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『ロミオとジュリエット』(1968)

久しぶりに観直しましたが、やはりクライマックス・シーンでは泣ける…!
かのシェイクスピアの悲恋話を、フランコ・ゼフィレッリが監督した一本です。

主演はレナード・ホワイティングとオリビア・ハッセー。
全く無名の新人を抜擢したということですが、その美男・美女ぶりはそれだけで絵になります。
この作品のオリビアなんて、正に”萌え系”。
また歴代で一番オリジナルの登場人物に近い年齢の役者だったそうです。
撮影当時レナードは16か17、オリビアは15か16ですが、年齢を感じさせない熱演…ということは、一体ロミオとジュリエットは一体何歳という設定なのかが気になるところですが、これが結構若いというか、幼いんですよね。

『ロミオとジュリエット』(1968)_e0033570_21392347.jpg劇中ではロミオの年齢は語られていませんが、一応15~6ということらしいです。
対するジュリエットは「もうすぐ14歳」という科白がありますので、なんと13歳。
今風に考えると高校1~2年生と中学2年生の恋愛話で、これなら周囲が目に入らず、一直線に突き進むのも已む無し、でしょうか。

しかも出会ってから悲劇的な最期を迎えるまで、僅か4日間。
二人とも一目惚れ!
しかもロミオは、その日の朝までは別の女性に恋い焦がれていたという惚れっぽさ。
夢中になって舞い上がってしまうのは致し方ないにしても、少しだけでも冷静になる瞬間があったり、ちょっとした行き違いや時間が少しずれていたら、実は二人はハッピーエンドを迎えたかも知れない、というあたりにもこの作品の人気の秘訣があるのかも知れません。

仮にこのお話をハッピーエンドに書き換えたとしたら、全てが台無しになってしまうでしょうかね。
もしディズニーで長編アニメ化、なんてことになったとしたらやりかねないですが(悲劇の『人魚姫』をハッピーエンドの『リトル・マーメイド』に改変した前科がありますし)、ちょっと見てみたい気もします。
またこれが数日間のお話ではなく、数カ月ぐらいに引き延ばしたとしたら、ロミオもジュリエットも心変わりをしたりして…?

ところでこの作品を初めて観たのはTV放映版で、その時はロミオが水島裕、ジュリエットが榊原良子というキャスティングでした。
水島ロミオに若干の違和感を覚えたのを覚えています。
今回観たDVDには、TV放映時の吹替音声を収録とあったので、てっきりこの時のものかと思いきや、ロミオが置鮎龍太郎、ジュリエットが川上とも子というヴァージョン(ついでに書いておくと、ロレンス神父が佐々木梅治、ティボルトが森川智之、マキューシオが堀内賢雄)でした。
榊原ジュリエットには気品がありましたが、川上ジュリエットは更に”萌え”を助長。
「童顔でグラマー」という、ある意味で今の時代にマッチしたジュリエット像も、これはこれで「あり」だと思いますが…。
by odin2099 | 2011-04-19 21:40 |  映画感想<ラ行> | Trackback(3) | Comments(0)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
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