『ベジャール、そしてバレエはつづく』(2009)
2010年 11月 19日

そのベジャールが亡くなったのは2007年暮れのこと。
ベジャールの後継者ジル・ロマンと、残されたバレエ団のダンサーたちが、新作公演を行うまでの苦闘の日々に密着したドキュメンタリー映画。
観るまでは、「踊りなんかわからないし、退屈な映像が続くだけなんだろうなあ」と考えていたのだけれども、観ているうちに動きの綺麗さ、躍動感といったものに段々と魅了されるようになっていった。
バレエというと、「白鳥の湖」とか「くるみ割り人形」などの、「お決まりの衣装に身を纏った王子様やお姫様の踊り」というイメージしか持っていなかったが、ここに映し出されているのは全く別種のパフォーマンス。
これも”バレエ”なんだなあ。

ベジャール、そしてバレエはつづく [DVD]/ジル・ロマン ¥5,040 Amazon.co.jp 「ボレロ」「春の祭典」など数々の名作を生み、バレエの世界だけでなく、様々な分野の芸術に大きな影響を与えた振付師、モーリス・ベジャール。1970年代に亡くなったベジャールの遺志... more

