『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE Visual File』
2010年 02月 05日

劇中写真は殆どないので作品そのものを追体験した人には向かない。あくまでもキャラクターに興味のある人向けだ。
注目なのは岡部淳也プロデューサーのインタビューで、アメコミは出版社が同じであれば、異なる作品でも世界は同じ、という特色があることを引き合いに出して、”銀河連邦”をキーワードにウルトラシリーズと他の円谷プロ作品、『ジャンボーグA』や『ファイヤーマン』をリンクさせたい、という意向が明確に語れていること。
この作品に出てくるその他大勢のウルトラ戦士たちが、従来のウルトラマンたちよりも『ジャンボーグA』に出てくるエメラルド星人に似ていることは以前より指摘されていたが、それが意図的なものだということが公式になったわけだ。
”銀河連邦”は『トリプルファイター』にも共通する設定だし、元々『ジャンボーグA』と『ミラーマン』は同一世界。これらの世界がリンクしていると考えれば、確かにスケールは大きくなるし、リアルタイム世代は更にワクワクする。
もっとも映画公開直後に岡部プロデューサーは円谷プロを退社してしまったので、せっかく播いたこの種が今後の作品展開の中で活かされていくのかどうかが心配だが・・・。