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『本当は謎がない「古代史」』 八幡和郎

『本当は謎がない「古代史」』 八幡和郎_e0033570_22203459.jpgこれは結構大胆な本です。
古代史の謎解きをしていく内容なのですが、「謎なんかない」とバッサリ切り捨てていきます。

実際は「謎なんかない」というわけではなく、ヘンな見方・読み方をしなければ「謎」と呼べるほどのものはない、誤った先入観や価値観に囚われるな、といったような啓蒙書の類だと思えば良いでのかな。

 「神武東征」は記紀には書かれていない。
 継体天皇が新王朝を創った可能性はない。
 聖徳太子架空説は空論。
 日本人の主流は渡来人etcetc・・・。 

読んでると「なーんだ、そういうことか」、「そうだよなあ、考えすぎだよねえ」ナドナド、目からウロコ。
でも全部読み終わった後では、「でも、ホントにそうなの?」、「ちょっと飛躍しすぎじゃない?」という疑問も首をもたげてきます。
トンデモ本ではありませんが、”常識”、”定説”よりもちょっと斜めから見てみたい人向け、でしょうね。
by odin2099 | 2010-12-28 22:22 | | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur
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