『東映アニメーション 演出家40年奮闘史』 森下孝三
2011年 02月 12日

『鋼鉄ジーグ』や『UFOロボ グレンダイザー』の頃からメインで活躍し始め、『タイガーマスク二世』や『トランスフォーマー』、『聖闘士星矢』で活躍し、そして『ドラゴンボールZ』へ、という流れになるようです。
ということは、自分が名前を覚えた頃はまだ駆け出しだったということになりますね。
そして今では東映アニメーションの副社長とか。
それだけ歳月が流れたということなんですなあ。
黎明期の東映動画、それこそ『白蛇伝』とか『少年猿飛佐助』だかを作っていた頃のエピソードはかつてはよく紹介されていたように思いますし、『デビルマン』、『マジンガーZ』、『ゲッターロボ』などのロボットアニメ期、それからもう少し後の『宇宙海賊キャプテンハーロック』や『銀河鉄道999』などのSFブーム期のエピソードも折に触れ語られることもありますが、それ以降の現在までの歩みを、特に内部の方の視点で語ったものは皆無でしょうか。
その意味でも、データ面は充実しているとは言い難いですが、資料的にも価値のある一冊ではないかと思います。