ご冥福をお祈り致します。
2010年 01月 15日
奥村さんは一般的には『お葬式』で知られているのか知れませんが、自分にとっては古くは『ウルトラQ』、『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』や『ジャイアントロボ』、『仮面ライダー』、『スケバン刑事III』、それに最近では『爆竜戦隊アバレンジャー』等々で活躍された特撮番組の名バイプレーヤー。
田の中さんは言わずと知れた目玉のおやじ。
後は『マジンガーZ』のムチャや、『新竹取物語1000年女王』での三食ラーメン堂の親父、それに最近では「スター・ウォーズ」<新三部作>でのジャー・ジャー・ビンクス等々を演じた、やはり吹替界での名バイプレーヤー。
お二人とも余人を以て代え難い存在でした。
本当に残念です。
<追記>
映画評論家の双葉十三郎さんが、昨年亡くなっていたことも報じられました。
99歳、現役最年長の評論家です。
いわゆるB級C級の作品をも取り上げた『ぼくの採点表』は、この手の書籍の中では類を見ないユニークなものだったと思います。
出来売れば21世紀に入ってからの作品についても、まとまった文章を読みたかったものですが・・・。
奥村さんの訃報、昨日知ってとても残念に思っていたのですが、田の中さんはこちらで初めて知りました。そうなんですか・・・本当に残念です。
名バイプレーヤーが少なくなってきましたね・・・

昔の名作の声優さんが次々といなくなるのは寂しいものです。
声優さんという名称もない第一世代の声の俳優さんたちは同時に親の世代でもあり、まさに“おやじさん”でしたね。
何度リメイクされても絶対同じキャスティングで、おかげで鬼太郎が世代交代してもカナメとなるおやじさんのおかげで安心感がありました。
奥村公延さんも想い出ぶかい。
実相寺作品かどうかわかりませんが、あの持ち味をよく理解されてたのか、奥村さんといえば「ええっっ!?」と驚くアップショットが印象的でした。
こんなことを書くと不謹慎ですが、それなりの俳優が亡くなってもスルー傾向にあるメジャー系のニュースでも多く取り上げられたことが逆に嬉しかった。それだけ存在感のある名脇役だったとも言えますが。
TVアニメ、TVドラマ、実写版ビデオ、実写版映画、とゲームを除くと殆ど全ての「目玉親父」は田の中さんでしたから、本当に残念です。納谷悟朗さん、加藤精三さん、八奈見乗児さん、富田耕生さん、永井一郎さんと言った同世代のベテランの方々はご健在ですので、まだまだ声を聞きたかったですね。
流石に大きく取り上げられてましたね。
お名前は存じ上げなくても、あの声を聞けば「ああ!」と思われる方も多いでしょうし。
今後も『鬼太郎』はアニメなり何なりで映像化はされるんじゃないかと思いますが、はたしてどなたが演じるのでしょうかね。
田の中さんは兎も角、奥村さんも比較的大きな扱いだったのは驚きましたし、かつ嬉しく思いました。
代表作が『お葬式』とされているのは、自分が観ていない作品だからということを割り引いても、些か違和感がありましたが・・・もっと他の作品を観て欲しいな、と思ってしまったもので。
少し前には、『スペクトルマン』こと成川哲夫さんの訃報もありましたね。
自分自身がいい年になってきているので致し方ないですが、それでもやはり寂しいものがあります。