【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『クイーンエメラルダス/VOL.2 不滅の紋章』

エルドメインは海野広らを人質にとり、エメラルダスに降伏か死かを迫るが、僅かな隙をついて広たちが脱出に成功すると、もはやエルドメインはエメラルダスの敵ではなかった。
しかしそこへ、バラルーダがエメラルダスに一対一の戦いを挑んできた――!

e0033570_6282535.jpgOVAシリーズとして復活した「クイーン・エメラルダス」の後編。
原作と離れた完全オリジナルのストーリー展開に、バラルーダの副官ルーダの正体がメタノイドであることが判明するなど、近年の他作品とのリンクが強調されているが、何故かこの時期の松本アニメの中では往時のイメージを最も色濃く残している作品に仕上がった。

これにはエメラルダス役に田島令子をカムバックさせたことや、他の出演者に林原めぐみ、緒方賢一、麻上洋子、宮村優子、鈴置洋孝、小杉十郎太、柴田秀勝、小林清志、家中宏らベテランや若手の実力派を揃えたことや、松本タッチを活かした作画陣、それに音楽なども大いに貢献している。

『銀河鉄道999/エターナル・ファンタジー』を筆頭に、『火聖旅団ダナサイト999.9』や『ハーロック・サーガ/ニーベルンゲンの指環~ラインの黄金~』、『コスモウォーリアー零』、『メーテル・レジェンド/交響詩 宿命』などこの頃に量産された作品群が、かつてのファンにアピールすることなく、また新たなファンを獲得するにも至らなかったのは残念だったが、この作品の方向性ならばあるいは、と思わせてくれる部分もないではない。

もっとも好評を受けて当初前後編で完結予定だったものが延長され、VOL.3「宿命の絆」、VOL.4「サイレンの女神」が製作されたものの、スタッフが一新されたのか作画レベルが低調かつストーリーも凡庸で失望させられたので、結局は同じことになってしまったのだが。
なお、シリーズ延長の際には一気に全8巻とぶち上げてみたものの、VOL.5以降は製作されなかった。

e0033570_6291967.jpgちなみに、宇宙に4丁しかないはずの<戦士の銃>が全部で5丁あり、エメラルダス、ハーロック、メーテル、鉄郎、それにトチローが持っていることが明らかにされたのは本作が最初だったか。この中でトチローが持っていたはずのものが、今回広に手渡される。
また「私の双子の妹メーテル」というエメラルダスの台詞も出てきて、過去作品とのリンクが微妙というか、希薄になってしまったのも残念ではある。
はたして巨大な松本ユニバースのピースが全部揃うことが、今後起こり得るのだろうか?
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by odin2099 | 2010-08-04 06:25 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
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