『美しき挑発 レンピッカ展/本能に生きた伝説の画家』
2010年 05月 07日
場所は渋谷BunkamuraのB1、ザ・ミュージアム。

タマラ・ド・レンピッカという名前は知らなかったのですが、彼女の作品はそうと知らずに目にしていて覚えていたんでしょうね、ポスターを観た時にピンと来るものがありました。
活躍したのは主に20世紀の前半だったようですが、当時としては随分斬新なスタイルだったのでしょうね。輪郭がくっきりし、適度にデフォルメされ、そして鮮やかな色彩を用いた作品は、誤解を恐れずに言うならマンガにも多いに通じるものがあるように思いますが、如何?

その後は不遇の時代が続いたようですが、晩年には回顧展も成功したとのこと。彼女自身が自立した女であり、今日のファッション・リーダー的役割も果たしたようで、時代が少し早すぎたのかも知れませんね。

自画像とポートレート。


画家本人が、モデルそこのけの美貌の持ち主で、それ故にスキャンダルの中心にいたのも非常に現代的です。






