『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』 オリジナル・サウンドトラック
2011年 05月 04日
劇場に2回観に行き、DVDを購入してからも観直しているので、気が付くと月に一回は観ている計算になります。
いやホント、どこまでハマるんだろう、侍戦隊に。
Vシネのサントラを紹介した時に、これが最後の『シンケンジャー』サントラかな、と書きましたが、ところがどっこい、VSシリーズのサントラまで発売されちゃいました。
独立した映画のサントラとして出るのは今回が初めてで、ゴセイジャー人気かシンケンジャー人気かわかりませんけど大したもんです。
ただ「歌と音楽を本編の使用順に収録したものです。」と帯にあるのは間違い。
1曲目に『ゴセイジャー』の主題歌が入ってますけど、映画じゃ後半にしか流れません。あとは劇中ではチラっとしか流れない曲も、CDではフルサイズで入っています。
エンディング・テーマはこの作品の為に作られた新曲、というか『ゴセイジャー』エンディングの替え歌みたいなもんですが、それ以外にこの映画の為に作られた曲はなさそうですね。
『ゴセイジャー』、『シンケンジャー』それぞれのBGMから選曲して構成しているみたいですが、外道衆が出てくると「外道衆のテーマ」、変身シーンには「一筆奏上のテーマ」という具合に、ごくごく自然に使われています。
『ゴーカイジャー』に姫こと志葉薫が出てきましたけど、BGMがないとやっぱり違うもんですね、雰囲気が。
太鼓がドーン、ドーンと鳴って、黒子さんたちが志葉家の家紋の入った陣幕をバーっと広げて、までは良いんですが、その後に「侍戦隊天下御免」か「宿命に向かって走れ!」が流れていればねぇ。『仮面ライダーディケイド』にゲスト出演した時は、逆に予想以上に『シンケンジャー』のBGMが流れまくったので、ごくごく普通に『シンケンジャー』の1エピソードを見てる気分でしたが、そこまでは要求しないものの、もうちょっと工夫して欲しかったかなあ。
これ、『シンケンジャー』に限らず、歴代戦隊の戦士がゲスト出演する回では、その主題歌のインスト・ヴァージョンというかアレンジBGMが流れることは多いですが、せっかくだから代表的なBGMも使って欲しいなあと思ったりして。例えばサブタイトルのブリッジだとか。まあ無理は承知ですけれど。
で、その姫を演じてる夏居瑠奈ちゃんですが、ブログに掲載されてる写真など見ると年相応というより更に幼いという感じなんですが、お姫様の格好をすると実に気品があって凛とした強さがあります。女優さんですねえ。
『シンケンジャー』最終回から、多分半年以上経ってからこの映画の撮影だったんじゃないかと思いますが、その間に成長の後が伺えますし、それからまた4~5か月あっての『ゴーカイジャー』の現場でしょうけれど、彼女こそ真のシンケンレッドという雰囲気です。末恐ろしいというか何というか・・・。
それでも殿や流ノ介にも出て来て欲しかったですけどね。