『宇宙戦艦ヤマト/復活篇』 再見
2011年 05月 17日
昨年末の実写版『SBヤマト』公開の際に、関連作品として盛り上げれば良かったんでしょうが、その時注目されたのは専ら『パート1』と『さらば』だけでしたねえ。
もっとも一部のレンタル店では未だに”新作”というか”準新作”の扱いで、レンタル料金が新作と同じ額に据え置きだったり、レンタル期間も1週間ではなく3泊4日程度だったり、いつ覗いてもレンタル中だったり、となかなか人気作品のようです。というよりも、1枚しか仕入れないからいけないんだと思いますけど。
ただここへきて、どうやら『復活篇』<ディレクターズカット版>の製作も佳境に入ってきたようだし(追加アフレコも行われたようで)、何やら『パート1』をリメイクするTVシリーズの動きもチラホラ入ってくるようになりましたので、需要があるのかどうかはさておき、確実に「ヤマト」復活ムードにはなりつつあります。
しかし<ディレクターズカット>の”ディレクター”とは果たして誰のことを指すのやら。
完成前に西崎プロデューサーが物故された以上、真の意味での<ディレクターズカット>にはなり得ないですから。
それでも<ディレクターズカット>というか<改訂版>は楽しみなんですが、何度も観ているうちにこの<公開版>も益々好きになって行ってます。
勿論、気になる点、気に入らない点は沢山ありますよ。
例えば冒頭のナレーション、「ホーキング博士」なんて固有名詞というか個人名が出てくるのは従来の流れからするとムチャクチャ違和感ありますし(あ、気にならない人の方が多いかな)、名前の呼び方の統一感の無さも気になりますね。
例えば貨物船時代の古代が「船長」と呼ばれたり「艦長」と呼ばれたりとか、以前にも書きましたけど真帆ちゃん。桜井クンは最初の内は「真帆さん」と呼んでるのに、ある時突然「真帆!」と呼び捨て。なんで?
また上条や小林を制し、自らコスモゼロを駆って美雪を救出に向かう古代ですが、他にも生存者がいたらどうする気だったんでしょう?コスモゼロに何人も乗せられないよ。
それに美雪だけを救うのなら上条たちを止めるのもわかりますけど、佐渡フィールドパークの職員を助け出しに行く為なら、何人か動員したって良いはずなのに。