『電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー』（1998）

地球へとやってきた、願い事を５つだけ叶えてくれるという宇宙妖精のピコット。それを追って宇宙暴走族ヘルメドーも地球へ出現。そこへ駈けつけたメガレンジャーによって辛うじてその野望は阻止されるが、今度は突如現れた怪しげな連中にピコットが連れ去られてしまう。
邪電王国ネガレジアもまたピコットを狙うが、ピコットを連れ去ったのは実はダップから連絡を受けていたカーレンジャーだった。メガレンジャーとカーレンジャーは正義のヒーロー同士ということで意気投合、一方ヘルメドーもネガレジアと手を組もうとしていた。

＜スーパー戦隊ＯＶシリーズ＞第３作。
『激走戦隊カーレンジャー』も『メガレンジャー』もリアルタイムで途中まで観ていたけれど、段々と付いて行けなくなってフェードアウトしてしまったという経緯があるのだけれども、作り込みし過ぎた（？）濃いキャラクターはちょっと苦手。
ただ、明るく軽～いノリの両戦隊の相性はバッチリで、方や職業（サラリーマン）戦隊、方や高校生戦隊という違いはあるものの、その溶け込み具合は違和感なし。水と油というか、毛色の違う２大戦隊を掛け合わせた時の化学反応を楽しむというのがこの＜VSシリーズ＞の一つの醍醐味だとすると、ちょっとすんなり行き過ぎな気もしないでもない。

キャラがあまり好きではないのでお話も素直に楽しめたとは言い難いが、高校生活の一つのハイライトとなる場面をフューチャーしながら、手堅くまとめているなあという印象もある。
『メガレンジャー』のＥＤテーマ「気のせいかな」をそのまま使ったラストシーンも、ＴＶシリーズのエンディング映像をアレンジしたＶシネ用スペシャル・ヴァージョンといった趣で、曲・映像共にオリジナル版がお気に入りなのでこれは嬉しい。
とか思ってたら、このＶシネ、リアルタイムで観てたんだっけ。
てっきり今回が初見だと思ってた。どんだけ印象に残ってないんだ、自分？

それはさておきメガシルバーの出番が少なすぎですなあ。
演じた金井茂（昨年末に実施された江戸川区議会議員選挙に当選してたりして。同じヒーロー出身の荒木しげるは、目黒区議戦に打って出たものの落選しちゃったけど）のスケジュールの都合らしいけれど、素面で他のメンバーと絡むことがないのは残念。

明日の『ゴーカイジャー』には、久々に元レッドレーサーの陣内恭介役で岸祐二が出演。どんな感じになってるのかなあ。
それに続報が流れないけど、次のレジェンド戦隊からのゲストはだ～れ？

まあこれまでに『魔法戦隊マジレンジャー』から小津魁（マジレッド）、『特捜戦隊デカレンジャー』からドギー・クルーガー（デカマスター）と赤座伴番（デカレッド）、礼紋茉莉花（デカイエロー）、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』から漢堂ジャン（ゲキレッド）とマスター・シャーフー、『百獣戦隊ガオレンジャー』から獅子走（ガオレッド）、『侍戦隊シンケンジャー』から志葉薫（シンケンレッド）と丹波歳三が既に出てきているし、今度の劇場版『ゴーカイジャー　ゴセイジャー　スーパー戦隊１９９ヒーロー大決戦』では『電子戦隊デンジマン』から青梅大五郎（デンジブルー）、『五星戦隊ダイレンジャー』から天火星・亮（リュウレンジャー）、『デカレンジャー』から胡堂小梅（デカピンク）、更に『秘密戦隊ゴレンジャー』の海城剛（アカレンジャー）、『ジャッカー電撃隊』の番場壮吉（ビッグワン）、『大戦隊ゴーグルファイブ』から黒田官平（ゴーグルブラック）、『科学戦隊ダイナマン』立花レイ（ダイナピンク）、『超電子バイオマン』の郷史朗（レッドワン）、『高速戦隊ターボレンジャー』の炎力（レッドターボ）、『轟轟戦隊ボウケンジャー』からは明石暁（ボウケンレッド）、『炎神戦隊ゴーオンジャー』は楼山早輝（ゴーオンイエロー）、『シンケンジャー』から谷千明（シンケングリーン）と梅盛源太（シンケンゴールド）、それに『天装戦隊ゴセイジャー』は５人全員が出てくるワケだから、これで３４戦隊の内、既に１７の戦隊からＯＢ＆ＯＧが顔見せしたことにはなるんだよな。

・・・ん？　次はまさかのアバレキラー？！