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『E.T.』(1982)

今更説明不要の名作を、久々に鑑賞しました~。

『E.T.』(1982)_e0033570_6421474.jpg
WOWOWで日本語吹替版を放送していたんですが、これがかつてTV放映時に流れたり、ビデオテープやLDで発売されていたもの。
今DVDで観られるのは<20周年アニバーサリー特別版>の時に作られた再録音版で、これがどうもしっくりこないんですよね。
で、こっちのオリジナル版はエリオットに浪川大輔、マイケルに鳥海勝美、ガーティに藤枝成子、メアリーに駒塚由衣、キーズに安田隆、そしてE.T.に高橋和枝というキャストなので安心して観ていられます。
そして何度観ても涙腺緩むんだなあ。

E.T.のデザインはハッキリ言って醜いと思いますが、これが段々と愛らしく見えてくるから不思議です。
映画のマジックというヤツでしょうか。
そして愛らしく見えてくるからこそ、E.T.を想うエリオットや兄妹、仲間たちにも感情移入出来、だからこそ涙腺も緩もうというものです。

最初に観たのは映画館で、これは勿論初公開の時。
新宿ミラノ座へ行ったんですが、冬休み直前の平日の朝っぱらなのに大行列(こっちは期末試験後の休みだったのかな)。
ここって当時は座席数が1200席ぐらいあったはずだけど、立ち見が出るほどの人気で、それでも粘って2回観た。
この頃は1回じゃ勿体ないと、必ず2回か3回は観る習慣があったっけ(今はとてもじゃないけどそんな元気はない…)。

次に観たのは4年後で、これも映画館。
『E.T.』(1982)_e0033570_6424822.jpgもう既にレンタルビデオ屋は普及していた時期だったけれど、『E.T.』はビデオにせず、何年か毎に再公開する、とスピルバーグがアピールしてたんだよなぁ。
夏休みの平日、新宿ピカデリーで観たのだけれど、今度はガラガラだったっけ。
ここもこの頃は1200席ぐらいあったんだけど。

これで懲りたのか、2年後ぐらいにはビデオが出て、TVで放映されるようになったりしましたが、次に本格的に観直したのは<20周年アニバーサリー特別版>公開の時。
そしていつも同じシーンで涙腺緩むのです。

それはE.T.が死ぬシーンでも、死んだはずのE.T.が生き返るシーンでも、ラストのお別れのシーンでもなく、ズバリ自転車が空を飛ぶシーン。
しかも2回目。
E.T.を連れて自転車で逃げるエリオットたち、それを追いかける大人たち。
途中で彼らは二手に分かれて追手を撒こうとしますが失敗。
それでも何とか引き離したかと思った瞬間、横から大人たちが飛び出します。
そして行く手を塞ぐように止まる車。
もう駄目か?!――と思った瞬間、エリオットだけでなく全員の自転車が空に浮かび上がります。
そして一気に盛り上がるジョン・ウィリアムズの音楽!

このエリオットたちが乗っていた自転車、BMXですが、憧れましたねえー。
当時”E.T.自転車”なんて呼んでましたけど、ホントに格好良かったです。
で、これを買った友人がいたので乗せてもらったんですが……これ、乗り心地は凄く悪いです(苦笑)。
元々スタントや短距離レース用のものなので、サドルは固くて痛いし、ギアもないのでこれで逃げ回るのは考えらんない(爆)。
ま、森の中とか逃げ回るんなら良いのかも知れないけど。
Tracked from Right on! at 2010-09-29 20:00
タイトル : "E.T."(1982)
E.T.コレクターズ・エディションユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンこのアイテムの詳細を見るcast >> Henry Thomas, Dee Wallace, Robert MacNaughton, Drew Barrymore, Peter Coyote, K.C.Martel, Sean Frye, Tom Howell, Erika Eleniak ...special effects >> ILMwriter>> Melissa Mathisonpro...... more
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by odin2099 | 2010-09-29 06:43 |  映画感想<ア行> | Trackback(3) | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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