『スター・ウォーズ/ルーク・スカイウォーカー伝』 ライダー・ウィンダム
2011年 05月 08日
ヴェイダー(=アナキン)、オビ=ワンとくれば次はルークしかいないでしょう。
他にシリーズを総括出来そうなのはヨーダですが、死んじゃってるからなあ、エピソード6で。
一応、その後も霊体となって姿を見せてはくれますけど、その立場で過去を語られてもねえ?
時間軸の上では『ジェダイの帰還』以降に位置しており、ルークが亡き父アナキンがどういう人物だったのか、その手掛かりを求めてタトゥーインを訪れる話と、子どもの頃のルークのエピソードや、映画と映画の間の知られざる冒険を回想シーンで挟みこんでいます。これらは映画版ではカットされたシチュエーションやセリフ、ラジオドラマ版や未だ翻訳の出ていないコミック版などから構成されているようなので、ディープなファンならばお馴染みのキャラクターやエピソードなのかも知れないけれど、こっちは全然知らずにチンプンカンプン、てな場面が続出なのですが、初めて知る内容ばっかりなのも興味が持続してかえって良かったのかも。
しかしながら”読みで”と言う点では元が子ども向けだから物足りないし、全体的には『スター・ウォーズ』という作品を知らない人向けではないので、さてどういった層をターゲットにしたものか、ちょっと判断に困るかな。
普通の人がイキナリこの本を読んで、「わー、すっごい面白い!」と夢中になるとはとても思えませんしね。
それはさておき、映画の方はいつの間にか(苦笑)3D映画版の公開が決まり、ブルーレイでの発売日も決まったので、これを機にまた『スター・ウォーズ』が盛り上がってくれれば、個人的には嬉しいです。





