『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』(2011)
2011年 04月 02日
そこへデンライナーに乗った野上幸太郎とテディが現れ、謎の怪人たちはイマジンであることが判明。契約者である少年の記憶を辿って<1971年11月11日>へ飛んだ幸太郎はNEW電王に変身、イマジンを倒すことに成功するのだが、戻った<2011年>の世界は様変わりしていた。
実はデンライナーに密航していたアンクと映司は、オーナーから決してデンライナーを降りないようにと釘を刺されていたのだが、約束を破った揚句に過去の世界でメダルを落としてしまっていたのだ。
そのメダルは戦闘員からブラック将軍(演・福本精三!)、ブラック将軍からショッカー大首領へと渡り、その力によって最強怪人ショッカーグリードが誕生。その圧倒的な強さの前に仮面ライダー1号2号は敗れ、洗脳された二人はショッカーの尖兵となり、以後40年間に亘って人類はショッカーに支配されているのだ。
その後の仮面ライダーは生まれず、ショッカーが支配する世界。再び40年前の世界へと向かった幸太郎たちは、メダルを回収して歴史を修復することが出来るのか?!
「仮面ライダー」40周年と東映60周年を記念した作品で、「仮面ライダー」が単独で、しかも1時間半という長尺で映画化されるのは今回が初。
現役ヒーローである『仮面ライダーオーズ』がベースにはなっているが、そこに電王チームが絡むことで歴史が変わってしまい、結局『オーズ』の世界とはパラレルなものになっている。
そして製作発表の段階から大きくクローズアップされていた仮面ライダー1号(及び2号)だったが、声のみとはいえ藤岡弘と佐々木剛がそれぞれ1号と2号の声を担当しているだけに、その存在感は抜群。
佐々木剛は若干声の張りがなくなってきているように感じたが、藤岡弘は正に本郷猛そのもので、『仮面ライダー(新)』(スカイライダー)以降の客演時には他のライダーとの間に埋没していた感のあった1号がここに完全復活を遂げ、40年の歴史の重みが十二分に伝わってくる。これだけでもこの映画は良しとしたい。
実際、物語は時間軸の捉え方を含めて粗が目立つし、電王、オーズと1号、2号以外の仮面ライダーの存在感は薄い。
左翔太郎とフィリップは出てくるもののWに変身するシーンのみ(お馴染みのBGMは流れる)だし、せっかく宮内洋を呼びながらV3も二言三言。しかも意外や声に多少の衰えが感じられた。いや、藤岡弘が変わらなさすぎるのか。
ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガー、スカイライダー、スーパー1、ZX、BLACK、RX、シン、ZO、J、クウガ、アギト、龍騎、ファイズ、剣、響鬼、カブト、キバ、ディケイドら主役を張ったライダーたち(除くライダーマン)は名乗りポーズが用意されているが、ナイト、リュウガ、ファム、シザース、王蛇、ゾルダ、ライア、ギャレン、カリス、イクサ、カイザ、ゼロノス、アクセル、ディエンド、威吹鬼、ドレイク、キックホッパー、ガタック、G3-Xらはその他大勢扱いで殆どシルエットのみ。バースには台詞があるのだが、それ以外は画面上では誰が誰やら判別するのは不可能に近い。
総勢では60人以上の仮面ライダーが出てきているらしいのだが。
また特別ゲストとして登場する人造人間キカイダー、キカイダー01、イナズマン、怪傑ズバットの4人の出番はほんの一瞬。『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー』におけるゴセイジャー、『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』でのゴーカイジャーよりも出演時間は短いのではないだろうか。
端から活躍に期待はしていなかったが、せっかくだからライダーと絡めて欲しかったという思いはある。
1号と並んで戦うキカイダーや、V3とタッグを組む01など当時の児童誌での特写スチールのみで果たされた共演がもし映像の中でも実現していたら・・・。
またこのメンバーの中ではやはりズバットは浮いている。
宮内洋の出演が実現したから選ばれたのか、それともズバットを出したいがために宮内洋にオファーを出したのかはわからないが、出すならばロボット刑事Kか、ゴレンジャー、あるいは宇宙鉄人キョーダインやアクマイザー3の方が、並んだ時のバランスが良さそうに思えるのだが。
まあこのあたりは無いものねだりだが、一方でよくぞ揃えた、と思えるのがショッカーをはじめとする悪の組織の幹部連中の声。
アポロガイストの川原和久と十面鬼ユム・キミルの石川英郎(他にショッカーグリードとイナズマンも担当)は『ディケイド』からのスライドだが、ジェネラルシャドウの柴田秀勝とジャーク将軍の加藤精三、大神官ダロム(キングダーク兼務)の飯塚昭三、そしてショッカー首領の納谷悟朗はオリジナルキャスト。
加藤精三の衰えのなさは不気味なほどだが、一方の納谷悟朗は聞いていて痛々しい限り。それでも記念作品に出演してくれたのは嬉しい。
それにしてもコハナも小太郎もいない『電王』は、もはや『電王』とは呼べないような・・・。
オーナーがいてナオミがいて、そしてイマジンたちがいれば物語は動くだろうが、主役抜きではそれは別物だろう。
平成ライダーはまだまだ続くようだが、『電王』チームとデンライナーが便利屋として消費され続けるのは寂しい。そろそろ仕切り直しが必要だろう。
ところで過去編の舞台が<1971年11月11日>になっているのは何故だろう?
