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『勇者ストーカー』(1984)

『勇者ストーカー』(1984)_e0033570_2018880.jpg流離の戦士が聖剣を与えられ、王国の危機に悪い魔法使い退治を依頼される、というヒロイック・ファンタジーで、併せて聖杯と聖宝の三つの神器を手に入れ、攫われた王女様も救い出すのが主人公に課せられたミッション。

出演はリチャード・ヒル、バービ・ベントン、リチャード・ブルッカー、ラナ・クラークソン、ビクター・ボーらで、脚本はハワード・コーエン、監督はジョン・ワトソン。

何本も作られた『コナン・ザ・グレート』フォロワーの一本だが、製作がニュー・コンコルドなのでロジャー・コーマン先生の息がかかったもの。
シリーズ化もされ以前まとめて観たことがあったのだけれども、懐かしくなって探したら、何と『デス・ストーカー/魔界の伝説』という題名でDVDもリリースされていた。

バービ・ベントンというのは元プレイメイトだそうで、それもあってか本家に比べるとお色気シーンと、それに残酷シーンも増量。
首が飛んだり、腕がちぎれたり、意味もなくハダカのお姉ちゃんが出てきたりします。
といっても目を背けるほどでも、あるいは目を輝かせるほどでもありませんので、ゆめご期待なさらぬよう。

王様は貧相だし、喧伝されるほど魔法使いのパワーは強くないけれど、主人公のデスストーカー(と呼ばれてるけれど、字幕だと「ストーカー」になってる)はそこそこ強そうには見えるので、80分弱という上映時間は退屈せずには済みそう。

『勇者ストーカー』(1984)_e0033570_20173294.jpgヒロインかなと思っていたら女性キャラがあっさり退場しちゃったり、仲間かと思ったら裏切り者だったり、それ以外にも未消化だったり勿体ない要素が幾つかあるのだけれども、撮影か編集の段階でバサバサ切り詰めたのかも知れない。
この手の作品に多くを望んではいけないけれど、そこらへんがちょっと惜しいかな。
by odin2099 | 2010-12-09 20:20 |  映画感想<ヤ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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