『栗本薫・中島梓／ＪＵＮＥからグイン・サーガまで』 堀江あき子：編

今更ながら「この人は何人分の人生を生きたのかなあ」と半ば感心、半ば呆れながら考えてしまう。
小説家、評論家、演出家、ミュージシャンｅｔｃｅｔｃ。
一つの枠に収まらない才能の持ち主でありながら、その全てを明らかにすることなく逝ってしまったのはあまりに勿体無さすぎる・・・。

この本には学生時代の習作やプライベートな写真、そして代表的な作品の直筆原稿、イラスト、単行本等々が収められた大全集となっている。
といってもこの人の場合、網羅するなどということは凡そ不可能なのだろうが。