この日は『仮面ライダー』の放送日でもないし、この頃は2号ライダー編の真っ最中。1号は外遊中で、ショッカーには幹部としてゾル大佐が君臨。勿論1号2号とも現在見られるような”新1号””新2号”のデザインではないし、ゲルショッカーの幹部であるブラック将軍が登場するのは1年近く後のことだ。少年仮面ライダー隊もまだ結成されていない。
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早速、行かれるものだと思ってました。(笑)
オールライダーがなかなか出てこないので、ちょっと心配しちゃいましたが・・・。(苦笑)
特にV3・・・。(宮内さんの声優出演が決まってるのに、殆ど出演が無かったのは残念でした。)
ダブルライダーが主役の座に戻ったのは感動ものでしたが・・・。
特に1号復活は嬉しかったですね~。
子供の頃、本郷猛に会ったことあるんですよ~、こんな田舎町にイベントで来られました。
1971年11月11日は何の意味があったのでしょうね・・・ライダーでは意味の解読されるのに・・・。
スナックアミーゴに、ミツルとナオキ、リンクされてるのにね。
『電王』は今回便利屋扱いだったけれど、次回作はまた主役で!(幸太郎は成長してる感じはしましたよ。)
ささきさんの年齢設定は難しいですよ。(笑)
あれでは40代後半なのだろうけど・・・そう見えないもの・・・。
ジェネラルシャドウは見せ場作ってくれましたね。
それに伴いキングダークは・・・。(残念)
飯塚さんはキングダークの声も担当してましたが、本来の持ち役・大神官ダロムって台詞あったっけ?
似たような例がてらそまさんで、キンタロスは勿論喋りますけど、兼務のはずのシャドームーンには台詞らしい台詞はなかったような・・・?
幸太郎は成長している感じはありましたが、桜田通クンが髪形を変えたせいか、まるで別人。
コハナちゃんは学業優先で休業中みたいですね。
ささきさんは仰る通り。
充分若々しいですが、やはり無理がありすぎます。他に適任者、いなかったんでしょうか。
劇場版の主題歌歌ったり、ゲスト出演されたりはしていますが、それほど「ライダー」縁の方、という印象もないですが。
少年仮面ライダー隊、結成時には本来アミーゴ、ないんですけどねえ。
ま、それは置くとして、是非ともドレミ自転車は再現して欲しかったなあ(爆)。
とかなんとかいいながら、久々に立ち寄った本屋で見つけた『仮面ライダーぴあ』の写真群のあまりのカッコ良さにを衝動買い。
あらためて私は仮面ライダー世代やったんやなあと自覚した次第です。
割り切ってみれば結構楽しめると思います。
タイムパラドックス以前の、根本的な矛盾というか舌足らずな部分は勢いで誤魔化しますし。
実際それほど強くはないけど、藤岡&佐々木声だと1号2号が実に頼もしく感じられます。
出来れば劇場でご覧になるのが良いかと・・・。
ブラック将軍はヒルカメレオンに変身し過ぎ。
せっかくだから、もっと立ち回りを演じて欲しかったですね。
女の子で見てたのは、あんまりいなかったかも。
それでも、藤岡さんに声、テンションあがりましたね。よくぞ出てくれた!というお祭りと言うことで、いいんでしょうね。
ほんとに出てきただけ・・・だったのは、ちょっと残念だったなあ。
戦隊ものとセットの奴だと、前半ちっちゃい子用で、後半ライダーのおっきい子用になるんですよね。
戦隊ものを見なくてよくなってから映画に行かなくなりましたので、お久しぶりでした。
今よりもっと長く、例えば戦隊45~60分、休憩挟んでライダーが90分ぐらいだったらもっと充実するだろうに。
昔の<東映まんがまつり>なんて5本立て6本立てで、全部観終わると3時間ぐらいあったけど、飽きもせずに愉しんだものですが。
今回は単独なので尺も普段より長め、しかも声がオリジナルなのは説得力ありました。
お話としては、オーズと電王、それに1号2号だけいればOKで、それ以外が完全に顔見世だったのが残念でしたが、まあそれも仕方ないのかな。
ただ作りようによっては、もっと他のライダーにスポットを当てることも可能だったと思いますけど、今のスタッフはそんなこと望んでないんだろうなあ・・・。