『ウィキッド』 お久しぶりの11回目♪
2011年 01月 25日
大阪公演は一昨年の10月から始まったので、都合が付けば一回ぐらい観に行けるかなあと漠然と考えていたんですが、なんと来月半ばに千秋楽?!もっと長くやってると思ってたのに・・・。
ということで、慌ててチケットを取り、大阪四季劇場へとやってきたのです。

この劇場、JRの大阪や北新地、阪神の梅田、地下鉄の梅田と西梅田、東梅田などの駅から地下道で直結してるというアクセスの良さがウリのようですが、大阪の地下街ってちょっと不親切な感じが・・・。
もっと案内図が一杯あっても良いと思うんですが。
「○○方面」といった指示板は出てますけど、当然ランドマークとなる有名な建物しか表示されていないので、漠然としか場所がわからないと探しようがありません。
自分が今どちらに向かって歩いているのか、それさえも自信が持てなくなりますし、それではと地上に出てみると、今度は横断歩道や歩道橋のある場所が限られているので、道の反対側だとわかっていても辿り着けないというイライラが・・・大阪の街とは相性悪いのかしらん?

それはさておき、今回の出演者です。

どうも新顔キャストには縁がないようです(苦笑)。
最近までエルファバもネッサもボックもみんな別の人だったのに、チケットを取って以降、どんどんお馴染みの人が戻ってきてしまい(爆)、この顔触れでお初なのはマダム・モリブルだけですねー。
ボックなんか11回とも全部同じ人だし。うーん、残念。
で、久々に観たせいなのか、全体的にお芝居がラフに感じられました。
演出が変わったということはないんでしょうが、随所にチラホラと違和感が。
苫田グリンダも、以前何度か観た時とはかなり違いますね。
まあ、お芝居は生モノなので、いつも同じなんてことは本来ありえないのかもしれませんけれどねえ(いや、それともいつも同じ芝居をするのがプロの俳優さんの務めなのかな)。江畑エルファバとのコンビを観るのが初めてだったから、余計違って見えたのかも知れません。
ただ、声が何度もかすれてしまっていたのはちょっと残念。
歌の部分は流石でしたけれど、台詞部分は・・・熱演のしすぎ? それとも体調悪かったんでしょうか。
江畑エルファバは、歌も台詞も今回は発音にちょいと気になる点が・・・。
といっても意識していないと気にならないレベルだとは思いますが、”慣れ”の部分があるのかも知れません。
自分が見た3人の中では、もっともチャーミングなエルファバだと思いますので、これからも続けて欲しいものですが。
最近はグリンダを演じていたものの、今回復帰となった山本ネッサ。
グリンダを演じていたからでしょうか、何か凄みの増した感のあるネッサローズでしたが、この人のグリンダも是非観てみたかったのですがねえ、惜しかった・・・。
そして今回お初となる白木モリブルは、自分にとっては4人目。今まで観た誰とも違う新しいモリブル先生でした。
皆さん、いずれもオーバーアクト気味に演じていらっしゃった気がしますけれど、それに比べるとナチュラルな感じです。
ただその分、わかりやすい凄み、みたいなものは感じられませんし、笑いを誘う部分は少なかったので、そのあたりの匙加減は難しいところですね。

今までどちらかしか観たこと(聴いたこと)がなかったので気にしたことなかったんですが、結構雰囲気が変わるものですねえ。これも違和感の原因でしょう。
さて、大阪の次は福岡だそうですが、どうやら短期間っぽいので、そうなると次はどこへ行くのやら。
京都はないだろうし、名古屋あたりならまだ可能性あるけど、北海道じゃあちょっと行けないし、それともしばらく休演ってことも・・・・・・?
何だかんだ言いつつも、最後の<あなたを忘れない>のナンバーではいつも通り鳥肌が立っちゃうし、カーテンコール(何回やってくれたかなあ)はスタンディングオベーションで盛り上がったし、やっぱり好きです、『ウィキッド』。
次はいつ観ることが出来るのやら――?
<過去記事>
1回目
2回目
3回目
4回目
5回目
6回目
7回目
8回目
9回目&10回目