」、モーツァルト「フルートとハープのための協奏曲ハ長調」、そしてドヴォルジャーク(という表記には馴染めませんが)の「交響曲第9番ホ短調≪新世界より≫」。
指揮は小林研一郎でフルートが高木綾子、ハープが吉野直子という顔合わせです。

ブログはちょこちょこ拝見してるんですが、なかなか生のコンサートを聴く機会がなくてちょっとイライラ(?)してました。
CDのリリースも最近はないし・・・と思っていたんですが、今月は久々の新譜が出ます。
結婚、出産と公私ともに多忙のようですが、これでいよいよ完全復活でしょうか?
それにしても今日の演奏、指揮者コバケンの趣味でかなーりスロー。ブログでも苦心談が披露されてますが、ホールの後ろの方にまでブレスの音が響き渡りました(苦笑)。随分と息苦しかったようで。
休憩挟んで後半はいよいよ「新世界」。
CDやラジオやTVなどでの中継、生のコンサート等々で何十回、いや少なくても百回以上は聴いている”まい・ふぇいばりっと”な曲なんですが、今回は新発見が随分とありました。
緩急自在というか、メリハリがついているというか、速いテンポの部分とゆっくりと、じっくりと聴かせる部分とに極端に分かれる演奏でした。
そのおかげで普段は目立たないフレーズが前面に押し出され、良く知ってる曲なのに何か新しい曲を聴いているかのような印象が。
それに、あまり金管楽器や打楽器が声高に主張してる曲ではないと思うのですが、今回の演奏ではしっかりと自己主張してました。
指揮者の解釈、演奏家の力量で、音楽はこうも変わるものなんですね。改めてそう感じました。
アンコールはドヴォルジャーク(うーん、やっぱりドヴォル「ザ」ークの方がしっくりくるなぁ・・・)の「ユーモレスク」。
こちらも中間部が随分とゆったりで、弦楽器がうねってかなり濃厚なテイストでした。
今日は実はあんまり体調が良くなかったんですが、終わってみると元気いっぱい。これが明日まで続くかどうかはわかりませんけれど(笑)、音楽療法というのはこういうことでしょうか。
ただねぇ、これで隣にブツブツ言うオヤジがいなければもっと良かったんですが・・・。
流石に演奏中は黙ってましたけど、始まる前、曲と曲の間、休憩時間中にずーっとブツブツ言ってるんですよ。自分の知識をひけらかしたいのかも知れませんが、ハッキリ言ってメイワクです(怒)。