ヴァイオリンの
磯絵里子、チェロの
水谷川優子、チェンバロの
水永牧子という、それぞれ実績のあるアーティストがトリオを組んで活動を開始、それが軌道に乗ってきたのでしょう、満を持してのアルバム・リリースとなりました。
ユニット名は3人とも「水」に縁のある名前だったからとのことですが、イメージも凄く良いですね。

ルクレールの「トリオ・ソナタニ短調」とかラモーの「クラヴサン・コンセール第5番」だとか、知らない曲も結構あるんですが、一曲目に収録されているビゼーの「ファランドール」、続くモーツァルトの「魔笛」やら、お終いの方に収められているピアソラの「リベルタンゴ」やらが凄く格好良く、またヴァイオリンとチェロとチェンバロという組み合わせも個人的には新鮮で、全体としては充分満足でした。是非一度は生で聴いてみたいものです。
ただ音のバランスからすると、チェンバロってあまり大きな音が出せないんだそうで、他の楽器に比べるとやや埋没してしまっているのが残念。
チェンバロの音色って凄く好きなんですけど・・・。