ミュージカル『はだかの王様』
2010年 08月 15日

昨日は浜松町にある劇団四季の自由劇場へ、ミュージカル『はだかの王様』を観に行ってました。
自由劇場へ行くのは初めてかな。
入り口横で、王様が出迎えてくれます。

台本は寺山修司、構成・演出は浅利慶太。
原作はもちろんハンス・アンデルセンですが、こんなお話だったかなぁ。
かなーり、脚色が施されているものと思われます。
音楽スタッフとしては作曲として三木たかし、いずみたく、宮川彬良の3人が、編曲として宮川彬良と中川幸太郎の2人がクレジットされていますが、初演が1964年だそうなので何度かリニューアルされているんでしょうね。

一幕、二幕それぞれ前説というか、歌唱指導が入ります。
一幕の時は「幕をあける歌」、二幕の時は「王様ははだかだ」。
これを練習して、皆が歌えるようになったら開幕です。
「幕をあける歌」は二幕が始まる前にも歌われますし、「王様ははだかだ」は二幕のクライマックスで歌うように指示されます。
二幕のクライマックスは、登場人物たちが客席を走りまわって話しかけたりする演出もありますので、一種の観客参加型のお芝居ということになるんでしょうかね。

「幕をあける歌」だと、歌詞の中の「手を叩いて」と「手を叩いて」の間で手拍子を入れるのですが、この「パンパンパパン」というリズムがなかなか合わない。皆さん「パンパンパパパン」とか「パンパンパンパン」になっちゃったりしてるんですよね。
「王様ははだかだ」は「ゲラゲラ アハハ」の後の「クスクスチョン クスクスチョン」が言いにくいようで。
ま、それも御愛嬌でしょうか。
上演時間は休憩15分を挟んでも2時間10分ほど。
華やかな舞台だし、わかりやすいお話だし、ちっちゃい子どもが飽きずに見られるギリギリのところかなあ。
といいつつ、前の席の子どもは始まって10分もたたないうちに飽きちゃったみたいだったけど。
それにしても”ファミリー・ミュージカル”とは聞いていたものの、こんなに客席が子どもばっかりだとは思いませんでした。
他の四季の舞台とは随分雰囲気が違います。
幼稚園ぐらいの頃からお母さんやお祖母ちゃんに連れられて舞台を観ていれば、やがて親子二代や三世代の四季ファンが誕生、というワケですね。