『仮面ライダーダブル FOREVER/A to Z 運命のガイアメモリ』(2010)
2010年 09月 19日

さて、冬の『MOVIE大戦2010』では「ビギンズ・ナイト」編で翔太郎がメイン・フューチャーされていたけれど、今回は”相棒”のフィリップに焦点を当て、彼の成長を描くストーリーになっている。
お話の方も、TVシリーズ以上のカタストロフィ、という迫力とスケールはあるものの、あくまで「風都」という街レベルでの事件なのがかえって「らしい」。
仮面ライダーで、「世界の危機」「地球壊滅」とかやられるとちょいと風呂敷広げすぎじゃないの?と思ってしまうけど、この方が身近で大変なことが起こってる、直接自分の身に危険が及ぶかも、というリアルさが感じられるのでマル。
それでも超然としている園崎ファミリーというのは、ある意味頼もしく、ある意味不気味ではあるのだけれども。
フィリップに持って行かれっぱなしじゃない翔太郎の活躍、半端に”友情”という言葉では片付けられない照井竜との”絆”などなど、桐山漣も芝居どころが一杯。
元々安定感はあったけれど、一年間”主役”を張ったという実績が、更に役者としての”格”を上げさせたみたい。
クライマックス、ピンチの仮面ライダーダブルに声援を送る「風都」の人々。クライマックスといえば、新ヒーロー、仮面ライダーオーズも特別参戦。
『仮面ライダーディケイド/オールライダー対大ショッカー』でも、TVに先駆けてのダブル初お披露目があったけれど、今度は変身後だけじゃなく変身前も登場し、劇場のスクリーンで初変身を披露してくれる。
ま、これは正直微妙だね。
で、今回の映画、<平成ライダー>の中では完成度はかなり高いと思う。
TV観てないと(観ていても?)わからない作品や、どう考えてもTVとは矛盾する作品、完全に独立した外伝というかアナザーストーリー等々色々あったけれど、TVの映画化であり、TVからはみ出してもいないという点ではこれまでの中では一番と言っても良いかも知れない。
テレビシリーズの方と連携する形は確かに過去の作品にも色々ありましたが、今回のダブルはその中でも特に秀逸でしたね。内容によっては映画と言うよりもテレビスペシャルのようなスケールとなってしまう事もたまにありますけど、劇場ダブルは44~45話の間の物語でちょうどクライマックス直前でもあったせいか、個人的にはエターナルとの戦いがダブルの最終決戦でも良いなと思ったほどですw
あと自分は3Dで観たのですが、こちらもダブルのみならずゴセイジャーの方でも効果的に使われてて良かったと思いましたね。3D初体験の子供も多かったのか、必死で手を伸ばしてる仕草にちょっと笑ってしまいましたw
去年の『シンケンジャー』よりだいぶ自然な仕上がりだとは聞いていたんですけどね。
TVシリーズ『W』は『ディケイド』と違って綺麗に終わりましたが(苦笑)、それを受けた年末の映画版がちょっと不安です。





