『検察側の証人』(1982)
2010年 10月 28日
前回はチャールズ・ロートンやマレーネ・ディートリッヒ、タイロン・パワーらが出演したビリー・ワイルダー監督版で、邦題が『情婦』と聞けばご覧になった方もいらっしゃるだろう。
キャストは弁護士ロバーツ卿にサー・ラルフ・リチャードソン、容疑者のレナードにボー・ブリッジス、レナードの妻クリスティンにダイアナ・リグ、ロバーツ卿の看護婦プリムソンにデボラ・カー、殺害された資産家の老婦人の家政婦マッケンジーにデイム・ウェンディ・ヒラー、検察官マイヤーズにドナルド・プレザンス、という具合になかなか通好みの渋い配役だ。
「検察側の証人」他にも映画化されているのですね。でも、まあ、あまりにも「情婦」が素晴らしいので、そこそこの良作でも見劣りしちゃいますよね・・・。
ところでAXNミステリーで放送中のクリスティ作「おしどり探偵」を観ています。内容はどうしてもポワロシリーズには劣りますが、食事時に楽に観られるミステリーで楽しいです。古い作品って、どうしてあんなに味があるのか。でもパーカー・パインシリーズは映像化されないですね?
12月、また恒例のジルベスター・コンサート楽しみですね♪
AXNミステリー、いいですねー。『ヒッチコック劇場』なんかも放送してるみたいだし。
でもスカパーとかケーブルテレビに加入したら、絶対に引き籠りになっちゃうので(苦笑)、今は封印。
いつか”悠々自適”なんて日が訪れたら考えたいと思いますが。
古い作品だから、と一概には言えないですが、例えば70年代あたりの作品だと映画界が斜陽になり、職を失った映画畑の人間がTVに流れてきたり、或いは学生時代から映画作りに親しんできた連中が業界入りしたり、と人材が集まってきた時期だった、というのもあるかも知れませんね。
それに放送コードが今ほど厳しくなかったり、スポンサーの影響力が少なかったりで、結果的に作品を作る際の自由度が高かったとか・・・。
そしてカウントダウン曲は、マーラーの「復活」第5楽章だとか。
来年7月から12月まで、Bunkamuraは施設改修の為全館休館するそうなので、もしかすると来年はオーチャードホールじゃなく別会場になるのかも知れませんね。
それともリニューアル・オープンのこけら落としがジルベスターかも?
何はともあれ楽しみですが、もうそんな話題を口にする時期になったんですねえ(笑)。