『百獣戦隊ガオレンジャー/火の山、吼える』 再見
2011年 04月 20日
ということで、今度は『ガオレンジャー』の劇場版を観直しました。もう10年前の作品になるんですねえ。
<東映まんがまつり>の終了後と、その後の<東映スーパーヒーローフェア>も終わった後、戦隊モノの劇場版が作られなかった時期がありましたが、この作品から久々に銀幕復帰。今じゃ年に2作以上作られるようになっていますが、全てはこの作品と『仮面ライダーアギト』の2本立ての成功があったればこそ。ということでもっと評価されてもいいかも知れません。
冒頭のテトム、変身前の5人、ラストの走がそれぞれ画面に向かって(即ち客席の”おともだち”に向けて)呼びかけるという演出は、どうにもこうにも子ども騙しっぽくて好きではないものの、<まんがまつり>時代にもあったりである意味では王道なんですかねえ。
その一方で、中盤以降酔っ払いっぱなしのテトムは・・・子ども向け?
そういえばこの作品、予告編のナレーションが何故か広川太一郎・・・。
予告第1弾やTVスポットはTVシリーズ同様に増岡弘の担当なのに、一体何故なんでしょう?
『ゴーカイジャー』の撮影現場には、ガオブラック・牛込草太郎こと酒井一圭が走先生役の金子昇を激励に訪れたそうですが、それならば何らかの形で画面に出てきて欲しかったですね。
もっとも本人はもう草太郎は演じられないと語っているようですし、急にロケ現場に来たところで適当な役を宛がうのは難しいんでしょうが、楽屋落ち的な出番でもあれば面白かったかも。