『ぼくらが夢見た未来都市』 五十嵐太郎/磯達雄
2010年 07月 21日
僕らが子どもの頃には、高層ビルが立ち並び、それらを縫うようにエアカーが走り、空や海の上にも都市が建設されているような”未来”の姿が、当たり前のように映画や漫画、雑誌のグラビアなどを飾っていましたが、21世紀になった今も世の中の景色はそう大きく変わったようにも思えません。一体それはどうしてなんだろうなあ・・・?
この本はそんな疑問に、幾つかの答えを与えてくれる一冊です。
建築の専門家ではないもので細かい部分は良くわからなかったりもしたのですが、SFというフィクションで描かれる都市、建築家が構想する都市、それに夢の具現化の一種である万博等々を取り上げ、時代のムーブメントと合わせて解題を試みています。