2人の管理人が選ぶ日本のアニメ10本 その2
2010年 11月 14日
「ヤマト」に関して言えば、一般的に一番評価の高いであろう『さらば宇宙戦艦ヤマト』を、自分が好きじゃないということがあります。
相方さんは『完結編』も選んでいますが、こちらも諸手を挙げて、とはなりません。強いて二者択一するならば、僅差で『完結編』でしょうか。
思い入れで選ぶならば『永遠に』ですが、こちらはお世辞にも完成度が高い、とは言えませんので。
ただ、もし「映画」ではなく、「劇場公開された作品」としたならば、『新たなる旅立ち』を選んだかも知れませんね。
或いは批判を承知で『復活篇』か。
いずれにせよ「ヤマト」は好きですが、逆に「単に好きだから」という理由だけで「ヤマト」は選んじゃいけないような気がしました。
「ガンダム」は、先に書いたように『逆襲のシャア』は候補でした。
ただ「ファースト」も「Z」も、3本揃って一人前という評価なので今回はボツ。
『F91』は・・・あれは、長い第1話だし。それなら『0083』の方がまとまりがあるように思えます。
『愛、おぼえていますか』には反響がありましたが、そんなに意外でしたか?
アマチュア映画っぽさもありますけど、”時代の流れ”、”時代の空気”、そんなものを考慮して選んでみたのですが、こちらは『メガゾーン23』とどちらにするかでちょっと迷いましたね。
『999』は2本でセット、という声を戴いておりますが、逆に自分にとっては「傑作」と「蛇足」の2本という位置付けです。1本だけで終わっていれば・・・という思いは今もあります。
勿論当時は続編が作られることを大歓迎して、挙句に裏切られた気分ではあったのですが・・・。
また相方さんは『ポケモン』とか『ケロロ軍曹』を挙げてますが、これに関しては今のところ自分の守備範囲外かなあという認識。
『クレヨンしんちゃん』や『コナン』も同様ですが、いつかは変わる日が来るでしょうね。
『パプリカ』は現在まで鑑賞なし。今敏監督作品には縁がありません。
ついでに『エヴァ』が入ってない理由も聞かれたんですが、以前の総集編は総集編の体をなしていない、ドラマとは呼べないものになっていること、そして最近の作品はTVの数話をまとめて観た、という感覚だったからです。
あくまでも今回は「アニメのベスト10」ではなく、「アニメ映画のベスト10」だということで御諒解頂きたいと思います。
『ナウシカ』はベスト30選ぶならば入れると思います。『トトロ』は微妙・・・。
むしろ『北斗の拳』(旧作)や『アリオン』を選ぶでしょうね。
それにしても、相方さんと共通しているのが『夏への扉』というのは本当に面白いと思ってます。
我ながらビックリ。
原作者は兎も角として原作の知名度はそれほど高くないですし、オフシアター形式での上映という、イベント限定作品みたいな公開だったので多くの人の目に触れてはいないですし、TVでの放送も1回か2回、ビデオはひっそりと出てましたけど、DVD化されたのも最近。
そしておそらく殆どの人が、自分の好みではないと思われていると思うのですが・・・ハネケンの泣かせのメロディーが光る秀作なのです。